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アポトーシスに関連する病気
ガン」・・・・アポトーシスの機構が故障した細胞は、無限に分裂増殖し、ガン細胞になる。
エイズ
劇症肝炎
「拒絶反応(臓器移植に伴う)」
潰瘍性大腸炎
肺線維症
心不全・・・→「オートファジー
自己免疫疾患
関節リウマチ
アルツハイマー病
パーキンソン病
「再灌流障害」
◎神経難病のアポトーシスに「VCP」が関係→「トリプレットリピート病

アポトーシス あらかじめプログラムされた細胞死
(細胞の自然死)
自発的な細胞死。DNAが断片化する。
核が大きくなって分断化、ミトコンドリアに変化無し
急に小さくなる→細胞がいくつもの断片に分かれる。(アポトーシス小体)
ネクローシス 炎症時に見られる大規模な細胞死
(細胞の事故死)
核は変化少ない、ミトコンドリアが崩壊する。
徐々に大きく膨らみ→細胞の内容物が流出する
アポビオーシス (細胞の寿命死)
神経細胞や心筋細胞などの非再生細胞

アポトーシス =「細胞の自然死
あらかじめプログラムされた細胞死のこと。植物の落ち葉、胎児の指の形成、ガン細胞の死滅・・・・。無関係に見えるこれらの現象に共通しているのが、細胞が自滅するように死んでしまうアポトーシスだ。生命が生きるためには、死んでもらわなければいけない細胞がある。たとえば、ウイルスに感染した細胞、ガン細胞、自己の対する抗体を持ってしまった細胞などを、そのまま放置すると、逆に我々の生命が危うくなる。このような細胞は、自らプログラムを起動し、自殺し、他に被害を及ぼさないようにする自己犠牲が必要になる。
・アポトーシスの対象には、たとえば、オタマジャクシの尾がある。カエルになるときにはオタマジャクシの尾は不要になる。

・プログラム細胞死(アポトーシス)をコントロールする中枢をミトコンドリアが担っている
バクテリアに寿命はない。
バクテリアは無限に分裂を繰り返す能力があり、外部からの影響がない限り、死ぬことがない。
新物質
セリンプロテアーゼ
理化学研究所はこれまでとは違うメカニズムで細胞死(アポトーシス)を導く新物質を発見した。痴呆症やパーキンソン病など神経変性疾患の解明・治療に将来つながる基礎的成果。28日発売の米科学誌モルキュラー・セルに発表する。
理研脳科学総合研究センターの高橋良輔チームリーダーらの研究グループは人間の子宮ガン細胞を使った実験で、「セリンプロテアーゼ」と呼ぶタンパク質分解酵素が細胞死の誘導因子になっていることを突き止めた。分子量36000のこの分解酵素は通常、ミトコンドリアの中にあるが、紫外線などの外部からの刺激によって細胞質内に移動。しばらくすると細胞を丸く縮めて死に導くことが分かった。
神経変性疾患ガン自己免疫疾患に関与していると言われる細胞死は、これまでカスパーゼと呼ぶタンパク質分解酵素が原因と考えれてきた。活性化したカスパーゼが、タンパク質を切断する役割を担い、細胞死を導く仕組みだ。
カスパーゼが核や細胞を細切れにして細胞を死なせるのに対し、セリンプロテアーゼはこうした分断現象が観察されなかった。細胞死するまでにかかる時間にも大きな差が見られた。
神経変性疾患では、カスパーゼによらない過度の細胞死が原因で痴呆症やパーキンソン病が発病するとの報告がある。
3つの物質 化学物質
関西大学の池内俊彦教授と下家浩二准教授は、細胞の自殺(アポトーシス)を促す化学物質を発見した。
パラ・ノニルフェノール
ビスフェノールA
ベノミル』
という3種類の芳香族化合物で、自然界に存在する1000倍の濃度の溶液にラットの神経細胞をつけたところ、24時間後に7〜9割の細胞が死滅した。
これらの化学物質は細胞内の小胞体という器官に作用し、DNA(デオキシリボ核酸)の分解などを促す酵素を発生させて、細胞が死滅したと見ている。
小胞体の活動による細胞死は、パーキンソン病などの原因の1つとされる
活性酸素 活性酸素によってアポトーシスが誘導されることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の岡田泰伸教授らの研究グループが解明し、2004年4/20付けの米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載。
自殺 ウイルスが感染した細胞は「自殺」で増殖を防ぎ体守る
「細胞が、いくつかのビーズ玉になって崩壊した。多くのビーズ玉は三日月形の光を放っている、光の元は、凝縮してしまった核。エイズウイルス(HIV)に感染した人間のリンパ球(CD細胞)が、HIVを道ずれに自殺した瞬間だ
 
ウイルスは、生物の細胞に取り付いて、それを自分を再生産する工場として利用する。しかし、攻撃された細胞も黙ってはいない。ウイルスが感染すると「悪に染まってしまった」とさとり、静かに自殺する。『アポトーシス』の仕組みを作動させる。自分が犠牲になることでウイルスの増殖を防ぎ、体全体を生かそうというのだ。
 細胞に取り付いたウイルスが勝ったときは、細胞を壊して飛び出す。この場合、細胞の成分も飛び散り、周りの組織に炎症を起こす。ところが、成分がビーズ玉のように縮まるアポトーシスでは、そんな迷惑が掛からない。ビーズ玉に閉じこめたDNAは、重要な部分が切断されており、ウイルスの遺伝子も同時に壊れる。そしてこのビーズ玉は、別の細胞に食べ尽くされる
HIV
の他、[
インフルエンザ]や[肝炎ウイルス]などに感染した細胞もアポトーシスを起こす。これに対して
[ヘルペスウイルスの一部]や[ガンを起こすウイルス]
は、アポトーシスの邪魔をし、自分のゆりかごを守り通す力がある。このように、私たちの体の中ではウイルスとの攻防が日々続いている
“CD細胞は、大切な免疫細胞だ。この細胞がアポトーシスを起こすと、それが裏目に出て免疫の働きが落ち、エイズの発症に繋がる。CD4細胞のアポトーシスを防げばエイズ治療に結びつくかみしれない”と、山口大医学部寄生体学講座の小林信之助教授は言う。
 アポトーシスは、生物の体の形作りや細胞社会の秩序を守るのにかかせない仕組みだ。
生物の形が出来ていくとき、細胞は普通、かなり多めに増殖して、余分な細胞がアポトーシスで消える。手は、初めは扇のような形をしているが、決まった細胞が決まった時期に死ぬことで指の形が出来る。オタマジャクシのシッポがなくなるのもアポトーシスだ。
おとなの体内では、ウイルス感染だけでなく、放射線などでDNAが傷ついた細胞もアポトーシスを起こす。自分自身を敵と誤解するような有害な免疫細胞もアポトーシスで除かれる。
 アポトーシスは、外からの信号で働き出す。おとなの体内で有害な細胞が消える時は、細胞表面のタンパク質が「自殺せよ」との信号を受け取る、積極的な排除だ。ところが、形づくりの現場は、そうではないらしい。“細胞は「共に生きていこう」という信号を出し合っている。発生過程のアポトーシスはこの信号を受け取れなかった細胞が消えることのようだ”と東京理科大学薬学部の田沼靖一教授は言う。形づくりは、細胞がお互いに支え合うことで進む。残酷なことに、その社会から孤立した細胞は生き残れない
ガン ガンとアポトーシス
<1>(ガン細胞、低酸素状態で自滅)
米スタンフォード大のグループは、ガン化した細胞が低酸素状態に晒されると、細胞の自発的な死であるアポトーシスを引き起こすことを見つけ、英科学誌「ネイチャー」最新号に報告した。ガン抑制遺伝子“P53”が欠けた細胞ではこの機構が働かなくなり、ガンが悪性化すると言う。抗ガン剤や放射線による治療法が効かなくなる現象も、この機構から説明出来ると言う。」
<2>(フコダインがガン細胞に自殺を促す)(→フコダイン
<3>(関係するタンパク質を発見)(→テロメア
脳細胞
の自滅
東京都臨床医学総合研究所は米エール大学と共同で、脳細胞の自滅(アポトーシス)が『CPP32』というタンパク質によって引き起こされていることを突き止めた。このタンパク質を作れないネズミは脳細胞が自滅せず、脳が肥大する。アルツハイマー病などの痴呆症には神経細胞の自滅が関係していると考えられており、治療薬開発などに応用できそうだ。
 研究グループは臨床研免疫研究部門の鳥山一室長と杭田慶介主任研究員ら、脳細胞の自滅を調べるため、ネズミの遺伝子の一部を操作してCPP32タンパク質を体内で合成できないように変えた。
 このネズミを普通のネズミと比較したところ、CPP32タンパク質を作れないネズミの胎児は、不要な脳細胞が自滅できずにいつまでも残っていることがわかった。生物の組織は必要な細胞だけが残り、いらなくなった細胞が自滅することで、複雑な構造を作るが、CPP32を作れないネズミは不要な脳細胞がいつまでも残るため脳は肥大していた。杭田主任研究員は「CPP32は脳細胞を自滅させる働きを持つ可能性が高い」と話している。CPP32を合成できないネズミも、胸腺や肝臓は正常に作られていた。CPP32は脳以外の臓器の細胞の自滅にはほとんどかかわっていないと考えられるという。
 脳が萎縮していくアルツハイマー病などの痴呆症は、必要な神経細胞までが次々に自滅していくことが原因と言われている。今回、脳神経の自滅を引き起こしているのがCPP32タンパク質だと分かり、このタンパク質の働きを抑えられれば神経細胞の自滅を防げる可能性がある。
 免疫細胞の自滅を引き起こすタンパク質などはいくつか知られているが、神経細胞の自滅を引き起こすタンパク質はこれまでほとんど知られていなかった
酵素 細胞死起こす酵素を解明
大阪大学医学部の長田重一教授らのグループは、生体内で不必要な細胞を自滅させる「細胞死(アポトーシス)」の引き金となる酵素を解明した。細胞死の一連の流れを分子レベルでも明らかにした。細胞死は様々な病気と関連しており、新たなガン治療の開発につながると見ている。英科学誌「ネイチャー」の最新号に成果を発表した。
細胞死の引き金となるのは遺伝子の本体のデオキシリボ核酸(DNA)を分解する酵素。『CAD』と呼ばれ、ネズミの細胞から抽出・精製し、遺伝子の塩基配列屋分子構造を解明した。健康な細胞ではこの酵素の働きが『TCAD』というタンパク質によって抑えられているが、弱った細胞はこのタンパク質が破壊され、酵素が細胞内のDNAを破壊し、細胞死を引き起こす。
再灌流障害 再灌流障害とアポトーシス(→心筋梗塞
痴呆症 痴呆症を起こす脳細胞死
「痴呆症の一種、遺伝性のアルツハイマー病の原因となる脳の細胞死が起きる仕組みを、田辺製薬創業研究所の今泉和則研究員らが大阪大と共同で解明、英科学誌ネイチャー細胞生物学12月号で発表する。
脳の神経細胞が大量に死んでしまうメカニズムは従来よく分からなかったが、今泉研究員らは、細胞内の特定の遺伝子異常にストレスが重なると、細胞死が起きることを突き止めた
動植物
で共通
細胞死の仕組み、動植物で共通
「ミシガン大学などの研究チームは細胞の死を引き起こすメカニズムが動物と植物で共通していることを突き止めた
関連情報
ガン
劇症肝炎
潰瘍性大腸炎
アルツハイマー
狂牛病
心筋梗塞
トリプレットリピート病
ガラガラヘビ
p53
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