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| 副作用で 肺性心 |
「ジゴキシン」 |
| 肺性心 | 肺に広範な病変があるため、肺動脈圧が高くなり、右心が拡張・肥大した状態(右心不全)をいう。 1.肺塞栓(急性型)、肺気腫、回血管(慢性型)で見られる。 2.チアノーゼを伴う心不全を起こす。 ●肺性心の定義 <1>1961年、WHOのExpert Committeeの定義: 「肺の機能及び/又は構造を障害する疾患の結果起こった右室肥大を肺性心とし、右室肥大の基準を病理的に右室流出路の心筋壁厚5mm以上と定めた。」 <2>1979年、NYHAの定義: 「一次性に肺実質、肺血管、または肺内ガス交換を障害し、肺高血圧を来たしうる病的プロセスがあり、右室拡大(拡張・肥大)または右心不全が起こること。」 |
| 診断基準 | (1)肺性心が確実: <1>右心カテーテル検査: 安静時、室内気吸入下の肺動脈平均圧(20mmHg以上) <2>肺高血圧を来たし得る呼吸器疾患症例で、右心不全の既往がある。 (2)肺性心に疑いorほぼ確実:肺高血圧を来たし得る呼吸器疾患症例で、以下の所見が見られたら肺性心の合併を疑うこと。 <1>聴診: 肺動脈弁第2音の亢進 肺動脈弁閉鎖不全による拡張期雑音 吸気に大きくなる3音 <2>胸部X線写真像: (a)右下行肺動脈の最大径が16mm以上(20mm以上なら:確実) (b)肺門・胸郭指数が40%以上。 ★指数=(脊椎棘突起上に引いた中心線から左右肺動脈の第1枝の外側縁までの距離の和を、胸膈最大径で除した値を%表示したもの) <3>心電図:右室肥大或いは右室異常。 (a)V1、V3RのqRパターン (b)R/S5.6<1 (c)右軸偏位:1100以上 (d)右脚ブロック (e)右側胸部誘導のST-T変化 <4>超音波: (a) P弁a波減弱・消失 (b)右室拡張期dimension↑ (c)中隔の肥厚 (d) M弁の拡張早期のslope↓ (e)RPEP/RVET↑ (f) P弁の収縮期のnotch <5>タリウム心筋シンチ:右室壁の描出 <6>動脈血ガス:PaO260Torr未満 |
| 原因 となる 疾患 |
(1)肺胞及び気道を一次性に障害する疾病: 1.慢性気管支炎 2.肺気腫 3.肺線維症: 1.結核 2.じん肺症 3.気管支拡張症 4.放射線照射 4.肺肉芽腫症及び浸潤: 1.サルコイドーシス 2.皮膚筋炎 3.全身性エリテマトーデス 4.強皮症 5,肺切除 6.高空低酸素症 (2)胸郭運動を一次性に障害する疾病: 1.脊椎後彎症およびその他の胸郭変形。 2.胸郭形成術 3.慢性の神経筋萎縮:ex.ポリオ 4.肺胞性低換気を伴う肥満症。 (3)肺血管を一次性に障害する疾病: 1.原発性肺高血圧症 2.終節性多発性動脈炎 3.縦隔腫瘍・動脈瘤・肉芽腫症などによる主肺動静脈の圧迫。 |
| 慢性肺性心 | 肺性心は肺・胸郭ないし肺循環の疾患により二次的に右室の拡大をきたしたもので、ときに右心不全を伴う。 【検査】 ●動脈血ガス ・酸素分圧 ・炭酸ガス分圧 ●胸部X線・・肺動脈影拡大、心拡大 ●心電図・・・右室肥大、右心負荷 ●超音波・・・右室肥大、右心系拡大、心室中隔の左室側への偏位 ●CT ●MRI ●201TI心筋シンチグラム・・・右室肥大、肺動脈拡大 ●肺動脈楔入圧 |
| 関連情報 |
「肺塞栓」 「肺気腫」 「心不全」 |