- ダイエットに注意
- ふだんから自分で注意してさえいれば、膀胱炎の発症をある程度防ぐことも可能だ。最も手軽で重要なのが水分を多めに摂ること。人間は1日平均7回、合計で2〜3リットルの量の尿を排泄する。しかし水分の摂取量が少なくなると、排尿の量も減る。したがって体内の老廃物の排泄がスムーズに進まず。雑菌が繁殖したり、尿路結石も出来やすくなるのである。症状が軽い場合、水分を多く摂取しただけで治る患者さえいるという。
Aさんは発病まで、「毎朝、朝食をとらない習慣。体重が増えるのを気にして、食事の量を減らしていた」と告白する。最近はダイエットブームで、朝食を抜いたり、水分をあまり摂らない女性が増えている。これが膀胱炎を起こす引き金になるケースが多い。
食事を摂らないと疲れやすくなる。仕事が忙しい、尿意を我慢するなどの悪条件が重なると、簡単に膀胱炎になってしまう
|
- 更年期障害
- 単純性膀胱炎は、機能的・形態的に尿路に異常のない人の膀胱炎です。
女性では尿意の我慢・寒冷・月経・妊娠・便秘・性交渉が誘因となって起こります。
症状は排尿痛・頻尿・残尿感などで、治療は抗生物質などの化学療法と一般療法(安静を保つ、局所を温める、水分摂取、刺激物をさけるなど)があります。これで良くなることが多いのですが、治りにくい場合は複雑性膀胱炎が疑われますので専門医を受診してください。
すぐに再発する場合、卵巣からのホルモン、エストロゲンの分泌の状態が影響していることがあります。エストロゲンの分泌が低下すると、萎縮性膣炎が起こりますが、膣壁以外にも外陰部など全体の皮膚、粘膜が萎縮して抵抗力が低下し感染しやすくなります。また、膣の自浄菌が減るため、細菌性膣炎が起こり、膀胱炎を繰り返しやすくなります。
あなたは、月経周期の不順もあるとのことですから、更年期障害も考えられます。
膀胱炎・膣炎に対してはエストロゲン膣錠剤の治療で十分ですが、他の症状に対しては、子宮ガンなどの検査をして上で、ホルモン補充療法を受けるのが有効と思われます。
|
- 膀胱頸部白斑症
- は組織学的には扁平上皮化症といわれ、悪性のものとは考えにくい。したがって抗菌化学療法、消炎剤や頻尿改善剤による対症療法で症状をなくなればそのまま経過観察する。症状が続く場合は麻酔をして尿道から内視鏡を挿入し、白斑の部分を電気的に焼く。すると、正常な組織が再生し症状も改善することが多い
|
- 間質性膀胱炎
- 間質性膀胱炎は何らかの原因で膀胱の粘膜の内側の層に炎症が起き、筋肉が萎縮する病気。
通常、膀胱には200〜400mlの尿が溜まると尿意を覚えるが、この病気になると膀胱が膨らまないため、100ml以下で一杯になる。
尿が溜まるとしみて痛みを伴う。
急性膀胱炎の症状に酷似しているため、医師は抗生物質を与え続けて治療を試みることが多い。しかし、症状は改善しないため患者は泌尿器科・婦人科・内科・精神科などを渡り歩くことになる。
医師によっては更年期障害と診断したりして、医師の認知度は低い。
米国では1995年の時点で50万人以上の患者が報告されているのに、日本では同じ時期の患者数が50人。医療レベルの違いが分かる。
国内で多くの患者を診てきた公立甲賀病院(滋賀県水口町)の上田朋宏泌尿器科医長は「人種差が大きいとは考えにくい。人口比から推定すると国内の推定患者数は25万人に達するのではないか?」とみる。
症状は
- 下腹部が激しく痛んでトイレが近くなるのが特徴。
- しかも尿検査をしても見つからない。
診断するには膀胱鏡で膀胱の内部を観察することが必要になる。
【自己チェック】
- ○女性である(患者の90%が女性)
○抗生物質を使っても症状が長期間続く。
○1日に20〜80回トイレに行く。
○尿が少しでも溜まると、膀胱が激しく痛む。
○排尿時・排尿後に不快感が続く。
|