発熱fever) (熱がでる)
トップへ戻る病名・症状発熱/不定熱
関連情報
高熱」「原因不明の発熱「小児の発熱」「往来寒熱」「側頭動脈炎」「中枢神経の疾患」「結節性多発動脈炎」「クローン病」「川崎病」「発熱を伴う感染症

副作用で発熱
アキネトン」「アスペノン」「アナフラニール」「アモキサン」「アルダクトンA」「アルドメット」「アレジオン」「アレビアチン」「イトリゾール」「インタール」「オメプラール」「ガスター」「カプトプリル」「グラマリール」「コナン」「コントミン」「ザイロリック」「ザンタック」「ジプレキサ」「セレネース」「ゾビラックス」「ダイアモックス」「タガメット」「タケプロン」「タミフル」「ダントリウム」「ディオバン」「テグレトール」「デパス」「デプロメール」「ドメナン」「トレドミン」「ナバボン」「ニューレプチルノルバスク」「パキシル」「バクシダール」「パナルジン」「パンスポリン」「ファーストシン」「フェノバール」「フェルデン」「ブリプラチン」「プレドニン」「ベンザリン」「ポンタール」「ミオナール」「ラシミール」「リスバダール」「リズミック」「リュープリン」「リーマス」「リウマトレクス」「ルジオミール」「ルボックス」「レニベース」「ロキソニン」「ロコルナール」「ロドピン」「ワーファリン

類型(西洋医学)
体温(BT) body temperature 35.5~36.5℃
平熱 通常37℃以下
微熱 slight fever 38℃以下の発熱
弛張熱
(remittent fever)
<1>最高38℃以上で体温の日差が1℃以上。
<2>最も低い体温でも平熱に戻っていないもの。
<3>以下の疾患などに見られる。:
  1.急性ウイルス性呼吸器感染症
  2.マイコプラズマ肺炎
  3.細菌性肺炎
  4.膿瘍
  5.敗血症
稽留熱
(continued fever)
<1>最高38℃以上で体温の日差が1℃以内。
<2>以下の疾患などに見られる。:
  1.腸チフス
  2.大葉性肺炎
間欠熱
(intermittent fever)
<1>高熱期と無熱期が交互に現れる。
(日差1℃以上、平熱のこともある)
<2>以下の疾患などに見られる。:
  1.マラリア
  2.回帰熱
Charcot熱
Pel-Ebstein熱 <1>3~10日間弛張熱が続き、次いで3~10日の平熱期に入り、発熱期と平熱期を交互に不規則に繰り返す。
<2>ホジキン病の経過中にみられる。
37.5℃・・・厚生労働省が発熱の基準としている体温。


発熱を引き起こす疾患
結核真菌感染症
膠原病
悪性腫瘍
細菌感染症
症状
悪寒戦慄
臨床的特徴
「白血球増加、好中球増加、核左方移動、中毒性顆粒。」
「感染臓器により特有の臓器症状」
「抗生物質で解熱する」
検査
1.細菌培養
2.赤沈
3.画像診断
ウイルス感染症
1.二峰性発熱や発疹を伴うことが多い。
2.白血球数・・・不変~減少
3.リンパ球・・・相対的に増加
薬剤熱・・・・起こしやすい薬剤
1.抗生物質
2.抗結核薬、
3.降圧薬、
4.麻酔薬、
5.鎮静薬、
6.抗甲状腺薬
その他
血液疾患
白血病
悪性リンパ腫

顆粒減少症

溶血性貧血
組織壊死
肺梗塞
脾梗塞、
心筋梗塞

外傷
腸疾患
Crohn病
潰瘍性大腸炎

偽膜性腸炎
代謝疾患
痛風
偽痛風
サルコイドーシス
貧血性発熱(anemic fever)


感染症
(五十音順)
発熱を伴う感染症
1.Gianoti病
2.エンテロウイルス感染症
3.細菌性心内膜炎
4.猩紅熱
5.水痘(水ぼうそう)
6.炭疸病
7.腸チフス
8.ツツガムシ病
9.手足口病
10.デング熱
11.伝染性紅斑
12.伝染性単球症
13.突発性発疹
14.敗血症
15.はしか(麻疹)
16.風疹
脳が
感知
風邪の時に熱が出るのは、脳の奥の視床下部にある体温調節中枢の神経細胞が「体温を上げろ」と体に指示するからだ。と言っても、風邪のウイルスが脳に潜り込み、体温を上げるスイッチをじかに押している訳ではない。あなたの脳は一体、あなたが風邪を引いたことをどのようにして知るのか?
“ウイルスなどの病原体に出会った免疫細胞は、体を守る為に各種の生理活性物質を出します。このうちのいくつかが体温調節中枢の神経細胞に作用するので体温が上がるのです”と東京医科歯科大の広川勝教授は説明する。
これだと体温は上がりっぱなしになりそうだが、実際には、42℃を越える高熱が出ることはまずない。九州大の堀哲朗教授(生理学)は“あまりに高い熱は体に有害ですから、免疫細胞は発熱を抑える物質も出します。其の結果、風邪のウイルスに対処するのにちょうどいい熱を保てるのです”と話す。
発熱だけではない、感染症に罹ったとき、食欲不振や眠気などと言った様々な肉体的変化が現れるのは、免疫系が脳に働きかけるからだ。では、免疫系は意図的に脳へ情報を送っているのだろうか?
“各種の生理活性物質は、免疫細胞たちが会話を交わすための『言語』のようなものです。病原体がくると免疫細胞同士の会話が活発になるので、この『言語』が脳にまで聞こえるようになるのです”と広川さん。免疫細胞がやり取りする生理活性物質がたまたま脳にも作用して肉体的な変化が現れるに過ぎないというわけだ。
多くの専門家はこれとは対照的に、免疫系は目的を持って脳に働き掛けているとみる。国立精神・神経センター神経研究所の田平武部長(神経内科学)は“ 発熱や食欲不振、眠気に襲われると、生き物の活動量は健康なときより減ります。例えば、食欲が無ければわざわざエサを探し回らない。病原体と戦いやすい環境を整えたいとも目的から、免疫系は脳に働きかけて体を安静な状態に保つと考えられるのです”と説明する。
どちらの見方が真実に近いのかは分からない。ただ、免疫系が脳に働きかけたり、逆に脳が免疫系に働きかけたりと、体のいろいろな機能が手を結んで調和を保っているからこそ人間は生きていける」
解熱
鎮痛剤



NSAIDs
ウイルス感染などによる炎症・痛み・発熱には
  • 生体に分布する発痛物質・・・「ブラジキニン」
  • 発熱・発痛増強物質・・・・・・・「プロスタグランジン」
  • プロスタグランジンの産生を促す酵素「シクロオキシゲナーゼ」(COX)
が関与していて、解熱鎮痛薬はCOXの働きを阻害することで炎症・痛み・発熱を緩和します。
アスピリン
は中枢・末梢でのプロスタグランジン合成阻害作用が強く、発熱・痛み・炎症を鎮める効果が高い
  • 胃腸障害の副作用があるので、胃・十二指腸潰瘍のあるひとは使用できない
  • 小児がインフルエンザや水ぼうそうの回復期に発症する「ライ症候群」との関連から、15歳未満の小児には使えません
アセトアミノフェン
は、アスピリンに比べて末梢でのプロスタグランジン合成阻害作用が弱く、抗炎症作用はほとんどありません。
  • 副作用が比較的少ないため、小児にも用いられます。
  • 代謝産物の一部は強い肝毒性を持ち、重篤な肝機能障害を引き起こすことが知られています。
  • アルコール常飲者では、代謝が亢進されて肝機能障害のリスクが高まります。
イブプロフェン
は、末梢でのプロスタグランジン合成阻害作用が強く、ノドの痛みや関節痛などの炎症を伴う風邪や月経痛に効果を発揮します
  • アスピリンと同じ理由から、小児には使用できません。
アスピリンとアセトアミノフェンが、今、一般用解熱鎮痛剤として最もよく使われるが、効き方が全く異なっている
最近、英国で発表された報告によると、
※1回に1000mgを服用したときの鎮痛効果は、アスピリンで75.7%、アセトアミノフェンでは71.2%だった。
アスピリン ・抹消で働いて炎症も抑える
※1回に500mgの服用ではアスピリンは有効だったが、アセトアミノフェンでは効果が曖昧だった。
アセトアミノフェン ・中枢に働き、消炎作用はない
※しかし、アセトアミノフェンには消化管粘膜に対する障害や小児に対するライ症候群(小児性急性脳症の1種)の危険が無いので、胃腸の弱い人や小児でも安心して使える。(山崎幹夫・千葉大学名誉教授)



西洋薬・・・解熱鎮痛薬
成分 商品名
非麻薬性鎮痛薬
(オピオイド)
合成麻薬
塩酸トラマドール 「トラマール」
塩酸ブプレノルフィン 「レペタン」
塩酸ベンタゾシン 「ソセゴン錠」
「ペンタジン錠」
酒石酸ブトルファノール 「スタドール」
臭化水素酸エプタゾシン 「セダペイン」
ペンタゾシン 「ソセゴン注」
「ペンタジン注」
麻薬と同様の強い鎮痛作用がある。
習慣性は無いが、大量投与で依存性。
ピリン
解熱鎮痛薬
スルピリン 「スベロン」
「スルピリン」
「ボスピリン」
「メチロン」
合剤 「オベロン」
「ミグレニン」
非ピリン系
解熱鎮痛薬
アセトアミノフェン 「アスペイン」
「アテネメン」
「アトミフェン」
「アニルーメ」
「カルジール」
「カロナール」
「トーワサール」
「ナバ」
「ネオセデナール」
「ピリナジン」
「ピレチノール」
合剤 「E・C・A錠」
「カシワドール」
「キョウーリンAP2」
「シボンN」
「ペレックス顆粒」
エルエルシロップ 「エルエルシロップ」
「ネオアムノール」
「レバロン」
カンポリジン 「カンポリン」
「カンポリジン」
「プロカムラジン」
ネオビタカイン 「ジカベリン」
「ジブカルソー」
「タイオゼット」
「ネオビタカイン」
「トリガイン」
「ビーセルファ」
バファリン 「イスキア」
「バッサミン」
「バファリン」
「ロイサール」 「カシミタール」
「カシロン」
「サイリジン」
「サリロチン」
「ザルソロイチン」
「ザルチロン」
「ハウゼマイム」
「ピリツイン」
「ロイサールS」
「ヤスラミン」


【芳香療法】 ◎体温を下げる精油:
1.ベルガモット
2.ユーカリ
3.ラベンダー
4.メリッサ
5.ペパーミント
宝石療法 [真珠]
【色彩療法】 <1>緑色(原因不明)
<2>青色(原因不明)
<3>赤紫色(原因不明)
<4>紫色(原因不明) 
針灸いろは歌 後谿は感冒や肺炎チブス等すべての熱を下げるなり
漢方でいう
“熱”
[近代医学で熱があるかないかを診断するには体温計によるが、漢方医学で熱という場合は、必ずしも体温の上昇を意味しない。
例えば、体温が39℃以上に達していても、脈が沈んで遅く、顔が蒼く、悪寒を訴え、手足が冷え、舌が湿り、尿が清澄であれば、これを“寒”とする。

“熱”は新陳代謝の亢進を意味し、
“寒”は新陳代謝の沈衰を意味する。
《大塚敬節》
主薬

《万病回春》
「心火を瀉すには、黄連を主薬とすべし」
「肺火を瀉すには、黄を主薬とすべし」
「脾火を瀉すには、芍薬を主薬とすべし」
「胃火を瀉すには、石膏を主薬とすべし」
「肝火を瀉すには、柴胡を主薬とすべし」
「腎火を瀉すには、知母を主薬とすべし」
「膀胱の火を瀉すには、黄柏を主薬とすべし」
「小腸の火を瀉すには、木通を主薬とすべし」
「屈曲の火を瀉すには、梔子を主薬とすべし」
「無根の火を瀉すには、玄参を主薬とすべし
湿熱 湿邪と熱邪が一緒になって起こした病証。
(症状)
発熱
頭痛
身重く痛む
腹満して食少
小便少なく黄赤色
舌苔・・・黄膩
脈・・・・・濡数
【湿熱を除く薬物】
   ◎黄
   ◎黄柏
   ◎黄連
   ◎苦参
   ◎重薬
   ◎秦皮
   ◎土茯苓
   ◎白鮮皮
   ◎白頭翁
漢方薬あれこれ 阿膠鶏子黄湯
安宮牛黄丸
益胃湯
黄竜湯
黄連阿膠湯
黄連解毒湯
牛黄清心丸
加減復脈湯
加減逍遙散《寿世保元》
葛根湯
加味帰脾湯
加味逍遥散
桂枝加葛根湯    
桂枝加厚朴杏仁湯
桂枝加芍薬湯
桂枝加竜骨牡蠣湯
桂枝湯(表虚証)
桂枝人参湯
桂芍知母湯
桂麻各半湯
五蒸散《医学入門》
犀角地黄湯
柴胡飲子《宣明論》
柴胡桂枝乾姜湯
柴胡桂枝湯
柴苓湯《世医得効方》
左帰丸
滋陰降火湯《万病回春》
梔子柏皮湯
紫雪丹
四物湯
四物湯《万病回春》
瀉陰火升陽湯《脾胃論》
沙参麦門冬湯
十全大補湯
十味敗毒湯
朱砂安神丸
潤腸丸
小柴胡湯
小青竜湯
升陽散火湯《寿世保元》
生脈散
新加黄竜湯
参蘇飲
清瘟敗毒散
清営湯
青蒿鼈甲湯
清骨散
清暑益気湯《万病回春》
清心蓮子飲《寿世保元》
増液承気湯
増液湯
大承気湯
大陥胸湯
大定風珠
大補陰丸
竹葉石膏湯
調胃承気湯
桃核承気湯
当帰飲《万病回春》
当帰承気湯《玉機微義》
当帰補血湯《内外傷弁惑論》
人参柴胡散《衛生宝鑑》
人参散
麦門冬湯
白虎湯
茯苓補心湯《易簡方》
防風通聖散
補中益気湯《万病回春》
麻黄湯
抑肝散
凉膈散
羚羊角釣藤湯
六一散
六味丸

発熱の六経弁証 
太陽 少陽 陽明 太陰 少陰 厥陰
桂枝湯
麻黄湯
大青竜湯
小青竜湯
防已黄蓍湯
桂二越婢一湯
各半湯
五苓散
小柴胡湯
大柴胡湯
梔子豉湯
白虎加人参湯
猪苓湯
大承気湯
調胃承気湯
抵当湯
梔子柏皮湯
桂枝去桂加茯朮湯
理中丸
麻杏甘湯
厚朴七物湯
大黄附子湯
真武湯
麻黄附子細辛湯
麻黄附子甘草湯
竹葉湯
四逆湯

不定熱
不定期の発熱
漢方薬あれこれ 黄蓍建中湯
加味逍遥散
四逆散
二陳湯