破傷風(テタヌス)tetanus

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細菌による感染症

(Te) 破傷風菌(学名:クロストリジウム・テタニ)が創傷より侵入して、産生した外毒素の作用による痙攣性疾患。破傷風は神経系に起こる中毒疾患である
致死率が高い。
自然免疫がつかない。
患者は毎年100名前後。

破傷風菌
破傷風菌(Clostridium tatani)はグラム陽性偏性嫌気性菌で、芽胞を形成する。土壌と動物の排泄中の高濃度で存在する。
ボツリヌス菌やウェルシュ菌などと同じくクロストリジウムに属する
種類 <1>新生児破傷風:へその緒が不潔な道具で切られたり、切り口に泥がつまったりして発症する。
<2>新生児以外の破傷風:
全身性
局所性
検査 白血球数・・・・・基準値以上(好中球)
クレアチンキナーゼ・・・・基準値以上




<1>テタヌス毒素。テタヌスとは、強直の意味。
<2>クロストリジウム属の嫌気性菌が産生するタンパク質毒素。
<3>仲間にはボツリヌス毒素がある。共に分子量約15万で、分子量約5万の軽鎖と10万の重鎖とから成る。
<4>軽鎖と重鎖とはシステインを介して結合している。
重鎖が、神経細胞の膜と結合し、毒素分子の細胞内への侵入を起こす。そして最終的に、軽鎖が毒性を発現する仕組み。
(川合述史著「一寸の虫にも十分の毒」講談社p206〜より)


痙病 (けいびょう)=破傷風またはこれに類する病。
痙病に軽症の柔痙と重症の剛痙がある。
症状 1.手足が突っ張り
2.からだがのけぞるような姿勢をとる。
3.意識に異常がないので、末期の患者の苦痛は激しい

破傷風の漢方薬
漢方薬あれこれ
  1. 一字散
  2. 烏鴉散
  3. 烏蛇散
  4. 葛根湯
    1. “余が上毛、高崎に寓居の頃、旧藩士○○男年14、5は雨天の時、素足で外に出て右足の甲を少し損傷した。しかし小さい傷だから何もつけず、1日ばかりで治ってしまった。ところが、2、3日たって少し寒気がして熱が出た。そこで診察を乞うた。
      その症は熱と悪寒が少しあり、脈は遅で腹はややひきつれ、足の甲が少し痛む。その他は大したことはない。主人が破傷風ではないかと問うので、余もそうであろうと答え、投剤しようと急いで帰宅した。すると調剤が終わらないうちに、使者が飛んできて、病人がきわかに半身痛を起こしたという。そこで使者に葛根湯L烏頭を与え、再び診察してみるに、諸症は前の通りで、右半身から足にかけて引きつれている。よって、前方をどんどん服用せしめると共に、夕方発汗してから症状が軽快しましたと主人がいう。発泡膏の部が水疱となっていたので、皮を切り去り、また発泡を貼った。3日たって膏薬を変えた。通計6、7日で全治した”《平原元淋》
  5. 括楼桂枝湯
  6. 急風散
  7. 玉真散
  8. 桂枝加葛根湯
  9. 香膠散
  10. 五積散
  11. 左竜丸
  12. 朱砂指甲散
  13. 参帰養栄湯
  14. 水調膏
  15. 全蝎散
  16. 大承気湯
  17. 代蜈蚣散
  18. 退風散
  19. 陳久散
  20. 当帰地黄散
  21. 二烏丸
  22. 白朮湯
  23. 白朮防風湯    
  24. 防風湯
  25. 防風当帰散
  26. 養血当帰地黄湯《玉機微義》

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