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大豆イソフラボンアグリコン





イソフラボンは大豆に含まれるポリフェノール(フラボノイド)の一種で女性ホルモンの一種である「エストロゲン」に似た構造を持っています。
そのため、女性ホルモン様作用があり、
・骨粗鬆症

更年期障害
乳ガン
前立腺ガン
動脈硬化
などに効果があるとされています




=非配糖体。
通常、大豆の中のイソフラボンはグリコシド(配糖体)という糖と結合した形で存在しています。この配糖体が体内で吸収される時には、腸内細菌が持つ酵素で糖を切り離して初めて吸収することができます。この糖が切り離されたものをアグリコン(ゲニン)といいます。大豆イソフラボンの生理活性の本体は、このアグリコンだと考えられています。
(グリコシド(配糖体)100%=糖40%+アグリコン60%)

ところが、腸内細菌の働きには個人差があるため、同じ量のグリコシド型のイソフラボンを服用しても、吸収されるアグリコンの量はまちまちになりハッキリしません。そこで、あらかじめ糖を切り離す技術をキッコーマンが成功し、高濃度のアグリコンを抽出することに成功しました(商品名・SoyAct)
イソフラボンの働きを素早く体感するには、腸内細菌に働きに左右されない「イソフラボンアグリコン」が最適なのです。
さらに、大豆イソフラボンのアグリコンには、ゲニステインとダイゼニン・グリシテインがあり、生理作用の主役はゲニステインであると考えられていす。SoyActのイソフラボンアグリコンには、ゲニステインが約52%、ダイゼニンが約42%、グリシテインが約6%含まれています
大豆イソフラボンアグリコンの構造は、エストロゲンに類似してしています。そのため、エストロゲンレセプターに対し親和性を示します。このため、植物性女性ホルモン(フェイトエストロゲン)とも呼ばれています

★アグリコンはグリコシドの2倍以上吸収される。
  アグリコンにすることで、以下の利点があります。
  1.吸収が早い
  2.吸収量が多くなる
  3.吸収率に個人差が少ない


2006年2/1、食品安全委員会の専門調査会が、サプリメントとしての摂取量の上限を、アグリコン(非配糖体)と呼ばれるタイプで換算して1日当たり30mgとする方針を固めた。
1日摂取量の上限を70〜75mgを超えない量と、食品安全委員会(内閣府)が決めた根拠は、イタリアの試験データなど。
イタリアで閉経女性を対象に、大豆イソフラボンを1日当たり150mg、錠剤で摂取し続けたテストで、子宮内膜増殖症の発症が有意に高かったこと。
日本で閉経前女性が1日当たり75.5mg継続摂取で、血中女性ホルモンが30%低下し、平均月経周期日数が延長したこと。


どうしで骨粗鬆症を防ぐのでしょうか?
  • 骨の主成分はカルシウムです。体内のカルシウムの99%が、骨のなかにあります。骨はカルシウムの貯蔵庫なのです。そして、骨は硬くて固定したもの、というイメージがありますが、実は骨も筋肉などのように代謝(入れ替わっています)しています。いつも古くなった骨を壊し(破骨)、新しい骨を作って(造骨)いるのです。成長期には骨をつくる細胞の働きが活溌で、どんどん骨を作りますが、20歳ごろからは造骨と破骨は同じくらい行われてバランスを保ちます。ところが、骨をつくる細胞(骨芽細胞)の働きが悪くなって、骨を壊す細胞(破骨細胞)ばかりが働くと、骨からカルシウムがどんどん溶け出し、骨はスカスカの状態になります
    イソフラボンは破骨細胞の暴走を押さえて骨からカルシウムが過剰に溶け出すのを防ぎ骨密度が下がらないようにする作用があります

さらに、最近の研究で、イソフラボンは単にカルシウムが骨から溶け出すのを防ぐだけでなく、骨を作る骨芽細胞の分化を促して骨密度を上げる、ということも分かってきました。
左の表は、骨芽細胞に大豆イソフラボンを与え、オステオカルシンというタンパク質が増加したかどうかを調べた表です。オステオカルシンは別名「骨形成マーカー」とも言われるように、骨芽細胞が分化する家庭で産生される成分で、細胞分化の指標(マーカー)になるとされています。
つまり、骨芽細胞に大豆イソフラボンを与えたとき、オステオカルシンが増えているようなら、骨形成が起きている証拠になるのです。いろいろな濃度の大豆イソフラボンをマウス由来の骨芽細胞様細胞に与えて48時間培養したところ、少量の投与で1.5倍近く増加していました。
国立健康・栄養研究所の石見研究室長らは骨粗鬆症マウスを使った実験で、「イソフラボンの投与+運動を行ったグループが最も骨密度が高くなった、と報告しています。この実験は、卵巣を摘出したマウスを使い、
1.卵巣摘出のみのグループ
2.ゲニステイン投与群
3.運動群
4.ゲニステイン+運動群
5.エストロゲン投与群
の5群に分け、28日後に大腿骨骨密度を測ったところ、4.のゲニステイン+運動群が、卵巣を摘出しているにもかかわらず疑似手術で卵巣を残したラットよりも骨密度が高く、また5.のエストロゲン投与群より高くなっていたのです。つまり骨密度を上げるには、大豆イソフラボンの摂取に加えて適度な運動が有効という結果が出たのです
骨粗鬆症は、簡単にいえば骨がスカスカになり、もろく折れやすくなる病気です。更年期の女性の場合、骨吸収(骨からカルシウムが溶け出すこと)を抑えるエストロゲンが減少するため、閉経後の10年間に骨量の15〜50%が失われるといわれています(1997年の日本骨代謝学会)。
骨をつくっている最も重要な成分はカルシウムです。カルシウムの摂取量が少ないと、木積都度が低下して骨が折れやすくなります。しかも、日本人は欧米人と比べるとカルシウムの摂取量が少なく、成人1人当たりの1日のカルシウム摂取量は約575mgです。これは、フィンランドやスウェーデンの1100〜1300mg、イギリスやアメリカの1000mg前後と比べると、半分ぐらいです。
ところが、骨粗鬆症で起きる深刻な骨折「大腿骨頚部骨折」の割合は、アメリカ人の半分くらいなのです。では何故日本人に骨折が少ないのか?・・・について研究者は日本人が常食している大豆製品に注目しました。
6群の骨粗鬆症モデルラット(n=8/群)に、6週間、以下の内容のイソフラボンを摂取させた後、脛骨の木積都度(g/cm2)を測定し、正常ラットと比較しました
第1群:イソフラボンアグリコンを摂取させない。
第2群:体重1kg当たり25mgのイソフラボンアグリコンを摂取。
第3群:体重1kg当たり50mgのイソフラボンアグリコンを摂取。
第4群:体重1kg当たり1000mgのイソフラボンアグリコンを摂取。
第5群:体重1kg当たり50mgのダイゼインを摂取。
第6群:体重1kg当たり50mgのゲニステインを摂取
その結果、イソフラボンアグリコンを摂取させたラットの骨密度減少が抑制されていることが分かりました。
また、ゲニステイン50mg摂取ラットにも抑制効果が見られることから、この予防効果の主体が、ゲニステインであることが認められました
第52回、日本栄養・食糧学会大会発表、1998年
試験方法

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