ドクトルアウンフェナセチン
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長期服用で

腎障害」・「膀胱ガン」の恐れ
頭痛・歯痛などの鎮痛剤として使われている解熱鎮痛剤「フェナセチン」を長期に大量使用した場合、
(1)重い腎障害や
(2)膀胱ガンなどが多発している事が分かり、厚生労働省は19日、製薬会社25社に供給停止を要請した。
フェナセチンは1982年以降、大衆薬として販売されておらず、現在は医師による処方のみ。同省では、最近10年間で総出荷量が1.4倍に増えていることが副作用の多発につながっている可能性もあると見ている。
供給停止の要請対象は医療機関向けの25社の計33品目で、最初から製品になっている配合剤と、薬局で調剤する際の原料となる調剤用の2種類がある。
以下の3品目で90%以上を占めている
<1>「セデスG」(塩野義製薬)
<2>「サリドン錠」(日本ロシュ)
<3>「サリドン粉末」(日本ロシュ)

ェナセチンはアリニン系の解熱鎮痛薬。長期使用により腎障害などの副作用を起こす危険性があり、88年には80代の女性が腎盂ガンで死亡した例もあったため、厚生労働省は、使用上の注意として、「長期使用しない」ことを記載させるなど、これまでにも製薬会社や医療機関側に対して指導してきた

フェナセチン
配合剤
アミピローN錠(日本新薬)
グリンケンH顆粒(北陸製薬)
コレデスA顆粒(大鵬薬品工業)
コレデスA錠(大鵬薬品工業
サリイタミン顆粒(菱山製薬)
サリドン錠(日本ロシュ)
サリドン粉末(日本ロシュ)
セデスG(塩野義製薬)
セパA錠(メルク・ホエイ)
セパ細粒(メルク・ホエイ)
ソルボンカプセル(小野薬品工業)
トーワサール細粒(東和薬品)
プロニドンソフト錠(模範薬品研究所)
マセダール顆粒(丸石製薬)
ロイマビリン顆粒(宇治製薬)
ロイマピリンS錠(宇治製薬)

少しの痛み
でも処方
「他の鎮痛剤に比べると効果が高い」(厚生労働省安全対策課)というフェナセチンは、医療現場では重宝がられており、頭痛治療に詳しい北里大学医学部の坂井文彦教授は「高齢の患者らの要望もあて、少しの痛みでも処方する傾向が強い」と語る。1日の使用限度量は4包(1g)だが、長期の大量使用による副作用はかねて指摘されており、厚生労働省も1977年から注意を呼びかけてきた。
だが、94年以降、同省に副作用の報告があった21人のうち、
慢性腎不全を起こした12人の患者の服用期間は最高で30年、平均で12.7年。総使用量の平均は約4.7kgに達しており、同省の注意喚起が徹底していたかどうか、疑問の残る結果といえる。
「患者が複数の医療機関から処方を受けているケースもある」(上田志朗・千葉大薬学部教授)とされ、医療現場の乱用に対するチェックは事実上、難しい。

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