エボラ出血熱
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リフトバレー熱」「感染症

エボラ出血熱 =エボラウイルスによる熱性伝染病。血液や体液を介して人から人へと移る。最初は風邪に似た症だが、やがて高熱を発し消化管などから出血する。
◎感染経路:経皮感染or飛沫感染。
◎潜伏期間:4〜16日
◎症状:マールブルグに類似。  
致死率が高い
ウガンダで猛威 東アフリカのウガンダ北部出、死亡率の極めて高い「エボラ出血熱」が発生し、WHOはこれまでに139人が感染し、51人が死亡したと発表した。ウイルスは隣国スーダンで1979年に発生したものに似ているという
ウイルス合成 東京大学医科学研究所の河岡義祐教授らはエボラウイルスを人工的に作るのに成功した。サルに感染させるとエボラ出血熱の症状が現れ、体内で増殖していることが分かった。
合成ウイルスの毒性は自然界のエボラウイルスより弱い。
自然界にあるエボラウイルスは、もっとも危険な病原体に分類され、宇宙服のような防護服を着る「P4」施設で扱われる。これまで弱毒化が難しくワクチン開発が進んでいなかった。
無毒化 エボラウイルスを遺伝子操作で無毒化し、実験用の人工細胞でのみ増殖させることに、東京大学医科学研究所の河岡義祐教授と海老原秀喜助教授らが世界で初めて成功させた。
成果は2008年1/22のアカデミー紀要に掲載。
研究チームは遺伝子からウイルスを合成する「リバースジェネティクス」という手法で、エボラウイルスが持つ8個の遺伝子のうち、増殖に欠かせない「VP30」という遺伝子だけを除いたウイルスを作製した。
作製したウイルスは、通常の細胞の中では毒性を発揮しないが、VP30遺伝子を組み込んだサルの細胞中では増殖した。
研究のための実験がしやすくなる。
P4施設 致死率が高い病原体を扱う研究実験施設
P=ヒジカル・コンティメント(物理的封じ込め)
P4施設を持っている国:(病原体の種類は国で異なる)
 米国
 カナダ
 日本
 インド
 台湾
 オーストラリア
 英国
 フランス
 ドイツ
 スウェーデン
 イタリア
 ロシア
 スイス
 南アフリカ共和国
 ガボン
ワクチン試作 2009年、東京大学の河岡義祐教授のグループは、エボラ出血熱のワクチンを試作した。遺伝子操作で無毒化したエボラウイルスをワクチンとしてマウスなどに接種したところ、効果があった。
研究グループは遺伝子操作技術を用い、エボラウイルスの増殖に不可欠の「VP30」というタンパク質を取り除いたウイルスを作製した。
本物のウイルスと異なり、通常の細胞内では増殖せず、毒性も発揮しない。
この無毒化ウイルスを18匹のマウスに2回に分けて接種し、エボラウイルスに対する免疫を付けさせた。その後、本物のエボラウイルスに感染させた。8週間後にもマウスは生き残り、発病しなかった。
ゴリラ コンゴ共和国のゴリラが大量に死亡。
発症抑制 2010年、米陸軍感染症医学研究所は、民間企業の遺伝子治療技術を応用した2種類の治療薬の実験で、エボラウイルスに感染したサルのうち60%の発症を抑えることに成功した。
8/22のネイチャー・メディシンに発表。
実験では、エボラ出血熱に症状が似たマールブルク病のウイルスに感染したすべてのサルの発症を抑えることにも成功した。、
感染経路 2011年、米ホワイトヘッド研究所などのチームは、エボラ出血熱を引き起こすエボラウイルスの感染経路の一端を解明した。
人間のゲノム解析で細胞へのウイルスの侵入に関わるタンパク質を特定した。
成果はネイチャー(電子版)に掲載。
研究チームはウイルスの真勇に関わるタンパク質を網羅的に調べた。その結果、コレステロールの輸送に関わる「NPC1」というタンパク質がエボラウイルスと結合し、細胞への侵入を手助けしていることを突き止めた。
NPS1に変異を起こした細胞を作り確認した。