ギンナン           
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ギンナン
(銀杏)
=イチョウの種子。



◎ギンナンを焼くor煮食するor煎服すれば、
     鎮咳作用
     去痰作用
     滋養作用
     強壮作用
◎ギンナンを生食すれば、
     去痰作用
     殺虫作用
有毒成分 4’-MPN(4’-メトキシピリドキシン)
アミノ酸の代謝に関わるビタミンB6の作用を阻害することで、脳内の神経伝達物質[GABA]の生成が抑制され、痙攣などの中毒症状を起こすと考えられている
中毒症状 食べ過ぎると1〜12時間後に、頻脈・ふらつき・嘔吐・痙攣などを起こすこと がある
中毒量 小児(7〜150粒)、成人(40〜300粒)


焼いたギンナンのあの透明なウグイス色ほど神妙にして美麗なものはめったにない。色も焼き加減によては深緑、ウグイス色、黄色となるなど、一層不思議な美しさがある。
イチョウの木のギンナンは中国原産。日本では極めて古い時代から各地で植裁されてきた。中国ではイチョウの葉の形が鴨(カモ)の脚に似ているので、「鴨脚(ヤアチャオ)」と呼び、それがなまって日本語の「イチョウ」になったという。また、そのイチョウの樹名を「公孫木」と称することもあるが、この名は、実がなるまでに20年〜40年もかかるので、公(王様とかの意味)が木を植えてもっ実が食べられるのは孫の代だ、ということからだ。
中国では結婚式の日に仮名嫁、花婿に氷砂糖で煮たギンナンを食べさせる処もある。発芽率が100%近く、また枝を土にさしただけでよくつくように、大変生命力の強い植物で、樹齢も1000年以上に及ぶなどめでたい植物にあやかっているのだそうだ。
種子の外側の種漿肉には強烈な悪臭があり、そのままではとても食べられない。土に埋めて土壌微生物により種漿肉部を発酵、分解させるとその部分は自然に剥落し、はじめて白果が現れる。これをよく洗って乾燥、貯蔵する。その硬殻を除いた中心の仁を食用とするが、糖質とタンパク質が多い上に、レシチン・エルゴステリン・カロチン・ビタミンCも多く、栄養豊富な種子である




銀杏は日本や中国では古くから薬や食材として利用されてきた。だが、昔から銀杏を食べ過ぎてはいけないと言われてきた。
最近、夕食に50個の銀杏を食べ、6時間後に突然意識を失い、ケイレンを繰り返した5歳の子どもを診たが、幸いに生命はとりとめることが出来た。
子供が銀杏を大量に食べると突然、嘔吐やケイレンを繰り返し、意識障害を起こすことが知られている。

稀に死亡例も報告されているので注意が必要である。学術雑誌などに掲載された論文を数えると、日本ではこれまでに70例の銀杏中毒が報告されており、このうち22例が死亡している。
食べた量と中毒症状とは平行しない。15個の銀杏を食べた2歳の子供が死亡したという報告もあるので注意が必要である。中毒成分は銀杏の中の4-メトキシピリドキシンという物質であることが分かってきた。この中毒成分が腸と肝臓の間を循環して、ケイレンを繰り返す。したがって、子供が銀杏中毒を起こしたら、出来るだけ早く病院に行って、銀杏を食べたことを医師に告げることである
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