| E型肝炎 |
| E型 | 潜伏期間・・・平均6週間 インドや中国では原因ウイルスに汚染された水を飲んで感染。 日本では海外帰国者が持ち帰る病気で、国内に原因があるとは思われていなかった。 2003年、国内で感染者・・・4名。 E型肝炎の検査は医療保険の対象外。通常、肝障害が疑われ場合でも、病院ではA型・B型・C型のウイスル検査はするが、E型はまずしない。 |
| ウイルス | ややA型肝炎ウイルスに似て、糞口接触と汚染された水を介して宿主から宿主へと移るウイルス。アジアやアフリカ・メキシコで流行した肝炎の病原体として新たに認められた。」 (A Field Guide to Germs by Wayne Biddle)春日倫子訳より。 |
| ブタから | 国内で3人の死亡が確認されたE型ウイルス(HEV)と、よく似た遺伝子構造を持つウイルスが、栃木県内の養豚場のブタから検出されていたことが22日分かった。 E型肝炎は人間とブタ、ヒツジなどに感染する人獣共通感染症(人畜共通感染症)で、国内の動物からの検出は初めて。国内患者と今回ブタから検出されたウイルスの関連は不明という。 厚生労働省結核感染症課は「E型肝炎は人の便から飲み水を経て感染するという考え方が一般的。ブタからの感染があるかどうか早急に検討したい」としている。国立感染症研究所によると、ウイルスに感染したブタの肉は、通常の加熱処理で危険はなくなる。 ブタのHEVは、自治医大分子病態治療研究センター(栃木県南河内町)の岡本宏明助教授らが12カ所の養豚場で計186匹のブタの血液を検査したところ、3カ所の養豚場で見つかった。」2002.7.22《日本経済新聞》 |
| 生肉に要注意 | 発熱などの症状を訴え受診したAさんは急性肝炎と診断された。父親など家族や友人も相次いで発症し、当初は約2ヶ月前の海外旅行で感染したと見られていた。しかし、医師らが詳しく調べると、知り合いの猟師から譲り受けたシカ肉の生肉を、病気になる約7週間前に食べていたことが判明。切り分けて冷凍保存しておいた残りの肉片からもAさんたちと同じタイプのE型肝炎ウイルスが見つかり、生肉が直接の原因と分かった。 調査に当たった、東芝病院(東京品川区)の三代俊治研究部長は「E型肝炎ウイルスは完全に土着化した」と指摘する。 E型肝炎は海外旅行者が持ち込む輸入感染症とされていたが、最近、渡航歴の無い患者が増えている。特に、野生動物の生肉を食べたことが原因と見られる例が、2003年になった相次いで報告されている。鳥取県ではイノシイの肝臓を生で食べた2人の男性がE型肝炎に感染、このうち1人は劇症肝炎を発症して死亡した。北海道では市販のブタレバーからE型肝炎ウイルスが見つかった。 寄生虫感染症に詳しい宮崎大学の名和行文副学長の研究室には、全国の医療機関から年間で400〜500件の検査依頼がある。名和教授らは主な12種類の寄生虫について、感染の有無を2時間あまりで同時に判定・診断できる技術を持つ。午前中に依頼があれば午後には診断結果を報告できる。 陽性と診断されるのは全体の約4割。特に多いのが動物由来の回虫だ。トリやウシのレバーを食べて感染したケースが目立つ。幼虫のまま人間に感染して肺炎や肝機能障害を起こす。命に関わることは無いが、まれに幼虫が神経に入り込んで麻痺することもある。 回虫に次いで多いのが、「肺吸虫」。モクズガニや、それを食べるイノシシに幼虫が潜んでいる。名前の通り、肺に吸い付くように寄生し、セキや血痰・呼吸障害の原因となる。このほか最近3年間だけでも30種類以上の寄生虫感染が見つかっている。一般に、寄生虫感染は効果的な薬もあり、命に関わることはあまりない。しかし肺吸虫症はレントゲン写真で肺ガンと誤診され、不必要な入院検査まで実施した事例もあるという。「おかしな症状が出たら、以前に生肉を食べたかどうかを考え、寄生虫感染を疑うことが大事」(名和教授)だ。 E型肝炎ウイルスは63℃、30分の加熱で感染力を失うとされる。2003.10.7《日本経済新聞》 |
| 輸血で | 北海道の病院で心臓外科手術を受けた男性が、輸血が原因と見られるE型肝炎ウイルス(HEV)に感染していたことが2005年11/1分かった。 輸血によるHEV感染は北海道で2件、東京で1件起きており、今回で4例目。 男性に輸血された血液の献血者は1人で、その血液を検査したところ、HEV感染が判明した。献血者は「ブタのホルモンやレバーを食べたことがある」と話している。 ブタやイノシシの肝臓や生肉などを食べることで感染するE型肝炎は、感染後2〜9週間の潜伏期間を経て発症するが、初期はウイルス量が少ないため検査をすり抜けた可能性がある。さらに時間のかかる高感度の核酸増幅検査(NAT)の結果が出る前に血液が使われた。」 |
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