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| 関連情報 |
「ガン」「大腸ポリープ」「大腸憩室」「肥満」「便秘」「慢性下痢」「コロコロ便」「腹部膨満感」「裏急後重」「遺伝子」「食物繊維」「アスピリン」「霊芝」「田七人参」「サメ軟骨」「腸管免疫」「CRP」 |
| 大腸 | 約1.5〜2bある大腸は、盲腸からS状結腸までの長い「結腸」と、S状結腸を過ぎてから肛門までのごく短い「直腸」に分けられる。 |
| 病態 | 大腸粘膜より発生した悪性腫瘍 |
| 検査 | 赤血球・・・・基準値以下 CEA・・・・・・基準値以上 腹部X線・・・閉塞像 |
| 自己診断 リスト |
(以下の症状が2週間以上続く者は、専門医に相談しましょう。) <1>早期大腸ガンに見られる症状: ○お腹が痛くなり、トイレに行くが、なかなか便が出ない。 ○お腹が痛くなり、排便せずにいても、そのうちに痛みが無くなる。 ○大便に真っ赤な血がついていた。 ○大便がチョコレート色をしている。 ○排便しても、残っている感じがする。 ○排便後、ティッシュに血が付く。 ○オナラが出ないで、下腹部が膨れた感じがする。 ○最近、細い便しか出ない。 ○最近、腰が重く、お腹がスッキリしない。 <2>頻度は少ないが、要注意な症状: ○急に、便秘気味になった。 ○最近、立ちくらみを起こすことがある。 ○顔色が悪くなった。 ○便の形がいびつで、一部が削られたようになる。 <3>進行ガンor他の疾患も考えられる症状: ○排便のたびに、肛門が痛い。 ○ウサギの糞のように、コロコロ便が出る。 ○便秘と下痢を繰り返す |
| 種類 | 1)進行ガン: 「直腸に多く次いでS状結腸、盲腸で、下行・横行結腸には少ない。結腸には上行結腸・横行結腸・下行結腸があり、大腸の大半を占める」→「直腸ガン」 「50〜60才代の男性に多い」。 2)早期ガン |
| 陥凹型の 大腸がん |
従来大腸ガンはポリープが変化してガン化するものと思われていたが、ポリープ以外で大腸ガンになるタイプを、工藤進英・秋田赤十字外科部長が発見。 ◎分解酵素の異常で発症することが分かった。 ◎原因となる遺伝子:[APC] |
| 大腸ガンの病期 | |
| 0期 | がんが粘膜内にとどまる |
| T期 | がんが大腸壁にとどまる |
| U期 | がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器に及んでいない |
| VA期 | 腸管近くのリンパ節に転移 |
| VB期 | 腸管から離れたリンパ節に転移 |
| W期 | 腹膜・肝臓・肺などの他臓器へ転移(遠隔転移) |
| 結腸ガン(95〜97) | |||
| 順位 | 病院名 | 診療科 | 所在地 |
| 1 | 大阪府立成人病センター | 消化器外科 | 大阪 |
| 1 | 愛知県がんセンター | 消化器外科 | 愛知 |
| 3 | NTT東日本関東病院 | 外科 | 愛知 |
| 3 | 都立駒込病院 | 外科 | 東京 |
| 5 | 静岡県立総合病院 | 外科 | 静岡 |
| 5 | 虎の門病院 | 消化器外科 | 東京 |
| 7 | 埼玉県立がんセンター | 消化器外科 | 埼玉 |
| 7 | 岩手県立中央病院 | 消化器外科 | 岩手 |
| 7 | 東海大病院 | 消化器外科 | 神奈川 |
| 10 | 九州がんセンター | 消化器外科 | 福岡 |
| 10 | 福井県済生会病院 | 外科 | 福井 |
| 12 | 大阪労災病院 | 外科 | 大阪 |
| 12 | 宮城県立がんセンター | 外科 | 宮城 |
| 14 | 北里大病院 | 外科 | 神奈川 |
| 15 | 富山県立中央病院 | 外科 | 富山 |
| 15 | 小倉記念病院 | 外科 | 福岡 |
| 15 | 岡山済生会総合病院 | 外科 | 岡山 |
| 15 | 山形県立中央病院 | 全体 | 山形 |
| 19 | 大阪医療センター | 外科 | 大阪 |
| 19 | 富士宮市立病院 | 外科 | 静岡 |
| 21 | 神奈川県立がんセンター | 消化器外科 | 神奈川 |
| 21 | 長崎医療センター | 消化器外科 | 長崎 |
| 23 | 横浜市大市民総合医療センター | 消化器病センター | 神奈川 |
| 24 | 和歌山県立医大病院 | 第2外科 | 和歌山 |
| 25 | 前橋赤十字病院 | 外科 | 群馬 |
| 25 | 大阪市大病院 | 腫瘍外科 | 大阪 |
| 25 | 小牧市民病院 | 外科 | 愛知 |
| 25 | 総合南東北病院 | 外科 | 福島 |
| 25 | 武蔵野赤十字病院 | 外科 | 東京 |
| 30 | 関東労災病院 | 外科 | 神奈川 |
| 内視鏡の扱いになれているかどうか? 「内視鏡を肛門から入れて最も遠い盲腸まで何分で到達させられるか?」 ・・・10分以内が目安。2分というベテランもいるそうです。 ○内視鏡の手法 @【ポリペクトミー】
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| ○結腸のリンパ節・・・腸管に近い方から以下のように分類 「N1群」 「N2群」 「N3群」 「N4群」 2005.2.13《日本経済新聞》から |
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| 腹腔鏡手術 | |||
| 順位 | 病院名 | 診療 | 所在地 |
| 1 | 虎の門病院 | 消化器外科 | 東京 |
| 2 | 大阪市立総合医療センター | 消化器外科 | 大阪 |
| 3 | 北里大病院 | 外科 | 神奈川 |
| 4 | 岩手医大病院 | 第1外科 | 岩手 |
| 4 | 大阪警察病院 | 外科 | 大阪 |
| 6 | 大阪市大病院 | 腫瘍外科 | 大阪 |
| 7 | 岡山赤十字病院 | 外科 | 岡山 |
| 8 | 山形県立中央病院 | 全体 | 山形 |
| 9 | 広島市民病院 | 外科 | 広島 |
| 10 | 広島大病院 | 第2外科 | 広島 |
| 11 | 関東労災病院 | 外科 | 神奈川 |
| 12 | 山口大病院 | 第2外科 | 山口 |
| 14 | 住友病院 | 外科 | 大阪 |
| 14 | 群馬大病院 | 消化器科外科T | 群馬 |
| 16 | 済生会福岡総合病院 | 外科 | 福岡 |
| 16 | 豊橋市民病院 | 外科 | 愛知 |
| 18 | 静岡県立総合病院 | 外科 | 静岡 |
| 19 | 横浜市大病院 | 第2外科 | 神奈川 |
| 20 | 横浜市大総合医療センター | 消化器病センター | 神奈川 |
| 20 | 亀田総合病院 | 外科 | 千葉 |
| 2005.2.20《日本経済新聞》 | |||
| 検査で |
6人死亡・・・ 2003年9/10、厚生労働省は内視鏡検査などの前に使う腸管洗浄剤『ニフレック』を飲んだ患者の腸に穴が開くなどの副作用が出て1992年から6人が死亡したと発表した。 ニフレックは塩化ナトリウムなどを配合した海水のような医薬品で、2時間以内に約2g飲み、排便することで腸内を洗浄する。 腸に穴が開いたり、腸閉塞になるケースも出ている。 |
| 内視鏡検査 | 2006年、富士フイルムは国立がんセンター東病院と共同で、高精度で大腸ガン患者を3次元撮影する技術を開発した。2013年の実用化を目指す。 内視鏡による画像を近赤外線を使って細胞レベルの高精度画像に変換する。 患部の一部を切断する従来手法に比べて @見落としが防げる A病気の進行状況が詳細に分かる 厚さ数ミリにわたり患者の内部を撮影する。画像は約20マイクロで細胞1個を映し出せる |
| 転移 | 転移抑制の遺伝子 2011年、京都大学の武藤誠教授と園下将大講師らは、大腸ガンの肝臓や肺への転移を抑える遺伝子を発見した。 成果は米科学誌キャンサー・セル(電子版)に掲載
ガン細胞は血管などの細胞と接触すると、Notdhというタンパク質に信号が伝わり、転移の引き金となる。Aesはこの信号伝達をジャマして、転移を抑える。 |
| 時間医学 | ガンの時間治療 横浜市立大学医学部付属病院では、ガン細胞と正常細胞が増殖し始める時間のズレを利用した時間治療に取り組む。 対象は進行性の大腸ガンで肝臓に転移して手術できない状態の患者。 太ももの動脈に細い管を入れて、肝臓に直接、抗ガン剤を投与する。
これまで70人に時間治療を実施、56人が肝臓のガンを切除することに成功した。 |
| 腹腔鏡手術 | 認定合格・・・53%・・・どまり 2005年、腹部に開けた穴からカメラや手術器具を通して行う腹腔鏡手術について、日本内視鏡外科学会が2005年春、消化器・一般外科分野の外科医に初めて実施した技術技能認定審査で、合格率が各手術部位の平均で53.0%にとどまった。 部位によっては6割台〜3割台までの差があることも判明。 医療分野の学会が医師の手術技量の認定制度を実施しているのは、 「日本内視鏡外科学会」 「日本脳神経血管内治療学会」 「日本心血管カテーテル学会」 などわずかしかない。国内には120以上の専門医の認定制度があり、定期的な更新制度など一定の基準を満たした39の専門医資格について、2002年4月から広告出来るようになった。がしかし、外科系の専門医制度では、その審査に手術技量が含まれていないことが多い。 操作を自動化 西川敦・大阪大学准教授らは医療機器製造の○○と共同で、体の中に細い器具を入れて胃や胆嚢などを治療する腹腔鏡手術で使う安全性の高い内視鏡を開発した。手術の際に必要な操作を自動化、人体を傷つけないようにした。内視鏡を操作する助手が居なくても、医師1人で手術できる医療機器として5年後の実用化を目指す。 腹腔鏡手術はお腹に開けた数カ所の穴から鉗子や内視鏡などを入れ、患部を切除したりする。開腹手術より患者の負担が少なく、入院期間も短い。通常は執刀医と内視鏡を操る助手の医師がペアで手術する。 開発した内視鏡は患者が寝ている手術台に固定し、空気などの圧力で伸縮させながらカメラなどを上下左右や前後に動かす。万一、カメラが他の機器や手術器具に衝突して思わぬ力がかかると、内視鏡を支える棒が外れるなどして人体を傷つける恐れが無くなる 内視鏡を自動的に操作する仕組みも導入。「ゆらぎ」と呼ばれる技術を活用し、あたかも熟練した助手が操作するようにカメラが巧に動くようにした。 |
| ワクチン | バイベンチャー企業の○○)はゲノム(全遺伝情報)データを駆使して、大腸ガン治療のためのワクチン開発に成功した。ワクチン注射で体内の免疫機能を高め、実際に高い確率で大腸ガン細胞を殺傷できる事も確認した。2010年頃までに実用化を目指す。 オンコセラピーは人間のほぼ全遺伝子の働きを調べている中村裕輔・東京大学医科学研究所教授の研究成果の独占使用権を持つ。ワクチンは医科研の田原秀晃教授の協力も得て開発した。 ワクチンには、大腸ガン細胞だけに多く現れるタンパク質の一部を使った。具体的には10個程度のアミノ酸で構成するペプチドと呼ばれる分子。これを注射すると、それまでは眠っていた血液中の免疫細胞であるT細胞が異常を検知して活発に働き出し、大腸ガン細胞を攻撃して殺す。 T細胞は注射したペプチドに対応して活性化するので、もとのペプチドが多くが存在するガン細胞だけをねらい打ちできるという。代表的な2種類の大腸ガン細胞に活性化したT細胞を十分な濃度で加えた実験で、80%以上のガン細胞を殺傷する効果を確認した。 大腸ガン細胞内に多く現れるタンパク質は、中村教授らが集めた膨大な遺伝子データを元に突きとめた。人間のゲノム解読の完了を受けて、こうした解析がしやすくなったという。 ワクチンは日本人の約6割が持つとされる白血球型の患者のガン細胞を使って作った。今後、他の白血球型でもワクチン造りを試みる。 大腸ガンでは年間約35000人が死亡。患者数は増加が続いている。 |
| フォルフォックス療法 | FOLFOX療法 「5FU」と「ロイコボリン(LV)」・オキサリプラチンの併用 「複数の抗がん剤を組み合わせて予後が悪い転移・再発大腸ガンを叩くのがフォルフォックス療法。 この療法では「オキサリプラチン」が2005年4月に承認されたことから、手術が出来ない転移・再発大腸ガン患者を対象に始まった。 欧米で実績があるため、日本国内では臨床試験を経ずに、再発大腸ガンの標準療法に指定された。大坂医療センターの三嶋秀行外科医長は「国内でフォルフォックス療法を普及させるなら日本人で効果を安全性をきちんと確かめる必要がある」として第二相臨床試験を約40の病院と共同で実施した。 投与した患者は97人。うつ48人で30%以上ガンが縮小した。副作用は白血球の一種である好中球が減少した患者が52人。ボタンがかけられないほどの重い神経症が出でた冠者が5人。いずれも欧米の結果とほぼ同じだった。 フォルフォックス療法には投与する時間の違いなどでいくつかのタイプがある。たとえば、フォルフォックス4は、まず抗がん剤のオキサリプラチンと抗がん剤の効果を高めるアイソボリン(商品名)を2時間かけて静脈に点滴し、続いて抗がん剤5-FUを一定量急いで入れ残りを22時間かけて点滴する。翌日はアイソボリンを2時間、5FUを22時間点適する。 患者の肩に治療器具を埋め込んでおき、病院の外来でここに針を刺して注入する。オキサリプラチンとアイソボリンは外来で点滴し、5FUは専用ポンプに入れて携帯し、自宅で投与する。これを2週間に1回のペースで5〜6ヶ月間繰り返す。 3種類の薬を静脈に点滴で入れるため専用準備も必要で、抗がん剤治療になれた医療スタッフによる連携が欠かせない |
| フォルフィリ療法 | FOLFIRI療法 「5FU」と「ロイコボリン(LV)」・イリノテカンの併用 |
| 西洋薬 | ○保険適用になっている抗ガン剤 「5FU」と「ロイコボリン(LV)」の併用 「UFT」と「ロイコボリン」の併用 「イリノテカン」 ○保険適用になっていない(2004年現在)抗ガン剤 「オキサリプラチン」 「カペシタビン」 「セツキシマブ」 「ベバシツマブ」 「アバスチン」・・・・米国で2004年2月、ガン細胞への栄養供給を絶つ血管新生阻害薬として承認された。 オキサリプラチンの効き目 「S100A10」というタンパク質の量によって効き目が故知鳴ることを谷川原祐介・慶應義塾大学教授が見つけた。2009年の日本薬学会で発表。 (セツキシマブ) ガン遺伝子「K-ras」の突然変異型を持つ患者では、効果が無いばかりでなく、無症候生存期間が短縮されるという臨床試験結果が出た。欧米では投薬の前にあらかじめK-rasの遺伝子解析をすることが要求される。 |
| 抗ガン剤 併用療法 |
@[5-FU]+[ロイコボリン](術後補助療法) |
| 進行期の大腸ガンの多剤併用療法 @[塩酸イリノテカン]+[ロイコボリン]+[5-FU] A[エルプラット]+[ロイコボリン]+[5-FU] |
| 大腸がんの危険因子 | |||
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| 食習慣と大腸ガン | ||
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| 尿検査 | (ジアセチルスペルミン) 尿検査で早期の大腸ガンを見つける方法を東京都立駒込病院などのチームが考案した。患者250人の尿に『ジアセチルスペルミン』という成分が多いことに着目。ガン細胞が盛んに増殖すると尿中に排出されると見られ、調べたところ、
集団検診 「国内で行われている様々な大腸ガンの有効性を検討していた厚生労働省研究班(主任研究官・祖父江友孝国立がんセンター情報研究部長)は2005年1/17、内視鏡やX線を使った検診は、自治体などが実施する集団検診としては勧められないとする新ガイドラインをまとめた。 厚生労働省が2004年度内に設置する予定の検診見直し検討会のたたき台となる。 ガイドラインは内視鏡による検診を、大腸ガンを早期に発見し死亡率を低下させる効果を示す証拠はあるものの、ショックや出血など無視できない不利益があるため、集団を対象として実施することは勧められないと評価。ただし、安全性を確保し不利益を十文説明すれば、人間ドックなどで個人を対象に実施するのは可能とした。 ・同様に、X線による検診も検査前の処置などで無視できない不利益があるため、集団検診では勧められないとし、個人対象の実施は可能とするのとどめた。 ・患者の糞便中に血が混ざっていないかを調べる便鮮血検査については「集団検診としての実施を強く勧める」とし、2種類ある方法の中でも、採便前の食事制限を必要とせず国内で広く使われている免疫法が望ましいとした。 |
| ダーモカイン | 2009年、京都府立医科大学の菊池正二郎助教は東京医科歯科大学の松井毅特任講師、エーザイと共同で、大腸ガンの早期発見につながる技術を開発。 血液中にある「ダーモカイン」というタンパク質の有無を調べることで、早期ガンの3割を発見できる。 腫瘍マーカーとして5年後に実用化する。 ダーモカインは皮膚で多く作られるタンンパク質で、松井特任講師がエーザイの子会社であるカン研究所に在籍中に発見した。 大腸にガンができると血液中に流れ出す。
ダーモカインが見つかる患者はp53で発見される患者とほとんど重複しないため、この2つのマーカーを併用すれば、早期大腸ガンの55%を発見できる。さらにCEA(癌胎児性タンパク抗原)も加えて3種類で調べれば、見つかるか確率は61%になった。 |
| ガンが成長 | 2007年、京都大学は大腸にできた腫瘍がガンに成る仕組みをマウス実験で解明し、3.19のネイチャージェネティクス(電子版)に発表。 血中の未分化骨髄球がガンの成長を促す酵素を出していた。 |
| 転移 | ☆大腸ガン患者の約3割が・・・肝臓に転移する。 2010年、武藤誠・京都大学教授らのチームは、大腸ガンが肝臓に転移する仕組みを突き止めた。肝臓に移動したガンが骨髄細胞をまわりに呼び寄せ、この細胞が正常組織を破壊することで、ガンが増え病巣が広がっていた。 呼び寄せるのを妨げる「CCR1阻害薬」を投与すると病巣拡大が抑えられた。 骨髄細胞の「未分化骨髄球」は血液中などにわずかに存在する。酵素を使って正常組織を壊す機能を持っており、大腸ガン細胞は是を利用し増えている。 ガン細胞は生地活性物質の「ケモカイン」を分泌し、このケモカインの受容体タンパク質を持つ骨髄球を近くに呼び寄せている。 研究チームはこのケモカインが作れないガン細胞や、受容体タンパク質が働かないマウスを遺伝子操作で作製し実験した。いずれも骨髄球がガン周辺に集まらなくなった。組織破壊も起こらず病巣は拡大しなかった。 そこで、受容体タンパク質とケモカインの結合をジャマする薬剤を、ヒト大腸ガン細胞を植えたマウスに投与すると、転移した病巣が拡大しないで生存期間が2倍に延びた。 ヒト大腸ガン細胞の約30%が、ケモカインを分泌していることが分かっている。 ☆リンパ節転移 2006年、癌研究会などは、ガンのリンパ転移を遺伝子レベルで正確に判定する方法の実用化にメドをつけた。 大腸ガンで有効なマークになるタンパク質を見つけた。 41人の大腸ガンの患者のリンパ節でテストしたところ、従来の手法では・・・転移無し・・・と見られたリンパ節にも転移していることを確認できた。 大腸ガンの場合、主に上皮細胞に含まれるケラチンというタンパク質を作る遺伝子を目印にすると正確に判定できることも突き止めた。 現在の手法は、手術中に摘出したリンパ節の一断面で切ってガン細胞の有無を顕微鏡で確認している。そのため転移を見落とす危険性があった。 2009年、大阪成人病センター研究所の宮本泰豪総括研究員は、大腸ガンから肝臓への転移に、大腸のガン細胞表面で働く『糖鎖』に特定の形をしたものが多いことを突き止めた。 健康な人の細胞では「タイプ1」と呼ばれる糖鎖構造が一般的だが、患者の43%でガラクトース(糖の一種)の結合の仕方が異なる「タイプ2」という糖鎖構造が多かった。 |
| イリノテカン 延命効果 |
94年に認可された塩酸イリノテカンは、発売後、副作用が問題になったが、欧州での大規模な試験で昨年、再発した大腸ガンに延命効果が確かめられた。」 |
| 便秘 | 便秘がちでも大腸ガンの発症リスクが高まることはないとする調査結果を、厚生労働省の研究班(主任研究官:津金昌一郎国立がんセンター予防研究室長)がまとめ、2006年12/20発表した。 便秘だと大腸に有害物質が長時間留まり、がんのリスクが上昇するとされてきたが、それを否定する結果。 調査結果は米国の医学誌「疫学紀要」2006年12月号に掲載。1993年〜2002年に40〜69歳の男女約58000人を追跡調査。期間中に大腸ガンを発症したのは男性(303人)女性(176人)だった。 便通の頻度を[毎日2回以上][毎日1回][週に2〜3回]に分けてがんリスクを調べた。その結果統計学的有意差はなかった。 便の状態との関係も検討。下痢の場合、直腸ガンの傾向が見られたが、今回の調査だけでは判断できないという。 |
| CRP | 2006年、炎症に関わるタンパク質の血液検査値が高いと、大腸ガンを発症する危険が増大することを厚生労働省の研究班(主任研究者:津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の調査で判明。 特に「結腸ガン」でその傾向が顕著に認められた。 研究班が注目したのは『CRP』と呼ぶタンパク質。 このタンパク質は体内で炎症が起こると増大することが分かっており、細菌感染症や関節リウマチなどの診断に使われている。40〜69歳の男女4万人を約11年半追跡調査した。このうち大腸ガンを発病した375人の保存血液の血中CRPを調べた。 分析には高感度CRP検査を用いた。 血液1g中のCRP・・・0.24_c未満を「1」とすると、 それ以上の場合・・・1.3〜1.6倍と高かった。 高感度CRP検査は心筋梗塞の危険性予測検査にも有効。 |
| 悪性化 CRD-BP |
(CRD-BP) 「『CRD-BP』というタンパク質が、大腸ガンのガン細胞増殖などを促すシグナルを結びつける主原因であることを、金沢大学がん研究所とウィスコンシン大学など日米の研究グループが突き止め、2006年6/15付けのネイチャーに掲載。
源利成・金沢大教授らは細胞内部のシグナルの相互作用を調べた。 タンパク質の合成を妨げるRNA干渉という技術でCRD-BPの働きを阻害したところ、阻害しない場合と比べ、ガン細胞のアポトーシスが約3倍、ガン細胞の増殖が1/4程度になった。 そしてβカテニンが細胞核に入ることでガン細胞の増殖スイッチが入り、CRD-BPを介してc-Mycなどが増えることが分かった。 源教授は「ガン悪性化の“司令塔”の役割を果たしているCRD-BPを攻撃することで診断・治療法に応用できるのではないか」と話している。 |
| APC遺伝子 | APCの突然変異 イスラエルのワイツマン研究所などの研究グループは、大腸ガンが発症するメカニズムの一端を解明した。大腸の細胞にある遺伝子『APC』が突然変異して、細胞の増殖能力が異常に高まり、大腸ガンが発症するという。大腸ガンの新たな治療法開発に役立ちそうだ。 研究グループは大腸ガン患者の約9割にAPC遺伝子の変異が生じていることに注目。この遺伝子が『β-カテニン』と呼ぶタンパク質の合成を抑えていることを突き止めた。 ベーター・カテニンには細胞分裂を促す遺伝子の能力を高める働きがある。 APC遺伝子に変異が生じると、ベーター・カテニンが増えて細胞分裂を促進させる遺伝子が刺激され、細胞の増殖が止まらなくなる。この結果、ガンが発症するという。 ベーター・カテニンの働きを抑える薬を開発すれば、大腸ガンを治療できる可能性がある。 『カドヘリン』というタンパク質にはベーター・カテニンの働きを抑制する効果があり、研究グループは大腸ガン治療薬の有力候補の1つとみている。 このほか、大腸ガンの治療法としては、大腸ガン細胞に正常なAPC遺伝子を組み込んでベーター・カテニンが過剰に出来るのを抑える遺伝子治療などが考えられる |
| KRAS遺伝子 | 2011年、米ライフテクノロジーズの日本法人は医療機関向けに、大腸ガンの遺伝子検査の補助試薬を発売、 大腸ガンの遺伝子検査はKRAS遺伝子の変異の有無を調べる。 検査は2010年保険適用となった。 新製品では組織からDNAを摂りだし、増幅して遺伝子解析するという一連の手順すべてをたどることができる。 (KRAS遺伝子) 正常細胞では細胞増殖を進めるアクセルとしての機能を持つが、変異が起きると常にアクセルを踏んだ状態となり、ガン化が加速する要因になる。 特に大腸ガンでは5割近くの症例においてKRAS遺伝子の変異が検出されるようです。 |
| 3D画像 | 国立がんセンターは、大腸をCT(コンピュータ断層撮影装置)で撮影し、3次元(3D)の立体映像化する「CTコロノグラフィー」の実用化を進めている。 1990年年代に欧米で導入された仕組み。 検診ではまず腹に炭酸ガスを入れて膨らませ、CTで撮影。。高精度のデータをもとに3D化することで、腸の内部を内視鏡で見ているような映像や展開図が再現できる。5mm以上のポリープはほぼ確実に見つかるという。 メリットは患者の負担が少ないこと。 内視鏡の場合、大量の下剤を飲んで腸をキレイにしないとうまく異常を把握できない。 CTコロノグラフィーの場合、検診者は前日にバリウム(造影剤)を飲み、翌朝ある程度排便をする。すべて排便しなくても画像上でデジタル処理でき、大腸の状態が分かる。 また、内視鏡は腸に直接挿入するため苦痛を伴い、1000人に1人程度は、腸壁に傷をつけることもあるという。 CTコロノグラフィーでは、曲がり角など死角にあるポリープもコンピューターが指摘、医師の技術差が影響しなくなると言う |
| 内視鏡 | 125倍のズーム 2010年、オリンパスは26インチモニターに最大125倍まで拡大して観察できる機能や、医師が任意に内視鏡の挿入部分の硬度を変えられる機能を搭載した大腸ビデオスコープを販売。 粘液などを洗い流して治療しやすくする「副送水機能」を新たに搭載した。 |
| 微小カプセル | 2011年、東京大学の片岡一則教授らは独自に開発した微小カプセルに抗ガン剤を入れて投与すれば、ガン細胞を効率よく殺せることをマウス実験で確認した。 血中で運ばれガン細胞に入り、細胞内で薬剤を放出する。 健康な細胞に入らないようにカプセルのサイズを調整するため副作用を抑えられる。 成果は1/6のサイエンス・トランスレーショナル・メディスンに掲載。 片岡教授らは高分子物質で直径約40ナノbのカプセルをつくり、内部に抗ガン剤を入れた。大腸ガンのマウスの静脈に微小カプセルを注射し、特殊な顕微鏡で生きたまま生体内の動きを観察した。 カプセルはガン細胞に直接取り込まれてから壊れて薬剤が放出され、確実な効果が見込める。 |
| 運動 | 運動が有効 「肉体労働や激しいスポーツなどで日頃体を体をよく動かす男性ほど、大腸ガンになる危険性が低下するという調査結果を、厚生労働省の研究班(主任研究者:津金昌一郎国立がんセンター予防研究室)がまとめ、2007年2/20発表した。 研究班は40歳〜69歳の男女約65000人を4年〜7年間追跡調査した。日常の身体活動を、肉体労働やスポーツをしている時間、歩いたり立ったりしている時間、座っている時間などに分類し、運動量に応じて4つのグループに分けて比較した 【大腸ガン】 男性では活動量が最も少ないグループの大腸ガン危険性を[1]とすると、 もっとも多いグループ・・・・0.69 【結腸ガン】 運動量が最も少ないグループを[1]とすれば 最も多いグループ・・・・・0.58 【直腸ガン】 活動量が増えても危険性が低下するとはいえなかった。 【女性】 女性では身体活動量と大腸ガンの危険性に関連性は無かった。」 |
| 蟯虫駆除薬 | (ピルビニウム) 2010年、米バンダービルド大学のチームは、昔から使われている蟯虫の駆除薬が大腸ガンの増殖を抑えることを突き止めた。 FDA(米食品医薬品局)から認可されている蟯虫駆除薬(ピルビニウム)を大腸ガンの細胞を培養した容器に入れたところ、ガンの増殖が止まった。 増殖に不可欠のタンパク質の1つの機能を妨げた。 |
| 【民間療法】 | ○ニンニク ○トマト トマトジュースに含まれる色素がネズミの大腸ガンの発生を抑えることを、秋田大医療技術短大部や京都府立医大などのグループが確かめ、日本がん予防研究会で報告した。 ネズミの腸に発ガン剤を入れた後、4種類の植物色素を別々に毎日胃に送り込み、6週間後に腸の状態を調べた。トマトの赤い色素である[リコピン]と緑の葉に多くてトマトにも微量含まれる[ルティン]を与えた2つの群で、前ガン病変の発生が何も与えなかった群と比べて減少した。 また、大腸ガン発生率に関し以下の比較を行った。 (35週間後の比較データー) <1>多量のリコピンと微量のルティンを含むトマトジュースを与えたグループ・・・・21% <2>リコピンだけを水に混ぜたグループ・・・33% <3>ルティンだけを水に混ぜたグループ・・・38% <4>水だけを与えたグループ・・・・・・54% |
| [紅参][霊芝][SOD][田七人参][サメ軟骨][スクアレン][有機ゲルマニウム] |