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| 打撲 (だぼく) |
=打ち身。 ◎初期には出血を止めることに専念し、止血後に活血行血させる。 ◎米俵など踏み外し打撲して、小便涓滴も通せず、ただ血のみ少し出る症、先ず桃核承気湯など用いて佳し。それにても効なき症は大黄附子湯を用いるべし。この附子を用いることは《真藤九志》数試みたる処なり。1貼に附子2銭ばかりもちゆれば早速通利するなり。亦八味地黄丸を用いることもあり。《勿誤薬室方函口訣》 |
| 【民間療法】 | ○アカネ・アマドコロ・イカ・イチヤクソウ・イボタノキ・ウシ・ウマ・オトギリソウ・カキドウシ・カマキリ・キハダ・キョウチクトウ・クサノオウ・クスノキ・クチナシ・コウホネ・小便・スミレ・ダイコンソウ・タケニグサ・ツワブキ・テンダイウヤク・トチノキ・ドジョウ・ニワトコ・ネギ・ネムノキ・ハコベ・バショウ・ビワ・フキ・フナ・ベニバナ・ホウセンカ・ヤブコウジ・ヤマモモ・ヨモギ。 |
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雲南白薬 黄蓍建中湯 黄連解毒湯 葛根湯 桂枝加朮附湯 桂枝去芍薬加蜀漆龍骨牡蠣湯 桂枝茯苓丸 鶏鳴散 五積散 三黄瀉心湯 紫雲膏 四順清涼飲 七里散 走馬湯 疎経活血湯 大黄附子湯 治打撲一方 通導散 桃核承気湯 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 当帰芍薬散 伯州散 復元活血湯 茯苓杏仁甘草湯 |
| 治験 | ☆「本郷3丁目の志母谷氏の母は60歳である。かって縁側から落ちて、したたか前額を打ち、その部分が腫痛していたが、2、3日で腫がとれた。ところが左の眼瞼の周囲が紫黒色になった。そこで私に治を乞うたので、紅花と菊花の2味を等分に合わせて、濃煎して温湿布したところ3日ですっかり良くなった。」 ☆「また45歳女性。ある日、車に乗ろうとしていて、誤って転倒し、面部を打って、そこに紫黒色の斑点が出来た。そこで前と同じもので湿布したところ、その斑点は全部なくなった。」 ☆「打撲跌損傷を治する秘方があり、重傷で死に瀕するようなもので、まだ脈さえあれば、これがノドを下れば蘇生するという処方をあげている。それは11月に野菊の花を、枝・葉もつけたままで採って、陰干ししておき、必要なときに野菊の花1両に、童便と無灰酒をそれぞれ1椀ずつ加え、煎じて熱いものを呑むとある。」 ☆「本郷元町2丁目の消防夫、年62。かって屋上から墜ち、強く左の胸肋を打撲し、ひどく痛むので、私を迎えた。そこで卵白をつけたところ、数日で疼痛が軽くなったが、起臥するたびに、ひきつれ痛み、息を吸うたびに攣痛する。しかもしきりに咳をするので、左脇下が膨満して苦しい。そこで、再診するに、脈が沈遅で緊を示し、舌上には苔がなく、食欲は平生と変わらない。左脇下は痞硬して動悸があり、気分がふさいで外出するのを嫌がり、毎夜盗汗が出る。 大小便は平生と変わらないが、尿の色が少し赤い。よって柴胡桂枝乾姜湯+芍薬を与えたところ、3日で大効があり、遂に全治した。」 ☆「丸山田町の鋸の目立て職の妻、年30が、かって夫に打擲され腰から背・脇まで疼痛して、堪え難く、咳が出て、呼吸が促迫し、悪寒発熱し、盗汗、不食、二便不利があり、その上、奔豚気のように時々下腹部から心下に突き上げてくると云う。診察してみると、脈が沈緊で、舌上に白苔があり、心下が石のように硬い、そこで柴胡桂枝乾姜湯+茯苓杏仁甘草湯を与え、卵白を痛むところに塗ったところ、5、6日で全治した。」 ☆「1男児、5、6歳。豚児と遊戯をしていたところ、外から1人の児が来て、竹杖でその児の頭部をなぐったので、すぐに倒れて気絶しそうになった。そこで冷水をそそぎかけたところ蘇生した。ところが、次に耳と鼻からも出血した。 私はこれに抑肝散+菊花を与えて全治せしめた。」(山田業精・和漢医林新誌第176号) |
| 関連情報 |
「打ち身」 「血行不良」 「座骨神経痛」 「児童虐待」 |