ギランバレー症候群 (感染後多発性神経炎) |
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| 関連情報 |
「多発性神経炎」「シビレ」「麻痺」「嚥下困難」「歩けない」「歩行障害」「コクサッキーウイルス」「脚気」「足に力が入らない」「有機ゲルマニウム」 |
| ギランバレー 症候群 |
●顔面や手足が突然マヒし、歩行困難 ※いきなり発病するようですが、どんな病気ですか?
(原因)・・・カンンピロバクターによる食中毒 (副作用でギランバレー症候群になる) |
| 脊髄炎 | この病気は発症初期から運動麻痺が現れ、知覚麻痺、知覚異常、疼痛などがそれに続いて起こってくる。そして
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| 病態 | 自己免疫性の急性炎症性末梢神経障害 |
| 特徴 (初期症状) |
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| 検査 | ●髄液細胞数・・・・・・・・・基準値 ●髄液蛋白・・・・・・上昇(軽度~中等度) ●血清抗糖脂質抗体 ・上昇が多い ・GM1抗体・・・・・約30%上昇 ●神経伝導速度検査 ・伝導速度・・・・遅延 ・伝導ブロック |
| 治療 | 自己抗体を効果的に除去する免疫吸着法。 1日おきに5~6回行う。 |
| ワクチン | 米国では、1976年に豚インフルエンザが発生した時、製薬会社などの圧力を受け、米政府が米国民4000万人にワクチンを接種したが、 このワクチンはギラン・バレー症候群という末梢神経障害の副作用を起こし、全米で約50万人がこの副作用に苦しみ、数十人が死亡する結果となった。 |
| 2タイプ | ||
| 神経細胞は大きく分けて軸索と髄鞘からなる。 | ||
| 軸索タイプ | ||
| 軸索が壊れるタイプでは、細菌の一種『カンピロバクター・ジェジュニ』の感染が影響している。 | ||
| 新潟病院神経内科の結城伸泰医長らの研究によると、カンピロバクター菌が感染すると「下痢」などを引き起こすが、そのとき体内に細菌イタイする抗体が作られる。抗体は細菌だけを認識してくっつくが、神経細胞の軸索部分の細胞にも細菌と似た部分があり、間違えて抗体がくっつくと免疫系が攻撃し始める。 | ||
| 新潟病院神経内科の結城伸泰医長らの研究によると、カンピロバクター菌が感染すると「下痢」などを引き起こすが、そのとき体内に細菌に対する抗体が作られる。抗体は細菌だけを認識してくっつくが、神経細胞の軸索部分の細胞にも細菌と似た部分があり、間違えて抗体がくっつくと免疫系が攻撃し始める。 | ||
| 下痢などをおこし、1~3週間後に急に体に力が入らなくなる | ||
| 重症化しやすい | ||
| 髄鞘タイプ | ||
| 髄鞘が壊れるタイプで、サイトロメガロウイルスなどによる先行感染が関係しているといわれる。 | ||
| ギラン・バレー症候群 (厚生労働省) 英語名: Guillain-Barré syndrome 同義語:急性炎症性脱髄性多発神経根ニューロパチー、急性炎症性脱髄性多発根神経炎 |
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| 両側の手や足の力が入らなくなり、しびれ感が出た後、急速に全身に広がり進行する「ギラン・バレー症候群」は、医薬品によっても引き起こされることがあります。 主に、インフルエンザやポリオなどのワクチン、インターフェロン製剤、ペニシラミン、ニューキノロン系抗菌薬、抗ウイルス薬、抗がん剤などでみられることがあるので、何らかのお薬を使用していて、次のような症状がみられた場合には、放置せずに医師・薬剤師に連絡してください。
など |
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| ギラン・バレー症候群とは | |
ギラン・バレー症候群は,一般的には細菌・ウイルスなどによる上気道の感染や下痢などの感染があり、1~3週後に両足に
筋力の低下は急速に上方へ進行し、足全体や腕にもおよび、歩行時につまずく、階段を上がれない(運動まひ)に至ることがあります。 さらに、
これらの症状はピークに達するまでは急速に悪化し、時には人工呼吸器が必要となることもあります。症状が軽い場合は自然に回復することもありますが、多くの場合は入院により適切な治療(免疫グロブリン静注療法や血液浄化療法など)を必要とします。 原因として、神経症状に先だつ感染症がみられる場合もありますが、感染症かどうかはっきりしない場合も多く、ごくまれではありますが医薬品によっても同様の症状が現れることがあります。
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ギラン・バレー症候群の最初の症状には、
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| 早期発見と早期対応のポイント | |
| (1) | 早期に認められる症状 |
| (2) | 副作用の好発時期 |
| 医薬品の種類によっても異なるが、医薬品の服用ないし接種後、2週以内の発症が多い。 ①インフルエンザワクチン:
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| (3) | 患者側のリスクファクター |
| 症例数が少なく、患者側のリスクファクターは不明である。 過去に通常のギラン・バレー症候群に罹患した患者がワクチン接種をした場合、ギラン・バレー症候群の再発率が高まる可能性がある。 また、基礎疾患に遺伝性ニューロパチーなどの末梢神経障害を有する場合は、ビンクリスチンなどの投与でギラン・バレー症候群類似の急激な末梢神経障害を呈したとの報告がある, |
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| (4) | 推定原因医薬品 |
| これまで国内外を含め、ギラン・バレー症候群、ギラン・バレー症候群類似の末梢神経障害として報告された主なものを記載する。 | |
①ワクチン類
③ペニシラミン製剤:「ペニシラミン」 ④ニューキノロン系抗菌薬:「ノルフロキサシン」 ⑤真菌症治療薬:「ボリコナゾール」 ⑥抗ウイルス薬:
⑧モノクローナル抗体製剤:「インフリキシマブ」 ⑨抗悪性腫瘍薬:
⑪高脂血症治療薬:「シンバスタチン」 |
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| 副作用の概要 | |
ギラン・バレー症候群は、感染やワクチン接種などに続発して免疫異常を生じることにより起こる末梢神経系の炎症性脱髄性疾患である。
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| (1)自覚症状 | |
| 筋力低下が最も重要で、両下肢の筋力低下による歩行障害から始まり、上行性に進行し、上肢や全身に波及する型が多い。 また、両上肢の筋力低下で発症する型や両側顔面筋の筋力低下、複視、嚥下障害で発症する型もある。 筋力低下は全身に進展し、歩行不能、臥床状態になることも多く、嚥下・咀嚼困難、喀痰喀出困難、呼吸困難を呈することもある。感覚障害は、四肢遠位部のしびれ感や痛みなどの異常感覚を訴えるが、運動麻痺に比べて軽度であり、感覚症状がないこともある。立ちくらみなどの起立性低血圧が起こることもある。また、亜型のフィッシャー症候群では複視やふらつきなどで発症する。 |
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| (2)他覚的所見 | |
筋力低下は、
頻脈、不整脈、血圧の変動、起立性低血圧などの自律神経障害を認めることがある。 まれではあるが、膀胱直腸障害や乳頭浮腫を認めることもある。 |
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| (3)臨床検査所見 | |
| ① | 髄液所見:
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| ② | 電気生理学的検査:
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| ③ | 血中抗糖脂質抗体:
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| (4)病理所見 | |
| 通常、本疾患では末梢神経生検は行わない。 剖検では、リンパ球、マクロファージなどの炎症性細胞が脊髄前根・後根、後根神経節、末梢神経にみられる。 末梢神経では、節性脱髄所見を認め、ランヴィエ絞輪周辺の脱髄が初期病変として認められる。 重症例では脱髄性変化に加えて軸索変性が認められる。 |
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| (5)発症機序 | |
| ① | 感染等による通常のギラン・バレー症候群
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| ② | 薬剤によるギラン・バレー症候群ないしギラン・バレー症候群類似症候
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| (6)医薬品ごとの特徴 | |
1)ワクチン類:
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2)インターフェロン製剤
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3)抗TNFαモノクローナル抗体製剤:
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4) 抗ウイルス化学療法薬:
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5) A 型ボツリヌス毒素製剤(Botulinus Toxin Type A)
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| 6)ペニシラミン製剤:ペニシラミン | |
| 7)ニューキノロン系抗菌薬:ノルフロキサシン | |
| (7) | 副作用発現頻度 |
| 発症はどの薬剤もきわめてまれであり、副作用の頻度は不明である。 インフルエンザワクチン接種により誘発される危険率は1~2人/100 万回接種と推定されている |
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| 副作用の判別基準 | |
| ギラン・バレー症候群は細菌やウイルスなどの先行感染に引き続き出現することが多く、医薬品によるものはまれである。医薬品によるギラン・バレー症候群の場合、ワクチン類による場合は、自然発症の典型的なギラン・バレー症候群と同様の経過をとることが予想されるが、その他の医薬品の場合、医薬品による末梢神経障害がギラン・バレー症候群類似の症候を呈することもあるので注意が必要である。 本症候群の患者を診た際、問題となることは原因が医薬品なのか、感染などの自然発症によるものかの鑑別である。自然発症例では先行感染などの前駆症状がみられることが多く、鑑別上重要である。また、前述したように医薬品の場合は、投薬開始後比較的早期に発症する例が多く、特に4週間以内の場合は医薬品を疑い、投与を中止すべきである。医薬品によると思われるものの中には投与数ヶ月以降に出現する場合もあり原因かどうか迷うことがあるが、前項にあげた医薬品に該当する場合は中止した方がよいと考えられる。診断の参考のため薬剤性ではない自然発症のギラン・バレー症候群の診断基準を表に示す43 |
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| 表 ギラン・バレー症候群の診断基準(Asbury A, et al. Ann Neurology より改変43) |
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| 判別が必要な疾患と判別方法 | |
| (1)その他の末梢神経疾患 | |
| ① | 慢性炎症性脱髄性多発神経根ニューロパチー (Chronic InflammatoryDemyelinating Polyradiculoneuropathy : CIDP):
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| ② | ビタミンB1 欠乏性ニューロパチー:
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| ③ | 血管炎性ニューロパチー:
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| ④ | 中毒性ニューロパチー:
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| ⑤ | 急性間欠性ポルフィリン症:
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| ⑥ | その他の感染症に関連するニューロパチー:
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| (2)脊髄疾患 | |
転移性悪性腫瘍、多発性硬化症、脊椎性疾患、脊椎硬膜外膿瘍、脊椎炎によるミエロパチー:
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| 悪性腫瘍転移や感染性疾患では、遷延する背部痛を有することが多い。 | |
| (3)重症筋無力症 | |
| 症状の易疲労性、日内変動を有し、安静で症状が軽快する。 眼症状、球症状の発症が多い。 感覚障害はない。 |
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| (4)筋疾患 | |
| ① | 周期性四肢麻痺
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| ② | 多発筋炎などの筋疾患
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| 治療方法 | |
| (1)原因薬剤の中止 | |
| 医薬品が関連するギラン・バレー症候群あるいは本症候群類似の末梢神経障害に遭遇した場合は、急激に重症化することも多く、まず疑わしい原因薬剤の中止である。特に、サニルブジンなどのヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NRTI)の場合は、前述したように前駆症状が疑われたら直ちに血中乳酸値モニタリングを行い、高値であれば早急に中止することが重要である。 | |
| (2)重症例の管理 | |
| ギラン・バレー症候群は急激に進行し、呼吸筋麻痺で死亡することもある。 したがって、呼吸筋麻痺、球麻痺、不整脈や血圧の変動など死因に結びつく症候がみられたら直ちに人工呼吸器装着をはじめとする全身管理を行う必要がある。 全身管理には、心電図、血圧、血中酸素飽和度がモニターできる集中治療室での管理が望ましい。努力肺活量が20mL/kg 以下、PaO2 が60mmHg以下、PaCO2 が50mmHg 以上の場合は気管内挿管を行い、努力肺活量10~15mL/kg 以下となったら人工呼吸管理を行う。 尿崩症、ADH 分泌異常症、深部静脈血栓症の合併に注意する必要がある。 |
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| (3)ギラン・バレー症候群ないし類似症候に対する治療 | |
| 自然発症のギラン・バレー症候群に対してランダム化比較試験で有効性が確立されているのは、免疫グロブリン静注療法と血液浄化療法である。医薬品に関連したギラン・バレー症候群ないし類似症候の場合、報告例が少なく治療法は十分確立されていないが、自然発症のギラン・バレー症候群に準じて免疫グロブリン静注療法(IVIg)が行われることが多い。また、症例によっては免疫グロブリン静注療法とステロイドパルス療法の併用療法あるいはステロイド単独投与にて治療され、有効な報告もある。以下に参考として各治療法について記述する。 | |
| ① | 免疫グロブリン静注療法(IVIg)
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| ② | 血液浄化療法
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| ③ | 副腎皮質ステロイド薬
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| ギランバレー(脊髄炎)の漢方薬 | |
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