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| 関連情報 |
「悪性眼球突出症」「甲状腺腫」「甲状腺機能亢進症」「心悸亢進」「動悸」「多汗」「ふるえる」 |
| 更年期障害? | 2009年4月、東京都内で開催された日本内科学会。東京女子医科大学東医療センターの片井みゆき准教授のチームは、更年期障害などと診断されていた患者のうち、27%に甲状腺の異常が見つかったと報告した。 日本人の75人に1人は甲状腺の病気に罹っていると言われている。 甲状腺の病気の代表格がバセドウ病。甲状腺の働きが活発になりすぎ、甲状腺ホルモンがつくられ過ぎて問題が起きる。
東京女子医科大学の佐藤幹二教授は“イライラするので心療内科に受診したり、心臓がドキドキするので循環器科へ行ったりする患者もいた。急に体重が減ると、ガンを疑うヒトもいる” バセドウ病と反対に、甲状腺の働きが鈍くなるのが橋本病。 |
| バセドウ病 | バセドウおよびグレーブスによって発見されたためにグレーブス病とも呼ばれる。 甲状腺の機能が亢進し、甲状腺ホルモン(サイロキシン・トリヨードサイロニン)の生成分泌が異常に増加した状態で、甲状腺ホルモン作用が強く現れる。自己免疫疾患の1つ。 患者の約8割が女性で、20〜40代に多い。 動悸・息切れを訴え、脈拍数も多くなる。 神経過敏になって不安感が伴い臍部の動悸がひどく亢進し、手を当てるまでもなく、波のように打つ動悸が見える《大塚敬節》 以下の症状がでやすい ・暑がり ・倦怠感 ・ドキドキする ・手足のふるえ ・発汗 ・筋力低下 ・軟便 ・不眠 ・イライラ感 ・むくみ など |
| 自覚 症状 |
汗が多い・・・・・・・(93%) 疲れやすい・・・・・(88%) 動悸がする・・・・・(83%) 振戦(ふるえる)・・(75%) 甲状腺腫がある・・(75%) 暑さに弱い・・・・・・(74%) やせた・・・・・・・・・(72%) 息切れする・・・・・(70%) イライラする・・・・・(67%) 食欲亢進・・・・・・・(53%) 排便回数が多い・・(46%) 目の具合が悪い・・(35%) |
| 他覚 症状 |
甲状腺腫・・・・・・・・・・・・・・・・・(96%) 頻脈<1分間に100以上>・・・・(95%) 皮膚の変化・・・・・・・・・・・・・・・・(92%) 振戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(90%) 甲状腺の血管音・・・・・・・・・・・・(70%) 眼球突出・・・・・・・・・・・・・・・・・・(52%) 心房細動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4%) |
| 症状 | <1>甲状腺腫脹(甲状腺腫) <2>眼球突出 <3>頻脈 <4>その他: 1.心悸亢進 2.異常心電図 3.不安 4.手指振顫 5.易発汗性 6.羸痩など。 ◎甲状腺ホルモン過剰の結果 <1>基礎代謝率(BMR)の上昇 <2>血中タンパク結合ヨードの増量 <3>トリオソルプ値増加 <4>ヨード摂取率の増大 などが見られる。(薬学大辞典p427) |
| 安心して出産を | 「甲状腺ホルモンが過剰に作られるバセドウ病は、男性より女性の方が患者の割合が高く、特に20代、30代の女性に多い。赤ちゃんを産むときに心配はないのか?「妊娠しにくい」「薬で子供に障害が出る」といった誤解が、いまだに消えない。 甲状腺専門の伊藤病院(東京都渋谷区)で最近、バセドウ病患者のための教室が開かれた。会場には若い女性が多く、妊娠している人の姿も見られた。「治療を始めて間もないのですが、いつになったら安心して子供が産めますか?」「子供もバセドウ病にかかるって本当ですか?」といった質問が飛び交った。 講師役の百渓尚子・内科部長は「医学が進み、バセドウ病の人も甲状腺ホルモンが正常に保たれていれば、妊娠出産での問題が意外と少ないことが分かった。だが、出産時に生命が危険にさらされやすいとか、バセドウ病の薬は胎児に毒だとか、昔の考え方が今だに消えない。患者が、必要もない不安に陥りがちだ」と話す。 バセドウ病や、その治療で使われる薬によって生まれてくる子の知能や体に障害が残るという見方には、はっきりした医学的根拠はない。 バセドウ病は血液中に甲状腺を刺激する抗体が出来る自己免疫疾患で、ホルモンが過剰に作られる。この抗体は胎盤を通って、胎児の甲状腺も刺激する。 抗体の濃度が非常に高い母親の赤ちゃんは、出生後、一時的にホルモン過剰になることがある。しかしこれも、その間だけ母親と同じ薬で治療することが出来る、という。胎盤を通って胎児の甲状腺を刺激した抗体は、早晩消える。 妊娠中に飲んだ薬の一部は、胎盤を通って胎児の体に入る。ただ、患者が薬を正しく使えば、妊娠し、出産できるということは定説になってきている。 バセドウ病は妊娠の初期に悪くなりやすいと言われる。実はこれは妊娠を維持するために胎盤から出るホルモンが、甲状腺を刺激することがあるためだ、病気が悪化しているのではない。 「妊娠が進むと、薬が入らなくなる人もいる。胎児といっても母胎にとっては『異物』なので、異物を排除する免疫機能が弱まるためだ」と百渓さん。 一旦良くなった症状は、出産後、反動で一時的に悪化することがある点には注意が必要だ。 妊娠初期には甲状腺ホルモンが高いままだと、流産を招くことがある。バセドウ病であることを知らずに妊娠し、治療をしていない場合などだ。家族にバセドウ病や橋本病の人がいて妊娠を考えている人は、簡単な検査を受けておくとよい。流産を経験した人も、念のため検査すると、バセドウ病が原因だったと分かることがある。 神奈川県に住む33歳の女性は、昨年、長女を出産後に自分がバセドウ病とわかった。母親も同じ病気だ。友人には病気を告げているが、遺伝だと思われるのが嫌で、夫の実家には話していない。「今は娘が同じ病気にならないか心配です」と言う。 対馬敏夫・東京女子医大教授(内科)は「確かにバセドウ病になりやすい体質は遺伝することもあるだろう。しかし遺伝だけで発病するわけではない」と話す。バセドウ病は幼いうちに発病することは、ごくまれだ。 「私の母親が橋本病、おじ、おばの3人がバセドウ病だが、私はならなかった。遺伝するがとうかは予測がつかず、病気自体、命にかかわるものでもない。あまり心配しないように」と対馬さんは話している。 |
| 社会活動 |
の制限、ほとんどない 「27歳の妹が2年ほど前から、だるい・汗をかく・脈が不規則などの症状を訴え、先日、バセドウ病と診断されました。病院では、まず薬、結果によって手術と言われました。妹は自衛官で、激しい訓練があるので心配です。運動や食事など中止することはありますか?完治するものでしょうか?」 ●どんな病気ですか? 免疫系に狂いが生じた結果、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。代謝が激しくなり、安静にしていても全力で走っているような状態になります。このため、やせたり、疲れやすくなったり、発汗や生理不順が起きたりします。目が出るのが特徴ですが、日本人では眼科治療をする人は少ないですね。 ●どんな人がかかるのでしょう? 思春期以降の若い女性に多く、女性患者は男性患者の10倍ぐらいで、お産や流産の後で発病することも多い。200人に1人がかかると言われ、ブッシュ前大統領夫妻がなったのも有名ですね。 ●薬で治りますか? 日本では飲み薬で甲状腺ホルモン合成を抑えるのが主流で、開始から約2ヶ月でホルモンはほぼ正常に戻ります。しかし、この時点で薬をやめると,再発する事が多い。2年間、薬を減らしながら飲んで、少量でホルモンが正常に保たれ、甲状腺が小さくなれば、薬をやめることを考えます。そこで止められる人は1/3以下ですが、少量の薬でコントロールされていれば、直ちにほかの治療法に変える必要はないでしょう。 ●手術はどんなものですか? 甲状腺の一部を取り除きます。残す量が多いと完全な治療が出来ず、少ないと機能が低下しますが、熟練した外科医が行えば、安全な手術です。 ●他に治療法はありますか? 放射性ヨードの飲み薬を使うアイソトープ治療があります。放射線で甲状腺の細胞を減らすので、効果は確実です。米国では全体の7割ぐらいが最初の選択としていますが、日本では3割以下です。飲む量が少なければ外来で、多ければ入院する必要があります。ただ、日本ではアイソトープ治療をやっている病院が限られています。発ガンや遺伝的影響は亡いとされており、もっと積極的に放射性ヨードを使うことを考えてもいい。ただ、将来出産の予定がある人や子供は第一選択枝ではないでしょう。 ●激しい運動は大丈夫ですか? 休んで安静にする必要はありません。ホルモンが高い時期は運動や過労は避けるべきでしょう。薬による治療をうけているときでも、ホルモンが正常になれば運動を制限する必要はありません。しかし、筋肉が減ってしまっているので注意が必要です。 ●食事で注意することは? コンブなどに多く含まれるヨードとの関係が昔から指摘され、ノリやワカメ、コンブの出汁にまで気を遣う人がいますが、その必要はありません。ヨード含量が特に多い健康食品を積極的に摂るようなことはしない方がいいでしょいう。 ●完治しますか? いずれの治療も後で再発する事があります。逆に何年かして甲状腺ホルモンが不足することもあり、治療後も定期検査は必要です。放射性ヨード治療のあとは特にホルモン不足が起こりやすいのですが、飲み薬で安全に補えます。 再発を自分で知る方法に脈拍があります。安静時でも大人で1分間に90回以上あったら要注意。駅の階段を上がって息苦しくなるのも怪しい。 検査がいらなくなるという意味での完治は難しいけれど、治療で比較的容易にコントロールでき、社会活動が制限されることもほとんどない病気であることを強調しておきたい。 |
| 20〜40歳代 女性に多い |
「Aさんは46歳の主婦で、健康だったため病院に行ったことが無かった。4月はじめに階段を上っていると急にふらつき数秒間、失神状態になった。驚いて近くの病院を訪ねたところ、高血圧と不整脈と言われ、来院された。このときの血圧は(196:92)と高く、脈拍数は毎分110であった。 頸部にある甲状腺が腫れて、少し目が出ていたため、内分泌検査をしたところ、バセドー病と診断された。 バセドー病はドイツ学派の病名で、米国ではグレーブス病と言われる。日本での患者数はおよそ1000人に1人とされる。男性1に対し女性3〜4と女性に多い。この病気は昔から知られているが、その正体ははっきりしない。免疫に関する[CTLA-4]という遺伝子の胃女医温清飲や環境因子により免疫の制御機構が壊れて、甲状腺ホルモンの分泌を刺激する受容体というタンパク質に対する抗体が生じ、このホルモンが過剰に分泌される病気と考えられている。 症状としては高血圧、不整脈、発汗、筋力低下、イライラ感などがある。Aさんにも同様の症状が見られ、不整脈とともに一時的に血圧が上昇して、脳に送られる血液が不足し、失神したと思われる。 不整脈と脈が速いために心臓が肥大して、心不全状態になっていることがある。また不整脈のために脳塞栓になり、発作することも予想される。Aさんは精密検査の結果、このような病気ではなかった。 バセドー病の治療は <1>甲状腺ホルモン合成阻害剤の投与 <2>放射性ヨードによる甲状腺細胞の破壊 <3>手術 の3つがある。薬物投与が一般的だが、副作用が生じる場合や効果がない場合は放射性ヨードが手術を行う。 特に甲状腺が大きく腫れている時は再発しやすい。さらに、この病気を十分に治療しないまま感染したり妊娠したりして強いストレスが加わると、39℃を超える発熱や下痢・嘔吐・意識障害などの陥り、生命の危機を招く『甲状腺クリーゼ』を起こす恐れもある」 |
| 自己抗体 | バセドウ病は自己免疫疾患の1つで、[抗TSH受容体抗体]という自己抗体が高くなることが多い。 |
| バセドウ病の漢方薬 | |
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