アジソン病Addison病morbus Addisonii
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アジソン病 慢性原発性副腎皮質機能不全
副腎皮質が両側性・慢性に侵される、慢性原発性副腎機能低下の病態。
副腎疾患の1つ。
副腎皮質ホルモンの分泌低下による全身倦怠易疲労・食欲不振・体重減少・低血圧症状と、
副腎皮質刺激ホルモン分泌過剰による色素沈着が見られる。
◎従来、青銅症bronge diseaseと呼ばれていた疾患を、アジソン(1855)が副腎皮質機能低下によることを発見した。
副腎皮質の萎縮を来たし、副腎皮質ホルモンである糖質および鉱質コルチコイド両者の分泌低下による代謝異常に起因する種々の症候を呈する。
すなわち、
・易疲労性
全身倦怠
・皮膚及び粘膜の色素沈着を認め、反復した嘔吐下痢などを起こし、次第に衰弱し、羸痩状態となり、電解質失調・低血圧貧血などを訴え、ついには精神異常をきたすこともある。
(薬学大辞典P7)
病態 副腎皮質ホルモンの欠乏による副腎皮質機能低下症
症状 1.色素沈着が特徴:
  望診の時に口中の色に注意すること。
  副腎皮質刺激ホルモンの分泌過剰による。 
2.悪心・嘔吐・食欲不振
3.体重減少(成人)・体重増加不良(小児)
4.易疲労・脱力感・全身倦怠。
5.低血糖
6.低血圧症状

※「脱力感・疲労・起立性低血圧が初期症状である。下垂体機能低下症による二次性副腎機能低下症以外では通常色素沈着が増強する。
色素沈着の増強は体の露出部、非露出部ともにビマン性に黄褐色を呈するのが特徴で、特に圧のかかる部位(骨隆起)、皮膚のひだ、瘢痕、伸筋側の皮膚に生じる。額、顔、首、肩の黒い雀斑;白斑領域:および乳輪や、唇、口腔、直腸、膣などの粘膜の青黒色の変色として起こるのが一般的である。
体重減少、脱水、低血圧、心臓の縮小はこの疾患の後期に特徴的である。食欲不振、悪心、嘔吐、下痢がよくみられる。
代謝低下とともに寒さに耐えられなくなつこともある。めまいと失神発作が生じることもある。
心電図は低電圧とPR間隔とQT間隔の延長を示すこともある。脳波はα波の全般的は徐波化が起こる。徐々に発症して初期症状が非特異的であるため、初期にはしばしば神経症と誤診することがある。体重減少、脱水、低血圧、および小型の心臓などはアジソン病の後期にみられる特徴である。」(メルクマニュアル)
検査
所見
1.血漿コルチゾール低値or尿中17ーOHCS低値。
2.血漿ACTHの増加。

※アジソン病を示唆する検査所見(メルクマニュアル)
血清Naが低下(<130mEq/L)
血清Kが上昇(>5mEq/L)
血清Na:K比(<30:1)
空腹時低血糖(<50mg/dL、[<2.78mmol/L])
血漿重炭酸イオンの減少(<28mEq/L)
BUN上昇(>20mg/dL[>7.1mmol/L])
ヘマトクリット上昇
白血球数減少
相対的リンパ球増加
好酸球増加
心縮小
副腎領域における石灰化
腎結核
肺結核
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