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| カルシウム(Ca)の働き | |
| ●月経前症候群(PMS)の改善 ●閉経後の骨粗鬆症の予防 ●精神的イライラを改善する ●血小板を活性化して出血時の血液凝固を早める ●白血球・リンパ球を活性化する。 ●血中コレステロールを低下させる ●神経伝達物質を産生 |
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| 記憶力 | 脳細胞に遺伝子操作を加え、記憶力を高めたマウスを、東京大学医科学研究所の御子柴克彦教授(細胞分子学)ら科学技術振興事業団のグループが誕生させた。 同グループは細胞の中にある小胞体という期間からのカルシウムの出入りが情報伝達に関わっていることに着目した。 脳の中央に記憶を支配する海馬がある。海馬の細胞にある小胞体で、カルシウムの出入りを制御しているタンパク質の遺伝子を働かないようにした。その結果、このタンパクのあるはずの位置からカルシウムが出ないマウスが誕生した。 このマウスの脳細胞を電気刺激したところ、反応が普通のマウスより明らかに高まっていた。 記憶力についてはプールで実験した。最初に足場を置いて泳がせ、その位置を覚えさせた。次に、足場を無くした上、水面下が見えないような濁った水を満たして泳がせた。すると遺伝子操作マウスは、足場があったはずの所を泳ぎ回って探した。その周辺にいた時間が普通のマウスより長かった。 外から細胞に入ってくるカルシウムが増えるよう遺伝子操作をすると、カルシウムが刺激となって記憶力が高まることは、動物実験で知られている。今回の実験は細胞内のカルシウムが減ることでも記憶が高まることを示し、矛盾しているようにみえる。 御子柴教授らのグループは、1つの細胞内であっても、場所によってカルシウムの役割が異なると考えている。小胞体から出るカルシウムは神経の働きを抑制するとみられ、「記憶が一見相反するように見える『刺激と抑制』のバランスで成り立っているのではないか」と話す |
| SNP | 長寿 理化学研究所などのグループは、細胞内のカルシウム濃度調節に関係しているミトコンドリアのDNA(デオキシリボ核酸)の個人差(SNP)を突き止めた。 見つけた2つの型のうち1つは、長寿に関係しているとの報告があり、日本人がどうして長生きできるかの理由を探る手がかりになりそう。 成果は2006年8/11のPLOSジェネティクスに掲載。 細胞内の小器官でエネルギーを生み出す『ミトコンドリア』のDNAを調べた。ミトコンドリアDNAは核DNAに比べて個人差が大きい。 35人の被験者から採血し、約16000ある塩基配列を解読。8711番目10398番目の塩基配列の並び方が生命現象で重要な働きを担っているカルシウム濃度の変化と関係していることを突き止めた。 10398番目の塩基配列は「G型」と「A型」がある。日本人の長寿者にはG型が多く、100才以上だと約8割を占める。 |
| 生活習慣病 | 主要栄養素の中で足りないとされるカルシウム。不足すると、加齢によって骨量が著しく減少する骨粗鬆症など、様々な病気が待ち受ける。カルシウムの専門家3人の話をもとに、その役割と上手な摂取法についてまとめた。 話を聞いたのは、東京都老人医療センターの折茂肇院長、埼玉医科大学の須田立雄教授、日本女子大学の江沢郁子教授。カルシウムの働きの解明や骨粗鬆症の予防などで業績をあげている3人だ。 成人の体内には、約1kgのカルシウムがあり、99%は骨と歯に蓄えられている。そのカルシウムは日々、骨と血液の間を活発に出入りしている。 須田教授は「骨が一度できたら変化しないと思ったら大間違い」と指摘する。骨を溶かす破骨細胞と新しく骨を形成する骨芽細胞という2つの細胞が作用し、毎年6%弱の骨が更新される。17年程度で全部の骨が入れ替わる計算だ。 (1)わずかながら血液に含まれるカルシウムの役割も重要。筋肉や神経の働きを正常に保つには、血液中のカルシウム濃度が一定でなければならない。濃度が下がると、副甲状腺ホルモンが分泌され、破骨細胞が骨を溶かし、血中にカルシウムを送り出す。 人間は若いうちにどんどん骨が成長し、20〜45歳の間に骨量がピークを迎える。その後は、破骨細胞の活動に骨形成が追いつかなくなり、骨量が減っていく。ピーク時の骨量の平均値に対し、骨量が7割未満になると、骨粗鬆症と診断される。7〜8割なら、同症の予備軍である「骨量減少」とされる。 折茂院長は「骨折するまで病気ではないと考えるのは間違い。骨折しやすくなった骨粗鬆症はすでに病気」と語る。国内に1000万人の患者がいるとも推定されているが、自覚症状の無い人が多い。女性ホルモンには骨を守る働きがあるため、女性ホルモンの分泌が低下する閉経後の女性に症状が現れやすい。 予防策ははっきりしている。若い内に骨量のピークを高めるとともに、年取ってからの骨量の減少を最小限にくい止めること、つまり、一生涯、カルシウムをとり続けることだ。 若い女性がダイエットでカルシウム不足に陥ることが多いが。折茂院長は「そのツケはいずれ出る。特に、痩せて小柄な女性は骨が少なくなり、リスクが高いと言える」と警告する。 (2)カルシウム不足の影響は骨以外にも出る。副甲状腺ホルモンの分泌増加が血管へのカルシウム流入を促進し、動脈硬化が進む。 (3)副甲状腺ホルモンは脳細胞へのカルシウム流入も促進すると言われる。脳細胞が死に、老人性痴呆症を加速する可能性があるという。 厚生労働省が定めているカルシウムの所要量は、30歳以上で600mg。これを不足なく取るには、どうすれば良いが?まず、生活習慣を改善すること。カルシウムを多く含む食品を日常の食生活に取り込む。カルシウムの王者といえば乳製品。江沢教授は「牛乳はカルシウムに加え、その吸収を助ける成分を含んでいるため、吸収効率が高い」と指摘する。カルシウムは他の物質と結合していないイオン化した状態で吸収されるのだが、リンと結びつくと、腸内で沈殿することがある。乳製品に含まれるある成分は、リンとの結合を防ぐという。 江沢教授は「朝など、毎日コップ1〜2杯の牛乳を飲むように習慣づける」ことを提案する。またカレーやサラダなどの料理を作る際、スキムミルクをちょっと混ぜるのも一案。味に大きな変化はないが、効果は大きい。 魚では、シシャモなど骨ごと食べられるものがいい。小松菜やトウフ、海藻などの食品をできるだけ取り込むことだ。 カルシウム吸収に不可欠なビタミンDも忘れてはいけない。ビタミンDは腎臓や肝臓を通じ、ホルモンの一種である活性型ビタミンDにつくりかえられ、小腸上部でのカルシウム吸収を助ける。人間は太陽光を浴び、体内でビタミンDを作り出す。夜の仕事が多い人は魚類などからのビタミンD摂取を心がけたい。 さらに運動。骨の形成には、筋肉や重力による刺激が必要だ。長期間、宇宙にいた宇宙飛行士の骨が弱くなることは良く知られている。 |
| 生活習慣病の原因にも 「カルシウムは骨の中だけでなく、生命を維持する血液中にも存在しています。食事など口から摂取するカルシウム不足で血液中のカルシウム濃度が低下すると、からだは骨を溶かして血液中のカルシウム濃度を維持しようとします。しかし微調整がうまくいかないのでカルシウムを過剰に溶かしてしまうのです。そのため、血中のカルシウムの濃度が高くなりすぎて生活習慣病などのリスクが高くなります |
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| ダイエット | 体脂肪が減少 肥満の男女34人をA・Bの2グループに分け、 Aグループは1日に400〜500mgのカルシウムを食事で摂取 Bグループは1日に400〜500mgカルシウムを食事で摂取し、500gのヨーグルトを食べた。 A・B両グループとも1日の摂取カロリーを500kcal減らした。 2週間後、AB両グループともに体重・体脂肪・ウエストサイズが減少したが、Bグループの方が、明らかに減少幅が大きかった。 |
| 体内のカルシウムが十分にあると、脂肪の合成が抑えられ、分解が促進される。 | |
| カルシウムの摂取量が多いほど、便から排泄される脂肪の量が増えるらしい。 | |
| 発作 | 大学生の頃から[手足のチクチクするようなしびれ感]に気づいていたが、特に病院にかかったことは無かった。ところが、先日、[全身のケイレン]と[意識消失発作]があり、診断した主治医から精密検査を受けるように指示され、来院となった。 発作直前にテンカンによく見られる前兆はなく、脳血管障害のような後遺症も全くなかった。発作時には、手関節や肘関節が曲がったまま全身が強直。さらに筋肉を叩くと瞬間にケイレンが起きたという。この症状は[低カルシウム血症]による「テタニー」に特徴的である。血圧を測るように腕に帯を巻いて圧迫すると、手指の伸展性のケイレンが誘発されるので確認出来る。 健常者では血液1dl中に含まれるカルシウムは8.5〜10mgで、たとえカルシウムの取り方が少なくとも血中濃度が減ることはない。というのはカルシウムが足りなくなると副甲状腺ホルモンが分泌され、このホルモンの働きにより骨からカルシウムが供給されるからだ。 このホルモンを分泌する副甲状腺は甲状腺の背面に左右上下に4固あるが、1個のサイズはたった数10mgという小さな組織である。この組織が萎縮してホルモンを出せなくなり、血中のホルモンが同5〜7mgまで減っていたのである。以前からの手足のシビレもカルシウム減少のせいだった。 このような病気を『特発性副甲状腺機能低下症』といい、比較的まれな遺伝性疾患とされている。10以下の小児に多いが、成人に発症することもあり、この場合は後天的な自己免疫疾患の可能性が指摘されている。甲状腺ガンの手術後に同様の症状が起こることも知られている。副甲状腺ホルモンは最近、人工合成されるようになったが、幸いなことにこの病気の治療には血中カルシウムを上昇させる活性型ビタミンD剤が有効で、ケイレンを防ぐことが出来る。 |
| 精子 | 受精の現象にカルシウムイオンの細胞内放出が欠かせないことを発見したのが、「御子柴細胞制御プロジェクト」で総括責任者を務める御子柴克彦・東京大学医科学研究所教授である。5年間にわたる今回のプロジェクトでは、神経の情報伝達や受精などの細胞のダイナミックな現象を理解し、これを制御するための技術を開発することを目標に置く。 性ホルモンやインターロイキン類など細胞間で情報を伝達する物質については、分子生物学はこれまでにも多くのことを解き明かしてきた。しかし、こうした情報伝達物質が細胞に達した後、細胞内でどのように情報が伝わるのかとなると、分かっていることはとたんに少なくなる。御子柴氏は早くからカルシウムイオンに注目しいくつもの発見をしてきた。 その最大のものが、細胞内のカルシウムイオンのタンクがあり、その水門を『イノシトール3リン酸受容体』というタンパク質が固めているという事実だ。ex.精子が卵子に潜り込むと、間を置くことなくタンクがカルシウムイオンを放出、これをきっかけに静かだった細胞が動き始める。同じことは、神経細胞が別の神経細胞から情報を受ける際にも起こることが分かった。神経伝達物質の刺激は、カルシウムイオンタンクの開放を起こすという機構で見る限り、受精と全く変わらない。調べてみると、筋肉の収縮、免疫系や内分泌系の活性化など、非常に多くの動きが同様の仕組みで進んでいた。 研究グループが現在、注目しているのが脳の病気とカルシウムイオン放出機構との関係である。これまでに、放出機構を妨害すると小脳の記憶メカニズムが働かなくなるこたを確認した。又、タンクに細工をすると実験動物が癲癇<テンカン>のような発作を起こすことを確認している。プロジェクトでは、さらに多くの病気と放出機構との関係を調べていく。 研究のための道具はいくつか取りそろえた。カルシウムイオンを観察するための蛍光タンパク質、カルシウムイオンタンクの水門タンパク質を染める抗体のほか、タンクをつぶす為のレーザー照射技術、水門タンパク質が欠けたノックアウトマウスなど多彩なメニューを駆使する。 『カルシウムイオン』は細胞にとっては毒物であり、細胞外の濃度に近ずくと死んでしまう。「こんな物質を情報伝達に使うのは、死ぬ気になって働けと自らにムチを打っているのでしょうか」(御子柴氏)カルシウムイオン最大のナゾの解明もプロジェクトの目標だ |
| カルシウム | ||
| 正常値 | @総カルシウム・・・・9〜11mg/dl (4.5〜5.5.mEq/リットル) Aイオン化 Ca・・・・・4.48±0.08mg/dl |
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| Ca低値 | ◎血清カルシウム低値を示す疾患 | |
| 副甲状腺ホルモン不足 | ・術後性副甲状腺機能低下症 ・特発性副甲状腺機能低下症 ・偽性副甲状腺機能低下症 |
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| 腎疾患 | ・腎不全 ・尿細管性アシドーシス ・Fanconi症候群 |
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| 腸管吸収不全 | ・吸収不良症候群 | |
| 中毒 | ・抗ケイレン剤中毒 ・クエン酸中毒 |
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| ビタミンD欠乏・合成障害及び受容体機能異常 | ・くる病 ・骨軟化症 ・ビタミンD欠乏症 ・ビタミンD依存症 |
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| Ca高値 | Ca吸収亢進 | ・ビタミンD中毒症 ・サルコイドーシス ・ミルク・アルカリ症候群 |
| Ca排泄低下 | ・家族性低Ca尿症性高Ca血症 | |
| 骨代謝の 変化・破壊 |
・悪性腫瘍: humoral hypercalcemia of malignancy(HHM) local osteolytic hypercalcemia(LOH) ・悪性腫瘍の骨転移 ・白血病 ・悪性リンパ腫 ・異所性副甲状腺機能亢進症 ・甲状腺機能亢進症 ・多発性骨髄腫 ・副甲状腺機能亢進症 ・アジソン病 |
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| 欠乏症と毒性 | |
| ◆筋力が低下し、筋無力症またはマヒ状態になる。 ◆腸がマヒし腸閉塞。 ◆膀胱がマヒして拡張。 ◆知覚が鈍くなる、 ◆反射が低下する |
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| 欠乏症 | @低カルシウム血症 A麻痺 B心臓障害 |
| 毒性 | @高カルシウム血症 A麻痺 B心臓障害 |
| 血液中の カルシウム分布 |
透析性 Ca (全カルシウムの67%) |
@イオン型・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54% Aリン酸、重炭酸、有機酸との結合・13% |
| 不透析型Ca (全カルシウムの33%) |
タンパクとの結合型・・・・・・とくにアルブミン。 |
| カルシウム | ・カルシウムは骨を作る成分ですが、[筋肉の収縮][神経の興奮伝導][酵素の活性化][ホルモン分泌]など、人体に重要な役割を担っています。 |
| Ca | ■カルシウムは人体内に含まれるミネラルで、最もその量が多く、体重の約2%を占める。その99%以上が骨や歯の硬組織中に、ヒドロキシアパタイトに類似した結晶の形で存在する。 ■食事からカルシウムを吸収するためにはカルシトール(活性型ビタミンD)が必要です。 ■成人体内にリン酸塩として、あるいはタンパク質に結合して細胞中にある。 ■所要量 米国立衛生研究所は94年、カルシウムの適切な摂取量は成人で1000mg/1日、閉経後ないし65歳以後は1500mg/1日を目標にすべきだと発表した。 |
| 骨の ミネラル |
◎モル比から計算した骨の中のミネラルの平均的組成: [(Ca2+)10(H2O+)2(PO43-)6(OH-)2(Mg2+)0.3(Na+)0.3(CO32-)(citrate3-)0.3]4 ◎Caは成人で約1kgあり、 99%=骨と歯に存在。 1%=タンパクと結合あるいはイオンの形で体液中に存在。 |
| 機能 | @骨と歯の形成 A血液凝固 B神経筋の被刺激性 C筋収縮性 D心筋伝導 ○骨・歯などの硬組織をつくる細胞の情報伝達に関与。 ○血液の凝固作用に関係。 ○心筋の収縮作用を増す。 ○筋肉の興奮性を抑制する。 ○刺激に対する神経の感受性を抑える。 ○トリプシンなどの酵素作用を活性化する。 |
| 生理作用 |
■細胞の浸透圧調整 ■Na、Kイオンとの拮抗作用。 ■筋肉や神経の興奮性の調節。 ■神経の刺激伝達。 ■血液凝固、酵素活性の賦活性因子としての働く |
| 吸収 | 砂糖が・・・カルシウム吸収促進 「単独より10倍高い」東京農大が確認。 |
| リン・・・吸収阻害 「ハムや即席めんなどの加工食品に、粘着や発色効果を狙って添加される『リン酸塩』に含まれる「リン」は、小腸内でカルシウムと結びついて、カルシウムの吸収を妨げる。 また過剰な食物繊維の摂取もカルシウムの吸収に悪影響を及ぼす。 タンパク質を土台にしている骨は、カルシウムを吸収して硬い骨基質をつくる。同時に体が必要とするカルシウムを血液中に排出する。 蓄えられるカルシウム量は20代前後で最大になる。健康であればカルシウムの形成と破壊がバランス良く繰り返される。ところが極端なダイエットや閉経すると、女性ホルモンの減少とともにカルシウム量は減少する。また食事からの栄養バランスが崩れても、破壊が骨形成を上回るため骨粗鬆症になる。 リン酸塩をカルシウムの2倍量を超えて摂ると、カルシウムがリンと結びついて腸から吸収されなくなり、カルシウムは骨形成に使われなくなるという。 カップめん(中華味)・・・リン酸塩(120mg/100g) カップめん(和風味)・・・リン酸塩(230mg/100g) |
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| カルシウム ポンプ |
■カルシウムポンプのタンパク質の立体構造解明 2000年、東京大学分子細胞生物研究所の豊島近教授の研究グループは、筋肉の収縮や細胞死(アポトーシス)など非常に多くの生命現象に関係している『カルシウムポンプタンパク質』の立体構造を解明した。このポンプは細胞内のカルシウムイオンを細胞外に運び出す役目を担っている。研究成果は脳卒中治療薬の設計などに役立つという。 カルシウムイオンは、細胞内の内外で濃度が2万倍も違い、その濃度勾配が崩れると、筋肉が収縮したり細胞が自殺したりする。 カルシウムポンプは、細胞内から細胞外へカルシウムイオンをくみ出して細胞内外の濃度勾配を保つ働きがある。 豊島教授らは、困難と言われていたカルシウムポンプタンパク質を結晶化することに成功し、高輝度光科学研究センター(兵庫県三日月町)の大型放射光施設「SPring-8」のX線分析装置で立体構造を解析した。 その結果、全長12.5ナノメートル(1ナノ=1/10億)のタンパク質の一部がエネルギー分子の補給によって3ナノメートルほど変形し、それに伴ってカルシウムイオンが細胞膜の内側から外側に1.5ナノメートル動くことが分かった。 |
| スポーツ | トップレベルで活躍する選手の第1条件 として、ほとんどの指導者が故障が少ないことを挙げる。ケガに強い肉体を作るため、最近は科学的な筋力トレーニングの話題ばかり先行するが、その土台となる「骨」に関する知識・意識は驚くほど低いようだ。 最近の子供の骨はもろくなった、とよく指摘される。実態はどうか? 【11〜15歳の骨折率】 1982年・・・・0.37% 1996年・・・・0.65% 14年で1.5倍に増えたことになる。 増加の背景には「親の認識不足がある」と専門家は口をそろえる。 大手食品会社が、子育て中の母親に実施した調査結果がある。それによると ※カルシウムが最も必要な年代は? (答え:7〜19歳)・・・・・・3割母親が不正解 ※骨量のピークは? (答え:20歳前後)・・・・・6割の母親が不正解だった。 700mg強とされる1日に必要な摂取量は7〜14歳までは平均でクリアしているが、学校給食が弁当に切り替わる影響で15〜19歳では577mgと急激に減少。「骨」という観点から見れば、昨今の食卓が偏ったメニューであることが分かる。実は、カルシウムは日本人の平均摂取量が所要量を一度も満たしたことがない、唯一の栄養素である。 ピークの20歳までに骨量を上げないと、それ以降では増やすのは困難で、少年期の食生活が骨の健康の一生を左右するといっても過言ではない。特に中学生時代にカルシウムの摂取を怠れば、青年期にはケガをしやすく、高齢になると骨粗鬆症が待ちかまえている。2005.1.12《日本経済新聞》 カルシウムが不足していてはトレーニングしても効果が上がらないばかりが、筋力をつけすぎて、骨が耐えきれずに骨折したという、笑い話のようなことが起きている。 |
| 無害化 | アスベストを無害化 骨の成分でもあるカルシウムは、実は低温でも反応しやすく、様々な物質とすぐ結合する性質を持つ。 “もう無害ですから、ビンから出しても大丈夫”群馬工業高等専門学校の藤重昌生助手は小石のような塊を手のひらにのせて見せた。同校の小島昭教授と開発した新技術でアスベスト(石綿)を無害化したものだ。 石綿(アスベスト)は髪の毛の1/5000という細い繊維状で、吸い込むと「中皮腫」などを引き起こすことで問題になっている。 新技術はアスベストをフッ化カルシウムや炭酸カルシウムなどのカルシウム化合物と混ぜて600℃〜700℃に加熱する。そうすると、繊維状の構造が消えて無害な粒状になる。すべストの中のケイ素と結合しやすいカルシウムのおかげで「壊れないと思われていたアスベストが簡単に壊れる」と児島教授は解説する。 |
| 含んでいる 食品 |
[牛乳および乳製品] [肉][魚][卵] [穀物食品][豆] [果実][野菜] |
| 自分でつくる カルシウム |
鶏卵の殻を乾燥させます。 それをミキサーで粉末にします(きれいな粉末になります) そのままスプーンなどで飲む、又はカレーなどにいれて食べる |
| 調節 | 京都大学鍋島陽一教授らは、体内のカルシウム濃度を一定に保つ仕組みを解明した。動脈硬化や骨の劣化に関係するタンパク質が、濃度を厳密に守る役割を果たしていた。 成果は2007年6.15号のサイエンスに掲載 カルシウムは様々な機能を持っていて、体内で一定濃度を保つ必要がある。 濃度の調整はビタミンDのようなホルモンが担っている。 研究チームは『アルファクロトー』と呼ぶタンパク質を欠いたマウスで動脈硬化や骨密度低下などが起こり、それがカルシウムを関係深いことに着目。研究の結果、このタンパク質が腎臓や脳などのカルシウム濃度の調節を担う組織で働いていることを見つけた。 濃度が低下するとアルファクロトーが働き、カルシウムの運搬やホルモン分泌を促して濃度を上昇させていた。 |
| Ca2+ Ca++ |
イオン化カルシウム ◆種々の生理作用を営んでいるのは、イオン化カルシウムです。 「神経筋作用」 「細胞膜機能」 「外分泌および内分泌作用」 ◆腸管からの吸収、腎での排泄・吸収、骨での吸収・形成の3つの経路でCa代謝が調節されている。 PTHと活性型ビタミンDが協動的に作用しているので、一方が欠乏しても低Ca血症などのCa代謝異常を引き起こす。一方、いずれかのホルモンの過剰で高Ca血症が引き起こされる ◆血中のカルシウム濃度が高くなりすぎると心臓の動きが止まり(心停止)、また、濃度が低くなりすぎると呼吸が止まる(呼吸停止)。 ◆神経細胞の働きは正確なCa2+濃度に依存しています。 ◆多くの酵素はCa2+を補助因子として必要です。 ◆血液が凝固するにはCa2+が必要です。 ◆骨と血液の間の恒常性を調節する上で重要なホルモンが上皮小体から分泌されるPTH(parathyroid hormone上皮小体ホルモン)です。
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| カルシウムチャンネル <1>チャンネルとは、簡単にいえば、細胞の膜を貫通するゲートつきのトンネルである。このトンネルを通じて、細胞の内外のイオンが出入りする。イオンが出入りすることによって、細胞内の電位が変化する。前にも述べたように、神経の軸索を伝わる電気信号である活動電位は、ナトリウムイオンが細胞内に流入することによって生じる。 又、伝達物質の受容体の多くは、チャンネルを内臓している。例えば、人の筋肉にあるアセチルコリン受容体は、アセチルコリンが結合することによって、内臓するナトリウムチャンネルを開くのである。 <2>ナトリウム、カリウム、カルシウム、or塩素イオンなど、通過するイオンの種類ごとに異なるチャンネルがある。さらに、同じイオンを通すチャンネルにも、ゲートを開閉する仕組みや機能の異なる、様々な種類が存在する。チャンネルによって毒の効果に違いがある為、逆に毒を使ってチャンネルの種類や機能が調べられることも多い。(川合述史著「一寸の虫にも十分の毒」p170〜173講談社より) |
| カルシウムいろいろ |
| イオン化カルシウム: ※腸管から吸収しやすく血中のイオン濃度を高める ※骨塩量の増加もしくは改善に結びつかない。 血中カルシウム濃度が正常な人がイオン化カルシウムを摂取し過ぎると、急激に血中濃度が上昇し、そのために副甲状腺ホルモンが作用し、余分なカルシウムを細胞内に取り込むと同時に、体の恒常性機能(ホメオスタシス)が働いて排泄が始まるので、血中濃度は急激に下がる。すると、副甲状腺ホルモンが再び作用して、血中濃度を維持するために骨からカルシウムを溶かし出してしまうというマイナス現象が実験で確認。 |
| 未焼成カルシウム(未焼成Ca) (貝殻、真珠の真珠層、造礁サンゴ、骨又は卵殻を乾燥して得られた、カルシウム塩を主成分とするものをいう。) 強化剤 Non-calcinated calcium |
| 貝殻未焼成カルシウム 貝カルシウム(貝Ca ) 貝殻を、殺菌、乾燥し、粉末にして得られたものである。 主成分は炭酸カルシウムである。 Non-calcinated shell calcium |
| 骨未焼成カルシウム 骨カルシウム(骨Ca) 獣骨又は魚骨を、殺菌、乾燥し、粉末にして得られたものである。主成分はリン酸カルシウムである。 牛骨はBSEの危険があるのでやめた方が良い。 Non-calcinated bone calcium |
| サンゴ未焼成カルシウム コーラルカルシウム(コーラルCa) サンゴカルシウム(サンゴCa ) イシサンゴ目(Scleractinia)の造礁サンゴを、殺菌、乾燥し、粉末にして得られたものである。主成分は炭酸カルシウムである。 Non-calcinated coral calcium |
| 真珠層未焼成カルシウム
真珠層カルシウム(真珠層Ca ) ウグイスガイ科アコヤガイ(Pinctada fucata)から得られる真珠の核を除いた真珠層を、殺菌、乾燥し、粉末にして得られたものである。 主成分は炭酸カルシウムである。 Non-calcinated mother-of-pearl layer calcium |
| 卵殻未焼成カルシウム 卵殻カルシウム(卵殻Ca) 卵殻を、殺菌、乾燥し、粉末にして得られたものである。 主成分は炭酸カルシウムである。 Non-calcinated eggshell calcium |
| ラクトビオン酸カルシウム 2007年9月、量産化技術が開発された。 吸収率は炭酸カルシウムの約2万倍。 体内での吸収率も高い。また、飲料にした場合、透明の飲料ができる。 |
| 関連情報 |
「ミネラル」 「ダイエット」 「モロヘイヤ」 「動脈硬化」 「老人性痴呆症」 「血液検査」 「イオン」 「電解質」 「血小板減少症」 「病院ランキング」 「キレる」 「心筋症」 「クエン酸カルシウム」 |