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玉屏風散



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玉屏風散
皮膚の表面には衛気(えき/免疫力)という気(エネルギー)が流れていて、皮膚にある汗腺の開閉による体温調節などで、体表をガードしていると考えられています。


玉屏風散は衛気が不足した状態に適する漢方処方です。

衛気が不足すると
  1. 汗をかきやすくなるほか、
  2. 寒冷刺激に対する防衛力が低下して、風邪をひきやすくなったり、
  3. 風邪がなかなか治らずに長引いたりします
  4. 温度変化にも順応しにくいため、すこしの温度変化でもクシャミ・鼻水などのアレルギー症状が出てきます。


自汗があり(汗かき)で悪風を感じて(風が当たるとゾクゾクする)、カゼを引きやすく、手足が冷えやすい。
  • また
  • 「疲れやすい」
  • 「むくみやすい」
  • 「尿量が少ない」
  • 手足が冷えやすい」
  • などの症状もみられます。

病気が進むにつれて
  1. 発熱
  2. 頭痛
  3. 浮腫
  4. 水様鼻汁
  5. 肌のカユミ
などが現れてくることがあります。



玉屏風散 《丹渓心法》
黄蓍 白朮 防風





  • 玉屏風散や桂枝湯は、肌表がゆるんで、昼間でも汗をかく場合に用います。
    • 陰虚(陰が虚している)から生じたほてりが、夜中に汗を押し出し、寝汗となる場合には六味丸を用います。

  • (応用)
    1. カゼや気管支炎
    2. 慢性鼻炎
    3. 花粉症
    4. 慢性蕁麻疹
    5. 喘息
    の長期管理などに応用されています。



玉屏風散
身体虚弱で疲労しやすい者の次の諸症:
「虚弱体質」
「疲労倦怠感」
「ねあせ」



玉屏風散の処方構成
  • 2味の補気薬と1味のム風薬で構成され、主薬の黄蓍と白朮で、肺と脾の気を補い増強する。
  • 特に、肺気が充実され、体表部を固摂する機能が回復すると、汗腺の開閉も正常になり、異常な汗は止まる。
  • 少量の防風を配して、カゼの侵入を防ぎ、感染症を未然に防止する、扶正ム邪(抵抗力を高めて病原菌を寄せ付けない)の処方です。








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