動脈硬化
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ガンと動脈硬化のどちらが5年後の生存率が低いか?
  • ガンより低いこともある
    • 一般的にはガンの方が低いように思われるが、動脈硬化になる場所によっては、ガンより低い。
    • このことを知っている人は15.1%にとどまる・・・・J&Jのネット調査でわかった。
    • 動脈硬化は心臓・頭・足・首・腹部・腎臓などで起きるが、それぞれの部位で起きることを知っていると答えたのは
      1. 心臓・・・・86.9%
      2. 頭・・・・・77.6%
      3. 足・・・・・30%前後
      4. 首・・・・・30%前後
      5. 腹部・・・17.1%
      6. 腎臓・・・10%台
      危険因子としては「高血圧」「肥満」「喫煙習慣」「糖尿病」などがあり、これらのうち1つでもあてはまると答えた人は64.5%。
    • 動脈硬化の危険因子を持つ人に閉塞性動脈硬化症(PAD)に特徴的な「足の冷えやしびれ」などの症状の有無を聞いたところ、42.2%が「ある」と回答。
      • でも、このうち半数弱の47.7%の人が病院へ行っていなかった。
      • その理由として
        1. 病院に行くような症状ではないと思うから・・・40%台
        2. 年齢のせいだと思うから・・・・40%台
        病院に行った人でも、「循環器内科」や「血管外科」を選んで受診した人は11.4%だった。


動脈硬化症 動脈壁が限局的に肥厚増殖し、ここに脂質やカルシウム塩が沈着し血管壁の弾性線維が硬壊されて、血管の弾力性が消失した状態。
  1. コレステロール値が高いタイプと
  2. トリグリセリド値が高いタイプとがある。

動脈硬化とは、動脈の壁が厚くなり、脂肪が沈着し、弾力性がなくなって硬くなった状態で、脳・心臓・腎臓に起こりやすい。
  • 脳の動脈に硬化が起きると脳卒中を誘発し、
  • 心臓に起きると心筋梗塞を起こしやすく、
  • 腎臓に起きると尿毒症になる危険性がある。
  1. 血中を流れるLDLコレステロールを食べたマクロファージが、肥大して死亡する結果、動脈壁は増大する。
  2. マクロファージは酸化していないコレステロールは食べない。
すなわち、動脈硬化は・・・活性酸素の問題
酸化させないことが問題の解決となる。
→免疫細胞の一種「マクロファージ」が血液中の酸化した悪玉コレステロール(LDL)を食べて血管壁に沈着すると動脈硬化になる。酸化LDLを食べたマクロファージが『AIM』というタンパク質を放出し、アポトーシスを起こさないように自らに働きかけていることを、宮崎徹・東京大学大学院医学系研究科教授が突き止めた。遺伝子操作でAIMを作れないようにしたマウスは、血液中のLDL値が高い高脂血症になっても動脈硬化にならなかった。
女性よりも男性に多く、高血圧者に多い。
又、急性伝染病や、梅毒・リウマチ・アルコールニコチン・カフェインなどの中毒と関係が深く、体質は多血質・卒中体質に多く、老化現象の1つの現れとされています。(水野.米田共著「家庭の民間薬・漢方薬」ヨリ)
動脈硬化が進むと最低血圧が下がります(→「低血圧」「脚気」)
病態 動脈壁への脂質の蓄積や細胞増殖による動脈硬化(粥状硬化・中膜硬化・細動脈硬化)に起因する疾患。
検査 血液生化学検査
  ・総コレステロール・・・基準値以上
  ・HDLコレステロール・・・基準値以上
  ・中性脂肪・・・・・・・・・基準値以上
  ・リポタンパク(a)・・・・・・基準値以上
  ・RLP-コレステロール・・・基準値以上
胸・腹部X線
心電図・・・・虚血性変化
血圧脈波検査
  1. ・ABI・・・基準値以上
    • ABI(足関節/上腕血圧比)とは足関節収縮期血圧/上腕収縮期血圧のことです。
       通常は下肢(足関節)の血圧は上肢(腕)の血圧と同じか少し高いのですが、この比が0.9以下の時は、下肢の動脈に狭窄または閉塞が疑われます。両側足関節と両側上腕の血圧を同時に測ることによってABIを算出し、下肢動脈の狭窄・閉塞を評価しようとする検査です。
    • また血圧の左右差を知ることも重要です。
  2. PWV・・・基準値以上
    • PWV(脈波伝播速度)について
      心臓から押し出された血液により生じた拍動(脈波)の伝わる速度(腕から足首まで)を測定する検査です。
眼底検査
頭部CT・・・多発性低吸収域
超音波:
  ・病変部血管でプラーク・石灰化
  ・ドプラーにて血流変化・・・(頚動脈エコー検査)
RIアンギオグラフィ・・・狭窄部で血流低下
血管撮影
サーモグラフィー
動脈硬化指数
=(
コレステロール
含有量
善玉
コレステロール
含有量
)÷ 善玉
コレステロール
含有量
指標 IMT→「糖尿病


病理学的には次の3種に動脈硬化を分類
粥状硬化症
stherosclerosis
アテローマ(粥腫)が動脈壁に出来る。「鉛中毒
中膜硬化症
madial sclerosis
上下肢の中等大動脈が石灰化
細動脈硬化症
arteriolosclerosis

内臓の血管の侵され方で
脳動脈硬化症
物忘れ・めまい・頭痛・手足のしびれ・舌のもつれなどの症状を呈し、「脳血栓」や「脳出血」を起こす。
一過性脳虚血・脳梗塞・脳出血の原因。
(症状)
冠状動脈硬化症
心臓部の圧迫感や痛み・むくみ・動悸・息切れなどの症状で、「狭心症」や「心筋梗塞」を起こす。
狭心症・心筋梗塞の原因。
(症状)
腎動脈硬化症
尿の異常、夜間尿の増加があり、尿毒症を起こす
動脈硬化性萎縮腎
(症状)
大動脈硬化
(症状)
  • 心臓部にうずくような痛み
下肢動脈硬化
(症状)
  • 間歇性跛行
    • =少し歩くと痛みを覚え、しばらく坐って休むと、また歩ける。そして又少し行くと歩けなくなる状態。
末梢動脈硬化
(症状)
  • 手足の冷感
  • 歩行時に痛みなどがあり、軽快に歩けなくなります


原因


高脂血症
脂肪や糖分の摂取過多、
高血圧、
ホルモンの異常、
精神的ストレス、
血管壁の障害
間接喫煙(進行度合い平均20%アップ)
「周囲の人が吸うタバコの煙による間接喫煙の影響で動脈硬化が進むことを示す調査データを、米ウェークフォレスト大学のジョージ・ハワード博士らが13日、米医師会雑誌に発表した。
同博士らは、45〜65歳の男女約11000人を対象に、本人喫煙、間接喫煙と、動脈硬化の関係を約3年間追跡調査した。
画像診断で動脈を調べた結果、1日1箱以上のタバコを30年以上吸っている人は、喫煙経験が全くない人と比べて動脈硬化がすすむ度合いが平均50%高かった。
現在は禁煙しているものの1日1箱以上、25年間程度タバコを吸っていた人は、全く吸ったことが無い人と比べ、其の度合いが平均25%高かった。
間接喫煙に週20時間程度さらされる人も、周囲で禁煙が徹底している人に比べると、動脈硬化進行の度合いは平均20%高かったと言う。研究グループは「タバコと関係無い要素をデータから除去して分析した初の大規模な調査結果」と強調。「いったん喫煙が動脈に悪い影響を与えると、後で禁煙しても動脈硬化を治すことは難しい」と指摘している。 

[アポリポたんぱくa]
「大阪大学医学部の研究グループは動脈硬化を引き起こすタンパク質の合成 を阻止する物質を開発した。このタンパク質は『アポリポたんぱくa』と呼ばれ、生まれつき多く持つ人は動脈硬化になりやすい。開発した物質はタンパク質の遺伝子を切断し体内で作らせないようにする。動物実験で効果を確認した。
新物質を開発したのは阪大の荻原俊男教授と森下竜一助手ら。標的にしたアポリポaは罰のタンパク質と結合して動脈硬化の原因となる脂質の一種をつくる。遺伝的にアポリポaの多い人は血中にこの脂質が多く、動脈硬化につながる恐れのある『高リポたんぱく血症』になりやすい。
研究グループによると、高リポたんぱく血症の患者の数は国内に数十万人。虚血性心疾患や脳梗塞の患者ではアポリポaを多く持つ割合が高い。」

RANKL
2010年、大阪大学の中神啓徳教授と森下竜一教授らは、閉経後の高齢女性に多い骨粗鬆症と動脈硬化現象の1つである血管の石灰化が、同一のタンパク質(RANKL)によって起こることを実験で突き止めた。
RANKLは骨を壊す細胞の働きを活性化させる。骨粗鬆症は、女性ホルモンのエストロゲンが閉経によって減った高齢者に多い。
早期発見 動脈の厚さ測る
・・・・・死の四重奏」・・・・。
米国の医師カプランが提唱した言葉である。[肥満][高血糖][高血圧][高脂血]の4つがそろうと動脈硬化の危険度が高まり、ひいては脳や心臓の血管に障害が起き、悪くすると死に至ると言うのだ。近年はこれに[喫煙]を加えて『
死の五重奏』とも言われる。同様の状態を指す言葉として、シンドロームXや内臓脂肪肥満症候群がある。→「ガン
順天堂大学医学部の河盛隆造教授は、わかりやすいように死の四重奏の構成員をバッド・コンパニオンズ(悪い仲間たち)と名付けている。肥満や高血糖などはそれぞれ生活習慣病である。ひとつひとつの病気がその症状をはっきり現さなくても、4つが互いに“共闘”して体を悪い方向にもっていくというのだ。
例えば、よく言われるように肥満は糖尿病の引き金になる。同時に高脂血症をもたらすことになり、これが糖代謝異常を導いて血糖値を高める。高血糖や高脂血症は高血圧を引き起こすのである。悪循環をもたらす文字通りの悪い仲間たちなのである。
肥満から高血糖・高脂血症への道の中でも最も打撃を受けるのが血管である。これによって動脈硬化症が発症し、進行する。血管のダメージを継続して測定し、適切な措置をとればこの危険は避けられる。
河盛教授は超音波を使って頸動脈の壁の厚さを測り、動脈硬化症の発症を早期に見つけている。少し難しい言葉になるが、超音波診断によって頸動脈内膜中膜複合体肥満度(
IMC)の変化を見るのだ。内膜は血管の一番内側にある膜で、中膜はその外側にある。IMCは内膜と中膜の厚さの合計値で、熱くなった分だけ血管の弾力性が落ち、動脈硬化が進んでいると考えて良い。
この値は年齢と共に高くなっていくが、健常人では1.1mmを超えることはほとんど無い。ところが、糖尿病の人では40歳代で1.1mmを超え、年齢と共にさらに厚くなっていく。平均すれば、健常人より15〜20年も早く動脈硬化になっていると言う。
問題は糖尿病を発症していないその予備軍の人たちだ。測ってみると糖尿病の患者とほぼ同じようにIMCが厚くなっていくという。体の中に“悪い仲間たち”を抱えていると、病気の人と同様な変化が現れているのである。病気の症状が出ないといっても、死の四重奏は静かに始まっている。
「5つの“あ”が大切」と河盛教授は言う。
「アルコール」
「甘いもの」
「油もの」を出来るだけ避け、
「あせらずゆっくり食べる」。そして
「足で歩く」ことである。

右鎖骨下動脈の超音波検査
福岡県久留米市の真島康雄医師が2008年の学会誌に発表。
鎖骨の陰に隠れた右鎖骨下検査は従来の検査機器でも可能という。
たちが悪い 0.1mmぐらいの動脈硬化が心筋梗塞や脳梗塞につながる“たちが悪い”タイプかどうかを判定する技術を椎名毅・筑波大学教授と山岸正和・金沢大学教授・日立メディコ・国立循環器病センターが開発した。
頸にある頸動脈に装置を当てて超音波が返ってくることで血管や病変部の軟らかさを識別する。病変部が硬くなると破れにくくなり危険性が下がる
炎症? 肺炎クラミジアという細菌が感染して血管に炎症を起こしているという説がある。
クラミジア・ニューモニエ菌
1993年、
動脈硬化の原因の1つである可能性が指摘されている『クラミジア・ニューモニエ』と呼ばれる菌のすべての遺伝情報を山口大の中澤晶子教授・白井睦訓助教授らの研究グループが解読した。3/24日、東京都内で開かれる日本細菌学会で発表する。感染や発病の仕組みの解明やワクチン開発につながると期待される。
クラミジア・ニューモニエ菌は「肺炎」や「かぜ」の原因菌として知られている。
最近は、心臓に栄養を運ぶ冠動脈の硬化を起こした人で、この菌に感染していることが高いことが報告され、注目を集めている。
高齢者 運動で減少
2011年早稲田大学スポーツ科学学術院の中村好男教授と宮下政司次席研究員らは、高齢者では運動をする人ほど動脈硬化の引き金となる物質の血中濃度が下がることを突き止めた。動脈硬化の予防に運動療法が良いと考えられいる。
研究チームが注目したのは動脈硬化の引き金となる「低密度リポタンパク質」。悪玉コレステロール(LDL)の超悪玉とされ、血管壁の細胞などに取り込まれて炎症を起こし、動脈硬化を引き起こすとされる。
加齢と倶に血中の濃度が増えるが、運動との関係はあいまいだった。
61〜80歳の高齢者に4週間、身体活動量を測る過疎校時計を装着してもらい、終了時に血液中のリポタンパク質の濃度を調べた。

レステロール動脈硬化
  • 動脈硬化は老化現象の1つです
    • 誰でも10代、20代の頃から徐々に進行しますが、問題なのはそれが年齢に応じた生理的範囲を大きく超えて進んでしまうケースです。しかも厄介なのは、動脈硬化には自覚症状が無いため、血管内部がもともとの25%程度にまで狭くなっても、何の変調も感じない人がたくさんいることです。
      動脈硬化に大きく関与するのは血液中のコレステロールと活性酸素です。
      コレステロールは細胞膜やステロイドホルモン、胆汁酸などを作るために必要ですが、コレステロールを全身の細胞に運ぶLDLが多すぎたり、余分なコレステロールを回収し肝臓に戻すHDLが少なすぎるとコレステロールが動脈壁にたまりやすく、それが活性酸素にさらされると次第に動脈硬化が起こってきます。
      動脈硬化を促進する最大の要因は
      高脂血症です。
      高脂血症は血液中の脂質が異常に多い病気で、血清1dl中の脂質量で判定します。日本動脈硬化学会の基準は総コレステロール220mg/dl以上、LDLコレステロール140mg/dl以上を高コレステロール血症、中性脂肪150mg/dl以上を高中性脂肪血症としています。またHDLコレステロールが低すぎても問題なので、40mg/dl未満を低HDLコレステロール血症としています。
      高血圧や糖尿病、または腹部肥満・喫煙・運動不足・ストレス過多・遺伝的要因・食生活の乱れなども促進要因で、これらの危険因子が多い人ほど進行しやすいことになります。歯周病や口内炎などの炎症や、ホモシステインというアミノ酸の1種が増えていることも促進要因になります
  • 予防
    • 高脂血症ひいては動脈硬化の促進を予防するためには、生活習慣を見直し、改善することが必要です。
      1. 適度な運動を習慣づけ、睡眠や休養も十分に取ります。
      2. 食事では過食を避けて適正体重を維持し、
      3. は一価不飽和脂肪酸を中心にします。
      4. 物繊維を多く含む野菜類や、ビタミンE・ビタミンC・ポリフェノールなどの抗酸化物質も十分に摂ることです。
  • 心臓移植後の動脈硬化
    • 信州大学と大阪大学の共同チームは、心臓移植後に起きる動脈硬化を遺伝子治療で防ぐ方法を開発し、ネズミを使った実験で予防効果を確認した。
      共同チームは、心臓の冠状動脈を覆う平滑筋と呼ばれる筋肉細胞の増殖を抑えれば動脈硬化を防げると考え、増殖を抑える遺伝子を細胞に感染するウイルスとともに心臓の血管に注射した。遺伝子は平滑筋細胞の増殖を促す酵素である[サイクリン依存性キナーゼ(cdk2)]の働きを抑える効果がある。ネズミを用いて実験したところ注射してから1ヶ月後でも動脈硬化は全く起きなかったという。
      心臓移植は脳死者から提供をうけた臓器を用いるが、移植後に免疫系による急性拒絶反応とは別に、冠状動脈で動脈硬化が起きやすい。
  • 抗体投与で
    • 太い動脈の硬化は血管内膜層の慢性炎症によって、血管壁内に生じるアテロームプラークと呼ばれる隆起によって起きる。白血球の一種、単球細胞が血管の内膜層に侵入、酸化したLDLコレステロールを溜め込んだ状態で集積しプラークとなる。このとき単球細胞は炎症の原因となる「HMGB1タンパク質」を過剰につくる。
      2009年、岡山大学大学院の西堀正洋教授らのグループは、HMGB1タンパク質を抗原とする抗体を投与してHMGB1タンパク質の作用を中和しようとするもの。
      遺伝的に動脈硬化になりやすいマウスに高脂肪食を与えて実験した。
      週に2回、抗体を静脈に注射したマウスは8週間後には、抗体を与えないマウスに比べ、プラークの形成が60%少なかった。
      実験は就実大学の森秀治教授、オーストラリアのベイカー研究所のアレキサンダー・ボビック教授らと共同で実施。
  • クロトー
    • 2010年、京都府立医大の草場哲朗研究員と松原弘明教授らは、高齢者や糖尿病患者などで動脈硬化が起こりやすい仕組みの一端を解明した。
      体内で働くタンパク質「クロトー」の分泌量が減少し、カルシウムが血管の壁に過剰に流入。このため細胞が死んで動脈硬化が進むという
      成果は米科学アカデミー紀要に掲載
      主に腎臓で分泌されるクロトーを作る遺伝子が働かないと、動脈硬化が起こることがマウス実験で分かっている。
      研究チームは遺伝子操作でクロトーが働かないマウスを作り、血管の壁がもろくなることを確認。
      血管の内皮を構成する細胞が死に、細胞同士をつなぎ止めるタンパク質「カドヘリン」」も減った。そのためカルシウムが血管壁に過剰に入り込み、動脈硬化が進みやくなった。
  • CHOP・・・発症に関係
    • 2011年、東北大学の片桐秀樹教授らのグループは、動脈硬化の発症に「CHOP」というタンパク質が関わっていることを突き止めた。
    • 動脈硬化は血管内にコレステロールなどが蓄積して起きることが知られているが、CHOPを作ることが出来ないマウスは、コレステロール値が高くても動脈硬化が起きにくいことが分かった。
    • 成果は米科学誌サーキュレーション(電子版)に掲載。
    • CHOPは、小胞体の中に異常なタンパク質がたまり始めると出てくる。小胞体は細胞内で様々なタンパク質の立体構造を作り出すのに関与しているが、小胞体に負荷がかかっていると判断すると、CHOPが細胞を死なせるように働くことが知られている。
    • 研究グループは動脈硬化の病気の部分から多くのCHOPが見つかっていることから注目した。
    • CHOPが作れないマウスを遺伝子改変で作製し、高コレステロール血症にしたが、動脈硬化はほとんど見られず、血管の細胞と血液の細胞による炎症反応も起きていないことが分かった。


治療法
  • 薬物療法
    • 薬物療法が必要なケースでは症状・体質・他の危険因子の有無などに応じ、適切な薬が処方されます。例えば、
      総コレステロール値やLDLコレステロール値が高い場合はシンバスタチンなどのHMG-CoA還元酵素阻害薬が第一選択で使われますし、
      中性脂肪値が高い場合はフィブラート系やニコチン系の薬剤がよく使われます
      高脂血症薬
  • 熱で血管拡張
    • 「2008年、荒井恒憲慶応大学教授らのチームは、動脈硬化で狭くなった血管を温めて狭くなった血管を広げる治療法を開発した。
      網状の金属で広げるステント治療と同等以上の効果がある。
      開発した手法は「レーザー熱バルーン」法。
      血管内を通す細い管であるカテーテルの先にバルーンをつけ、そこに造影剤と生理食塩水を半々にした溶液を流し込み、網状の金属管を通してレーザーを照射、熱に変える。60℃ぐらいになると、血管成分のコラーゲン線維が柔らかくなり、血管が押し広げられる仕組み。
      温める時間は10秒程度で「血流も一瞬しか止めないので、血管壁も傷つかない」(荒井教授)という。
      血管にかかる圧力は2気圧程度で、バルーン法より低い。
      ウサギ・イヌ・ブタで実験したところ、2〜3ヶ月後に再狭窄した比率は、バルーン法より10%ほど低く、ステント治療が困難な下肢血管治療でも使えることが分かった。
  • ステントで下肢の動脈硬化を
    • 2010年、J&Jは、下肢の動脈硬化を治療するためのステントの臨床試験を国内で始めた。
    • 浅大腿動脈と呼動脈の閉塞症の治療に使う。
    • 浅大腿動脈閉塞症など下肢に起こる動脈硬化は一定の距離を歩行すると足に痛みが生じて歩行が困難になる。



[霊芝][紅参][コンドロイチン][DHA][イソフラボン][田七人参][黒酢][乳酸菌]
シロネズミに1〜2%のコレステロールを含有したエサを90日間与えると、高脂血症や肝臓の脂肪沈着を起こす。
ところが、体重100g当たり100mg/日のコウジン(紅参)末を90日間与えると、シロネズミの血清コレステロール値・中性脂肪・動脈硬化指数は下がり、正常値に近くなった。
そして、反対に善玉コレステロールは増えた。
指標 単位 対照 紅参
総コレステロール mg/dl 93.6±14.6 64.7±3.3
善玉コレステロール 24.9±2.8 31.7±2.6
中性脂肪 230±35 161±15
動脈硬化指数 - 3.0±0.5 1.1±0.1
【食事療法】 ◎カロリーは摂りすぎると、ゴミになる。
◎原因:動物性脂肪の摂取過多と運動不足
◎血管も1つの臓器である。
防ぐ食品
  • 「黒豆・ゴボウ・栗・大根」に動脈硬化の原因となるヒドロキシエイコサテトラエン酸が、体内に発生するのを妨げる働きがある
  • 昆布・コンニャク・里芋」に血栓を形成するトロンボキサンの生成を抑える働きがある。(農水省四国農業試験場)
  • ポリフェノールが防ぐ赤ワインお茶に多く含有する。
  • リンゴ

動脈硬化を引き起こす1つの要因であるコレステロール。
だがコレステロールが高くてもコレステロールを細胞へ取り込むスカベンジャーが無いと、動脈硬化が起きにくことを東大先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授らのグループが証明した。動脈硬化はあ老化現象ではなく、予防法や治療薬があることをしめした成果で、英国科学誌「ネイチャー」に掲載された。
 動脈硬化になった血管には、コレステロールを大量に溜め込んだ細胞が見られる“悪玉コレステロール”のもとであるLDL(低比重リポたんぱく)が変性したものをマクロファージ(大食細胞)が過剰に取り込んだ結果と考えられている

 
スカベンジャーとは「掃除屋」の意味で、受容体はマクロファージの表面に存在し、変性LDLを取り込む「口」のような役割を果たしている」。

スコッチウイスキーも予防
  • ウイスキーも赤ワイン同様、血液中の抗酸化能力を高めるうえ、ウイスキーを飲んだ時の方が赤ワインより、動脈硬化の予防に効果があるフェノールを血液中に吸収する率が高いという研究結果を英国とデンマークの研究所が英科学誌に発表した

喫煙やめても動脈硬化は進む
喫煙を止めても、過去に喫煙の経験がある人は動脈硬化が進行する・・・・。
喫煙の悪影響が後々まで及ぶことを示す調査結果が、このほど米医師会雑誌に掲載された。米国の1987年〜89年にかけて実施された調査を、米ジョンズホプキンズ大など研究グループが分析した。
 頸動脈の壁の厚さを超音波を利用して測り、3年間で増した厚みを動脈硬化の進行の目安とした。
 其の結果、調査時点では喫煙していなくても過去に喫煙していた人たちは、一度も喫煙したことがない人たちと比べ、動脈硬化が25%進行しているのが分かった。
喫煙者は非喫煙者と比べると50%も進行した。
喫煙者のたばこの煙に日常的に晒されている『受動喫煙』の人たちも、そうでない人たちと比べ20%進行していた。
研究グループは「喫煙の何らかの影響は蓄積される性質があり、しかも不可逆性のものかもしれない」とみている
【民間療法】 ○アカザ・アカマツ・エビスグサ・エンジュ・オナモミ・カイコ・カキ・ギシギシ・クコ・クワ・玄米・ゴマ・コンブ・シイタケ・ドクダミ・トチュウ・ナルコユリ・ニンニク・根コブ・ネズミモチ・ヒマワリ・ベニバナ・ホウセンカ・メナモミ・ヤマゴボウ・ヤマモモ・ヨモギ
【色彩療法】 <1>レモン色
<2>紫色
<3>赤紫色
動脈硬化症
の症状
動脈硬化症はいろいろの一般症状のほかに、硬化の起こっている患部の位置によって、それぞれ違った症状が起きる。
・冠状動脈の硬化は・・・心臓性喘息、狭心症、心筋梗塞などの原因となり
・腎臓の動脈に硬化が起これば・・・腎硬化症が起こり
・下肢の動脈に硬化がくると・・・間欠性跛行症となり、
・腸の血管に硬化がくると・・・動脈硬化製間欠性腹痛を起こす様になる(漢方診療医典)



動脈硬化の漢方薬
漢方薬あれこれ
  1. 加味逍遥散
  2. 九味檳榔湯
  3. 桂枝茯苓丸
  4. 桂枝茯苓丸霊芝
  5. 桂枝茯苓丸田七人参
  6. 桂枝茯苓丸+陳久散
  7. 桂枝茯苓丸霊芝紅参
  8. 桂枝茯苓丸+陳久散+霊芝紅参
  9. 桂枝茯苓丸+陳久散+霊芝田七人参
  10. 桂枝茯苓丸竜胆瀉肝湯防風通聖散
  11. 桂枝茯苓丸荊芥連翹湯防風通聖散
  12. 牛車腎気丸
  13. 柴胡加竜骨牡蛎湯
    1. く服用すると、肝と腎の機能が調整されてコレステロールがとれ、全身状態が改善される
  14. 三黄瀉心湯
    1. 赤ら顔で不眠不安を訴え、イライラしている人。便秘する
  15. 七物降下湯
  16. 四物湯
  17. 炙甘草湯
  18. 潤腸湯
  19. 小建中湯
  20. 大柴胡湯
    1. この処方を長く服用すると、肝と腎の新陳代謝機能が調整されてコレステロールが取れ、かつ、血液もきれいになり、また、不純物をよく大便中に排泄するので、全身状態が改善されて、頭重・肩こり・心臓部の圧迫感・息切れなどがなくなり、血圧が安定してくる
  21. 釣藤散
    1. 早朝に頭痛、気分がすぐれない、物忘れする。
      脳動脈硬化症の徴候がある者
  22. 通導散
  23. 当帰芍薬散
    1. 腎機能を調整する薬物と汚れた血液を浄化する薬物が中心で出来ています
  24. 桃核承気湯
  25. 麦門冬湯
  26. 八味地黄丸
    1. 腎機能を調整して、血液循環をスムーズにさせる
  27. 防風通聖散
    1. 血液のよごれを浄化する薬物が配合されているので、コレステロールがとれ、血液循環が改善される
  28. 木防已湯
  29. 苓甘姜味辛夏仁湯
  30. 六味丸