スチーブンス・ジョンソン症候群 (SJS) |
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| 関連情報 |
「失明」「中毒性表皮壊死症」「薬剤性過敏症症候群」「急性汎発性発疹性膿疱症(AGEP)」「光線過敏症」「抗生物質」「紅斑」「かぜ」「ステロイド」 |
| SJS | =スティーブンス・ジョンソン症候群
重症になると失明や死亡することがある
(副作用でスチーブンス・ジョンソン症候群になる医薬品) |
| 症状 | がみられ、その症状が持続したり、急激に悪くなったりする |
| 移植 | →「角膜炎」 |
| 死亡 |
様々な医薬品の副作用により、患者に皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群[SJS])などの重い皮膚障害が出た症例の報告が過去3年間で900件近くに上り、このうち81件は死亡例だったことが30日、厚生省の調査で分かった。 同省によると、今年3月末までの3年間で、薬事法に基づいて企業や医療機関から寄せられた医薬品の副作用報告は計69872件あり、このうち1.3%にあたる882件がSJSか、さらに重症の『中毒性表皮壊死症[TEN]』だった。 882件の中で668件で患者が回復したり、症状が改善したことが確認されたが、61件は目や呼吸器官などに後遺症が残り、81件で患者が死亡していた。 同省によると、SJSの初期症状は発熱・発疹など。それが急速に全身に広がってヤケドのような水ぶくれなどになり、重症化すると呼吸器障害や臓器障害の合併症を起こす。 SJSの60%、TENの90%は医薬品(259成分)が原因で発症しているとされる。発症のメカニズムは解明されていないが、薬が体内のタンパク質などと結合し、アレルギー反応を引き起こすと推定されている。 医薬品の副作用によるSJS・TENの発症に関する詳しい情報については→→→「厚生省」 106人死亡 「SJSなどの重い皮膚障害が2001~2003年秋までの約2年半に1064件報告され、死亡例は106件あったことが厚生労働省のまとめで分かった。市販の風邪薬で起きることもあり、注意を呼びかけている。 全体の2/3は回復したり症状が軽くなったが、ほぼ1割の106件は臓器障害の合併症などで死亡した。62件は呼吸器官などに後遺症が残った。 原因と疑われている薬品は283種類に上り、抗生物質製剤や解熱鎮痛消炎剤、総合感冒剤などが多かった。 過去の推計でも、1997~2000年度に105件の死亡事例が報告されている。 スティーブンス・ジョンソン症候群は、まず発熱や赤い斑点が現れ、重症化すると全身に水ぶくれやただれができる。 中毒性表皮壊死症(TEN)も似た経過をたどる。 合併症による死亡率はスティーブンス・ジョンソン症候群(6%)、中毒性表皮壊死症(20~30%)とされる。発症のはっきりしたメカニズムは不明だが、中毒性表皮壊死症[TEN]の9割以上の原因が医薬品とした研究報告もあるという。 発生頻度は、外国の研究報告だが、人口100万人あたり、スティーブンス・ジョンソン症候群が1~6人/年間、中毒性表皮壊死症が0.4~1.2人/年間。 厚労省は「医薬品投与後に高熱を伴う発疹などがあれば直ちに投与を中止し、皮膚科の専門医が治療すべきだ」としている。 |
| スティーブンス・ジョンソン症候群(厚生労働省) 英語名:Stevens-Johnson syndrome(SJS) 同義語:皮膚粘膜眼症候群 |
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| 重篤な皮ふ症状などをともなう「スティーブンス・ジョンソン症候群」は、その多くが医薬品によるものと考えられています。 抗生物質、解熱消炎鎮痛薬、抗てんかん薬などでみられ、また総合感冒薬(かぜ薬)のような市販の医薬品でもみられることがあるので、何らかのお薬を飲んでいて、次のような症状がみられた場合には、放置せずに、ただちに医師・薬剤師に連絡してください。 がみられ、その症状が持続したり、急激に悪くなったりする |
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1.スティーブンス・ジョンソン症候群とは?
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| 1.早期発見と早期対応のポイント (1)早期に認められる症状
る。 (2)副作用の好発時期
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2.副作用の概要
(5)病理組織所見
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| 3.副作用の判別基準(判別方法) (1)概念
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| 4.判別が必要な疾患と判別方法 (1)多形滲出性紅斑
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5.治療方法
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| 【症例】10歳代、男性 (初診):1999年4月 (主訴):発熱、口唇の発赤腫脹、体幹の紅斑 (家族歴):特記すべきことはない。 (既往歴):てんかん (現病歴):1999年3月上旬より感冒症状あり。 投与開始 てんかん発作予防目的でゾニサミドの服用を開始。 投与20日目 眼球結膜充血、口唇の発赤腫脹が出現 投与22日目 38℃の発熱と体幹の紅斑が出現し、当科受診。SJSの診断で入院。ゾニサミドの服用中止。 (入院時現症):口唇腫脹と口唇および口腔粘膜の発赤、びらん(図3参照)、眼結膜の充血、体幹および四肢の大豆大までの紅斑の多発(図4参照)を認めた。水疱の形成なし。
(検査所見):入院時、白血球 8200/μL(好中球 83.5%、リンパ球 8.5%、好酸球 3.0%)、Hb 14.01 g/dL、総蛋白7.1 g/dL、AST 25 IU/L、ALT 14 IU/L、 LDH 442 IU/L、 CRP 0.0 mg/dL、その他血液生化学、尿一般検査すべて異常なし。 経過中マイコプラズマ抗体、単純ヘルペス抗体の上昇なし。 心電図および胸部レントゲン検査にて異常なし。 (入院時皮膚病理組織所見): 前腕より皮膚生検を施行。表皮ケラチノサイトのアポトーシスの多発と表皮下水疱、真皮上層のリンパ球を主体とする細胞浸潤を認めた(図5参照) (入院後経過及び治療): ベタメタゾン10 mg/日(体重50 kg)を入院日より4日間点滴静注した。紅斑及び口唇口腔粘膜疹は、軽快傾向を示したため以後漸減し、入院14日目にはプレドニゾロン20 mg/日に切り替え、入院20日目にステロイド薬は中止となった。紅斑はステロイド軟膏外用、口唇はアズレン含有軟膏を塗布した。ステロイドの減量中に、両眼に高度の結膜炎を認め(図6参照)、次第に偽膜形成を伴うようになり、眼科医による偽膜除去とステロイドおよび抗菌薬の点眼で軽快した。 (原因検索) ステロイド中止後のリンパ球幼弱化試験及びパッチテストでゾニサミドは陰性であったが、経過よりSJSの原因としてゾニサミドが最も疑われた。 |
| 医薬品・医療機器等安全性情報No.218(平成15年10月27日から平成17年9月30日) |
| 表1 SJS・TENとして報告された副作用報告の件数と転帰(専門家により医薬品との因果関係が否定的と評価された報告も含む) |
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期間
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区分
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SJS・TENとして報告された副作用報告の件数
(副作用報告全体に 占める比率) |
件数(SJS・TENの副作用報告に占める比率)[年当たりの件数] |
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回復・軽快
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未回復
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後遺症
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死亡
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転帰不明等
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平成15年
10月27日 ~ 平成17年 9月30日 |
医薬品 全体 うち一般用
医薬品 |
905件(1.7%)
[472.2件/年] 61件 |
535件(59.1%)
[279.1件/年] 40件(65.6%)
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56件(6.2%)
[29.2件/年] 2件(3.3%)
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36件(4.0%)
[18.8件/年] 3件(4.9%)
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[49.6件/年] 4件(6.6%)
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[95.5件/年] 12件(19.7%)
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平成13年
4月1日注1 ~ 平成15年 10月26日 |
医薬品 全体 医薬品 |
58件
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注2
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66件(6.2%)
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62件(5.8%)
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106件(10.0%)
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128件(12.0%)
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医薬品名
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報告件数
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| カルバマゼピン(テグレトール) |
37件
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| アロプリノール(ザイロリック) |
36件
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| ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン) |
28件
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| アセトアミノフェン |
27件
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| ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン) |
25件
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| 塩酸セフカペンピボキシル(フロモックス) |
24件
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| フェニトイン(アレビアチン) |
21件
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| レボフロキサシン(クラビット) |
20件
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| サリチルアミド・アセトアミノフェン・無水カフェイン ・メチレンジサリチル酸プロメタジン |
19件
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| フェノバルビタール |
18件
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薬効分類名
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報告件数
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医
薬 品 全 体 |
抗生物質製剤 |
160件
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| 解熱鎮痛消炎剤 |
135件
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| 抗てんかん剤 |
86件
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| 総合感冒剤 |
57件
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| 合成抗菌剤 |
40件
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| 痛風治療剤 |
37件
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| 消化性潰瘍用剤 |
34件
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う
ち 一 般 用 医 薬 品 |
総合感冒剤 |
36件
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| 解熱鎮痛消炎剤 |
15件
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| 耳鼻科用剤 |
2件
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| 漢方製剤 |
2件
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| 角膜再生 | |
角膜上皮幹細胞の機能が失われ、失明する恐れがある「角膜上皮幹細胞疲弊症」を治療対象
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臨床
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