がんガンは治る?(6の4) ドクトルアウンの気になる健康情報 会員登録
トップへ戻る病名・症状ガン(6の4)   «1|2|3|4|5|6»次へ
治療 ガン治療装置:「アルバレライナック」
「1995年、科学技術庁放射線医学総合研究所(千葉市)にある。直径2.2m、長さ24mの加速器で、重粒子線がこの中を、光速の11%の速さで通り抜ける装置。
ガンを死滅させる重粒子線は、強いプラスの電気を帯びた炭素イオンの粒。原子から電子を引き離す作用が強く、ガン細胞のDNAの二重螺旋を切断することで、ガン細胞を破壊する。治療が始まって丸5年で、500名以上の実績がある。
温熱療法
「2003年、国立国際医療センター研究所や早稲田大学などの研究グループは、ガン細胞を効率よく死滅させられる新しいガン温熱療法の基礎技術を開発した。電磁波でガン細胞を熱する仕組みで、ガン細胞にうまく熱が伝わる超微粒子を利用した。化学療法に頼ることの多い白血病など、様々なガンに応用できそうだ。
開発した治療法は「マグネタイト」と呼ぶ酸化鉄を利用する。磁気共鳴画像装置(MRI)の造影剤にも使う物質。ナノbサイズ(1/10億)に加工した酸化鉄の超微粒子を体内に入れる。そこへ電磁波を照射すると酸化鉄微粒子が発熱するため、その熱でガン細胞の膜が破壊され、ガン細胞が死滅する。
超微粒子の表面にはガン細胞にある抗原にだけくっつく抗体を貼り付ける。そこへ電磁波を照射するとガン細胞だけが加熱される。
陽子線で治療
「最先端のガン治療法を実施する兵庫県立粒子線医療センター(兵庫県新宮町)で2003年4/1から一般診療が始まる。ガンの病巣部だけを放射線の一種である陽子線で狙い撃ちするため副作用が少ないのが特徴。
陽子線を使った一般診療は国立がんセンター東病院(千葉県柏市)に次いで2番目。西日本の施設では初めて。
治療対象は肺・肝臓・前立腺・頭頚部に出来た初期段階のガン。X線など従来の放射線治療では体の表面近くで照射線量が最大になるため、ガン周辺の健康な細胞を傷つける難点があったが、陽子線治療はガン細胞だけに照射して病巣を退治する。
受付窓口は兵庫県立成人病センター(兵庫県明石市078-9291-1339)で、同センターが転移が無いなど治療の可否を判断する。受付は2003年3/17から始めており、1日平均約40人の問い合わせがあるという。
毎日1回、約40分の治療により4〜8週間での除去を目指す。健康保険の適用外のため、期間に関係なく治療費\2883000は自己負担
重粒子線治療
ガンの新しい放射線治療法として研究されてきた「重粒子線治療法」。約10年近い臨床試験(約1500名)で有効性や安全性が確認され、2003年11月から高度先進医療の扱いになった。放射線照射の費用自体は患者の自己負担になるが、入院・検査費用などには保険適用される
鎮痛薬抗ガン効果
モルヒネに似た鎮痛薬が人間のガン細胞の自殺行為アポトーシスを引き起こすことを、長崎大薬学部の植田弘師教授(薬理学)と横浜市立大医学部の研究グループが、細胞培養実験で突き止めた。特定のガン細胞にだけ作用し、正常細胞に対する副作用のない新しいタイプの抗ガン剤になる可能性があり、26日から東京などで開かれる
ブプレノルフィン 肺ガン・乳ガンで、ある種のガン細胞の細胞核を断片にするなど、遺伝子に組み込まれた細胞の自殺アポトーシスを誘発
ブトルファノール 乳ガンで有意に増殖を抑制し、肺ガン・胃ガンで抑制傾向を示した
モルヒネ 肺ガン・乳ガン、高濃度で、わずかに抑制作用
キラーT細胞を増やし--ガン攻撃---
九州大学、東京大学、大阪大学の共同研究チームは日本人に多い胃ガン・大腸ガン・肺ガンに有効とみられる遺伝子治療技術を開発、動物実験で効果を確認した。
九大医学部の岡田全司助教授らは血液中の未熟なリンパ球をキラーT細胞に変える働きがあるインターロイキンー6(IL-6)というタンパク質に注目。 [IL-6]及びIL-6と結合する受容体タンパク質の遺伝子を、運び役である毒性を無くしたアデノウイルスに組み込んで投与する。研究チームは人間のガン患者から取ったリンパ球を導入した特殊なマウスの腹にガン細胞を移植して治療を試みた。遺伝子を導入した約20匹のマウスの80%はガン細胞が1/10以下に縮小したり消失して、100日以上生きていた。一方、アデノウイルスだけを投与した約20匹は14〜20日間ですべて死んだ
ナチュラルキラー細胞NK細胞
<1>笑うこと、楽しい考え方はNK細胞の活性を高め、免疫力を高めガンを消失させることも可能です。
<2>悲しみは逆にNK細胞の活性を低下させます
<3>手術療法・化学療法・放射線療法などはストレスをあたえるので免疫力 を弱めるだけでなく活性酸素量を増やし、発ガン性があります。   
<4>ストレスは、発ガン物質や農薬と同じように活性酸素を体内で発生させる。
生きる目的が必要→「サイモントン療法
免疫
療法
■病原体の一部を投与
「大阪府立成人病センターは患者の免疫力を高めてガンを治療する目寝気療法の新手法を開発した。動物を使った基礎実験成功した段階で、2004年の日本癌学会で発表。
新手法は細菌やウイルスを分解し、その一部分を投与する。免疫細胞表面にあるセンサー役のタンパク質『トル様受容体(TLR)』が“病原体が侵入した”と錯覚して免疫細胞が活性化する。その際にガン細胞の一部も併せて投与して、免疫細胞の攻撃目標がガン細胞になるようにする。
これによって強い免疫力でガン細胞を攻撃できる。マウスを使った実験で、ガン細胞の一部を単独で投与する従来の手法より、腫瘍の抑制や免疫細胞を活性化する効果が高いことが確認された。
TLRを介する免疫機構は1990年後半から国内外で急速に研究が進んだ。」





■樹状細胞使うワクチン療法
「2004年厚生労働省の高度先進医療に認められた。森正樹・九州大学病院別府先進医療センター教授(外科学・分子腫瘍学)は「基礎研究で相次ぎ成果が生まれており、臨床応用も急展開が期待できる」と話す。
1990年代に入って、ガンにも特有の抗原があることが分かってきました。悪性黒色腫でMAGE(メージ)というタンパク質が発見され、食道や胃・大腸ガンでも見つかりました。MAGEは正常細胞にはほとんど無く、ガン細胞にだけあり、免疫細胞はこれを目印にガンだけを攻撃します。
免疫細胞は大きく分けて“教官役”と“戦士役”の2種類があります。
敵を攻撃する戦士役はTリンパ球。その前に誰が敵かを認識して、Tリンパ球に教える“教官役”が樹状細胞で、血液に少量含まれています。
教官役の樹状細胞を体外で増やしてから体内に戻せば、Tリンパ球に情報が効率よく伝わり、ガンを探して攻撃するようになります。
患者さんから採血し、樹状細胞の卵にあたる単球を集めて1週間培養します。これにMAGEの断片(ペプチド)を加えて敵を覚え込ませ、注射で患者に戻します。このサイクルを3〜4週おきに4回繰り返します。
対象となる疾患は大腸ガン・胃ガン・食道ガン。ただMAGEが現れるのは特定の白血球型に限られるので、治療を受けられるのは食道ガンで6割、胃ガンで4割、大腸ガンで2割程度にとどまります。
治療における患者の負担は軽く、採血やワクチンの注射は20〜30分ですみます。外来だけでも治療は可能ですが、念のため数日間入院。患者負担金は4回で約35万円。
この治療を行っているのは九大病院別府先進医療センターと、滋賀医科大学医学部付属病院」2005.6.14《日本経済新聞》
光で ■光でガンを攻撃
「2001年、東京大学の研究グループは光を当てると活性酸素を発生してガン細胞を死滅させる効果がある新しい化合物を開発した。この化合物はプラスの電荷を持った高分子を脂質で包み込んだ粒子(ミセル)で、ガン細胞だけに効率よく結合する性質を持っている。
開発したのは東大工学部の片岡一則教授と相田卓三教授らのグループ。まずポルフィリンという色素の外側にデンドリマーという分子をつけた高分子を作った。ポルフィリンは光を当てると活性酸素を放出して、ガン細胞を攻撃する。
デンドリマーは外側がプラスに帯電しているためマイナスに帯電しているガン細胞の表面に付着しやすい。培養したガン細胞を使った実験では、通常のポルフィリンだけの場合に比べてガン細胞を殺傷する能力は、約28倍強くなる
放射線
治療
放射線治療とは、透過性のあるX線などの放射線を体に照射して体内のガン細胞のDNAを破壊し、死滅させる治療法です。
★専門医・・・・400人しかいない。
ガンの放射線治療で照射ミスが相次いでいる。
2001年4月、虎ノ門病院、線量補正フィルターの係数入力ミスで23人に過剰照射。
2002年7月、金沢大病院、線量補正フィルターの係数入力ミスで12人に過剰照射。
2003年10月、国立病院機構弘前病院、医師と技師の計算方法が違い、276人に過剰照射。
2004年2月、山形大病院、2004年2月、フィルターの有無を入力ミス、32人に過少照射。
2004年4月、福島県の竹田総合病院、線量実測時の係数入力ミス、256人に過少照射。
2004年5月、和歌山県立医大、分割回数の入力ミス、過剰照射で1人が死亡。
2004年5月、岩手医大病院、線量補正フィルターの係数設定ミス、111人に過剰照射。

放射線治療では、
副作用を最小限にして最大の効果を得られるように線量を照射する技量が必要。ガン治療の高度化に伴い海外では大学院で原子力工学などを専攻した医学物理士(米国では約4000人)が放射線治療の精度を管理しているが、日本では40人程度しかいない。
我が国
欧米諸国に比べて日本では手術の比重が極端に高く、放射線治療は極端に低いという特徴があります。米国では、がん患者の6割が放射線治療を受けているのに対し日本では4人に1人程度です。
これまで医療界では、医師の個人的経験や考え方で、治療法が決められてきた。しかし近年は、治療方法を科学的に比較・分析して、最適な治療法を選択する考えが浸透してきました。放射線治療は、多くの種類のガンで、手術と遜色ない実績を上げています(中川恵一・東大病院放射線科助教授)
ホスピス ただ今、急増中→「モルヒネ
トップへ戻る病名・症状ガン(その4)      <123456     次へ