発熱するときの漢方薬 |
阿膠鶏子黄湯 安宮牛黄丸 益胃湯 黄蓍建中湯
黄竜湯 黄連阿膠湯 黄連解毒湯
牛黄清心丸 加減復脈湯 加減逍遙散《寿世保元》 葛根湯
加味帰脾湯 加味逍遥散 桂枝加葛根湯 桂枝加厚朴杏仁湯 桂枝加芍薬湯
桂枝加竜骨牡蠣湯 桂枝湯
桂枝人参湯 桂芍知母湯 桂麻各半湯 五蒸散《医学入門》 犀角地黄湯 柴胡飲子《宣明論》 柴胡桂枝乾姜湯
柴胡桂枝湯 柴苓湯《世医得効方》 左帰丸 滋陰降火湯《万病回春》
梔子柏皮湯
紫雪丹 四逆散
四物湯《万病回春》
瀉陰火升陽湯《脾胃論》 沙参麦門冬湯 十全大補湯 十味敗毒湯 朱砂安神丸 潤腸丸 小柴胡湯
小青竜湯
升陽散火湯《寿世保元》 生脈散 新加黄竜湯 参蘇飲 清瘟敗毒散 清営湯 青蒿鼈甲湯 清骨散 清暑益気湯《万病回春》 清心蓮子飲《寿世保元》 増液承気湯 増液湯 大承気湯
大青竜湯
大陥胸湯 大定風珠 大補陰丸 竹葉石膏湯 調胃承気湯 桃核承気湯 当帰飲《万病回春》 当帰承気湯《玉機微義》 当帰補血湯《内外傷弁惑論》 二陳湯
人参柴胡散《衛生宝鑑》 人参散 麦門冬湯 白虎湯
茯苓補心湯《易簡方》 防風通聖散 補中益気湯《万病回春》 麻黄湯
抑肝散 凉膈散 羚羊角釣藤湯 六一散 六味丸 |
漢方でいう“熱” |
近代医学で熱があるかないかを診断するには体温計によるが、漢方医学で熱という場合は、必ずしも体温の上昇を意味しない。 例えば、体温が39℃以上に達していても、
“熱”は新陳代謝の亢進を意味し、 “寒”は新陳代謝の沈衰を意味する。《大塚敬節》 |
発熱の主薬 ・・・《万病回春》
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【悪熱】(おねつ) 陽明病にみられる熱で、悪風や悪寒を伴わず、熱に耐え難くもだえ苦しむ状がある。 “問うて曰く、陽明病の外証、何を云うか、答えて曰く、身熱して汗自ら出で、悪寒せずして反って悪熱するなり”《傷寒論》 |
【![]() 裏にこもった熱で、尿利の減少を伴う。 後世派で「湿熱」と呼んだものが、これにあたる、 《傷寒論》に、“これ ![]() ![]() |
【湿熱】(しつねつ) =尿利の減少を伴う熱をいう。 《傷寒論》で、 ![]() |
【仮熱】(かねつ) =真熱に対していう仮の熱。真寒仮熱ともいう。 |
【虚熱】(きょねつ) =虚火ともいう。 疲労、損傷などのために起こった発熱、炎症、充血などを指す。 虚熱の治療には、人参、黄蓍、茯苓などの補剤を用いる。 |
【時疫】(じえき) =流行性の熱病。 |
【身熱】(しんねつ) =潮熱に似て、全身に熱があるが、潮熱のように一定の時を定めて出ることはなく、また発汗を伴うこともない。 この熱は少陽病や陽明病のときにみられる。 身熱悪風は少陽病の時にみられるが、陽明病では悪風を伴わない。 |
【燥熱】(そうねつ) =尿利の減少を伴わない熱。 |
【壮熱】(そうねつ) =高い熱。 |
【潮熱】(ちょうねつ) =陽明病のときに見られる熱型で、悪寒を伴うことなく、潮がみちてくるように時をきって熱が高くなり、そのときは全身にくまなく汗が出る。それは潮が満ちてくるときに海岸の砂も岩の間も、しっとりとぬれるように。《漢方診療医典》 |
【発熱】(ほつねつ) =《傷寒論》では、発熱という場合は、体表の熱をいう。 そこで発熱して悪寒または悪風のある場合は太陽病の熱であることを知る。《漢方診療医典》 |
湿熱 |
◇湿邪と熱邪が一緒になって起こした病証 ◇湿熱の症状
◇湿熱を除く薬物
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発熱の芳香療法 |
体温を下げる精油
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(針灸) |
(沢田流針灸神髄) ・諸熱はすべて三焦より発する。 ・難経にも 「熱病内に在れば気穴を取る」とあり、気穴(KI-13足少陰腎経 )は三焦に属する。 ・腸チフスの熱をとるにも滑肉門(ST-24足陽明胃経 )へ鍼すればよい 発熱の針灸ツボ
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発熱 (fever) |
発熱とは?
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発熱を引き起こすもの |
結核真菌感染症 膠原病 悪性腫瘍 細菌感染症
ウイルス感染症
薬剤熱・・・・起こしやすい薬剤
その他
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発熱を伴う感染症 |
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解熱鎮痛薬 |
@非麻薬性鎮痛薬(オピオイド)合成麻薬
Aピリン系解熱鎮痛薬
B非ピリン系解熱鎮痛薬
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解熱鎮痛剤 NSAIDs |
ウイルス感染などによる炎症・痛み・発熱には
・アスピリン
・アセトアミノフェン
・イブプロフェン
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アスピリンとアミノフェン |
アスピリンとアセトアミノフェンが、今、一般用解熱鎮痛剤として最もよく使われるが、効き方が全く異なっている。 最近、英国で発表された報告によると、 ※1回に1000mgを服用したときの鎮痛効果は、アスピリンで75.7%、アセトアミノフェンでは71.2%だった。 アスピリン
アセトアミノフェン
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発熱は脳が感知 |
風邪の時に熱が出るのは、脳の奥の視床下部にある体温調節中枢の神経細胞が「体温を上げろ」と体に指示するからだ。と言っても、風邪のウイルスが脳に潜り込み、体温を上げるスイッチをじかに押している訳ではない。 あなたの脳は一体、あなたが風邪を引いたことをどのようにして知るのか? “ウイルスなどの病原体に出会った免疫細胞は、体を守る為に各種の生理活性物質を出します。このうちのいくつかが体温調節中枢の神経細胞に作用するので体温が上がるのです”と東京医科歯科大の広川勝セ教授は説明する。 これだと体温は上がりっぱなしになりそうだが、実際には、42℃を越える高熱が出ることはまずない。 九州大の堀哲朗教授(生理学)は“あまりに高い熱は体に有害ですから、免疫細胞は発熱を抑える物質も出します。其の結果、風邪のウイルスに対処するのにちょうどいい熱を保てるのです”と話す。 発熱だけではない、感染症に罹ったとき、食欲不振や眠気などと言った様々な肉体的変化が現れるのは、免疫系が脳に働きかけるからだ。では、免疫系は意図的に脳へ情報を送っているのだろうか? “各種の生理活性物質は、免疫細胞たちが会話を交わすための『言語』のようなものです。病原体がくると免疫細胞同士の会話が活発になるので、この『言語』が脳にまで聞こえるようになるのです”と広川さん。 免疫細胞がやり取りする生理活性物質がたまたま脳にも作用して肉体的な変化が現れるに過ぎないというわけだ。 多くの専門家はこれとは対照的に、免疫系は目的を持って脳に働き掛けているとみる。 国立精神・神経センター神経研究所の田平武部長(神経内科学)は“発熱や食欲不振、眠気に襲われると、生き物の活動量は健康なときより減ります。例えば、食欲が無ければわざわざエサを探し回らない。病原体と戦いやすい環境を整えたいとも目的から、免疫系は脳に働きかけて体を安静な状態に保つと考えられるのです”と説明する。 どちらの見方が真実に近いのかは分からない。 ただ、免疫系が脳に働きかけたり、逆に脳が免疫系に働きかけたりと、体のいろいろな機能が手を結んで調和を保っているからこそ人間は生きていける |
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