ブドウ(葡萄)
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赤ブドウ葉」「ワイン

レスベラトロール   resveratrol
細胞老化を防ぐ
細胞の老化を防ぐ効果があるとされるポリフェノールの一種。
長寿遺伝子“サーチュイン遺伝子”を活性化する。
  • サーチュイン遺伝子は、カロリー制限した食事を30日〜60日続けると働きだす。
  • 老化を遅らせるサーチュイン遺伝子が作り出すサーチュイン酵素は、200種類以上の働きがあると見られている。たとえば
    1. インスリンの放出を調節して糖尿病を改善したり、
    2. ミトコンドリアの量を増やしてエネルギー活動を活発にさせる。
    3. 寿命を延ばし
    4. 皮膚を若返らせる

レスベラトロールは[ブドウ]や[落花生]などに含まれている。
  1. 天然ではグルコース(糖)と結びついた配糖体の形になっているが、取り出すと糖が切れた状態になる。糖と結合した方が安全性が高い。
  2. 水に溶けやすく体に吸収しやすい。
ユーカリやヤマゴボウの一種の培養細胞を使い、糖が切れた状態のレスベラトロール10mgをレスベラトロール配糖体2mgにできた。
レスベラトロールを、自然に存在するのと同様の状態で比較的安価に作りだすことに、岡山理科大学の浜田博喜教授の研究室が成功した。

ガン抑制物質
ブドウの果実などに含まれる天然の物質に、ガンを抑える作用があることが分かった、と米イリノイ大学のジョン・ペズッツ博士らの研究グループが1997年1/10日発行の米科学誌サイエンスに発表した。
ペズッツ博士らは、世界中の数百の植物を分析。さまざまな天然物質を抽出し、ガン抑制作用があるかどうか、マウスを使った動物実験や培養細胞実験で調べた。
その結果、
  • ブドウの他に、桑の実・ピーナッツなどが含有する『レスベラトロール』(resveratrol)と呼ばれる物質にガンを抑える働きがあることが分かった。
この物質を大量投与するマウス実験では、投与18週後にガン細胞が68〜98%消滅した。
毒性はないという
勃起不全(FD)改善
2010年、ブドウや赤ワインなどに多く含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」に、勃起不全(ED)を改善する効果があることが、大阪大学の辻村晃講師や福原慎一郎医師らの動物実験で分かった。
市販のED治療薬と併用することで改善効果がさらに高まった。
日本泌尿器学会で発表。
  • 研究チームは糖尿病を発症させてEDにしたラットに、レスベラトロールやED治療薬を4週間投与した。その後、電気刺激によって勃起機能を評価した。
    • 正常ラットの勃起機能を100とすると、
      • 無治療のマウスは約20、
      • レスベラトロールだけを与えた群は約80、
      • ED治療薬(レビトラ)だけでは約70まで回復した。
    • レスベラトロールとレビトラを併用すると約120と正常状態を上回った。
    • バイアグラなど他の薬でも同様の改善効果がみられた。
    • 糖尿病が原因で起こるEDだけでなく、心因性などのEDでも効果があると見られている。
    • ただ、直接、ワインと薬を併用するのは好ましくないという。

干しぶどう 米イリノイ大学シカゴ校のグループは、干しぶどうなどに含まれている酸などの物質に虫歯菌などの口内細菌の増殖を抑える効果があることを発見した。
  • 干しぶどうには虫歯菌の栄養源となる糖分がほとんど含まれていないので、食べることで虫歯予防効果が期待できる。
発見した物質は
  • 『オレアノール酸』と
  • 『オレアノールアルデヒド』
で、水1_g当たり約31マイクロc(1マイクロ=1/100万」溶けている環境では虫歯菌や歯周病菌が接着できない。濃度がこの30倍近くになると、菌の増殖がとまるという。
甲州ブドウ 20111年、山梨大学の鈴木俊二准教授らの研究グループは、細胞の老化を防ぐ効果が在るとされるレスベラトロール(ポリフェノールの一種)を、甲州ブドウの培養細胞から効率的に生産する技術を開発した。
甲州ブドウは日本呼吸の品種で、レスベラトロールを多く含んでいるのが特徴。
ブドウの培養細胞に波長312ナノbの紫外線を15分間照射したところ、非照射時より大量のレスベラトロールができた。
甲州ブドウの培養細胞の増殖能力は、ブドウの主要品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」から取りだした細胞と比較したところ、甲州ブドウが5倍以上早く増殖することが分かった。


ブドウの種子
  • 育毛物質
    • 1996年、協和発酵はワイン用のブドウの種子から育毛効果のある物質を見つけた。ネズミを使った実験で効果を確認した。既存の育毛剤は根元にある毛乳頭を刺激して抜け毛を防ぐタイプが主流だが、ブドウの種子から抽出した新物質は毛を作る細胞を増やし、毛の成長を促す効果があるという。この物質は、お茶の成分であるカテキンとエピカテキンが多数つながった物質であることが分かった
  • 酸化防止剤
    • 1996年、キッコーマンはブドウの種子から抽出した成分を使った天然の酸化防止剤を開発した。加工食品や飲料、調味料などの味や風味を維持する食品添加物として利用出来るほか、健康食品の原料にもなるという。 開発したのは「KPA40]。ブドウの種子から抽出した成分のプロアントシアニジンを濃縮、乾燥して粉末にした。価格は1kg当たり35000円。
        キッコーマンによると、プロアントシアニジンは食品に含まれる油脂やビタミン、色素などの酸化劣化を防ぐ機能を持つほか、動脈硬化を抑制する効果も認められるという
  • 傷の回復
    • 2002年、米オハイオ州立大学の研究グループは、ブドウの種の抽出成分に傷を早く治す効果があることを確認した
  • オリゴメリック・プロシアニジン(OPC)

フラボノール
  • 抗うつ作用/動脈硬化防止
    • 2010年、東北大学とサントリー、新潟薬科大学、立命館大学などは、ブドウの果皮や葉に含まれるフラボノールが、抗うつ作用や動脈硬化防止に役立つことを突き止めた。
      • フラボノールに結合する糖の種類によって機能が異なることが分かった。
    • 研究チームはフラボノールに糖がくっついたフラボノール配糖体に注目。
    • ブドウのゲノム(全遺伝情報)からフラボノールに糖をくっつける酵素の遺伝子を2つ発見した。
      1. グルクロン酸をつけてグルクロン酸配糖体を作る遺伝子
      2. グルコースなどをつけグルコース配糖体を作る遺伝子
      2つの酵素遺伝子の塩基配列はよく似ているが、そのうち1塩基だけ異なるだけで活性部位のアミノ酸の種類が変わることを突き止めた。
      1. グルクロン酸配糖体は・・・抗うつ作用
      2. グルコース配糖体は・・・・動脈硬化予防作用
      を持つ。
    • 研究を進めた中山亨・東北大学教授は“たった1つのアミノ酸の違いから、できる配糖体が変わることが分かった”


Grape skin extract ブドウ科アメリカブドウ(Vitis labrusca LINNE)又はブドウ科ブドウ(Vitis vinifera LINNE)の果皮より、室温時水で抽出して得られたものである。
主色素はアントシアニン(マルビジン-3-グルコシド等)である。赤色〜赤紫色を呈する。 着色料 Grape skin colour
Grape skin-derived substance
ブドウ科アメリカブドウ(Vitis labrusca LINNE)又はブドウ科ブドウ(Vitis vinifera LINNE)のうち、生食用又は醸造用ブドウの甲州、シャルドネ若しくはリースリング種の果皮搾粕より、室温時〜微温時エタノールで抽出して得られたものである。主成分はポリフェノールである
Grape seed extract ブドウ科アメリカブドウ(Vitis labrusca LINNE)又はブドウ科ブドウ(Vitis vinifera LINNE)の種子より、熱時水、温時エタノール若しくは室温時アセトンで抽出したものより得られたもの、又はこの抽出物を、酵母を用いて発酵処理したものより得られたもの、若しくはタンナーゼにより加水分解処理したものより得られたものである。主成分はプロアントシアニジンである。 酸化防止剤

ピオーネ 大粒のブドウ『ピオーネ』の露地物が出回りはじめた。ピオーネは1957年、静岡で巨峰とカノンホール・マスカットを掛け合わせて誕生した。
現在、岡山・山梨を中心に栽培されている。巨峰より大粒で房から実が離れにくく、日持ちする

【学名】 Vitis vinifera
【英名】 grape vine
【使用部位】 果実・葉。
【成分】 糖類
  酒石酸
  クエルセチン
  クエルシトリン
タンニン
リンゴ酸
ゴム質
重酒石酸カリウム
[薬性歌] 葡萄甘平痺淋透 益気強志乾発痘
湿痺・淋疾に応用。利尿作用があり、益気強志の力が強い。
葡萄(乾)は発痘を促進する。
効能効果 ○下す作用が速い、その実はもっと速く、炒って煎服。
○嘔。を治す。
 「根を濃く煎じて汁を取って飲む。」
○妊婦の胎児が上に突き上げるときに使う。(葡萄根)
○痘疹の発しないとき使う。
○杖瘡が切れずに内に損傷したのを治す。
 「根を搗いて患部に貼る。」


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