(Erill) |
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| 脳循環改善薬 | 一般名:塩酸ファスジル |
| 商品名 | 「エリル」 |
| 作用機序 | ○[Rhoキナーゼ]という酵素が異常に活性化すると血管の収縮が進むが、塩酸ファスジルはこの酵素の働きを妨げ、血管を広げる作用がある。 ○平滑筋収縮機構の最終段階であるミオシン軽鎖のリン酸化を阻害し、血管を拡張する。 |
| 使用量 | 1日2〜3回 1回30mg(点滴静注) 50〜100mlの電解質液(または糖液)で希釈し、30分かけて。 |
| 効能・用途 |
くも膜下出血後の脳血管攣縮及び之に伴う脳虚血症状の改善 |
| 警告 | ○本剤の臨床試験において、頭蓋内出血(脳内出血・硬膜外血腫・硬膜下出血・脳室内出血・くも膜下出血)の発現が認められている。 ○本剤の投与は緊急時に十分対応できる医療施設において行うこと。 ○本剤の投与に際しては臨床症状及びコンピューター断層撮影による観察を十分行い、出血が認められる場合はただちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 |
| 使ってはダメな者 (禁忌) |
○出血している患者 ○頭蓋内出血の可能性がある者。 ○低血圧患者 |
| 慎重な投与 が必要 |
○術前から糖尿病を合併、術中所見で主幹動脈に動脈硬化が見られた患者・・・・(頭蓋内出血を起こした事例あり) ○腎機能障害がある・・・・(排泄遅延により血中濃度持続の可能性、低血圧が認められることがある)・・・・低血圧が観察された場合は減量(ex10mg/1日) ○肝機能障害がある・・・(代謝遅延により血中濃度上昇し、作用増強の可能性がある) ○70才以上の高齢者には・・・(機能予後の改善が見られない可能性がある) ○くも膜下出血に重症の脳血管障害<モヤモヤ病。巨大脳動脈瘤など>・・・使用経験なく、未確立。 |
| 副作用 (五十音順) |
※使用例が少ないので副作用発現もすくない。 意識レベル低下 ALP上昇 LDH上昇 黄疸 嘔吐 肝機能異常 顔面紅潮 クレアチニン上昇 血小板減少 呼吸抑制 GOT上昇 GPT上昇 ●消化管出血・・・・・中止し処理必要 ●ショック・・・・・中止し処理必要 ●頭蓋内出血・・・・・中止し処理必要 頭痛 多尿 低血圧 ●肺出血・・・・・中止し処理必要 排尿困難 白血球減少 発熱 BUN上昇 ●鼻出血・・・・・中止し処理必要 ●皮下出血・・・・・中止し処理必要 貧血 腹部膨満感 発疹 ●麻痺性イレウス・・・・・中止し処理必要 |
| メタボリックシンドローム | 効果がある 肥満ラットではRhoキナーゼが活性化している。ラットにファスジルを投与したところ、Rhoキナーゼの働きが抑えられ、高血圧や高血糖・高脂血症などの症状が改善した。慶応義塾大学の脇野修助手と伊藤裕教授らの成果。 |