月経前緊張症(PMS)

premenstrual syndrome

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月経前緊張症 =月経前症候群premenstrual syndrome
(黄体期症候群)
・月経前の7〜10日間に以下の様な症状が出現する症候群をいう

・精神症状が強く出ると→「月経前気分不快障害」(PMDD)
症状 <1>肉体的症状
  1. 体液の滞留(浮腫)
  2. 乳房の過敏
  3. 体重増加
  4. 腹部のむくみ
  5. 頭痛
  6. 吐き気
<2>感情的症状 
  1. イライラ
  2. 不安
  3. 焦燥感
  4. 抑鬱的
  5. 涙もろくなる
  6. 集中力の喪失
  7. 一部の女性は狂暴になったり、劇的な人格の変化をしめします
診断基準 (米国産婦人科学会)
・乳房痛
・腹部膨満感
・頭痛
・手足のむくみ
身体的症状
・抑うつ
・怒りの爆発
・いらだち
・不安
・混乱
・社会からの引きこもり
情緒的症状
@過去3ヶ月間以上連続して、月経前5日間に、以上の症状のうち少なくとも1つ以上が存在すること。
A月経開始後4日以内に症状が解消し、13日目まで再発しない。
B症状が薬物療法やアルコール使用によるものでない。
C診療開始後も3ヶ月肝間にわたり症状が起きたことが確認できる。
D社会的または経済的能力に、ハッキリした障害が認められる。
原因 様々な説が言われているが、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」の濃度が周期的に急激に変化することが影響するとの見方が一般的。
低用量ピルを飲んでいる間は症状の変動幅が小さくなる。特に身体的症状は改善することが多い。
情緒的症状には、抗うつ剤・抗不安剤が使われる。
セロトニン(神経伝達物質の一種)が月経前に減少することが原因と考える説もある。

【芳香療法】 <1>フェンネル
<2>体液の滞留に:
[ゼラニウム油+ローズマリ油]マッサージ
<3>抑鬱といらだち:マッサージと沐浴
      ベルガモット
      カミルレ
      バラ

月経前症候群の漢方薬
漢方薬
  1. 加味逍遥散
  2. 桂枝加竜骨牡蛎湯
  3. 桂枝茯苓丸
  4. 五苓散
  5. 大黄牡丹皮湯
  6. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
    1. 41歳女性。
      背が高く痩せて血色がすぐれない。今まで4回流産。一度も正規の分娩をしたことがない。食欲は少なく、食べると胸にもたれる。疲れやすく、冷え症である。主訴は毎月の月経前の、ひどい頭痛で、その時には吐く。月経は順調で、大便は1日1行。
      腹診すると、心下部に振水音を証明し臍上で動悸が亢進している。腹部は一体に弾力に乏しい。
      私はこれに六君子湯、半夏白朮天麻湯、真武湯などを用い、食は進み、気分は良くなったが、月経前の頭痛がどうしてもよくならないと云う。詳しい病状を聞くに、時々背がゾクゾク寒くなり、鳥肌のようになる。食べ過ぎると夜中、尿に起きて眠れない。また顔に浮腫がくる。毎年凍傷が出来るという。
      そこで当帰四逆加呉茱萸生姜湯にしたところ、それきり月経前の頭痛がなくなった。それに月経の量が多くなって、気分が良いという。2ヶ月ほどたつと腹に弾力がつき、疲れなくなった。体重も4kgほど増加した。《大塚敬節》
  7. 当帰芍薬散
  8. 桃核承気湯
  9. 抑肝散

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