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歯が動く =歯がグラグラ
歯の脱臼、
処置早く
2時間前に階段を踏み外して転げ落ち、口から出血しているとのことで来院した。上顎右側の中切歯はほとんど抜け落ちそうにグラグラしており、反対側の左側中切歯はめり込んでしまい、歯の端が歯肉からわずかしか覗いておらず、かなり出血していた。両側の側切歯にも軽いグラグラが見られた。
レントゲン写真では歯根の破折(折れること)や歯槽骨の骨折は認められなかった。乳前歯の脱臼、埋入(めり込むこと)と診断し、両側の乳犬歯間をレジンで固定した。3週間後に固定をはずし、グラグラは落ち着いた。
歯の破折、脱臼の原因は、足元のしっかりしていない幼児の場合、道路でつまづいたり、滑り台、階段などでの転倒が多い。大きい子では自転車、鉄棒、スポーツなどでの転倒や交通事故など様々である。
乳歯の場合には破折よりは脱臼する場合が多く、永久歯では破折することが多いのが特徴である。もし、完全に脱臼して抜けてしまった場合には、時間があまり経過していなければ、つながる可能性が高いので、乾燥させないように、手近にある牛乳に浸したり、水に浸した脱脂綿などにくるんで、出来るだけ早く歯科に行ってほしい。
外傷を受けてからの時間が短ければ短いほど予後は良く、乳歯よりは、永久歯の方が予後は良い。顎の中にめり込んだ歯は、時間とともに出てくることが多い。しかし、外傷を受けた歯は、多くが歯髄(俗に言う神経)が壊死して歯髄処置を余儀なくされる。破折では歯根まで折れているときは、抜歯することが多いが、歯冠が折れた場合は折れた部位に応じて処置する
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