茯苓(ぶくりょう)
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ドクトルアウン・毒をとってあうんの呼吸で元気にキレイになりましょう
【処方名】 [茯苓][雲苓][雲茯苓][白茯苓]
【基原】 伐採して3〜5年経た松の根に生じるサルノコシカケ科 (Polyporaceae)のマツホドPoria cocos(Fr.)Wolfの菌核をそのまま乾燥。
マツホド:北アメリカでは古くからマツ(Pinus属)、モミ(Abies属)などの針葉樹以外にもモクレン(Magnolia属),ミカン(Citrus属)、コナラ(Quercus属)、ユーカリノキ(Eucalyptus属)などの広葉樹の根にも菌核を作る不完全菌類として知られていたが、1922年にWolfが菌核上に子実体を形成させることに成功し、子実体の形態からPoria属に移されPoria cocos(Fr.)Wolfと名付けられた。
★秋から冬にかけて、長さ90cmくらいの「茯苓突き」と称する鉄製の道具を、枯れた松の切り株の周囲の土中に突き刺し見つける。
★赤茯苓:菌核の内部が淡赤色
【性味】 味は甘、性は平、無毒。[平・補・燥・降・収]
味は淡、性は温《医学啓源》
【帰経】 □心・肺・脾・胃・腎経
□心、脾、肺に入る《中薬大辞典》
□手の太陰、足の太陽・少陽の経に入る《湯液本草》
□肺、脾。少陽の経に入る《雷公炮製薬性解》
□手足の少陰、手の太陽、足の退院・陽明の経に入る《神農本草経疏》
【分類】 利水滲湿薬
【薬性歌】 茯苓味淡利竅美
茯苓、味淡。湿を滲(もら)し、竅を利す。
白きは痰涎を化し、赤きは水道を通ず
《万病回春
効能

効果
◎強壮、鎮静、利尿剤
 
<1>胃を開いて嘔逆を止める。
 <2>心神を安らげる。
 <3>肺痿
 <4>痰壅を治す。
 <5>腎を丈夫にする。
 <6>小便の通りを良くする。
 <7>水腫を下す。
 <8>淋結を下す。
 <9>消渇
 <10>健忘を治す。
◎利水滲湿、脾を補し、心を安んず。
◎長く常用すると、不飢・延年・不老となる。「白茯苓に白菊花、或いは白朮を混ぜて丸めて任意に飲む。又は白茯苓に皮を剥いて(酒浸)し15日目に取り出して粉末にし1日3回、3銭づつ水で服用。」
◎自汗・盗汗を治す。「白茯苓を粉末にし、烏梅・陳mを煎じた湯出2銭服用。」
◎五淋と小便不利を治す。「煎・末服。」
◎淡味は竅を利し、甘味は陽気を助ける。
◎秘精剤・心虚夢泄剤として。:(酒浸)して光明砂とつかう。「細く砕いて毎回4銭づつ1日3回、米飲で服用。」
◎穀物を食べなくても良く、飢えない。「大麦麺1斤に茯苓末4両を混ぜ、生の牛乳を混ぜ四角い餅状に作り、熟して食べる。100日間はもつ。」又「白茯苓末4両・白麺2両を水に混ぜて黄b油の代りに煎じて餅を作って食べ、3日後に脂麻油を飲むと胃腸を潤す。」
◎ソバカスをなくし、顔色を良くする。「作末して蜜であえて塗る。
【修治】 (去皮)《万病回春》




<1>利尿作用:
「細胞内と細胞間質のイオン交換を促し、細胞間質液のイオン濃度を高める酵素の作用を増強する」
「イオン濃度を調節する水分代謝酵素を活性化し、細胞間に余分な水分がたまる浮腫を改善・防止する
<2>抗菌作用
<3>腸管弛緩作用
<4>抗ガン作用

【比較】 <1>白茯苓:利水滲湿、脾を補う。
<2>赤茯苓:清熱利湿

  
《陶弘景》白色は補し、赤色は利す
  
《張元素》赤は瀉し、白は補す
  
《李時珍》は血分に入り白は気分に入る
<3>茯苓皮:利水消腫、補益性はない。
<4>茯神:鎮静鎮痙薬で、養心寧神する。
<5>茯苓は利水・滲湿・補脾寧心。猪苓は利尿、除湿
薬徴 茯苓を云って茯神なし。療をなすに既に同じ。これを用ふるに応に嫌ふことなかるべし。
赤白補瀉の説、これ憶の断ずるところなり。従ふべからず。


茯苓の薬能
《神農本草経》
胸脇逆気、憂驪チ邪恐悸、心下結痛、寒熱、煩満、咳逆、口焦舌干を主り、小便を利す
《薬性提要》
脾を益し、湿を除き、心を補い、水を行らし、魂を安んじ神を養う
《古方薬議》
津を生じ、逆満を瀉す
《薬徴》
悸および肉ロ筋を主治するなり。
旁ら小便不利・頭眩・煩躁を治す。
心下悸・臍下悸・四肢聶聶として動く・身ロ動・頭眩・煩躁、一に是れ皆悸の類なり。小便不利して悸する者に茯苓を用ふれば則ち治す。その悸の証なき者に之を用ふれば、則ち未だその効を見ず。然れば則ち悸は、茯苓の主治するところにして、小便不利は則ちその傍治なり。頭眩・煩躁も亦然り。
《重校薬徴》
利水を主る
故に能く停飲、宿水、小便不利、眩、悸、ロ動を主治し、煩躁、ヲ渇不利、咳、短気を兼治す
心下悸する者、タ下悸する者、四肢聶々として動する者、身ロ動する者、頭眩する者、支満逆満する者、宿水涎沫を吐する者、嘔吐して渇する者、下利する者、短気煩躁する者、皆水飲の症なり。故に茯苓を用う。則ち小便快利し、其の患う所脱然として治す
《勿誤薬室方函口訣》
本草に云う、茯苓、主煩満と
《荒木正胤》
茯苓は地中の腐朽しかけた松の根に寄生する菌類の一種。この薬は筋肉の内部に隠れて見えない水毒を去るのに用いる
《中薬臨床応用》
痰飲には必ず茯苓を用うべし
《中薬大辞典》
湿を滲ださせ水を利す、脾を益し、胃を和ませる、心を寧んじ神を安らかにする、の効能がある。小便不利、水腫腸満、痰飲咳逆、嘔吐、水様性下痢、遺精、尿混濁、驚悸、健忘症を治す。


【薬対】 『茯苓+遠志』
『茯苓+甘草』
『茯苓+苦参』
『茯苓+桂枝』
『茯苓+広木香』
『茯苓+山薬』
『茯苓+車前子』
『茯苓+沢瀉』
『茯苓+猪苓』
『茯苓+人参』
『茯苓+半夏』
『茯苓+白朮』
配合処方 安中散
五苓散
《傷寒論》
茯苓飲
茯苓甘草湯
茯苓四逆湯
《傷寒論
茯苓沢瀉湯
茯苓補心湯

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