情報TOP
naoru.com/なおるコム/ナオルコム/



嚥下困難
(飲み込みにくい)






ナオルコムTOP ブログ 食物から検索 病名・検索 漢方薬・検索 医薬品(50音順) 50音順(すべて)





誤嚥性肺炎
ストレス
ギランバレー
大動脈瘤
シェーグレン
脳血管障害
食道狭窄









嚥下障害 dysphagia
嚥下困難
喉の機能の衰えがひどくなると

高齢者は自律神経の衰えなどから、喉の飲み込む機能が低下しがち。

窒息による死亡事故は約1万人で交通事故死よりも多い。

喉の機能の衰えがひどくなると、介護食に切り替えるか胃ろうが必要になる。
嚥下障害を引き起こす疾患
  1. アカラシア
  2. 扁桃炎
  3. 咽頭膿瘍
  4. 食道圧迫
  5. 食道異物・・・・・魚骨など
  6. 食道炎
  7. 食道ガン
  8. 胃幽門部ガン
  9. 瘢痕性食道狭窄
  10. Zenker憩室




嚥下(えんげ)
嚥下

口腔の中に取り込まれた食べ物や飲料水を、口腔から咽頭・食道を経て胃に送り込む反射性の運動を嚥下という。


この反射は脳の延髄で制御されている。

(蠕動運動)

嚥下で口の中から食塊を胃へ押しやる働きの原動力は、食塊にかかる圧力である。

食塊は上から押され(陽圧)、下から引っ張る力(陰圧)を、受けて動く。

この食物の上下に出来る圧の差(圧差)は、筋が順序よく収縮することでつくられる。この運動を特に蠕動運動と呼んでいる。



呼吸と喉頭蓋嚥下と喉頭蓋


嚥下の課程は、3相に分けられる

第1相(口腔相)
  • 口腔→咽頭
  • 随意的運動
  • 食物塊は舌背部と咽頭にある神経終末を刺激する
    1. 遠心性神経は舌底部と口腔底の筋肉を収縮させる。
      • (作用)
      • 舌は硬口蓋に対して上後方に引き上げられる。
    2. 横隔膜と肋間筋を抑制する
      • (作用)
      • 食物塊は咽頭に入る。
      • 呼吸は抑制される。
  • 神経支配は・・・三叉神経、舌下神経


第2相(咽頭相)
  • 咽頭→食道入口
  • 不随意的運動
  • 食物塊は咽頭の粘膜上皮中の神経終末を刺激する。(嚥下反射期)
    • (作用)
    • 遠心性神経は、咽頭璧の筋肉を収縮させ、食道へ食物塊を送り込む。
    • 軟口蓋は、食物が鼻に入るのを防ぐために、持ち上げられる。
    • 喉頭璧は、気道を保護するために持ち上げられる。
    • 舌は、さらにずっと後方にまで引き寄せられる。
  • 神経支配は・・・
    • 舌下神経、
    • 迷走神経、
    • 三叉神経、
    • 舌咽神経


第3相(食道相)
  • 食道入口→胃
  • 不随意的運動
  • 食物塊は食道壁内の、神経終末を刺激する。
    1. アウエルバッハ神経叢(消化管の筋層の中に分布する神経叢)は食道の筋層を刺激する。
  • (作用)
  • 収縮の蠕動運動の波は噴門括約筋に向かって食物塊を送り込む。
  • 迷走神経の働きで、噴門括約筋が弛緩し、胃に食物塊が入るようになる。






(副作用で嚥下困難になる医薬品)
「アナフラニール」「インプロメン」「エビリファイ」グラマリール「コントミン」「ジェイゾロフト」「セレネース」「タキソテール」「ダントリウム」「テグレトール」「デジレル」「ドグマチール」「トレドミン」「ニューレプチル」「ヒルナミン」「フォサマック」「ベゲタミン」「ボナロン」「ランドセン」「リスパダール」「ルジオミール」「レベトール」「ロドピン」





食べた物を飲み込む力を正確に測る
2010年、
大阪大学の小野高裕准教授と新潟大学の堀一浩准教授、ニッタは、薄いセンサーを口の中に張り、食べた物を飲み込む力を正確に測るシステムを開発した。





微弱電流で治療
2015年、兵庫医科大学の越久仁敬主任教授は、嚥下障害の新しい治療法を開発した。

ノドに電極を付けて特殊な微弱電流で神経を刺激し、食べ物を飲み込むタイミングを早めて嚥下障害を改善する。

2種類の周波数の電流を干渉させて特殊な電流をつくる。

電流は3㍉㌂以下で、患者の皮膚に痛みは生じない。






赤外線で検査
慶応義塾大学発ベンチャーが開発。

検査を受ける高齢者は装置の前で食べ物を食べるだけ。

500点以上の赤外線を喉に照射し、喉の動きに合わせて動く点の位置を計測する。

装置は人への接触が無い非侵襲。
  • 1日何回でも検査できる。





嚥下困難の漢方薬
桔梗湯

呉茱萸湯
  1. 噎膈(イッカク):嚥下困難を主訴とする病気。食道癌なども含まれる
  2. 噎膈、反胃、皆用いるべし。ただ嘔して胸満するを以て的証となす。《陳修園》


生津補血湯

当帰芍薬散

半夏厚朴湯
  1. 噎膈(嚥下困難を主訴とする病気。食道癌なども含まれる):軽症に:「+浮石」《勿誤薬室方函口訣》
  2. 脳血管障害患者の嚥下反射を改善し肺炎を予防する可能性がある。(EBM)
  3. 《原南陽》の事例から。ある武士の婦人で、急に積(下腹部から上に差し込む)を患い、飲食物が口に入らなくなったので、夜中に、自分の門人に往診を乞うてきた。診てみるに、脈は平穏で変わったところはないが、水が1滴でものどに下ると、悶え苦しんで、死ぬのではないかという状を呈する。腹は膨満している。そんな状態であるから、薬を進めることも出来ない。
    門人は帰ってきて、自分に、どうしたら良いかと尋ねた。自分は喉痺ではないかと尋ねたところ、そうではありません。のどに痛はありませんと言う。看病人に聞いてみるに、昨日、草餅を食べてから発病したので、初め1医官に治を乞うたが、反って悪くなってしまったということであった。門人は、きっと食べ過ぎでしょうから中正湯をやっておきます。明日どうぞ診察をお願いしますという。
    そこで翌日、往診してみるに、1医官の薬はのどに下りかねて、吐こうとしたが出ず、うんと汗をかいて苦しんだが、後門弟の方の薬は、それほど苦しくはなく、やや苦痛が薄らいだという。しかしたった1滴で、のどを潤しただけだという。湯でも水でも1滴飲んでも腹から鳩尾に突き上げてきて苦しいので、ただ何もしないでじっとしているだけですという。診てみるに異常を発見しない。そこで試みに水を与えたところ、のどを下ると、むせるようである。鼻孔へ出るかと問うに、一度もそんなことなない。しばらく苦しんでいるうちに下るという。病人に聞いてみると痛はない。何かのどにある心地がするという。看病人は3、4人集まって、鳩尾を撫でたり、背をさすったりして、汗を流している。それらの人が云うのに、鳩尾に何か逆上してくる物があり、その勢いで腹が脹るので、とにかく喉中に病気があるらしい。しかし、喉部には変わ ったところがない。こんな風で、処方に困って、半夏厚朴湯を与えたところ、やや軽快し、また与えたところ、3、4日で治ってしまった《大塚敬節》


茯苓杏仁甘草湯
  1. 嚥下困難に咽喉痛を兼ねるもの、喘咳を兼ねるものなどによく、利膈湯に合して用いる、また茯苓杏仁甘草湯の甘草の代わりに、桑白皮を入れたものを、破棺湯と呼び、これも咽喉痛、喘咳などがあって、嚥下困難のあるものによい(漢方診療医典)


附子湯

利膈湯
  1. 古人は膈噎(嚥下困難を主訴とする病気)に利膈湯を用いると百発百中の効があると述べている。膈噎は食道ガンや胃ガンのように、食物を吐いておさまらない病気の総称。嚥下困難、嘔吐を訴える患者に利膈湯+甘草乾姜湯や利膈湯+茯苓杏仁甘草湯を用いると、ひどく衰弱している者でなければ、嚥下が楽になり、食物がおさまるようになる。(漢方診療医典)


苓桂朮甘湯








TOPなおるナオル病院ランキング血液検査くすり情報針灸よく使う漢方薬