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栄養素 食物中に含まれている化学物質
phyto chemical ファイトケミカル
 (phyto=植物の  chemical=化学物質)
植物が生産する非栄養成分
3000種類以上あるとされる。[ビタミン][ミネラル]とは別の概念。
たとえば、ポリフェノール、カロチノイドなどや、漢方薬に含まれる薬効成分などがある。
ファイトケミカルによる抗酸化(活性酸素除去)作用があるので、同じ場所に留まっている植物が、害虫や有害物質・紫外線などにさらされても生きていける。ファイトケミカルは、人体に取り込まれても、同様に抗酸化作用を発揮し、人体内の有毒物質を解毒・浄化してくれる。
(アピン)・・・セロリ・ナス
(イソフラボン)
(ケルセチン)
(サポニン)
(ダイゼイン
(ルチン)
(レスベラトロール)
(MMSC)・・キャベツ
健康に役立つ第8の栄養素の正体は野菜や果物に含まれる物質で、その数は約1万種類。専門家は「ファイトケミカル」と呼ぶ。
「ファイト」とはギリシャ語で植物の意味。植物自身が紫外線などから組織を防御するための成分のことが多い。カロチノイドやイオウ化合物、ポリフェノール、フラボノイドなどが含まれる。
そのなかでもカロチノイドが代表格。全部で600種類以上あるとされるが、最近の注目株は「リコピン」。トマトなどに含まれる赤い色素で、ガンの抑制効果が注目されている。日本では京都府立医科大学の西野輔翼教授らが肝臓ガンの発生を抑えることを突き止めた。ウイルス性肝硬変患者46人に従来の治療にリコピン10mg/日を、ベーターカロチン、αカロチンなどと一緒に摂取してもらった。その後定期検査を続けた結果、3年後の肝臓ガン発生率はリコピンなどを飲んだグループは12.3%で、従来の治療だけのグループでは23.4%だった。4年後の発生率ではリコピングループは12.3%とさらに低下した。西野教授は2002年にベンチャー企業を設立、主治医の許可を得た肝硬変患者らに販売を始めた。
ほうれん草などに含まれる「ルテイン」も注目されている成分の1つ。東京医科歯科大学病院総合健診センターの蒲原聖可医師によると、ほうれん草などの野菜の摂取量が多いと、高齢者の視力障害の原因となる黄斑変性症の予防効果があるとされる。
ただファイトケミカルの研究はまだ入り口の段階(農業・生物系特定産業技術研究機構野菜茶葉業研究所)で、人での効果に関する分析例は少ない。ただ、動物実験では病気を防ぐ物質がほかにも見つかっている。その多くは「体内で悪さをする活性酸素を除く働き」(西野教授)を持つ。活性酸素は「万病の元」とされ、これを減らせば健康に役立つ。
西野教授によれば、ファイトケミカルを大きく分けるとカロチノイド群のほかに、アブラナ科の野菜などに含まれるイオウ化合物ポリフェノール・フラボノイド群がある。それぞれ働きが違うので、バランス良く食べるのが基本だ。
蒲原さんは「ファイトケミカルは色や香りの成分であることが多い。赤・緑・黄など様々な色の食品やタマネギなどの香りのある野菜を選べばいい」とアドバイスする。2004.8.8《日本経済新聞》
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