アルガトロバン(argatroban)                             

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抗血栓剤 一般名:アルガトロバン
商品名 「アルガロン」「ガルトバン」「スロバスタン」「スロンノン」「ノバスタン」
作用機序 トロンビンによる「フィブリン生成」「血小板凝集」「血管収縮」の3つの作用を抑制する。
効能・用途
以下の疾患に伴う運動マヒ・日常生活の改善
発症後18時間以内の脳血栓症急性期(ラクネを除く)
→はじめの2日間・・・60mg/日。輸液で希釈し24時間点滴静注
その後5日間・・・・・・1回10mg、朝夕2回, 1回に3時間かけて点滴静注
閉塞性動脈硬化症やバージャー病における四肢潰瘍、安静時疼痛ならびに冷感の改善に用いる。
→1回10mg 1日2回、 輸液で希釈し1回2〜3時間かけて点滴静注
以下の疾患の血液体外循環時の灌流血液の凝固防止
→体外循環開始時10mgを回路内へ。
開始後は・・・・・25mg/時

禁忌 出血・・・・「頭蓋内出血」「血管障害による出血傾向」「血友病などの凝固障害」「月経期間中」「手術時」「消化管出血」「尿路出血」「喀血」「性器出血を伴う妊産婦」
脳塞栓または、その恐れがある者
本剤に過敏歴ある者
慎重な投与
が必要
出血の可能性がある→
「消化管潰瘍」
「内臓の腫瘍」
「消化管の憩室炎」
「大腸炎」
「亜急性細菌性心内膜炎」
「脳出血の既往歴」
「血小板減少」
「重症高血圧症」
「重症糖尿病」の患者。
以下の薬を使用時は・・・・減量する
「血栓溶解剤」
「抗凝固薬」
「血小板凝集抑制作用がある薬剤」
「フィブリノゲン低下作用を有する酵素製剤」
重篤な肝障害の者

副作用
(五十音順)
アナフィラキシーショック
ショック ジンマシン
血圧低下
呼吸困難
→観察を十分に
異常時は中止・処置
ALP上昇
LDH上昇
嘔吐
黄疸・・・・・・・・→中止・処置
γ-GTP上昇
かゆみ・・・・・・・→中止
肝機能障害・・・・→中止・処置
クレアチニン上昇
劇症肝炎・・・・→中止・処置
血液 凝固時間の延長
出血
血尿
貧血
白血球増多
白血球減少
血小板減少
→減量又は中止
血管炎
血管痛
血清総タンパク減少
血圧上昇
血圧低下
下痢
紅斑性発疹・・・・・・・→中止
GOT上昇
GPT上昇
四肢のしびれ
四肢の疼痛
腫脹
食欲不振
心悸亢進
ジンマシン・・・・・・・→中止
出血性脳梗塞・・・・→中止・処置
消化性潰瘍・・・・→中止・処置
総ビリルビン上昇
潮紅
脳出血・・・・・・・・・→中止・処置
貧血 赤血球減少
Hb減少
ヘマトクリット値減少
→減量又は中止
熱感
BUN上昇
腹痛
不整脈
浮腫
ふらつき

勝訴
  • 特許の控訴審
    • 2011年、田辺三菱製薬は、アルガトロパン(血液凝固阻止剤)の特許侵害訴訟の控訴審で勝訴した。
    • アルガトロパンは抗凝血剤であるヘパリンの長期投与が原因で、脳梗塞など致死性の血栓塞栓症を引き起こす可能性がある「ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)」治療薬。
    • 米国で、バーなどが後発薬の申請時にアルガトロパンの特許無効を主張したのに対し田辺三菱と特許権を持つ三菱化学、承認申請者など4社が共同で2007年にニューヨーク州南部連邦地方裁判所に特許侵害訴訟を起こしていた。

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