| アドリアシン(Adriacin) |
| 抗ガン剤 | 塩酸ドキソルビシン(アドリアマイシン) |
| 商品名 | [アドリアシン] |
| 作用機序 | 腫瘍細胞のDNAとcomplexを形成することで、DNAポリメラーゼ反応、RNAポリメラーゼ搬送を阻害し、DNA・RNAの生合成を抑制する。 |
| 通常療法 | ○悪性リンパ腫(細網肉腫・リンパ肉腫・ホジキン病) ○肺ガン ○胃ガン ○胆嚢がん ○胆管ガン ○膵臓がん ○肝ガン ○結腸ガン ○直腸ガン ○乳ガン ○骨肉腫 |
| A法:1日1回 10mg、4〜6日間連続投与。 静脈内ワンショット投与後、7〜10日間休薬 以上を1クールとし、2〜3クール繰り返す。 |
|
| B法:1日1回 20mg、2〜3日間連続投与。 静脈内にワンショット投与後、7〜10日間休薬 以上を1クールとし、2〜3クール繰り返す |
|
| C法:1日1回 20〜30mg 3日間連続投与。 静脈内にワンショット投与後、18日間休薬 以上を1クールとし、2〜3クール繰り返す |
|
| 乳ガン | (アドリアシン+シクロホスファミド) 1日1回静注投与(1日量60mg/u)後、20日間休薬 以上を1クールとし、4クールを繰り返す。 ・手術可能で術前に ・術後の化学療法 |
| 子宮体ガン | (アドリアシン+シスプラチン) 1日1回静注投与(1日量60mg/u)後、20日間休薬 以上を1クールとし、4クールを繰り返す。 ・術後化学療法 ・転移や再発時の化学療法 |
| 悪性軟部腫瘍 | (アドリアシン+イホスファミド) 1日量20〜30mg/u、1日1回、3日間連続静注投与を1クールとし、 休薬後、3〜4週繰り返す。 |
| 悪性骨腫瘍 | (アドリアシン+イホスファミド) 1日量20〜30mg/u、1日1回、3日間連続静注投与を1クールとし、 休薬後、3〜4週繰り返す。 |
| (アドリアシン+シスプラチン) 1日量20mg/u。1日1回、3日間連続静注または点滴静注。その後3週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。 |
|
| 多発性骨髄腫 | (アドリアシン+硫酸ビンクリスチン+リン酸デキサメタゾンナトリウム) 1日量9mg、輸液に希釈し24時間持続静注、これを4日間連続し、その後休薬し3〜4週間繰り返すのを1クールとする。 |
| 小児悪性固形腫瘍 | (アドリアシン+他の悪性腫瘍薬) ・ユーイング肉腫ファミリー腫瘍 ・横紋筋肉腫 ・神経芽腫 ・網膜芽腫 ・肝芽腫 ・腎芽腫 |
| 膀胱腫瘍 | 1日1回、30〜60mgを20から40mlの生食に、1〜2mg/mlになるように溶解し、連日(又は週2〜3回)、膀胱内に注入。 |
| M-VAC療法 | [シスプラチン]+[メトトレキサート]+[硫酸ビンブラスチン]+[塩酸ドキソルビシン]を併用し、成人1回70mg/uを静注。 ○標準的投与法・・・ 1日目にメトトレキサート(30mg/u) 2日目に硫酸ビンブラスチン(3mg/u)+塩酸ドキソルビシン(30mg/u)+シスプラチン(70mg/u)を静注。 15、22日目にメトトレキサート(30mg/u)+硫酸ビンブラスチン(3mg/u)を 静注。 以上を1クールとして、4週間ごとに繰り返す |
| 併用注意 | ▽投与前の心臓部・縦隔への放射線照射 ▽心毒性を有する抗悪性腫瘍薬 |
| 副作用 (五十音順) |
萎縮膀胱(0.9%)・・・→中止し処置 嘔吐 悪心 肝障害 血小板減少 胸痛・・・→中止 下痢 倦怠感 好中球減少 口内炎 色素沈着 食欲不振 ショック・・・→中止し処置 心筋障害・・・→中止 心電図以上・・・→中止 心不全・・・→中止 腎障害 頭痛 脱毛 タンパク尿 白血球減少 汎血球減少 貧血 頻脈・・・→中止 不整脈・・・→中止 発疹 |
| 備考 | 急性心毒性を不整脈として出現する。 投与量が500mg/uを超えると心不全として慢性心毒性がでやすい。 |