肺非定型抗酸菌症

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肺非定型抗酸菌症 =非定型抗酸菌とは、結核菌と癩菌以外の種々の抗酸菌の総称で、これらの菌の感染で発病する疾患を『非定型抗酸菌症』と呼び、99%が肺感染症とされる
→「肺炎
診断基準 1985年の国立療養所非定型抗酸菌共同研究班)
[T]X線像で新たに、空洞を含む病巣。又は乾酪性病変と思われる病巣が出現した場合
<1>1ヶ月以内に、3日間の喀痰培養検査を行って、同一菌種の病原性抗酸菌を2回以上証明する。or
<2>毎月1回の培養検査で、3ヶ月以内に2回以上同一菌種の病原性抗酸菌を証明する

【診断】
1.X線像での新しい病巣(空洞or乾酪性病変と思われる病巣)の出現と
2.上記の<1>or<2>の排菌が同時に観察出来た場合は感染症と考える。
3.排菌量(分離培地上の集落数)は100集落以下でもよい。
[U]すでに硬化巣中空洞・硬化壁空洞、又は排菌源と考えられる気管支拡張症など既存病巣のある場合。
<1>6ヶ月以内に、月1回の月例喀痰培養検査で、3回以上、同一菌種の病原性抗酸菌を証明する。
<2>上記の3回以上の排菌の中で、少なくとも1回以上は100集落以上の排菌であることを示す必要がある。
<3>また、上記の排菌は、臨床症状の変化(X線像の変化・発熱・喀血・血痰・咳嗽・喀痰量の増加)と関連すること
病原性
抗酸菌
(1) Mycobacterium kansasii
(2) M.szulge
(3) M.scrofulaceum
(4) M.avium-intracellulare
(5) M.foryuitum
(6) M.chelonei
(7)及び以下の抗酸菌
  1.M.xenopi
  2.M.simiac
  3.M.shimoidei
  4.M.nonchromogenicum
ミコブティン 抗酸菌症のカプセル剤(ファイザー)
2008年7/17、承認を取得。
多剤耐性結核・非結核性抗酸菌症の治療に使える。
菌の細胞内でRNAの合成を抑えることで抗菌作用を示す。

非結核性抗酸菌症(NTM、MOTT)
病態 非結核性抗酸菌による感染症
土や水中などに普通にいる菌で、ほとんどの人が吸い込んだり、飲み込んだりしている。毒性は強くないが、感染によって咳や痰、微熱、体重減少、倦怠感などの症状が出る
検査 白血球数・・・・・(↑)
赤沈・・・・・・・・・(↑)
CPR・・・・・・・・(↑)
胸部X線/CT・・・・薄壁空洞などを伴う浸潤影
喀痰培養
喀痰採取が困難なとき・・・胃液の抗酸菌培養も有用。
胸部X線が必ずしも治療効果を反映しない。
治療薬 2010年、第一三共は肺結核薬「リファジン」のカプセル剤を、非結核性抗酸菌症治療薬向けに使うための簡便な承認申請をした。
リファジンは国内では1971年に承認され、肺結核やハンセン病向けに使われている。
海外ではリファジンが非結核性抗酸菌症向けの標準的な治療薬の1つになっている。

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