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ノロウイルス






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ノロウイルス  Norovirus
ノロウイルスは
  1. 正20面体のキャプシドを持つ
  2. エンベローブは持たない
  3. 大きさは約40ナノb
  4. 牡蠣の消化器官の1つ「中腸腺」に濃縮される。

名称
  • 小型球形ウイルス(SRSV)の名称を、国際学会が「ノロウイルス」に統一した。
  • SRSVは小型(Small)、球形(Round Structured)、ウイルス(Virus)の略で、カキやアサリなどの二枚貝の内蔵に蓄積されるケースが多く、加熱が不十分なまま体内に入ると、24〜48時間以内(潜伏期間)に、急性胃腸炎・下痢・嘔吐などを引き起こす。
  • こうした症状は以前からあったが、原因微生物を特定出来なかったが、厚生労働省は1997年に初めて食中毒の原因として指定。ところが、国際学会が名称を『ノロウイルス』に統一したため、厚生労働省も省令を改正してSRSVの名称を「ノロウイルス」に変更する方針。







輸入魚介類の15%
  • 2009年、5月厚生労働省研究班の調査で、海外から輸入された生鮮魚介類の14.8%がノロウイルスに汚染されていたことが判明。
    調査は2006年4月〜2009年2月に実施。
    市販された貝類など723検体を調べた結果、107検体からノロウイルスが見つかった。
    季節別の汚染率は2月(34.0%)、5月(24.7%)が高く、その他の時期は20%以下だった。
    種類別では
      ハマグリ・・・・・・・20.2%
      タイラギ・・・・・・・・19.0%
      アカガイ・・・・・・・16.8%
      カキ(加熱用)・・・14.6%
      カキ(生食用)・・・・2.1%
    汚染率が高い産地
      ベトナム・・・・42.9%
      中国・・・・・・・17.4%
    西尾治・国立感染症研究所客員研究員は“ノロウイルスは熱に弱く、85℃で1分以上の加熱調理を心がけてほしい”と話している
    厚労省によると2008年の食中毒患者の約47%(11600人)がノロウイルスによるものだった。

食中毒厚生労働省
  • 冬の食中毒の9割以上がノロウイルスが原因。
    ノロウイルスは感染力が強く体内に10個程度の菌が入っても症状が出る可能性がある
  • 吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・38℃以下の発熱などの症状を起こす。
    下痢や吐き気が治まっても便の中には約2週間ノロウイルスが排出され続ける。
    手洗いが不十分なまま料理をして、他の人に感染させる
  • ノロウイルスは人の小腸で増殖するのが特徴で、1〜3日


アルコール消毒ではダメ
  • ノロウイルスなどのエンベローブを持たないウイルスの多くは胃液による攻撃をくぐり抜けて、小腸の細胞に侵入する。
  • ノロウイルスに乗っ取られた細胞は壊れ、栄養素や水分を吸収できなくなる。そして下痢する。
  • 消毒用のアルコールはウイルスの外側にある殻「エンベローブ」を破壊できない。

  • ノロウイルスは熱には弱いがアルコール消毒では死滅しない。
    寝たきりの高齢者や赤ちゃんの嘔吐物や便が付いた場合、漂白剤や塩素系洗剤をかけて少したってからふき取り、アイロンをかけるとよい




生食に用心
  • 1999年1月、兵庫県尼崎市昭和通りの尼崎市総合文化センターで生ガキ料理を食べた市内の総合病院の医師ら職員50人が下痢・腹痛を訴え、生ガキによる食中毒を示す小型球形ウイルス(SRSV)が検出された

  • 1997年、カキ、アサリ、ハマグリなどの2枚貝の約30%が、小型球形ウイルス(SRSV)を含む食中毒ウイルスに汚染されている可能性があることが、このほど関根大正・東京都立衛生研究所ウイルス研究科長らの調査で分かった。
    食べて感染しても全員が発病する訳ではないが、おなかの弱い人は十分加熱して食べた方がよさそう。東京で開かれる日本食品微生物学会で12/17日発表される。
    調査は昨年〜今年初めにかけて約1年間、市販されている19種類の2枚貝約200個から内臓を取り出し、SRSVやロタウイルスなど6つのウイルスがあるかどうか調べた。
    その結果、貝類の29%からいずれかのウイルスが見つかった。中でもカキ、シジミ、マテガイからの検出率は、50%以上と高かった
  • 三重県は2003年秋から生ガキによる食中毒発生の可能性情報の提供を始める。県内のカキ養殖場周辺で食中毒の原因となるウイルスを検出するなど一定要件を満たした場合に養殖業者や飲食店、旅館などに通知する。危険性を知らせて食中毒を防ぎ、県産カキに対する信頼を高めるねらい。
     伊勢保健所(伊勢市)の調査によると以下の条件が重なった時にカキ中毒が発生しやすいという。
    保健所は定期調査などでこうした状況を把握した時点で漁業組合や食品衛生協会に注意報としてファックスで通知。漁協や衛生協傘下の養殖業者や飲食店、旅館などが出荷や調理の際に生食用を加熱用に切り替えるよう呼びかける

ノロウイルスの原因
  • 平成15年(ミニきな粉ねじりパン)
  • 平成18年(ロールキャベツ)
  • 平成21年(朝食バイキング)

給食パンが原因

  • 2012年12/18、徳島県阿波市の小学校3校と中学校1校で、給食のコッペパンを食べた児童生徒と教職員計159人が腹痛や嘔吐などを訴えた。そのうち7人からノロウイルスを検出した。
  • 2014年、浜松市の小学校で多数の児童が嘔吐や下痢を訴えて欠席したのは、菓子製造業が製造した食パンからノロウイルスを検出した。市教委によると、欠席者は1050人に達した。







腸内細菌がノロウイルスを排出
  • 2013年、北海道大学の佐野大輔准教授らは、ノロウイルスを捕らえる腸内細菌を発見した。
  • 成果は米医学誌ジャーナル・オブ・バイオロジー(電子版)に掲載。
  • ノロウイルスは感染性胃腸炎を起こす原因の1つで、感染力が極めて強く、人の血液型を決定する「多糖」という抗原に吸着する。
  • 健康な人の便の中を調べたところ「SENG-6」という腸内細菌が多糖に近い物質を分泌していることを突き止めた。




ノロウイルスを気泡で破壊
  • 産業技術総合研究所の高橋正好主任研究員らは水中に漂う直径50マイクロbイカの微小な気泡で、カキなど貝類の食中毒を起こす「ノロウイルス」を破壊する技術を開発した。塩素殺菌より効果があり、カキなどに悪影響を与えない。
    コイヘルペスやレジオネラ菌などにも効果が期待できる。
    海水にノロウイルスを入れ、微量のオゾンを含む酸素の微小な泡(マイクロバブル)を送り込んだ。1時間後、海水を調べたところ、ノロウイルスの遺伝子は検出できず破壊が確認できた。

  • 目に見えるほど大きな気泡は上昇して水面で破裂するが、非常に微小な気泡だと自然に泡が縮んで消滅する。その間、マイクロバブルは負の電気を帯び、気泡内部の圧力は非常に高くなる。静電気的な力でウイルスが気泡に引きつけられ、オゾンの作用で破壊されるとみている

ノロウイルスの遺伝子が変異
  • 2012年、厚生労働省の研究グループは、感染性胃腸炎を引き起こすノロウイルスで、今年の患者から従来と異なる遺伝子変異が起きているウイルスを見つけた。
  • ノロウイルスの遺伝したタイプは複数あり、2006年に大流行したタイプがその後も多くを占めてきた。
  • ところが、今年、新潟県の患者から検出したウイルスを調べたところ、従来と異なっていた。新タイプに対する免疫を持っている人はほとんどいないため、流行の可能性がある。




上下水道を検査
  • 2014年、北海道大学の石井聡助教と国立極地研究所などは水に混じっている複数の病原体のウイルスを同時に検出する技術を開発。
  • 最大で96種類調べることができる。
  • ノロウイルスは冬に流行しやすく、冬場に多く検出されるが「通常の下水処理ではノロウイルスは死なない」(石井助教)。
  • 従来の上下水道の検査では、検査しやすい大腸菌を調べて病原体のウイルス量を推定してきた。




オレガノ (香草)
  • カキに含まれているノロウイルスを減らそうと、岡山県水産試験場が研究を重ねて、シソ科植物の香草「オレガノ」に効果があることを突き止めた。
    2007年、下水処理場の排水口近くで約2ヶ月かけてカキにノロウイルスを取り込ませ、ニンニクやオレガノなど10種類以上を食べさせる実験を開始した。
    カキのエサである植物プランクトンに似せた直径約0.1mmの球形カプセルに各成分を含ませて与えたところ、オレガノの場合だけ効果が表れ、ノロウイルスの検出が10〜20%程度に激減した。
    同試験場によると、必要なオレガノはカキ1個につき約10円






好感度で検出
  • 2016年、ノロウイルスは約30種類の型がある。
  • 蛍光色素を使った手法では精度が上がらない。
  • 早稲田大学の大木義路教授らと産業技術総合研究所は、プラズモン共鳴を利用た手法で、感度がUP(10倍)した。
  • 研究グループは、溝をV字に整形し、板の表面や溝の底を薄いアルミの薄膜で覆った。
  • こうすると青紫色光がアルミの表面付近で強まる「表面プラズモン共鳴」と呼ばれる現象が起きる。









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