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| 変形性関節症 | 膝関節リウマチ | |
| 強直 | (−) | (+) |
| 骨破壊 | (±) | (++) |
| 偽性骨嚢胞 | (−) | (+) |
| 軟骨下骨の硬化 | (++) | (±) |
| むくみ(水腫) | (+) | (+) |
| 高度の屈曲拘縮 | (+) | (++) |
| RAテスト(RA因子) | (−) | ほとんど(+) |
| 血沈亢進 | (−) | (++) |
| 内反膝 | (+) | (±) ときに外反膝 |
| 骨棘形成 | (++) | (−) 長期・高齢者で(+) |
| 骨萎縮 | (−) 高齢者で(+) |
(++) |
| 変 形 性 膝 関 節 症 |
=《変形性関節炎》arthrosis deformans ・老人に多い、股・膝・肘などの関節痛で、炎症ではなく、退行性病変、使いすぎ症状です。 ・通常は多発性に起こります。 ・関節に慢性の退行性変化と増殖性変化とが同時に起こって関節が変形する。 ・ヒザや足首の関節軟骨は、1平方センチ当たり200kgの圧力に耐えられるようにできている。その軟骨を顕微鏡で見ると、にぎりめし状の細胞が、磨りガラスのような物質の中に埋まっている。このにぎりめしが軟骨細胞で、それを埋めるのが軟骨基質です。(岩波書店「細胞紳士録」p17〜参照) ![]() |
| 特徴 | 1.X線で軟骨萎縮のため関節裂隙狭小化、 2.関節軸の偏位、 3.骨刺形成などの変形。 |
| 症状 | 1.疼痛 2.可動域制限 3.関節液貯留 |
| 原因遺伝子 | 発見 理化学研究所の池川志郎チームリーダーらは、ひざや手の関節に痛みを伴う変形性関節症の原因遺伝子を特定し、2008年7/11のネイチャージェネティクス(電子版)に発表した、。 日本人のゲノムにある塩基配列の個人差(SNP)と変形性関節症との関係を調べ、発症に深く関与する未知の遺伝子『DVWA』を突き止めた。 この遺伝子が作るタンパク質と、細胞の構造を支える別のタンパク質との結合が弱まることで発症につながることが分かった。 |
| 培養 細胞 |
スポーツ熱の高まりとともに、ヒザでクッションの役目を果たす軟骨の一部が欠け、歩くと痛みに襲われる患者が増えてきた。これまで有効な治療法が無かったが、培養した患者自身の軟骨細胞や軟骨片を患部に移植する治療法が開発され、効果を上げている。 「培養軟骨の移植手術を受けた患者のほとんどは、痛みもなくスムーズに歩けるようになります」。軟骨の再生手術を開発した島根医科大学の越智光夫教授は、手術の結果に手応えを感じている。 サッカーや野球・柔道などのスポーツの他、交通事故によってヒザの関節にある軟骨の一部を失ったためうまく歩けなくなる人は年間2000人以上いるとの試算もある。 越智教授は軟骨の体重がかからない部分から少量の軟骨を採取。これを酵素で処理して軟骨細胞を分離し、コラーゲン溶液とまぜて3〜4週間培養することで、小さな水まんじゅうのような形をした培養軟骨片を作ることに成功した。再生軟骨の大きさや形を自由に制御できるため、欠損部の形状に合わせて、埋め込みことができる。 再生軟骨を埋め込んだ後はヒザを2週間ほど柔らかい装具で固定。4〜6週間のリハビリテーションを経て、6〜7週間後には松葉杖無しでも歩けるようになるという。ただ「2〜3年以上たたないと、完全に治ったかどうか判断できない」という。 1996年〜2007年の臨床例は107名。 |
| 軟骨には血管も神経も無い。 体の組織が壊れた場合、出血した部分を血管を通じて送られた成分で組織を再生します。ところが、軟骨には血管が無いので治りにくい。 越智光夫・広島大学病院長が1996年に世界で初めて培養軟骨の再生治療を実施。2004年5月〜2007年3月にかけて愛知県蒲群市の再生医療ベンチャー「ジャパンティッシュエンジアニリング」が臨床試験をした、広島大学・北海道大学・東京医科歯科大学・三菱名古屋病院・島根大学などで計30例の治験を実施し、90%以上が良くなった。その方法は、 まず体重のかからない部分から軟骨を採取。 次に、酵素で処理して細胞をバラバラにする。 顔のシワ取りなどに使っている「アテロコラーゲン」の中で3週間ほど培養。 ゲルを欠損部の形に合わせておく。すると軟骨のような組織ができる。それを欠損部に移植して骨膜で蓋をして縫いつける。 全体重をかけて歩けるようになるには6週間ぐらい必要です |
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| 加齢 ・ 肥満 |
大きな荷重がかかるヒザの関節が加齢や肥満とともに曲がってO脚にになり、痛みが起きてくるのが変形性関節症。東京慈恵会医科大学の藤井克之教授(整形外科学)は「関節内視鏡を使い痛みを除くとともに、肥満を防ぎなどの生活指導を行うことにより元通りの生活を取り戻せる」として、安易な人工膝関節の置換手術を戒める。 関節に水がたまり、座った姿勢から立ち上がるときや歩行時に膝が痛む変形性膝関節症は、放っておくとO型になる脚の変形が目立ち、ヒザをのばすのが苦痛になり、痛みのために日常生活も困難になります。 【一次性】 加齢から基盤に起きるもので、早い人は40歳代の後半から見られますが、大半は60歳代になってからです。加齢によって性ホルモン分泌が変化することが大きな原因とされています。そのため、女性患者数は男性の5倍ほど。男女共通の原因としては肥満です。 【二次性】 かって激しいスポーツをしてヒザの半月板や靱帯を傷めたなどの原因があるもので、若い人に多い。 何故痛みが起きるのかについては諸説あり、ハッキリしていません。 ・ヒザの軟骨がする減るのが原因と考える。 ・半月板や靱帯がもろくなって破れ、それらがヒザの動きに伴って関節の間に引っかかると考える。 「関節内視鏡を使ってヒザのすき間に引き込まれた半月板などの破片を取り除いてやると痛みが治まります。関節内視鏡による手術は直径が5mmほどの小さな穴を3つ開けるだけでよく、手術自体も30分ほどですみます。私たちの調査では、10年後の満足度で、約70%の人が手術前より状態が良いと答えています」(藤井教授) 治療に当たっては、ステロイド剤やヒアルロン酸などによって痛みを止めることが一番で、それとともに肥満を抑えて、歩くときは恥ずかしがらずに杖をつくことです。杖を使えば体重を約5kg減量したのと同じ効果があります。 症状が進むと、内視鏡で手術し、O脚がひどくなった重症患者には骨切り術などでヒザをまっすぐにします。さらに人工膝関節に置き換える手術も行います。人工膝関節に置き換えると痛みが取れますので医師も患者も安心します。ただ、あくまでも体にとって異物なので人工膝関節置換は最後に用いる手段と考えていいでしょう |
| 人工膝関節 「老化現象だから仕方ない」といってあきらめることが多いのが、膝の痛み。痛み止めの注射を続けても慢性化すると薬では効かなくなる。そんな人たちの間で人工膝関節を埋め込む人が少しずつ増えている。東京医科歯科大学の宗田大医師は「人工膝関節を埋め込めば、痛みもなくなり楽しい老後を過ごせるようになる」とその効用を説く。 「1人でトイレに行けなくなるのがイヤだった」東京世田谷区に住むOさんは15年前から膝の痛みに苦しんできたが「自分で歩き続けたい」と、思い切って手術を受けた。 ●1人で階段を上り下り 今では階段の上り下りも1人で出来るようになり「半年前には今の自分が想像出来なかった」と話す。 人工膝関節を入れる対象は主に変形性膝関節炎と慢性関節リウマチの2つ。 |
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| 筋肉訓練 | 筋肉訓練で痛み軽減 東京都のAさんが「正座ができなくなった」と気づいて、接骨院に通ったりしていたが、2年後に膝の痛みまで出たため、近所の整形外科を受診したところ、関節軟骨がすり減る『変形性膝関節症』と診断された。 痛み止めの注射やリハビリなどで少しずつ痛みは改善したが、医師の勧める毎日の通院は、バスに乗って出かけなければならず、負担になることは見えていた。 「自分で直す方法は無いのかしら」。ちょうどそのころ、運動療法を紹介する順天堂大の黒澤尚教授の著書を読み、さっそく同大整形外科を訪ねた。 「変形性関節症は、いったん起こると、通常は少しずつ進行します。根治できるものではないので、大なり小なりうまくつき合わなければならず、その点は糖尿病や高血圧と同じです」との説明を受けた。 特に、膝の痛みを避けようと動かさないことで曲げ伸ばしができない拘縮が生じ、拘縮によって痛みが増すので、いっそう動かさなくなる。という悪循環に陥る。しかし、関節軟骨や骨が変形しても、膝を動かす大腿四頭筋や膝屈筋が十分強ければ、痛みは和らぐし、機能にもそれほど障害はありません。 黒澤教授が勧めているのが、 @筋肉訓練、 Aストレッチ、 Bウォーキングなどの過重訓練-の運動療法だ。「筋肉訓練は、痛みを減らすことと、症状を進行させないことが目的です。ストレッチの方は拘縮を和らげると同時に関節の新陳代謝を促進します。この2つは、痛みがあっても始めるべきです」 黒澤教授がAさんの膝の状態を診たところ、進行度合いは、「軽度から中程度」だっった。Aさんには、一切薬の処方はせず、膝を深く曲げ伸ばしするストレッチと、「脚あげ大体操」「横あげ体操」「ボールを両膝ではさむ体操」の組み合わせ実践するよう指導した。 「もともと膝の曲げ伸ばしができないのですから、ストレッチだけでも大変なはず。こうした人はまず風呂の中で浴槽につかまりながら膝を深く曲げたり伸ばしたりするといいです」と黒澤教授。暖かい湯の中では痛みが和らぐので、動きがしやすくなるからだ。「1週間やるだけでも、変わってきます」 Aさんは、こうしたストレッチや運動を半年間続けたところ、正座もできるようになった。現在、午前6時半からのラジオ体操に荷重体操であるウォーキングもたっぷり30分間はしており、「脚あげ体操」などの3種類も毎日きちんと繰り返している。「膝の調子は70点ぐらい。これだけはずっと止めずに続けたい」とAさんはいう」 W運動に無理は禁物 もっとも、運動が効果的だからと言って、無理をするのは禁物だ。「痛いのに“ウォーキングはいいから”と続けるのは、悪化のもと。少し待って、痛くない状態に戻ってから始めればいい」と黒澤教授は助言する。 ウォーキングや脚上げ運動で面白みがないという人には水泳や水中歩行がよい。水中では体重が軽くなるため関節にかかる重みは軽減される一方、水の抵抗が強いために筋肉をよく使うからだ。「変形性膝関節症は自己管理が必要な病気。医師に全面的に頼らず、体を動かし続けることが大事」と話している |
| 骨 髄 細 胞 、 骨 に 再 生 し 移 植 |
「患者の骨髄細胞を培養して、人工関節の表面で骨に成長させ移植する再生治療に奈良県立医大(奈良県橿原市)と産業技術総合研究所のチィッシュエンジアリング研究センター(大阪府吹田市)が成功し、1/28発表した。骨を再生して体内に戻す再生医療は世界初。骨だけでなく、将来は他の臓器にも活用できる可能性があるという。 治療を受けたのは右足首の軟骨がすり減って痛む変形性関節症の兵庫県内の女性(70)と三重県内の女性(66)。昨年11月上旬、2人の骨髄から注射器で骨髄10数ccを採取し、その中の骨の元になる肝細胞を同研究センターの高度な無菌室で培養。セラミック製人工関節の表面で約1ヶ月間、骨に成長させ、同医大で12月中旬までに移植した。1月中旬までに退院し、経過は良好で、歩けるまでに開腹している。 人工関節を開発した高倉義典教授によると、リウアチや変形性関節症で関節がすり減った患者は全国に約4〜5万人いると推計されている。人工関節を移植しても、体重のかかる部位では定着率は低かった。しかし今回は患者の細胞から再生した骨のため拒絶反応が無く、早く定着し、従来約1ヶ月だった入院期間は半分で済んだ。」2002.1.29《読売新聞》 「高倉教授らは昨年11月、患者の骨髄から注射で骨髄を約10ml採取。骨髄細胞の中で骨を作る細胞に成長する『間葉系幹細胞』だけを取り出して2週間程度培養して増やした。、それをセラミック製人工関節の患者の骨と接合する部分にのせ、さらに約1ヶ月培養したところ、人工関節の接合部を骨で覆うことができた。2人の患者は手術後の感染症や拒絶反応もなく経過は良好。現在、2人とも退院して歩行訓練中。室内であれば杖無しで歩くことも出来るという。 リウマチや関節症で足首の人工関節が必要な患者は全国で数万人る。足首は細い部分に体重がかかるため事項関節と骨が結合しにくく、股関節や膝の人工関節手術に比べ、手術後にうまく接着したかどうかを示す定着率が約75%と、2割程度低いことが問題だった。再生した骨の場合、セラミックなどに比べ患部周辺の骨とくっつきやすい利点があるという。」 |
| 人工股関節 | 人工股関節の手術を専門に・・・・医療法人「愛仁会」亀田第一病院(新潟市)が「新潟股関節センター」を開設。 |
| モデルマウス | 2007年、理化学研究所は変形性関節症のモデルとなるマウスを開発した。人の原因遺伝子の変異を持ち、100%の確率で重い症状が早期に現れる。 研究チームは、遺伝子を変化させる薬剤を使って、変形性関節症の原因遺伝子「Gdf5」に変異を持つマウスを作製した。 |
| 治療法 | ☆日常生活での注意:重い物を持たない ☆運動療法: 「まず理解していただきたいことがあります。ひざや指の関節の軟骨がすり減って痛みを伴うこの病気は、高齢者にはよくあるものですが、年を取ると必ずなる訳ではない、ということです。とはいえ、どこの国でも高齢化が進み、確実に増えてくることが予測されています。 いくつかの一般的な治療法のなかでも、運動は重要です。不適切な運動は症状を悪化させますが、自転車をこぐなどの運動は、膝の軟骨の細胞を刺激し、新しい軟骨がつくられて症状を良くなります。ですから、症状が悪くても運動はやってほしいのです。」(ジェーソン・セオドサキス・アリゾナ大助教授) ☆温熱療法: 「リハビリテーション加賀八幡温泉病院」 。 ☆関節注射・手術 ・(人工)膝関節全置換術 total knee arthroplasty [TKR] |
| ☆減量療法: <1>体重を3kg落とすだけで、ひざへの負担は18kg減ります。 <2>カロリー計算、体重を毎日記録する習慣をつける。 <3>朝、食欲抑制剤を飲む。 <4>朝食と昼食には低カロリー・高栄養スープを飲む。 <5>筋肉を痩せさせないために、歩数計をつけて歩く。 <6>一般的な治療法を併用する |
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| ☆栄養補助剤: 「さて、グルコサミンやコンドロイチンという物質を含んだ栄養補助剤についてお話します。これらについては、アメリカで非常によく使われ、研究成果も出ています。 グルコサミンは、グルコースとゲルタミンから出来ている物質で、体内でも作られます。薬ではありませんが、軟骨の生成の早さに影響を与えます。1日1000〜2000mg摂れば、2、3ヶ月で効果が出て、うまく膝が動くようになります。 コンドロイチンは、関節の軟骨を作っているものの一部です。体の中で作られますが、関節炎になるとこの生成が追いつかず、結局軟骨の量が減ってしまいます。ですから栄養補助剤で補給することが大切です。 この2つの効果に関しては、いろんな医学的な証拠が出ています。痛みを和らげ機能を改善するということも分かっているのです。 |
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| 関連情報 |
「関節症」 「多発性関節炎」 「膝関節炎」 「ひざが痛い」 「骨関節症」 「栄養補助食品」 「ヘバーデン結節」 |