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| B型肝炎 | ・急性肝炎の一種で、非経口感染します。 ・B型肝炎ウイルス(HBV)が原因。感染しても劇症化することはマレで、自覚症状はほとんど無い。C型肝炎は7割ぐらいが慢性化するが、B型肝炎は1割ぐらいで、自然治癒することも多い。ただ、慢性化すると肝硬変や肝ガンの発症リスクは高く、年間34000人が肝ガンで死亡しているが、そのうちB型肝炎由来は10%と見られている。 <1>性行為で感染します。 唾液・涙でも感染します。 <2>GOT・GPT・LDHは→→上昇し、 アルブミン・コレステロール→→低下します。 <3>確定するためには、 IgM、 HBc抗体、 HBs抗原の検査が必要です。 ※母子感染する 3歳以下の子供がウイルスに感染するとキャリア(ウイルスが体に住み着く)になる確率が高くなる。ワクチンの普及で母子感染は減少しています。 大人が感染するとキャリアになる率は10%ぐらいで、キャリアの90%は完全に治り、残りが劇症肝炎になります。 |
| 活動性は・・・e抗原が陽性か陰性かで判定 | |
| B型肝炎 ウイルス (HBV) |
<1>B型肝炎ウイルスはA型よりはるかに複雑な構造で、普通ヒトにしか移らないが、近縁のウイルスにはカモやウッドチャック(北米産の齧歯類の一種)、リスなどに移るものもある。 <2>病気の症状が現れるまでの潜伏期間はA型肝炎が6週間ほどなのに対し、B型肝炎は6ヶ月もかかる場合がある。 <3>これは血液や唾液、精液を介してヒトからヒトへ感染するので、性病の1つとされている。 <4>アメリカでは血液供給施設で必ず検査するようになるまで、輸血後B型肝炎のために毎年数1000人が死亡していた。そのうえ、このウイルスは非常に安定しているため、注射針や手術用具、とげ、とがった石などに付着したものでも病原性を失わない。世界中で何億人もの人々が慢性感染しているうえ、A型肝炎と異なり、他の人々に移す事が出来る。 <5>アジアやアフリカでは、B型肝炎が出産や授乳によって母子感染することが多い。 <6>このウイルスは長期間体内にひそんで肝臓ガンを起こすことがよくあるので、世界中でごく一般的な発ガン性ウイルスとされている。 (A Field Guide to Germs by Wayne Biddle)春日倫子訳より。 |
| 8タイプ | B型肝炎ウイルスには、遺伝子構造の違いでA〜Hまでの8タイプに分けられる。 国内の調査ではCタイプが最も多く全体の84.7%、ついでBタイプが12.2%。欧米に多く慢性化しやすいAタイプは1.7%とほとんどいなかった。 ところが、日赤によると2002年の全国の献血者約587万人のうち、高感度の核酸増幅検査(NAT)でB型肝炎ウイルスの陽性反応が確認されたののが103人。その内訳はCが72人(69.9%)、Aが17人(16.5%)、Bが11人(10.7%)と、Aタイプの多さが目立った。 B、Cタイプの感染者は10〜60歳代と幅広く、男女比もほぼ同じだったのに対し、Aタイプの感染者はいずれも男性で、40歳代の1人を除くと、20〜30歳代に集中していた。2001年頃から急激にAタイプが増えているという。 全国的にみるとNATを導入した1999年以降、2003年まででAタイプの感染者は東京(21人)、大阪(9人)、神奈川(6人)愛知(3人)、千葉(3人)と都市部を中心に見つかっている。日赤は「性風俗店が多い都市部の若い男性を中心に感染者が増えているのでは?」と見ている。 感染者が献血しても、感染後59日間は感染の有無を判定できない。この検査をすり抜けてNATをしても、感染後約34日間は検出できない。 ●分類 遺伝子型によってA〜Hまでの8種類に分類されています。それぞれ病態や病状の進行度合いに差があります。1人の患者が複数の遺伝子型のウイルスに感染していることもあります。 A型・・・日本人の2%弱.(欧米に多いタイプ) B型・・・沖縄。東北地方に多い。(アジアに多いタイプ) C型・・・日本人の85% |
| ワクチン に問題 |
→「水銀」 |
| 診断キット | 2003年7月、遺伝子の変異がつかめる診断薬「HBV DNA検出キット」が保険適用になった。劇症化の予測が判断できる。 |
| 劇症肝炎 | B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる。A型肝炎ウイルスと違って、汚染された血液などを介して感染する。かっては輸血で感染したりしたが、今日ではウイルスの有無を厳重にチェックしており、輸血による感染は稀である。B型肝炎患者の多くは2ヶ月ぐらいで治癒するが、急激に進行して劇症肝炎になって死亡することもあるので注意が必要である。また、ウイルスが体内に長くとどまって慢性肝炎や肝硬変になる場合もあるので、慎重に経過を観察しなければならない。 B型肝炎ウイルスの感染は、HBs抗原、hbs抗体、HBs抗原などを調べる。 ▽HBs抗原・HBe抗原が陽性の場合には、B型肝炎ウイルスに感染しているとされ、ウイルスの増殖力も強い。 ▽HBs抗原が陰性でHBs抗体が陽性の場合には、過去にこのウイルスに感染したが、現在ではウイルスが体内に残っておらず、治癒している状態とみなされる。 なお、B型肝炎ウイルスの感染を予防するために、B型肝炎ウイルスワクチンを接種することがある。この場合にも、HBs抗体が陽性となる |
| HBs抗原 | 「56歳の女性。健康診断でHBs抗原(B型肝炎ウイルス)が陽性と出ました。昨年までの健康診断では陰性でした。肝機能の値に異常はなく、自覚症状もありません。一過性のものなのでしょうか。周りの人たちに対する配慮はどのようにしたら良いでしょうか?」 ◆[HBs抗原]というのは、何なのですか? B型肝炎ウイルスの表面を覆うタンパク質の呼び名です。[s]は英語の表面 surfaseの略です。ウイルスは肝臓に入ると、肝臓に対してこの抗原を作れという指令を出します。これが陽性ということは、通常は肝臓の中にウイルスがいることを意味します。 ◆昨年まで陰性だったそうです。 大変珍しいケースです。陽性の方の大半は、免疫機能が未熟な3歳ぐらいまで に感染してウイルスを持ち続けているキャリア(感染者)と呼ばれる方です。この場合、子供のころは血液中にたくさんのウイルスがいますが、成長して免疫力がつくと減ってきます。高齢になってウイルスがいなくなることもあります が、それでもs抗原は陽性が続きます。 ◆では一時的な感染なのでしょうか? 急性の感染なら、s抗原が陽性になる期間は2、3ヶ月です。たまたまその期間中に健康診断を受けたということも考えられます。次の検査で陰性になったら、急性感染して治ったと分かります。ただし、ごくまれに、大人になって感染してキャリアになることもあります。 ◆キャリアかどうかは、詳しい検査で分かるのですか? s抗原陽性が半年以上続けば、キャリアと診断します。専門医は、様々な検査でウイルスが増えていないかどうか見極めます。B型肝炎ウイルスは肝臓にいるだけではほとんど悪さをしないのですが、増殖していると肝炎を起こすからです。ウイルスの中心部にはコア抗原と呼ばれる物質があり、肝臓の中でしか検出されませんが、少し形が変わると血液中に出てきます。これを[HBe抗原]と呼びます。e抗原が増えていれば、まず間違いなくウイルスも増殖しています。ですから、e抗原が陽性であれば、いまは肝機能が正常でも将来悪化する可能性があり、経過観察が必要になります。逆にe抗原が陰性で肝機能が正常なら、たとえs抗原が陽性でもまず心配はありません。また感染してから1、2ヶ月だけ出る特別な抗体を調べて陽性と出れば、最近感染したのだと確認できます。 ◆周囲へは、どのように配慮したらよいのでしょうか? まず、血液中のウイルス量を測る必要があります。ウイルスが少なければ移す可能性はきわめて低く、夫婦間でも移りません。唯一の可能性は輸血ですが、いまは精密なチェックをしますから、他人を感染させてしまうことはありません。仮に血液中のウイルスが多いと、セックスなどでうつることがあります。この場合は恋人や配偶者にはワクチンをってもらうべきでしょう。接種は3回必要で、半年かかりますが、こうやって抗体が十分に出来れば安心です。ウイルスの量が多い場合でも、話したり手を触れたりといったことでは感染しませんから、職場などではごく普通にしていてかまいません。いずれにせよ、早めに肝臓専門医を訪れて、詳しい検査を受けることをお勧めします |
| 院内感染 2人死亡 |
「兵庫県は27日、同県加古川の民間診療所で、院内感染と見られるB型肝炎患者の集団発生があり、5人が発症、うち2人が死亡したと発表した。院内感染によるB型肝炎の死亡例は珍しく、厚生省も事態を重視。兵庫県に対し感染原因の究明や感染の拡大防止対策の検討を指示するとともに、担当者2人を現地に派遣、原因究明と被害の拡大防止に乗り出した。 兵庫県によると、感染したのはいずれも人工透析患者で、亡くなったのは40代と50代の男性。他の3人は転院して治療中だが、60代の女性は重症。感染しているが発症に至っていない人も3人いるという。 40代の男性は2月28日に、50代男性は4月26日にそれぞれ死亡。治療中の3人は5月11日〜20日にかけて発症したが、県への通知は26日、治療中の3人について感染症予防法に基づいて届け出たのが初めてだった。 届けを受けた県が26日、同診療所を立ち入り検査、人工透析を受けていた110人について血液検査をするなどして死亡例や他の感染例があることが分かった。 肝炎の院内感染は、94年に東京都新宿区の西新宿診療所で4人が死亡する深刻な医療事故が発生、その後も金沢大病院や信州大病院で起きている。強力な感染力と病原性から「院内感染対策の基本は肝炎」(厚生省)とされているだけに、厚生省は感染原因の究明に全力を挙げ、再発防止をはかりたい考えだ。 西新宿診療所のケースは、腎臓病患者に対する人工透析治療中の事故で、肝炎ウイルスに汚染された透析用の注射針の再使用などが原因とされた。厚生省はこれを受け、95年に「ウイルス性肝炎対策ガイドライン」を改訂。注射針の再使用の禁止など従来の対策に加え、人工透析を担当する職員に年間2〜3回のB型肝炎定期検診を求めるなど対策を強化した。 国立感染症研究所の宮村達夫ウイルス第部長によると、B型肝炎ウイルスはA型やC型と違ってウイルスごとの遺伝子配列があまり違わないので、感染源を絞りにくい。また、すでに死亡した患者からはウイルスを分離することも出来ない。ウイルス自体ではなく状況証拠から調べるしかない。B型肝炎ウイルスは血液を介して感染するので、汚染された針の使用か輸血が原因として考えられるが、特定は難しいだろう。」 |
| HBs抗原 | HBV感染状態にあることを意味ずる。 |
| HBs抗体 | 既往のHBV感染、ワクチンによる能動免疫 |
| HBc抗体 | 現在及び過去のHBV感染で陽性となる。 |
| 低抗体価・・・既往のHBV感染 高抗体価・・・HBVの感染状態 |
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| IgM型HBc抗体 | 低抗体価・・・B型急性肝炎またはB型慢性肝炎の増悪期 |
| 高抗体価・・・B型急性肝炎 | |
| HBe抗原 | HBVの増殖旺盛と強い感染性・ 血液中にHBV量が多い状態で、感染力が強いことを示します。 |
| HBe抗体 | HBVの増殖低下、感染性弱い(沈静化しつつある)。 陽性→無症候性HBVキャリア、B型慢性肝炎の非活動期の可能性があります。 |
| DNAポリメラーゼ | HBVのウイルス量を反映。 肝炎が増悪する前に増量する。 抗ウイルス剤の選択と効果判定に有効。 |
| HBV-DNA | HBVのウイルス量を反映 肝炎が増悪する前に増量する。 抗ウイルス剤の選択と効果判定に有効。 |
| ポリアルブミン・レセプター | HBVの増殖マーカー |
| preS抗原 | HBVの増殖マーカー |
| 治療 (現代医学) |
<1>インターフェロン <2>アラA(抗核酸薬) <3>ステロイド離脱療法 <4>有機ゲルマニウム <5>グリチルリチン ◎遺伝子診断・・・保健適用あり。 |
| キャリアのウイルス量が減少し、無症候性キャリアになる方が大部分ですが、運悪く35歳までに無症候性キャリアにならなかった方に薬物治療します。 若い人・・・インターフェロンを用いる。ただ病気が進行した人には慎重に。 高齢者・・・ラミブジンを用いる。 ○標準治療 肝炎の標準治療を検討している厚生労働省の研究班は、B型肝炎ウイルス感染者に対して新薬『エンテカビル』(製品名はバラクルード)を標準薬として最優先して使う方針を固めた。 エンテカビルは米ブリストル・マイヤーズスクイブ社が開発した抗ウイルス薬で国内では2006年7月に認可された。 現在の標準薬ラミブジンより増殖抑制効果が高い。日本人ではラミグジンを使い続けると患者の一部に遺伝子が微妙に変化した耐性変異ウイルスが出現するが、エンテカビルでは出現しなかった |
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| ガイドライン | 厚生労働省は2007年3月にB型慢性肝炎の治療ガイドラインを改定予定。 慢性化したB型肝炎患者でウイルス量が多い人を対象に、抗ウイルス薬やインターフェロンを使う。 厚生労働省研究班(主任研究者:熊田博光・虎ノ門病院副院長)のガイドラインでは、 @・年齢が35歳未満・・・インターフェロン治療 インターフェロン治療で効かなかった・・・抗ウイルス治療 A年齢が35歳以上・・・抗ウイルス薬治療 ・初回・・・バラクード゙(エンタカビル) ・ゼフィックス(ラミブジン)治療中で3年未満・・・バラクードに切り替え ・ゼフィック治療中で3年以上・・・継続治療。耐性がでたらアデホビルピボキシル(ヘプセラ)を併用。 |
| @インターフェロン・・・半年間 ・35歳未満に原則的使用 ・エンテカビル(進行している時) A核酸アナログ・・・長期に服用が必要 「ラミブジン」・・・耐性が起きやすい。副作用が出にくい。3年以上副作用が出ていない人は続服。 「アデホビル」・・・ラミブジンに耐性ができた人にラミブジンと併用。 「エンテカビル」・・・耐性が起きにくい。ラミブジンで3年未満で耐性が出ていない人に使用 |
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