- 痴呆症
- 魚を食べていた「ギンさん」はアミロイド斑が出来ていたにも関わらず、アルツハイマー病を発症しなかった。
アルツハイマー病は老人斑が出来るとそれを処理しようと免疫細胞が働き始めるのだが、老人斑だけでなく正常な神経細胞も攻撃することで、脳の神経細胞が炎症を起こす。
それをDHAが修復することが分かった。
魚をを1日80g食べていた人は発症し、1日120g食べていた人は発症していない。発症しても1/5だった。
必要量:
- アルツハイマー型老人性痴呆症で死んだ人の脳内のDHAは、それ以外の原因で死んだ人の半分しかない
- 脳血管性痴呆症は、脳梗塞で脳細胞が死滅して発症。アルツハイマー型が圧倒的に多い欧米と異なり、日本の痴呆症の主流を占めている。
千葉大医学部第二内科、寺野隆非常勤講師らのグループでは、老人施設に入所する、中度の症状を持つ70〜90才代の患者16人にDHA120mg入りカプセルを6ヶ月間、毎日6個づつ経口投与した。1日当たりの投与量は大型イワシ2匹分相当。
痴呆の程度を質問方式で測定する「改訂・長谷川式簡易知能評価スケール」(30点満点)で測ったところ、16人中11人の評価点数が上昇。16人の平均点も15.7点から17.9点まで改善された。一方、対照群としてDHAを投与しなかった患者は点数に変化がなかった。効果は特に、直近の記憶・計算能力が顕著で、投与の副作用はなかった。
また、患者の血液を調べたところ、投与群では、細い血管でも通過出来るように赤血球が形を変える能力が、投与前より高くなり、血液の粘性も下がっていた
- 細胞を柔らかくする。細胞を活性化し、情報の伝達が早くなる
- 学習機能を向上
- 140兆個ある脳細胞の細胞膜を構成する物質
- 脳細胞間の情報伝達をつかさどるシナプスの構成成分
- 脳のリン脂質の中に入り、脳細胞を活性化する
- 統合運動障害(1997.4/8SCI会議の報告)
- 失読症(1997.4/8SCI会議の報告)
- うつ病を予防
- 脳梗塞(虚血性脳梗塞)
- 2010年、米ルイジアナ州立大学のチームは、魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)が、虚血性脳梗塞の神経細胞の傷害を食い止める効果があることを発見した。
- 研究チームは虚血性脳梗塞になった患者に3〜6時間かけてDHAを静脈注射した。
- 神経組織の傷害部位のうち、どれだけ修復したかを調べたところ、
- 3時間の場合・・・40%
- 4時間の場合・・・66%
- 5時間の場合・・・59%
- 修復できたという。
- DHAはオメガ3脂肪酸で、神経組織の発達には不可欠の物質として知られている。
- 網膜反射能
- 『血液網膜関門』に入っていける数少ない物質
- 網膜のなかのDHAは、全脂肪酸の50〜60%を占める
- 脂質を低下
- 血管に付着するのを防ぐ作用があるLDLコレステロールを支援する働きがEPAより強い
- 糖尿病
- 2011年、EPAとDHAを含む魚介類の摂取が血糖改善に効果的であるとする調査結果が日本糖尿病学会で報告された。
- アレルギー
- アトピー性皮膚炎(AD)や喘息を始めとするアレルギー疾患が増加し、大きな社会問題となっている。Hanifinや厚生省の診断基準(掻痒・特徴的皮疹・慢性の経過・アレルギー歴)により皮膚病変のみでなく、全身疾患であることを念頭にADの臨床診断を行った。なお、乳児湿疹など他の皮膚疾患とは区別した。
ADの病態は複雑で、炎症反応に関与する種々のエイコサノイドを産生するアラキドン酸カスケードが、ADの病態に深く関わっていると考えられる。
- EPAと同様にω3系の多価不飽和脂肪酸の1つであるドコサヘキサエン酸(DHA)の投与によって、AD患児の症状が改善すること、
- DHA投与がアラキドン酸カスケードに変動を与えることはすでに報告している。
今回は、多施設共同で研究を行い、DHA投与を行ったAD患児の症状改善についてさらに検討を加えた。
対象は岐阜大医学部小児科関連病院に通院しているAD患児62名(女児33名、男児29名、年齢11±5.9)。DHA投与前の患児全例に対して赤血球膜DHA分析を行い、その後DHAを45mg/kg/dayで3ヶ月以上投与した。投与開始前後では他の治療法の変更を行わないことを原則とした。一部の患児では赤血球膜DHA分析を行う他、ロイコトリエンB4、トロンボキサンB2、プロスタグランディンE2、F2α等のエイコサノイドの測定を行ってADの病態との関連を検討するとともに、投与後の変動をみた。
- その結果、DHA投与によってアトピー性皮膚炎は
- 62例中改善傾向が50% (31例)、そのうち15%(9例)で明らかな改善が認められた
- ヒスタミンを抑制する:アレルギー疾患に有効
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