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エコノミークラス症候群






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肺塞栓

突然死

血栓








エコノミークラス症候群
エコノミークラス症候群

飛行機内などで長時間同じ姿勢を取り続けて発症することがよく知られており、俗にエコノミークラス症候群あるいはロングフライト血栓症とも呼ばれる

1万メートルの上空では、
  • 機内の気圧は0.7〜0.8気圧、
  • 湿度は0〜10 %しか無い
そのため10時間で約1リットルの水分が体から蒸発する






エコノミークラス症候群の予防
水分をとる(アルコール・コーヒーは避ける)

1時間ごとに機内の少し離れたトイレに行く。

座席で3〜5分間、足の上下運動をする。

ゆったりした衣服を着て、ベルトをゆるめる。

血行が悪くなるので足は組まない。

睡眠薬は使わない。

長いフライトの前後は禁煙する






勤務中に肺梗塞で死亡した
男性タクシー運転手

勤務中に肺梗塞で死亡した大阪府門真市の男性タクシー運転手(当時57)に対し、大阪労働局が長時間座り続けたことによるエコノミークラス症候群が原因だったとして労災認定していた。

認定によると、運転手は2000年7月、大阪市淀川区のビル2階の飲食店まで客を呼びにゆき、階段を降りる途中で倒れた。

病院に運ばれたが3日後に死亡。死因は肺の血管が詰まる肺梗塞と診断された。
遺族の労災申請を受けた大阪労働局の調べて、運転手は約7時間20分にわたり、ほぼ座り続けて勤務していたことが判明。運転手に血栓が出来る病歴など無いため、大阪労働局はエコノミークラス症候群と判断、2003年7/14日に労災認定した。




手術後、再び歩こうとした時に発症
すごくラッキーですよ。
早く発見されましたから」1999年4月、大阪府の主婦Kさん(58)は、夫のKさん(当時58)の検査結果について医師からこう説明され、胸をなで下ろした。

便の色が黒っぽいのが気になり、胃の内視鏡検査を受けた。2年前に患った胃潰瘍の再発かと思ったが、胃ではなく、十二指腸にガンが見つかった。「早期の発見」という判断で、本人にも告知された。
翌月、手術が行われ、医師は「手術は成功です。ガンは取り切れました」と説明した。

手術後の回復は順調だった。
点滴などのチューブがはずれた9日後には、「早く仕事に戻りたい。明日から歩く練習や」と笑顔でVサインを作って見せるはしゃぎぶり。
賀代子さんも「もう大丈夫」と、確信を深めた。
その翌日の早朝、ベッドから下り、病棟でソロリソロリ歩く練習を始めた。手術後初めて口にした朝食も。「こんなにおいしいとは思わんかった」と、残さず食べた。


異変は朝食後、再び歩こうとした時に起きた。
「ウーン、おかしい」と、ベッド脇の椅子に座り込んでうずくまる。
気分が悪いのかと賀代子さんが洗面器を差し出すと、「そんなんと違う。胸や」といって胸を押さえた。ナースコールで看護婦を呼んだ。
「とにかく苦しい。座薬を入れて」。
Kさんが訴えると、看護婦は薬を取りに行った。賀代子さんが胸や背中をさすっても、楽になる様子はない。
薬を持ってきた看護婦は血圧計を取りに走った。

その間にも、Kさんはみるみる脂汗を浮かべ、うめき声をあげる。

「頭の中が真っ白になる!」と叫び、顔をゆがめた。

「ただごとではない」と感じた賀代子さんは、長男を呼ぶため院内の公衆電話に走った。
病室に駆け戻ると、夫はベッドに横たえられていた。今まであれほど苦しんだのに、目を閉じて身じろぎ一つしない。唇が少し紫色になっている。医師が「川村さん!」と大声で呼びかけても、返事はなかった。

「このまま死ぬんやないか」
賀代子さんは背筋が冷たくなった。蘇生措置をしても、約4時間後、死亡が宣告された。

死因は、「肺塞栓症」。
医師は、胸部のX線写真を示しながら、血液が固まって出来る血栓が肺動脈に詰まり、肺が酸素を取り込めなくなった、と説明した。
「手術は成功だったはずやのに、あんなに元気だった人が、何でこんなことに・・・・」賀代子さんは呆然とするばかりだった。

「手術後の肺塞栓症が増えている。命に関わる手術の合併症だが、欧米では常識とされる予防などの対策が、国内ではほとんど行われていない。「手術後の患者は危険な状態に置かれている」と警告する専門家もいる。

なぜ夫は死ななくてはならなかったのだろう。Kさん(58)は、Kさんを5月に無くした後、弁護士に相談した。
Kさんは、十二指腸ガンの手術を受けた10日後、病院でベッドから下りて歩こうとした時、急に苦しみ出した。数分で呼吸・心拍ともに止まり、手当のかいもなかった。
手術後の経過は順調だっただけに、割り切れなさが残った。

死因の肺塞栓症は足などの静脈に出来た血栓(血の塊)が、肺に運ばれ肺の動脈が詰まる疾患。
肺が酸素を取り込めなくなり、命に関わる。手術後に起きることが多きのは、手術中や手術後、安静にしている間に血栓が出来、体を動かした時などに肺動脈に運ばれるからだ。
だが、賀代子さんは「そんなことが起きるなんて、一言も聞いていません。ガンで亡くなるならともなく、こんな訳の分からないことで命を落とすとは・・・・・・・」と訴える。
相談を受けた弁護士は、「裁判を起こすのは難しいが、納得できない気持ちは当然です」と、病院に説明を求める手紙を書き、賀代子さんは執刀医と面談することになった。
家庭医学書で調べたところ、肺塞栓症は、肥満の人や、長時間ベッドで寝たままの人に起きやすいと、あった。Kさんは慎重153cm、体重70kgで、かなり太めの体形だった。
「予測できなかったんですか?」
賀代子さんが尋ねると、執刀医は「多くの手術をしているが、このような経験は初めて」と説明した。
肺塞栓症は欧米に多く、手術中や手術後、足のマッサージ機や薬剤で血栓を防ぐ措置が広く行われている。
「米国では予防措置をせずに発症して死亡した場合、医師は賠償責任を問われる場合がある」と三重大第一内科教授の中野赳さんは言う。
これに比べ、日本では予防策を取っている医療機関は極めて少ない。Kさんも、そうした措置は受けていなかった。
医療側の認識も希薄だ。Kさんが苦しみだした時、手術後初めての食事の直後だったこともあってか、駆けつけた看護婦は、「食べ過ぎかもしれませんね」「血圧をはかりましょう」などと言い、肺塞栓症を疑った対処をした様子はなかった。
賀代子さんは、「看護婦が早く気づいていたら、助かったのではないか」と疑問をぶつけた。「それでも助からなかったと思います」と医師は答えた。
予防には、手術後なるべき早く歩行訓練をするなど早期リハビリが大切、という専門家もいる。だがKさんは、点滴チューブが取れて初めて歩行練習するまでの10日間、ほとんど体を動かしていなかった。
賀代子さんは「こんなことが起きると説明があれば、もっと早く体を動かすことも出来た」と、あきらめきれない。
執刀医は「普段患者に肺塞栓症の説明はしていないし、特には予防もしていない。これはどの病院でも同じだと思う」としながらも、「今後、血栓予防のマッサージなど対策を考えないといけない」と話している。通常、肺塞栓症の予防はしていないし、事前には患者にも説明していない。どの病院も事情は同じだと思う」
十二指腸ガンの手術後、肺塞栓症を起こし急死した大阪府Kさん(当時61)のケースについて、主治医は、こう述べた。
日本ではこの疾患が少ないとされ、医療関係者の間でも関心が低かったからだ、しかし、最近、我が国でも多発していることが分かってきた。

肺塞栓症は、足の静脈に出来た血の塊(血栓)が、肺に運ばれ肺動脈が詰まり、酸素を取り込めなくなる。

手術後に起きることが多いのは、次のような理由による。

エコノミークラス症候群

足の静脈の血液は、筋肉の働きで心臓に戻るが、手術中や手術後の安静時はこの動きが止まって血液が流れにくくなり、血栓が出来やすい。飛行機内で長時間ジッと座っているだけでも起きる人もあり、座席の狭い「エコノミークラス症候群」とも呼ばれる。

腹腔鏡手術

腹部を大きく切らずに行う腹腔鏡手術では、空気を注入して腹部を膨らませるが、この操作も静脈を圧迫して血流が悪くなり、血栓が出来やすいと言う指摘もある。

肥満の人や、

◇高齢者らに多く発症する。

◇ガン患者も血液が固まりやすくなっているため、比較的多いという。

岩井武尚・東京医科歯科大第一外科教授は「肺塞栓症は増えている。食生活の洋風化による肥満の増加、急速な高齢化、腹腔鏡手術の普及などが原因」と指摘する。
米国では、年に数万人が肺塞栓症で死亡すると推定されている。
厚生省の人口動態統計でも、86年から10年間で、この疾患による死亡は2.9倍に増えた。岩井教授は「現在、突然死の中でも最も問題なのが肺塞栓症ではないか」と話す。

発症すると、呼吸困難・胸痛などの症状が表れる。米国の研究では、発症後の死亡率が、正しく診断・治療した場合に8%、これに対し、診断がつかない場合は32%と、4倍にのぼった。日本でも肺塞栓症と気づかず、適切な治療がなされていないことは少なくないと見られる。

予防には、手術中に弾力性のあるストッキングをはいたり、機械で足をマッサージすることが有効とされる。また、肥満など危険の高い患者には、あらかじめ血液を固まりにくくする薬剤を使用する。
世界保健機構(WHO)も予防の指針を指しており、欧米では普及している。だが、日本では予防を実施している病院は極めて少ない。血液凝固を防ぐ薬剤の保険適用が認められていないといった事情もある。





飛行機に乗った女性が到着前にトイレに行こうと立ち上がったが、すぐに意識を失い倒れた
ロンドンから成田行きの飛行機に乗った50際の女性が到着前にトイレに行こうと立ち上がったが、すぐに意識を失い倒れてしまった。その後、意識は戻ったが胸の痛みや息苦しさは続き、到着後、成田赤十字病院に運び込まれた


この女性は『肺塞栓症と診断された。

肺動脈に血の塊がつまって呼吸困難になり、心臓の機能が低下する病気だ。血栓を溶かす薬を投与すれば助かることが多いが、手当が遅れたり重症だったりすると、死亡することもある。

肺塞栓で成田赤十字病院に運び込まれた国際線の乗客は最近5年間で17人。うち2人は以前にも息苦しさなど肺塞栓と思われる軽度の発作を起こしていた。こうしたことから同病院の森尾比呂志内科副部長は「軽症の患者はかなりいる可能性が高い」と見ている。
患者にはエコノミークラスの乗客が多いので、『エコノミークラス症候群』と呼ばれていたが、実際にはビジネスやファーストクラス、鉄道、車でも起きるため、今では『
旅行血栓症』という名前で通っている


肺動脈をつまらせる血栓は太ももの奥の方の静脈に出来る。
長時間、座り続けると、この部分の血管が圧迫されて血の巡りが悪くなり、血栓が出来る
。」


(過度の飲酒は要注意)

「座り続けると足もむくむが、これは血液中の水分が血管の外にしみ出てくるためだ。
水分を失った血液は濃度が高くなり、血栓が出来るのを助長する。
アルコールを飲むと尿が出やすくなるので、血中の水分の減少に拍車をかける。
このようにして血栓が出来た状態で立ち上がって歩き出すと、太ももの静脈の血液が勢いよく流れ、血栓が血流にのって移動し、胚にある細い血管をつまらせる。

要注意なのは静脈が強く圧迫されやすい肥満の人や、経口避妊薬など血液を固める作用がある薬を飲んでいる人。
 ただ、気をつければ肺塞栓を防ぐことは可能だ。
「1時間に1回程度は足を上げ、足首を曲げ伸ばす運動をするのが有効」と日本航空健康管理室の大越裕文医師はアドバイスする。足を動かして血流の停滞を防ぎ、血栓が出来ないようにする。

水を入れたペットボトルを持参し、1時間当たりコップ半分程度の水をこまめに飲んで水分を補給したり、過度の飲酒を控えたりするのも大切だ。
アスピリンは血が固まるのを防ぐ働きがあるので、飛行機に乗る前に少量服用すると予防効果が期待できる








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