片頭痛 (4の4)
漢方薬
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片頭痛の漢方薬あれこれ 葛根湯
桂枝湯
桂枝人参湯
桂枝茯苓丸
呉茱萸湯
五苓散
柴胡桂枝湯
柴胡桂枝乾姜湯
三黄瀉心湯
四逆散
四物湯
小建中湯
小柴胡湯
小青竜湯
続命湯
大柴胡湯
大承気湯
調胃承気湯
釣藤散
桃核承気湯
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
当帰芍薬散
八味地黄丸
半夏白朮天麻湯
麻黄細辛附子湯
麻黄湯
苓桂朮甘湯
【芳香療法】 <1>ラベンダー油+ペパーミント油各等量で、冷湿布。
<2>マージョラムの温湿布を首の後ろへあてる。
【食事療法】 ◎片頭痛の引き金になる食品:
チーズ
チョコレート
赤ワイン

その他の食品をチェックしましょう
【色彩療法】 <1>紫色
<2>緋色
偏頭痛 漢方医学では「偏頭痛」が用いられてきました。「頭偏痛」ともいいます。
漢方医学の病証名には「偏頭風」が用いられ、発作時の疼痛は激烈で、痛みが頭の左右のどちらかにあり、他に痛みが無いもので、頭風の一種です。また、頭全体が痛むことを「正頭痛」と呼んでいます。
【臨床例】 ◎42歳、女性
「色白・中肉中背。若い時から頭痛の持病があり、最近は特にひどくなり、月経のあとが特に悪い。頭痛は毎日ある訳ではなく、1ヶ月に1〜2回起こる。
頭痛の様子は、右か左の偏頭痛として現れる。右側にきた時が激しく、このときは必ず吐く。この頭痛と嘔吐は2日間激しく続き、一切の飲食物を受け付けない。床についたままで、その後の数日間は胃の調子が悪く食べられない。ところが、左側にきた時は頭痛も軽く、吐くこともない。頭痛するときは、痛む側の肩が凝る。
大便は1日1行あり、月経も順調。腹診すると、胸脇苦満はなく、心下がやや痞硬している。私(大塚)はこれに半夏白朮天麻湯を与えた。なぜ呉茱萸湯を与えなかったかと言うと、《目黒道琢・餐英館療治雑話》や《和田東郭》の口訣に、呉茱萸湯は腹の左より差し込んで吐く者には効があり、右から差し込む者には効が無いとあったことを思いだし、この患者は右から差し込む場合に吐くので、呉茱萸湯証ではあるまいと考えたからである。
 
ところがこれを飲むと、心下部がひどく膨満し、肩がこり、1日に5回も大便が出るようになった。こんな日が3日ほど続き、大便は1日に2行くらい になったが、胸が詰まって苦しく、腹鳴がひどくなった。
そこで、心下痞硬・腹中雷鳴・下痢を目標にして半夏瀉心湯を与えた。とこ ろが、これを飲むと、激しい頭痛と嘔吐が起こって床についてしまった。
患者はこんどの薬より前の薬が良いと言う。けれども、私は考えた。この患者は“裏の寒飲”があるのに、半夏、黄連、黄Uなどの冷薬を用いて、更に寒飲に寒を加えたので、症状が悪化したのではあるまいか?。半夏白朮天麻湯にも半夏、黄柏のような冷薬が入っている。これはいけない。“裏の寒”を暖める必要があるのではないか?。そう考えた私(大塚)は、温薬である呉茱萸を主薬とした呉茱萸湯を用いた。これを飲むと、頸部が凝りそうになってきても、すぐ良くなり、頭痛を起こさなくなった。続けて3週間、これを飲んで多年の片頭痛もあとを絶った《大塚敬節-症候による漢方治療の実際p3〜4》
寸評
「漢方薬による治療で、最も大切なことは病状の寒熱を正確に判断することです。なぜなら
<1>逆症療法の1つでもある漢方療法では寒涼の症状に対して温薬もしくは熱薬を与えて治療するのが本筋。
<2>人間は定温動物です。しかも各臓器には最適の温度が設定されており、温度変化が与える影響は大きく、寒と熱の診断の誤りは致命傷となります。」
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