leucocyte/white blood cell
白血球
  (WBC)
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関連情報
血液」「白血球減少症」「顆粒球減少症」「好中球」「好酸球」「好塩基球」「単球」「リンパ球顆粒球減少

白血球の種類
顆粒球 好中球 病原体の食作用
好酸球 細菌を殺す
好塩基球 損傷や感染への体の反応を強くする
無顆粒球 単球 マクロファージ・・・
(抗体で覆われた病原体の食作用と殺菌作用)


リンパ球

(白血球の25%〜30%を占めている)
B細胞 抗体グロブリンをつくり細菌を退治する
T細胞 「ヘルパーT細胞」
(免疫システムを活性化する)
「サプレッサーT細胞」
(不必要な免疫反応を抑制する)
「キラーT細胞」
(ウイルスなどの異物を攻撃する
NK細胞 ガン細胞などの異物を退治する


白血球百分率
白血球百分率は・・・・・白血球の質的変化をとらえるもので、白血球に占める好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球の割合を示す。
分類 百分率(%) 臨床的意義
好中球
neutrophil 桿状核球
(stab cell)
(男)0〜17
(女)0〜18

分節核球
(segmented cell)
(男)27〜70
(女)28〜72
(↑)感染症(細菌)
   ・リウマチ熱
   ・白血病
   ・急性中毒
(↓)感染症(ウイルス)
   ・薬剤(抗ガン剤)
好酸球
eosinophil 0〜3 (↑):アレルギー性疾患
   ・寄生虫症
好塩基球
basophil (男)0〜5
(女)0〜3
(↑):甲状腺疾患
単球
monocyte 0〜12 (↑):感染症
(↓):悪性貧血
リンパ球
lymphocyte (男)19〜59
(女)18〜58
(↑):伝染性単核
(↓):免疫不全

白血球の形態異常
先天性の異常 lペルゲル・ヒュエット異常:好中球の核が丸みを帯びるもの。
m核過分節:
nチュディアック・ヒガシ異常:
oアルダー・ライリーの顆粒異常:
pジョーダンス異常
主として細菌感染症に際し、
好中球に出現する異常
l中毒性顆粒
mデーレ小体:細胞質内の塩基好性斑で、粗面小胞体が残留したもの
ウイルス感染症 伝染性単核症の場合、異型リンパ球が出現する
血病細胞 l急性白血病細胞
m慢性リンパ性白血病細胞
n慢性骨髄性白血病細胞
o前骨髄球性
白血球形態異常としては、幼若血球、異常血球、核・胞体の空腔形成、顆粒の異常、貪触、封入体の存在などがある。
異常を来す疾患には、先天性のもの、炎症によるもの、腫瘍性のものがある

顆粒球の形態の異常 後天性疾患 先天性疾患
細胞質の異常 ・顆粒の増加 ・重篤な感染(中毒顆粒) Alder-Reilly異常
・RNA封入体 ・重篤菜感染(Döhle小体) May-Hegglin異常
・空胞 ・重篤な感染 Jordan異常
・無顆粒 ・急性骨髄性白血病
・骨髄異型性症候群
・ペルオキシダーゼ陰性 ・急性骨髄性白血病
・骨髄異型性症候群
Alius-Crignaschi異常
・巨大顆粒 ・急性白血病 Chédiak-Higashi症候群
核の異常 ・過分葉 巨大芽球性貧血 Uldritz異常
尿毒症
・低分葉 急性骨髄性白血病 Pelger-Huët異常
骨髄異型性症候群
慢性骨髄性白血病
・核の突起 Klinefelter症候群

好中球
好中球増加 感染症 [肺炎]
[髄膜炎]
血液疾患 [骨髄性白血病]
[類白血病反応]
代謝疾患 [尿毒症性昏睡]
[糖尿病性昏睡]
内分泌疾患 [クッシング症候群]
薬物 [ジギタリス]
その他 [心筋梗塞]
[脳出血]
[手術後][火傷]
好中球減少 重症感染症 [敗血症]
[栗粒結核]
感染症 [腸チフス][
[インフルエンザ]
[風疹]
[マラリア]
[カラ ・アザール]
血液疾患 [顆粒球減少症]
[再生不良性貧血]
[バンチ症候群]
[悪性貧血]
内分泌疾患 [アジソン病]
薬剤 [抗ガン剤]
[ベンゾール]
その他 [放射線照射]

好酸球
好酸球増加 アレルギー疾患 [気管支喘息]
[ジンマシン]
寄生虫病 [回虫]
血液疾患 [慢性骨髄性白血病]
[ホジキン病]
その他 [好酸球性肉芽腫]
[摘脾後]
[放射線照射]
好酸球減少 感染症の初期 [ただし猩紅熱・麻疹は除く]
[腸チフスでは消失する]
血液疾患 [顆粒球減少症]
[再生不良性貧血]
[バンチ症候群]
[悪性貧血]
内分泌疾患 [クッシング症候群]

白血球 正常末梢血に見られる血球の1つで有核細胞です。
・顕微鏡で生きた毛細血管をのそくくと、淡いオレンジ色した赤血球が、ハイスピードで流れる様子が観察できる。ときおり、その流れの中に白い斑点状のものが通り過ぎる。これが白血球。(岩波新書「細胞紳士録」p120)
走化性 酵素が細胞の動きを決定
2010年、大阪大学の上田昌宏特任教授と広島大学の柴田達夫準教授らは、外から何も刺激が無い時に、細胞があちこち方向転換しながらランダムに進む仕組みを突き止めた。
羅針盤の役割を果たし2種類の酵素が細胞内で作られ、これらの増減で細胞の前後や進む方向が決まっていた。
化学物質の濃度の高い方向へ移動する『走化性』を備えた粘菌の細胞で実験した。
この細胞は化学物質の刺激によって「PIP3」というリン脂質の一種が細胞膜で作られ、そこを前側にして移動する。
PIP3を合成する酵素と分解酵素のバランスによって、その量が調節されるのが分かっていたが、詳しいメカニズムは不明だった。
実験では、薬剤で実際に運転を担うタンパク質の働きをジャマしても、PIP3はかたよって存在しており、細胞の前後の決定前にまずPIP3が働くことがわかった。2つの酵素がばらばらに働いて、PIP3が存在する場所も次々と変わり、細胞のランダムな動きを引き起こしていた。
化学物質などの外部刺激があると、すぐに動けるような準備につながっていた。
走化性は白血球が炎症部に集まる免疫応答や、神経細胞が決まった方向に伸びて神経回路を作る際にも重要。
WBC
(白血球数)
white blood cell
WBCの増減は好中球の増減の場合が多い。ただ、診断には白血球百分率と併用して判定する。
【正常値】
(男)3900〜9800/mm³
(女)3500〜9100/mm³
★1万以上・・・確実な増加
 3500以下・・・確実な減少。
(↑):感染症[球菌・桿菌]・白血病・悪性リンパ腫・中毒・造血器疾患・アレルギー疾患・G-CSF使用時・
(↓):感染症[ウイルス]・血液疾患・アナフィラキシー様ショック
【注意】
★放射線照射・抗ガン剤投与時にはWBCの減少に要注意。
★感染症に抗生物質の効果判定や用量設定に有効(抗生物質TDMのモニター指標)。
★カルバマゼピン投与で減少することがある。
★薬剤性白血球(好中球)減少症のチェックに役立つ
白血球
分画
白血球には、好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球の5種類がある。好中球と単球は主として細菌や真菌などを排除する。好酸球と好塩基球は、アレルギー反応などの関与し、リンパ球はウイルスの排除、免疫反応の主役を演ずる。それぞれ体を守る重要な役目を果たしている。
白血球は血液を染色して顕微鏡で見たり、自動機器で検査する。5種類の各比率は、好中球が40〜60%、好酸球は2〜4%、好塩基球は0〜2%、リンパ球は26〜40%、単球は26〜40%程度である。
白血球数に異常のある場合には、白血球の種類別の比率を調べる白血球分画を必ず確認しなければならない。異常値を示す種類が病気によって異なる。例えば、細菌感染症では好中球が増え、ウイルス感染症ではリンパ球が増大する。アレルギーや寄生虫病では、好酸球が増える。薬剤による副作用や放射線障害では、好中球が減少する。
白血球が増加していると、白血病ではないかと心配する人が多い。白血病では、白血球数が増えることも有れば、正常値のこともあるし、逆に減少していることもある。白血球数だけで判断せず、白血球分画をよく調べ、白血病細胞の有無を把握することが大切だ」(奈良信雄・東京医科歯科大学教授)
検査 末梢血中には、「好中球」「好酸球」「好塩基球」「単球」「リンパ球」の5種類がみられる。


疾患
核左方移動 感染症
核右方移動・過分業 巨赤芽球製貧血、抗腫瘍剤投与
Pelger-Huet異常 Pelger-Huet異常
偽性Pelger-Huet異常 骨髄異形成症候群、骨髄増殖症候群、顆粒球減少症、Fanconi貧血
Dohle小体 感染症、悪性腫瘍、火傷
中毒顆粒 敗血症、悪性腫瘍、薬剤中毒
顆粒欠損・減少 骨髄異形成症候群、白血病(ときに)
Allder-Relly顆粒 異染色性白質変性症、Hurler症候群
Chediak-Higashi異常 Chediak-Higashi症候群
May-Hegglin異常 May-Hegglin異常
<2>リンパ球
異形リンパ球・・・・・伝染性単核症、その他のウイルス感染症
<3>その他

類白血病反応・・・・・悪性腫瘍、重曹感染、肝膿瘍、重症熱傷
leuloerythroblastosis・・・・・悪性腫瘍の骨髄転移、骨髄線維症、重症貧血

(1)白血球数・末梢血塗抹標本・・・・・・好中球・好酸球・好塩基球・単球・リンパ球などの白血球分類

(2)好中球核移動:
    左方・・・感染性疾患
    右方・・・悪性貧血
(3)Dohle小体:
    重篤細菌感染症
    悪性腫瘍
(4)Auer rod・・・・・急性骨髄性白血病
(5)過分業・・・・・・・巨赤芽球性貧血
(6)異型リンパ球・・・・伝染性単核症
(7)ペルオキシダーゼ・・・・急性骨髄性白血病
リンパ球
増加 感染症 [百日咳]
[伝染性単核症]
[結核]
[梅毒]
血液疾患 [リンパ性白血病]
内分泌疾患 [バセドウ病]
減少 血液疾患 [再生不良性貧血]
[悪性リンパ腫
免疫疾患 免疫不全症候群]
その他 [抗ガン剤]
[放射線照射]
単球 単球(monocyte)
単球は白血球の一種で,約5%を占める.白血球の中で最も大きく,核形が種々の程度に陥凹傾向を示すことが特徴的
単球は骨髄で産生され,最も未熟なものは単芽球monoblastと呼ばれる.単球は遊走能,貪食能および粘着能がさかんであるが,本来の機能はむしろマクロファージ(大食細胞)に変化してから発揮される.マクロファージは貪食能が旺盛で,網内系の主要な細胞として老廃物(血球など),異物(細菌など)を貪食し,処理をする.そのほか,免疫反応の引き金になったり,顆粒球や単球の産生刺激因子を分泌するなど,さまざまの機能をもっている.
なお,単核球mononuclear cellは,円形に近い核を有する白血球という意味で,リンパ球と単球の総称名であり,また伝染性単核球症の単核球とは主として異型リンパ球のことをさす
増加 感染症 [亜急性心内膜炎]
[麻疹]
血液疾患 [単球性白血病]
[ホジキン病]
輸血用
血液製剤
厚生労働省は2003年4/23日、輸血用血液製剤を保存する前に、含まれている白血球を減らすように数値基準を定めた。白血球が輸血時に発熱や異常な免疫反応の原因になるためで、1バッグあたり100万個以下になるまで取り除くことにした

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