| エンテロウイルス感染症 |
| エンテロ ウイルス |
enteroviruses エンテロウイルスはウイルスの大マフィアで、消化管にそって大宮殿を構えている。これらのウイルスは、ほとんどの場合不顕性感染にとどまり、めったに激しい症状を引き起こさない。ポリオウイルスやコクサッキーウイルス・エコーウイルスなどがこのグループに属する。 エンテロウイルスはいわば頑丈で小さな木の実である。抗生物質や消毒剤にも平然としている。何年凍らせておいても平気で戦列に復帰するし、50℃の加熱にも耐えることができる。 いたんだ貝類を食べてかかるとされるA型肝炎の原因は、湾や入り江に投棄された汚水中のエンテロウイルスである。ハマグリやカキ・イガイは汚染された水から食物を摂取すると同時にエンテロウイルスも蓄積していく。(ウエイン・ビドル著「ウイルスに秘められた生活」p57) |
| 症状 | =発疹を伴う感染症。 <1>発熱:無菌性髄膜炎を伴うことが多い。 <2>発疹: 1.斑丘疹性、深紅色〜鮮紅色 2.孤立性で色素沈着 3.落屑をみるのは稀。 |
| 仲間 | 単鎖RNAを持つ小型球形ウイルスで、次の仲間がいる。 1.ポリオウイルス→「小児マヒ」 2.コクサッキーウイルス(A郡・B郡) 3.エコーウイルス 4.エンテロウイルス |
| コ ク サ ッ キ | ウ イ ル ス |
◎1948年のポリオ流行時にニューヨークの町で発見され、その町の名前が付けられた。 ◎30年間にわたる疫学調査によると、コクサッキーウイルス感染症とインスリン依存型糖尿病(T型糖尿病)は密接に関連している。コクサッキーウイルス感染症が発生すると、あとを追うように糖尿病患者が増える傾向にある。(ウエイン・ビドル著「ウイルスに秘められた生活」p57) <1>A郡:1〜22、24型がある。以下の疾患の原因になる。 1.肝炎 2.気道疾患 3.ギランバレー症候群 4.心筋炎 5.心嚢炎 6.ヘルパンギーナ 7.発疹性疾患 8.無菌性髄膜炎 9.リンパ結節性咽頭炎 <2>B郡:1〜6型がある。以下の疾患の原因になる。 1.気道症候群 2.心筋炎 3.心嚢炎 4.発疹性疾患 5.無菌性髄膜炎 6.流行性筋痛症 |
| エ コ | ウ イ ル ス |
◎エンテリック・サイトパソジェニック・ヒューマン・オーファン・ウイルスの頭文字をとってechovirusesと命名された。オーファン(孤児)とあるのは、1950年代にはじめて固定された当時ではヒトの病気との関連が分からなかったという意味で、エンテリックは腸管から分離されたという意味である。 エンテロウイルスの一種で、感染しても約60%は無症状で、重篤な症状を引き起こすことがある。 1.気道疾患 2.結膜炎 3.睾丸炎 4.心筋炎 5.心嚢炎 6.発疹性疾患 7.無菌性髄膜炎 8.流行性筋痛症 |
| エンテロ ウイルス70 |
急性出血性結膜炎 |
| エンテロ ウイルス71 |
手足口病 |
| 関連情報 |
「髄膜炎」 「発熱」 「手足口病」 |