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| COPD | Chronic Obstructive Pulmonary Disease |
| 病態 | 有毒な粒子・ガスの吸入により生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限を呈する。気流制限は、様々な程度の可逆性を認め、発症と経過が緩徐であり、労作時の呼吸困難を呈する。病変の主座は、末梢気道であるが、肺胞の破壊が優位なものが、いわゆる慢性肺気腫、中枢病変の進行が優位なものが慢性気管支炎である。臨床症状は、慢性のセキ、喀痰、労作時の呼吸困難がある。発症の危険因子として長期間の喫煙歴、職業上の粉塵暴露歴があげられる。 |
| 別名 タバコ病 |
【慢性閉塞性肺疾患】 =欧米では“たばこ病”とも呼ばれる病気で、有害物質を長期間吸い込んだために気管支が炎症を起こし、呼吸機能が低下するもの。 肺の生活習慣病とも呼ばれています。 ★主に慢性気管支炎と肺気腫からなります。 「慢性気管支炎」は気管支が炎症を起こして、セキや痰が常に出ます。「肺気腫」は肺が破壊されて穴が開き、進行するとすき間だらけになる病気です。 咳やタンは少ないのですが、呼吸機能が衰えて、息を吐き出しにくくなる病気です。 ★順天堂大学などが調査したところ、全人口の約4%、約300万人が罹っていることが分かりました。 世界の死亡原因の第4位。 ★最近、WHOがまとめた治療指針によると、慢性気管支炎と肺気腫という呼び名を止めて、 [咳]・[タン]・[息切れ]がある人をCOPDと呼ぶことになっています。 ★現在、患者の死亡率は8位だが、20年後には4位になると推定されています。 ★COPDは日常生活に支障を来すほど肺機能が低下する。世界の患者数は喘息よりも多いとされるが、患者の多くは診断を受けていない。 ☆50歳以上で喫煙歴が長い人は特に要注意。この病気では患者の大半が喫煙者で、タバコの本数が多く喫煙歴が長い人ほどリスクが高まる。重症になると歩くだけでも息苦しく、寝たきりの原因になる。 |
| 診断法は? | 1秒間に吐き出せる息の量を肺活量で割った値を1秒率といいます。 すなわち、鼻をつまんで息を吸い一気にはき出した時の量(努力肺活量)と、最初の1秒間にはき出した量(1秒量)を測定し、1秒量を努力肺活量で割った値が1秒率です。 呼吸機能が低下すると、一度にたくさんの息を吐き出せないので、1秒率は低下します。その値が70%未満になったらCOPDと診断します。症状が進行するつれて、値はさらに下がります。 ただ、診断に威力を発揮するスパイロメトリーという肺機能検査装置を持つ開業医は少ない。 |
| 検査 | スパイログラム・・・診断に必須の検査 胸部X線 フローボリュームj曲線 胸部CT 経皮酸素飽和度(Spo2) 動脈血ガス |
| タバコ | 肺ガンは、タバコを吸わない人でもなります。特に女性はそうです。ところがCOPDは患者の95%が喫煙者です。タバコを吸っている人のすべてが罹るわけではありませんが、喫煙者の15%〜20%ぐらいがCOPDになるとされています。 タバコの影響を受けやすい体質の人は、65歳ぐらいになると、日常生活をしていても呼吸困難に陥る人が多くなります。 タバコを止めれば症状の悪化のペースは一般的に遅くなります。70歳まで吸っていても、禁煙すれば効果は表れます。COPDに罹りやすい体質かどうかを調べる方法は今のところ無いので、禁煙することが大切です。 いったん壊れた肺は元に戻らない、残った肺を大切に使っていかねばならない。 |
| 原因 | 東京都老人総合研究所と順天堂大学の研究チームは2006年9/13、高齢者に多い肺の病気『慢性閉塞性肺疾患(COPD)』が、ビタミンC不足と喫煙が原因で起きることをネズミの実験で確認した。 COPDの初期症状は息苦しさが目立ち、進行すると呼吸困難となって死に至る。患者数は急増している。 石神昭人東京都老人総合研究所主任研究員と瀬山邦順天堂大学医学部助教授らの成果で、米国胸部疾患学会雑誌に掲載。 ネズミはビタミンCを体内で作ることが出来るが、遺伝子組み換えで、ビタミンCをつくることが出来ないネズミを作り、タバコの煙を吸わせた。その結果、約2ヵ月でCOPDを発症した。煙を吸わせなかったネズミは6ヵ月で発症した。 40歳ぐらいで発症する例が増えている。日本の潜在的患者数は500万人を超えるといわれている。 |
| 治療は? | 治す方法は確立されていませんから、禁煙が一番です。 ★肺機能が落ちている人には抗コリン剤やベータ2刺激薬、テオフィリンという気管支拡張剤のいずれか1つを投与します。悪化するにつれて2剤、3剤と併用します。非常に悪い時にはステロイドの吸入薬な内服薬を使います」 ★肺気腫の場合は、肺容量減少術という手術をする場合もあります。症状改善がネライで、重症の人が受けると多くは劇的に良くなります。 「3〜4年すると元の状態に戻ることもありますが、そうなるまでの間、患者さんは日常生活を快適にすごせます。肺の上部に患部が限られている人にはおすすめできます」 ★呼吸しにくい状態が続くと、酸素が足りない状態が続くことになり、心不全で死亡する危険が高まります。重症になると鼻にチューブをつけて携帯用の酸素濃縮装置から酸素を送り込む在宅酸素療法をします。 |
| 西洋薬 | 独製薬大手のベーリンガーインゲルハイムは米ファイザーと協力し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬「スピリーバ(一般名:チオトロピウム)」をオランダとフィリピンで発売したと発表。 2005年5月、アストラゼネカは気管支拡張剤ホルモテロールとステロイド剤を肺に吸入する薬剤を、すでに欧州で発売している。 |