人参・朝鮮人参 |
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| 関連情報 |
「紅参」「田七人参」「西洋人参」「ニンジン(carrot)」「イタリアニンジンボク」「アメリカニンジン」「竹節人参」「党参」「老化予防」「有機ゲルマニウム」 |
| 人参(にんじん) | ||
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| (起源植物名) | (薬材名) | |
| 人参 Panax ginseng |
高麗人参 Korean ginseng |
→紅参 |
| 三七 Panax notoginseng |
中国人参 Chinese ginseng |
→田七 |
| 西洋人参 Panax quinquefolium |
アメリカ人参 American ginseng |
→洋参・広東人参 |
| トチバ人参 Panax Japonicus |
日本人参 Japanise ginseng |
→竹節人参 |
| エゾウコギ Elouthercocus Sntiococus |
シベリア人参Sibirian ginseng | |
| 高麗人参の種類 (調整法の違いから) | |
| 白参 | ・直参・・・・・日本、開城産。 ・半曲参・・・豊基人参。 ・曲参・・・・・錦山人参。 |
| 紅参 (こうじん) |
・日本産紅参:細根を付けたまま蒸して乾燥。 ・韓国産紅参:細根を除き乾燥し圧する。 |
| 朝鮮人参 | (高麗人参) 朝鮮人参は亜熱帯の済州島を除き朝鮮半島の全域(北緯34〜43度)と中国満州地方(北緯43〜47度)、ロシアの沿海州地方(北緯42.5〜48度)で野生の山人参として自生していた。
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| 比較 | 竹節人参 西洋人参 田七人参 党参 紅参(高麗人参) |
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| 【基原】 | 朝鮮、中国東北部原産。日本では、福島・長野・島根県、韓国では、錦山・光華島、中国では、撫松・輯安などで栽培される多年草。
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| 【性味】 | 味は甘微苦、性は微温。 <温補潤升収> | ||||
| 【帰経】 | 肺・脾経。 | ||||
| 【分類】 | 補気薬。 | ||||
| 【薬性歌】 | “人参味甘補元気 止渇生津調栄衛” | ||||
| 【成分】 | アルギニン:[4.3%] | ||||
| 【修治】 | (去蘆):蘆頭を去ること。蘆頭は気を耗らし、人をして吐せしむ。 | ||||
| 【用量】 | 2〜10g/日(煎服) 1〜2g/日(粉末) |
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| 【注意】 | <1>肺下の実熱並びに陰虚火動、労嗽吐血に用いること勿れ。《万病回春》 <2>肺虚、気短、少気、虚喘、煩熱には曹去り之を用いる。《万病回春》 |
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| 品考 | |||||
| 相互作用 | [フロセミド]・・・作用減弱 [ワルファリンカリウム]・・・抗血液凝固作用が減弱し血栓を形成 |
| 朝鮮野生人参(栽培参) |
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| 野生の人参 |
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| 朝鮮人参の効能と応用 | ||||||||||||||||||||||
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| 朝鮮人参の薬理作用 | ||
| 中枢神経を興奮させる | (Rg1) | 体力・精神力を強化する。 |
| 体温が上昇 | ||
| 中枢神経を安定させる | Rb1 | 鎮静作用 |
| 解熱作用 | ||
| 鎮痙作用 | ||
| 疲労を防止する | (Rg>1Rb2) | |
| 生体防御の機能を高める | ・細胞の寿命を延ばす ・老化防止 ・窒息・失血・高温・低温・細菌毒素に対する抵抗力を高める。 ・マクロファージの食能力を増強する。 |
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| 内分泌機能を促進する | (Rd、Rb2>Rg1) | 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌促進 |
| 甲状腺機能を調節 | ||
| 性腺を刺激する | ||
| タンパク質合成を促進する | (Rb1、Rc) | ・RNA(リボ核酸)の合成促進。 ・血タンパクの合成促進。 ・精子数を増やす |
| 脂質の合成促進 | (Rb1) | ・脂肪の分解を抑制。 ・脂肪の合成促進。 |
| 血圧を正常にする | (Rb2) | ・高血圧を下げる。 ・低血圧を上げる |
| コレステロールが減少 | (Rb2、Rc) | ・血中コレステロールを減らす。 ・血清中性脂質を低下 |
| 血糖を正常にする | (Rb2) | ・インスリンと協同的に作用する |
| ガン予防 | (Rh1、Rh2) | ・ガン細胞の増殖を抑える。(Ehrlichガン) ・ガン細胞の再分化を誘導。 ・ガン細胞からの毒素を減少 |
| 造血作用 | (Rc、Rg1) | ・骨髄でリボ核酸(RNA)とデオキシリボ核酸・DNAの合成促進。 ・血小板、血球、血色素の形成・分化・成熟を促進 |
| 心臓を丈夫にする | 心筋での酸素消費量を減少させる | |
| 条件反射の促進 | (Re、Rg1) | 条件反射の抑制:(Rb2、Rc) |
| 抗利尿作用 | ・アルドステロンの分泌を増加する。 ・ナトリウムの貯留を促進し、排尿量を減少する |
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| 抗アナフィラキシー作用 | ||
| 人参の薬能 | ||
| 《神農本草経》 | ||
| 五臓を補するを主り、精神を安じ、魂魄を定め、驚悸を止め破気が除き、目を明らかにし、心を開き、智を益す | ||
| 《名医別録》 | ||
| 腸胃中冷、心腹鼓痛、胸脇逆満、霍乱吐逆を療し、中を調え、清渇を止め、 血脉を通じ、堅積を破り、人をして忘れざらしむ | ||
| 《李時珍》 | ||
| 男婦一切の虚証を治す | ||
| 《張元素》 | ||
| 人参は体力の低下や元気の不足を、胃を暖めて消化吸収を良くし、代謝を盛んにする | ||
| 《郷薬集成方》1433年 | ||
| “五臓を補い、精神を安定させ、驚いたときの胸の動悸を抑え、目を明るくし、心気を扶け、胃の冷えを癒し、腹痛、胸や腋のつかえ、攪乱と吐き気を治療する。渇きを癒し、血行を良くし、長期間使えば体が軽くなり長寿する”「補五臓安精神定魂驚悸徐邪気明目間心益智療陽胃中冷心腹鼓痛胃脇逆満霍乱吐逆調中止消渇通血脈破堅積令人不忘久服軽身延年」 | ||
| 《薬徴》 | ||
| 人参は心下結実の病を主治するなり。能く心下痞堅・痞ハ・支結を治し、旁ら不食・嘔吐・喜唾・心痛・腹痛・煩悸を治す。亦皆結実して致すところのものは、人参之を主るなり。 | ||
| 人参、心下痞堅・痞硬・支結を主治するなり。旁ら不食・嘔吐・喜唾・心痛・腹痛・煩悸を治す。 | ||
| 「支結」=心下支結の略で、心下部に腹直筋が硬く突っ張っている状。 「煩悸」=胸苦しく動悸がする。 |
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為則按ずるに、『人参』『黄連』『茯苓』の3味は、その功大同にして小異なり。
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| 「字詁」=文字の意味を解説したもの 「孔安国」=孔子12世の孫。 「秦漢」=紀元前221年〜紀元220年 「湮晦」=亡びて消える |
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| 《重校薬徴》 | ||
| 心下痞ハ支結を主治し、心胸停飲、嘔吐、不食、唾沫、心痛、腹痛、煩悸を兼治す | ||
| 人参は心下結実の病を主治するなり。故に心下痞堅、痞ハ、支結して停飲不食、嘔吐唾沫、心痛、腹痛、煩悸等の証ある者は人参能く之を治す | ||
| 《神農本草経》に人参は五臓を補うと曰う。甄権は五労七傷虚損を主ると曰うは誤なり。嗚呼此の言一たび出でて毒を千載に流す。昔は張仲景人参を用うるや木防已湯より多きことなし。其の証に、支飲喘満、心下痞堅して面色・黒と曰う。未だ嘗て虚を補することを言うを見ざるなり。又虚する者は即ち癒ゆ、実するも者は三日にして復た発す。復た与えて癒えざる者は去石膏加茯苓芒硝湯之を主ると曰う。此れその後の人を由って誤らしむる者か、則ち大いに然らざることあり。蓋し漢以降、字話古ならざる者多し。則ち此解し難し。素問に有を実と為し、無を虚と為すと曰う。蓋し支飲喘満心下痞して堅実なる者は木防已湯を用い、痞堅解して後、心下虚軟にして子音喘満癒ゆる者は是れ全く癒ゆる者なり。復た再発あることなき者、若し支飲喘満一旦癒ゆると雖も心下の痞堅依然仍ある者は是れ痞堅は人参の得て独り治する所にあらず。故に人参は故の如くにして更に茯苓を加え持って支飲を利し芒硝を加え持って其の堅実をTに。能く張氏の迹を践み諸事実を試すこと能わざる者は其の義を知ること能わず、之に由って之を観れば人参は虚を補すと謂うべからず、孫思bは人参なき時は則ち茯苓を以て之に代うと曰う。此の説誤りと雖も、然も人参は虚を補せずして心下の疾を治するや亦以て徴するに足るなり。夫れ人参の虚を補すの説は本経に閧閨A甄権に成り、滔滔として天下皆是とす。《本草綱目》広雅五行記を引く是れモフ名義にして豈モフ実ならんや、学者之を審にせよ。” “余本草を読み人参の元気を補するに至って未だ嘗て巻を廃して嘆ぜすんばあらざるなり。嗚呼悲しき哉人の惑や、所謂元気なる者は天地根元の一気なり。動を陽となし静を陰となす、陰陽の妙合、斯に万物を生じ其の主宰を命し、造化の神と曰うなり。人は造化の神に非ず、故に人は人に生まれて人を生ずる能わず、況んや元気に於てをや、夫れ人の元気は兔身の初(分娩によって)、資(よ)る所を以て生ず、医家の所謂先天の気なり、養いは穀肉果菜を以てす、所謂後天の気なり、然りと雖も元気の説聖人は言わず、故に経典に載せず、戦国以降始めて斯の言あり、ョ冠子は天地は元気に成ると曰う。董仲舒は春秋繁露に主正しき時は則ち元気和順すと曰う。楊雄は解嘲に大気は元気を含むと曰う。孔安国は虞書の註に昊天は元気の広大を謂うと曰う。漢書律歴志に大極の元気凾三は一と為すと曰う。班固は東都賦に烟Uを降ろし元気を謂うと曰う、此の数者は皆天地の元気を言って人の元気にあらず、素問に天の大気は之を挙し、地を中に繋ぎて墜ちざるを言う。又三焦は元気の別使なり、皮膚毫毛の末、温煖の気なりと曰う。此れ猶言うべきか如し、然して論説の言なり。疾医に於て何の益か之あらん。夫れ精を養うに穀肉果菜を以てするは、是れ古の道なり。未だ草根木皮を以て人の元気を養うを聞かず、蓋し其の説道家に出ず、道家の主張する所は延命長寿なり、故に元気を立て以て極と為す。秦漢以後、道家は隆盛にして、補虚益気の説蔓延して芟くべからず、医道堙晦とし、豈嘆ぜざるべけんや。夫れ医術は人の事なり、元気は天の事なり、故に仲景未だ嘗て薬物に元気を補すことを言わず、是に由りて之を観れば人参を補うと謂う者は決して古の疾医の道にあらず従うべからず。” “李杲は、張仲景は病人汗して後、身熱亡血、脈沈遅なるものは下利、身涼脈微血虚する者は並びに人参を加うと言う、古人の血脱を治する者は気を益すなり、蓋し血は自ら生せず、須らく陽気を生ずるの薬を得べし。乃ち陽気生ずる時は則ち陰長じて血乃ち旺なりと曰う。今《傷寒論》を歴考して発汗後身疼痛脈沈遅なる者は桂枝加芍薬生姜人参湯之を主ると曰い、又悪寒脈微にして復利す。利止むは亡血なり。四逆加人参湯之を主ると曰う。李杲其れ此の言に拠るか、然りと雖も此の二方の証を以て亡血血虚と為すは誤りなり。四逆加人参湯に更に茯苓六両を加え、此れを茯苓四逆湯と称して、而して血証を挙げざるは則ち人参の亡血血虚等と為すに非ず。以て見るべきのみ、且に仲景氏、吐血、衂血、産後亡血を治するの方中人参あることなきは則ち益々持って証するに足るなり。ソの説妄なるかな、自後苟も血脱ある者は則ち其の証を審かにせず概ね人参を用う亦益々妄なるかな。 |
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| 《中薬大辞典》 | ||
| 元気を大いに補い、脱を固め、津を生じ、神を安ずる。労傷虚損、食少、倦怠、 反胃吐食、伝便滑泄、虚咳喘促、自汗暴脱、驚悸、健忘、眩暈頭痛、陽痿、頻尿、 消渇、婦女崩漏、小児慢悸及び久虚不復、一切の気・血・津液不足の証を治す | ||
| 【薬対】 | 『人参+黄蓍』 『人参+甘草』 『人参+蛤|』 『人参+五味子』 『人参+熟地黄』 『人参+白朮』 『人参+茯苓』 『人参+附子』 『人参+鹿茸』 |
| 配合処方 | 烏梅丸 温経湯 黄連湯 乾姜人参半夏丸(乾姜1両、人参1両、半夏2両) 桂枝人参湯 呉茱萸湯 柴胡加竜骨牡蛎湯 柴胡桂枝湯 炙甘草湯 小柴胡湯 四逆加人参湯(甘草2両、附子1枚、乾姜1両半、人参1両) 旋覆代赭湯(旋覆花3両、人参2両、生姜5両、代赭石1両、甘草3両、半夏半升、大棗12枚) 続命湯 大建中湯 大半夏湯(半夏2升、人参3両、白蜜1升) 竹葉石膏湯 人参湯 麦門冬湯 半夏瀉心湯 白虎加人参湯 附子湯(附子2枚、茯苓3両、人参2両、白朮4両、芍薬3両) 茯苓飲 木防已湯(木防已3両、石膏12枚、桂枝2両、人参4両 ) 理中丸 |