アテトーゼ athetosis
トップへ戻る病名・症状アテトーゼ(錐体外路性不随運動)
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関連情報
脳性麻痺」「」「不随意運動」「チック」「歩行障害」「ジスキネジア

不随運動 <1>振顫(振戦)tremor
<2>舞踏病様運動choreic movement
<3>アテトーゼ
<4>ヘミバリスムスhemiballism
<5>ジストニアdystonia
<6>ミオクローヌスmyoclonus
<7>チック tic
<8>Meige症候群

アテトーゼ
athetosis
=「アテトーシス」「アテトーゼ」
ゆっくりとした、屈曲した、ねじれるような動作が、休み無く起こる、特徴的な異常状態。
特に手で激しく不随意的に起こる。
片麻痺後に起こり、片麻痺舞踏病(posthemiplagic chorea)として知られる。
◎正常な運動意志によらないで自発的に出現する錐体外路性不随運動の1つ。
◎主として手の指または足の指に出現する緩慢な一種独特の異常運動で、捻転、屈曲、進展など、様々な運動を見るもので、筋緊張は絶えず変化している。
重症にあっては四肢だけでなく、V幹・顔面・頸筋にも波及する。
先天性または小児期に発病する特発性アテトーシス(Vogt病)
症候性アテトーシスとしては[脳性マヒ][脳溢血]
症状 「アテトーゼは舞踏病と異なって異常運動が指・手根・腕・足に著明に認められ、筋の緊張は亢進or時間的変化を示し、異常運動は舞踏病よりも遅い。」  ・・・・手の指・足の指が異常運動を起こす。
<1>運動様式は指を青虫様にくねらせ、腕関節の屈曲・回内、前腕及び腕の回内・外転運動から回外・内転運動を示す。     
<2>閉眼による影響は少ないが、睡眠時には異常運動は消失している。
<3>随意運動によって増強を示す。
<4>呼吸は正常。
<5>小児脳性マヒ・脳炎の後遺症が多い

大脳基底核 basal ganglia
  • 大脳半球の基底部の髄質にある神経核の集合体。
    • 大脳半球の表面を覆っている大脳皮質の下に白質があり、これを深く入っていくと、神経細胞の集団である灰白質がある。これを大脳基底核という。
    • 定義は研究者でまちまち。
      • ・線条体と淡蒼球(globus pallidus)だけを基底核とする説。
        ・扁桃体と前障(claustrum)を含める説。
        ・黒質(substantia nigra)や視床下核(subthalamic nucleus)も含める説

  • 大脳基底核の機能
    • 大脳基底核→視床→大脳皮質へと神経情報を送り、再び大脳皮質に影響を与え、
      • 筋の緊張を保ったり
      • 不随運動をコントロールする
      役割を果たす。
    また、小脳と共同して円滑な運動を実現する。
  • 大脳基底核の障害
    • 舞踏病
    • アテトーゼ
    • ジストニア
    • チック
    • パーキンソン病
    • ヘミバリスム




錐体外路 錐体路以外の、すべての運動に関する神経路を錐体外路と呼ぶ。
錐体路は大脳皮質への経路。
錐体外路には、[線条体][視床下核][黒質][赤核]などが含まれる。
錐体外路系の障害は、
[アテトーゼ]
[舞踏病]
[捻転痙攣症]
[チック]
[無運動]
[筋緊張の異常]
[平衡障害]
[共同運動]
[防衛反射の障害]
などがある
線条体
corpus striaum
脳の中にある大脳基底核(basal ganglia)は大脳半球の白質内にある数個の対をなす灰白質の塊で、その中でもっと大きい核が線条体(corpus striaum)です。
大脳基底核は、姿勢や運動の制御に関わり、意識に上らない(歩くときに自然と腕を振る)大まかな骨格筋の動きを制御し、特定の身体運動で必要とされる筋の緊張を調節しています。
そのため、大脳基底核が傷害されると、
・制御しがたいふるえ(振戦)、
・筋の固縮(硬直)、
・パーキンソン病などで起きる不随意運動が現れます。
線条体は被殻(putamen)と尾状核(caudate nucleus)に分かれます。被殻は主に小さな神経細胞なら出来ていて、書字など訓練を必要とする巧み(複雑)な運動に関与しています。
線条体には以下の入力があります。
[大脳皮質]・・・→興奮性入力
[視床の正中中心核の線維]・・・→興奮性入力
[黒質からのドーパミン線維]・・・→興奮性入力
[縫線核のセロトニン線維]・・・・→抑制性入力
ほめ言葉=報酬
「自然科学研究機構・生理学研究所の定藤規弘教授らのグループは、2008年4/23、ほめられた際の脳の動きを初めてとらえたと発表した。
喜怒哀楽を司る部位よりも、食べ物やお金をもらった時に反応する脳中心部の血流が活発になった。
ほめられることを脳が『報酬』と受け止めることを示すもので、人間の複雑な行動を化学的に検証する指標の1つになると見られる。
高精度の画像診断装置の中の被験者に、他人からのほめ言葉を見せた際の血流の変化を調べた。対象は平均年齢21歳の男女19名。
ほめ言葉を小型表示装置に映してみせると、脳の中心部にある『線状体』の部分の動きが活発になり、お金をもらった時の反応部位と一致した

ワクワク・ハラハラ
  • ドーパミンが関与
    • 2010年、宝くじに当選するような低い確率を主観的に高く見積もってしまう「ワクワク感」や、逆に高い確率を低く見積もる「ハラハラ感」の強さに、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」が関与していることを、放射線医学総合研究所のチームの研究で分かった
    • 確率をゆがんだ形で見積もる度合いが強すぎると、ギャンブルへの依存症などにつながる恐れがあるという。
    • チームは20〜30代の男性を対象に、宝くじの当選確率をどのように見積もるか検証。
    • 多く人は経済理論などで提唱されているとおり、低い当選確率は高く、高い確率は低く見積もる傾向にあった。
    • この際、PET(陽電子撮影装置)を使って、脳内のドーパミン受容体を調べたところ、大脳の線条体という部位にある特定の受容体の密度が低い人ほど、低い確率を高く見積もり、高い確率を低く見積もる傾向が強かった。
    • 研究チームは「依存症の客観的な診断や現任の解明、治療につなげたい」と語る。