| 肥満 に用いる漢方薬 | |
■加味逍遥散
■桂枝茯苓丸
■柴胡加竜骨牡蛎湯
■大黄牡丹皮湯
■大承気湯
■大柴胡湯
■桃核承気湯
■当帰芍薬散
■防已黄蓍湯
■防風通聖散
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| 肥満 |
| 体重が減っても、脂肪が減らなければ、やせたことにはならない。 肥満とは、体重に占める脂肪の割合をいいます。 体重増加=浮腫が原因の場合もある 脂肪細胞のなかの脂肪が増えるのが肥満、 ☆標準体重を20%以上こえたものを肥満といいます。 脂肪細胞の数が増えたり、細胞自体が大きくなる状態。 「脂肪組織を作っている脂肪組織には、食べ過ぎによる余分なカロリーを脂肪として蓄積する『白色脂肪細胞』とエネルギーを放出する働きがある『褐色脂肪細胞』がある。 肥満に関係するのは白色脂肪細胞で、 白色脂肪細胞は <1>前身である前駆脂肪細胞が分裂、増殖して脂肪細胞に変身し、脂肪滴をため込むようになる。 <2>脂肪滴が大きくなっても細胞が膨れ上がり、分裂・増殖が止まる!・ ・とされてきた。 |
| 脂肪細胞自体も分裂・増殖 |
| 佐賀医科大の杉原甫教授(病理学)らの脂肪細胞の培養研究で、脂肪をため込んだ脂肪細胞自体も分裂・増殖することが分かってきた。この中には、分裂して前駆脂肪細胞も同時に生み出すタイプもあった。ネズミの実験では、老齢化したもの以外でこの現象が見られた。 人間の場合は、全身の脂肪細胞の数は通常2~3億個だが、太った人は1000億以上にもなり、体積が100倍以上になる細胞もあると言う。杉原教授は“若い頃に肥満になると早くから脂肪細胞の数が増え、その後の肥満の素地になるとみられる”と話す。 こうした変化が起こるメカニズムの研究も進んで来た。 京大農学部の河田照雄助教授(栄養化学)らは、食事のカロリーが増えるのに伴って、脂肪細胞が、全身の前駆脂肪細胞を増やす働きのあるタンパク質『前駆脂肪細胞増殖因子』を分泌することを確かめた。 カロリーが増えるにつれ、脂肪を貯めるタンクである脂肪細胞がさらに、その予備軍を雪だるま式に増やす。 このタンクが十分に脂肪をため込む性能を持つには、生理活性物質の『プロスタグランジン』や脂肪酸などいくつもの因子が関係していることも明らかになってきた。 特に『脂肪酸』はタンクに貯まる脂肪の原料となるだけでなく、タンク自体を増やすシグナルにもなっていることが分かって来た。 一方、『ビタミンA』『ビタミンD』には、タンクがより多くの脂肪を貯めるように変身するのを、抑える働きがあることも明らかになってきた。 和牛の生産農家では、ビタミンAが不足気味の飼料を与えると「霜降り肉」が出来やすいことを経験的に知っているが、“これが細胞レベルでも解明できてきた”と河田さん。 米国の研究で最近、食欲や脂肪の代謝に関係するとみられる『肥満遺伝子』がネズミや人間で見つかり、ネズミに場合、この遺伝子に変異があって肥満になっていることが明らかになった。米国ではこの遺伝子が作り出すタンパク質を『やせ薬』にしようという研究が活発化している |
| 皮下脂肪のつき方はいろいろで、 |
| 脂肪異栄養症(lipodystrophy) のなかには、
クッシング症候群
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| 新しい指標 |
| ウエストの数値を身長で割った値が0.5以上なら動脈硬化になる危険が高い・・・・。 虎の門病院や独協医科大学などのグループが、生活習慣病になり安さを見分けるこんな指標を考案した。他の指標に比べ計算が簡単で、高コレステロールや中性脂肪が高い日値を検出しやすいと言う。 同病院の謝勲東医師、度胸医科大学の武藤孝司教授らが発案した。人間ドックを受けた約6000人のデータを分析したところ、従来の指標で肥満と判定されず生活習慣病になりにくいとされる人でも、新しい指標が0.5以上の場合は「糖尿病などの生活習慣病につながる危険因子が高い」(謝医師)ことが分かった。 現在、指標としては、体重(kg)を身長(m)の二乗で割った体格指数(BMI)がある。 男女とも22が標準で、25以上が肥満に分類される。 この指数は、生活習慣病を招きやすい内臓周辺に脂肪がつく「かくれ肥満」を見逃す可能性があると言われている |
| 肥満と肥満症 |
| 肥満とは脂肪組織が過剰に増えた状態を指し、単に体重が増えることではない。 肥満症とはBMIが25以上で、かつ治療が必要な高血圧や脂質異常などを引き起こす可能性がある人を指す。 |
| 炎症 |
| 肥満の原因物質はもともと体内にある脂肪酸。 脂肪酸が異常に増えるとマクロファージを刺激し、炎症物質を出させる。 炎症物質が肥満細胞を活性化し、さらに脂肪酸を出して肥満を加速する “脂肪細胞がたくさん集まれば良性腫瘍とみなせる” “炎症を増長し、病気を悪化させる点で、ガンの転移と共通点は多い” と丸・東京女子医科大学教授は語る。 |
| 正常体重肥満(かくれ肥満) |
| 今の若い女性は将来、現在の中年女性より太る可能性がある・・・・山口県立大学栄養学科の守口教授らが、18~22歳の女子学生491人の体脂肪率と、肥満度の指標である体格指数(BMI)を調べ、そんな結果が出た。 女子学生を 「肥満」「かくれ肥満」「標準」「やせ」に分けたところ 近年のダイエットブームにかかわらず、BMIは標準だが体脂肪率が高い「かくれ肥満」が約21%を占めた。 BMIが同じ場合に、女子学生と40~50代の中年女性を比較すると、女子学生の方が中年女性より体脂肪率が高かったことから、将来、今の中年女性より肥満体型になると推定した。 「かくれ肥満」のグループは
森口教授は「遺伝的要因に不規則な食習慣が加わって、隠れ肥満になったのではないか」とみており、肥満に伴う生活習慣病の増加も懸念する |
| アミノインデックス アジア人は欧米人ほど極端に太っている事例は少ないが、実は、内臓に脂肪が蓄積しているケースが多い。 このような「かくれ肥満」は、胴囲を測る方法では見つけにくく、アミノ酸が有効だという。 味の素の先端バイオ技術研究所は、健康な人や肥満の人など1449人を血液中のアミノ酸を調べ、チロシンやロイシンやバリン、グルタミン酸など各種アミノ酸の種類と量を比較し、肥満に多いパターンを割り出すことに成功した。 このデーターをCTで測った内臓脂肪の面積と照らし合わせると、かくれ肥満を正しく診断できる確率は、 ・胴囲計測では・・・・46% ・アミノ酸分析・・・・・73% に高まった。 |
| 日本人は内臓脂肪型のかくれ肥満が多い。 皮下脂肪型と違い、外見上では見分けにくい。 CTスキャンで判定する必要がある。 ウエストが細く見えても(内臓部分の)脂肪面積が100平方㌢㍍を超えていれば肥満症と判断される。 |
(副作用で肥満になる医薬品)
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| 肥満は 体脂肪計だけでは分からない |
| 標準体重の計算法として、 (身長(cm)-100)×0.9=体重(kg)を求める方法が普及した。 だがこの方法は身長が低い人には厳しく、高い人に甘いという欠点があった。 専門医らで作る日本肥満学会が肥満の判定基準としているのが、 BMI(ボディ・マス・インデックス) =「体格指数」という指標(国際的な体格の判定方法) だ。 体重(kg)を身長(m)の2乗で割る。 例えば、70kgで170cmの人は、70÷1.7÷1.7=24になる。 |
| 内臓脂肪の測定が大切 |
| 高血圧や糖尿病などの生活習慣病は内臓脂肪との関連性が高い。⇒「脂肪肝」 日本肥満学会の診断基準(2000年)では
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| インピーダンス法 |
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| 体脂肪計では皮下脂肪しか分からない |
| 脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。 内蔵脂肪は腸管の周辺に脂肪が蓄積したもので、
生活習慣病の多くが内臓脂肪からくるものが多い。 女性は男性より皮下脂肪が10%ぐらい多い。体脂肪計ではかれるのは皮下脂肪で、しかもその数値は朝と夕方では変動する。 内臓脂肪は男性の場合、加齢とともに増えるが、女性は更年期まではほとんどたまらない。更年期を過ぎると急激に貯まりやすい。運動しても皮下脂肪は減りにくいが、内臓脂肪は運動で減っていく |
| 内蔵への脂肪蓄積が問題 |
| 「肥満とは体の脂肪が過剰に増加したことを言い、筋肉などで体重が増える場合とは区別する。 肥満症とは肥満に起因した合併症や精神障害があり、減量による予防や治療が必要となる病的な状態をいう。 肥満を表すには標準体重に対する比率を体重度として求め、脂肪組織の体重を加味する。 国際的には体格指数で肥満を表現する。 この指数は体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値で、19~23を健常、26以上を肥満とする。Mさんの場合、身長168m・体重72kg・標準体重が62kgで体重度が+16%であり、体格指数は26.2と肥満の域に達している。 実はMさんが来院する契機となったのは、検診で肝機能に異常が見つかり、肥満が原因と言われたためだ。米国の28年間に及ぶ研究では、肥満者はそうでない人に比べて心筋梗塞・狭心症・脳血管障害が1.4~1.9倍多い。別の研究でも比較的若年者では高血圧が5.6倍、糖尿病が3.8倍、高脂血症が2.1倍である。 しかし、肥満であればすべて悪いかどうかは別の問題だ。体脂肪の蓄積分布により代謝病にかかる割合に差があるからだ。
コンピューター断層画像からの内臓と皮下の脂肪比率で診断する大阪大学の松沢祐次教授らによると、内臓脂肪型肥満は皮下脂肪型に比べて高血圧・糖尿病・高脂血症が多い。 このような成人病の合併の肥満はいわゆる中年太りのおなかの出るタイプで、医学的にはインスリンの感受性が低いのが特徴である。 |
| グリセミク・インデックス(GI) | ||
| グリセミック指数とは 炭水化物をたべて、どのくらいの時間でエネルギーとして利用できるかを示すのがグリセミック指数(GI)です。 炭水化物を食べた後の血糖値の変動の度合いを示す指標。 |
| GIグリセミック指数 | ||
| GI (85以上) |
食べたその日にエネルギーになる | ・食パン ・蜂蜜 ・せんべい ・コーンポタージュ ・あんこ ・フランスパン |
| GI (65~85) |
食べてから1~2日後にエネルギーになる | ・ご飯 ・果物 ・パスタ ・ドーナツ ・フライドポテト |
| GI (64以下) |
エネルギーになるのは食べてから3日後 | ・玄米 ・オートミール ・牛乳 ・ピーナッツ(豆類) ・無糖ヨーグルト |
| GIが高いほど太りやすくなる | ||
| ●GIが高いほど太りやすくなる。
●最近の研究で、麺類は、ご飯やパンに比べて体脂肪を溜めにくいことが分かってきた。 それを示す指標の1つがグリセミク・インデックス(GI)という数値。
●めんの中で要注意なのがラーメン。 めんと一緒に汁をタップリ飲むと、GIの低いめんを食べても、血糖値が上がりやすくなる ●メロンパンに気をつけよう
●低GI食品が増えている
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| 肥満が原因の疾患 |
| 肥満が原因になる代謝性疾患は女性より男性の方がなりやすい。 腹部に内臓脂肪が蓄積し、 それが門脈内の遊離脂肪酸(FFA)濃度を高める。 その結果、
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| 肥満とうつ病に密接な関連 |
| 肥満とうつ病に密接な関連があることが分かった。 肥満の人は肥満でない人に比べて「気分が優れない」「不安」といったウツ症状にかかる確率が25%高いとしている。 また、学歴が高い人や収入が高い人にその傾向が見られる。 調査は男女9000人を対象に、ハーバード大学が個人面談した。肥満の定義をBMI30以上とした |
| AIM・・・脂肪を溶かすタンパク質 |
| 2010年、東京大学の宮崎徹教授らは脂肪細胞がため込む脂肪を溶かす作用のあるタンパク質を発見した。 このタンパク質を体内でつくれないようにしたマウスは肥満になったが、逆に与えると肥満が改善された。 成果は6/9のセル・メタボリズムに掲載 脂肪を溶かすことが分かったタンパク質は、体内の免疫細胞で作られ、血液中に含まれる「AIM」。AIMを作れないマウスは脂肪細胞内に通常よりも多くの脂肪を蓄積して、正常なマウスと比べて体重が1.5~2倍になった。 AIM・・・ 肥満でも糖尿病や動脈硬化が進行しない? 2011年、東京大学の宮崎徹教授らは、体の脂肪を溶かすタンパク質の働きを抑えると、太っていても糖尿病や動脈硬化に進行しないことをマウス実験で突き止めた。 肥満に伴う慢性炎症が起こらないために、病気を発症しない。 すでに発症していても進行を食い止められる 成果は7/5の米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載。 このタンパク質は・・・・「AIM」 AIMには、
宮崎教授は“太り始めはAIMを外から補い、肥満が進んだら、逆にAIMを抑える薬を投与すれば病気を防げる”と話す。 肥満が引き起こす病気にAIM 2013年、東京大学の宮崎徹教授らは、肥満が引き起こす様々な病気は共通するタンパク質「AIM」が原因となっていることを突き止めた。 糖尿病や動脈硬化の発症に加え、さまざまな自己免疫疾患 の引き金にもなっていた。 成果は米科学誌セル・リポーツ(電子版)に掲載。 AIMは体の脂肪を溶かして肥満を防ぐ働きがあるが、過度に太ると分解産物に脂肪酸が血液中に増えずて悪影響が出始める。 研究チームはAIMを作れないマウスを作製し、免疫との関係を調べた。 脂肪酸は免疫細胞を活性化し、謝って自分自身を攻撃してしまう自己免疫の作用を強めていた。また、AIMもこの作用を手助けしていることも判明した。 |
| オキシトシンを鼻から投与 |
| エネルギー源 |
| エネルギー源になる栄養素には炭水化物(糖質)、脂肪、タンパク質がある。 燃料としてはそれぞれガソリン・灯油・薪(まき)にたとえられる。 炭水化物 炭水化物(1g)を燃やすには・・・・・酸素800ml必要で、4kcalのエネルギーを出す。 ガソリンのように燃えやすく、完全燃焼して炭酸ガスと水になる。 激しい運動の直前にはご飯・うどん・パン・イモなどの炭水化物性食物が勧められる。 脂肪 脂肪(1g)は酸素2000mlを消費して、9kcalのエネルギーを出す。 (火付き)が悪く、完全燃焼させるには炭水化物よりも多量の酸素が必要だ。いったん火がつくと、灯油のように長く燃え続ける。 持久性や耐寒性が要求される時は脂っこい食事が望ましい タンパク質 タンパク質(1g)は酸素900mlを消費して、4kcalのエネルギーを出す。 ただし、完全燃焼せず尿素という燃えカスが出る。本来、タンパク質の働きは筋肉や臓器をつくるための建設資材だ。質が悪かったり、過剰だったりすると薪(まき)として燃やされる分が増える。 タンパク食品に頼ると“煙”や“スス”で体内環境が汚染される アルコール もう1つのエネルギー源として無視出来ないのがアルコール。 アルコール(1g」)は7kcalで、日本酒銚子なら4本、ビール大ビンなら3本で1日のエネルギーの1/3が賄える勘定だ。しかし、総エネルギーを一定にして、食事の一部を酒類で置き換えると体重が減る。一方、食事量は同じで酒類の分だけ上乗せしても体重増ははっきりしない。どうやら酒類のエネルギー転換効率は非常に悪いらしい。だから、アルコールは肥満とは結びつかない。そのかわり、肝臓での脂肪合成が盛んになって、「脂肪肝 」になりやすくなる。 また、アルコールを先に分解するために肝臓が働くため、脂肪の分解が遅れ、結果的に肥満につながる 飲酒と肥満 「ビール腹などに象徴されるように、酒を飲むと太るという印象が強い。肥満はエネルギー(カロリー)の過剰摂取により起こるもので、確かにアルコールはボンベカロリーメーターという食物のエネルギーを測定する機械で測るとエチルアルコール1ccにつき7.1kcalのエネルギーを有する。大量飲酒者は1日の摂取エネルギーの50%以上をアルコールから摂る場合も出てくる。 しかし、 1.食事摂取量を減少させ、減少したエネルギー分をアルコールを与えることで補充しても、体重低下が起こることが明らかにされた。 2.次に、食事のエネルギーを一定に保ち、途中からアルコールを飲ませた実験では、アルコールのエネルギーが加わったのに体重の増加はあまり起こらなかった。 3.これに対し、アルコールの代わりに同じエネルギーのチョコレートと食べさせると体重の増加が明らかに認められた。 この一連の研究はアルコールはボンベカロリーメーターで測定した等量のエネルギーを有する食事に比較して体重を増加させる作用が低いことを示している。 すなわち、 アルコールの肥満効果は計算されるほど大きくないことが証明されたのである。 なぜ、このようになるのか、以下の2つの説明が出来る。 「アルコールは種々の経路で代謝分解されるが、エネルギーを産生しない経路もあり、その経路を通ればエネルギーにならない。」 「アルコール摂取により代謝が亢進し、エネルギー消費が増加する。」 人工甘味料でも太る |
| 食事と運動のバランス |
| 肥満は万病のもと・・・といわれる。
太りすぎに注意をすれば生活習慣病を未然に防ぐことも出来る。そのポイントはよく指摘されるように食事と運動である。 言い換えれば体へのエネルギー補給の抑制とエネルギーの消費による肥満の防止である。 摂取エネルギーの制限というとすぐにダイエットという言葉を思い出す。 もともとダイエットは、体重調節を考えた食事療法や食養生という意味で、食事制限や減食ではない。 米国で行われた動物実験では、
必要なことは、自分の体にとって適正なエネルギー量を把握することである。これは簡単な計算で求められる。 |
| 毎日必要な総エネルギー量 |
| =その人の標準体重×年齢や妊娠の有無、労働量などを考慮した体重1kg当たりのエネルギー量。 例えば、 1.事務職の成人や未出産婦: 体重1kg当たり25~30kcal 2.肥満者や高齢者:25kcal 3.建設作業員など激しい労働をする人は逆に大きい。 4.妊娠している人や乳児・発育盛りの子供も大きい
肥満を防ぐか改善するには、体内に蓄積されている脂肪を燃焼してエネルギーを消費することが大切だ。 運動した時に体内における糖と脂肪の消費を調べると、
もちろん、運動も質を考慮しなければならない。のんびり運動するときと、激しい運動をする場合では消費する糖と脂肪の割合も変わってくるからだ。自分にあっった運動を気軽に相談できるアドバイザーが欲しいものである。 |
| 食べ過ぎで肥満になる仕組み |
| 2012年、東北大学の山田哲也准教授と片桐秀樹教授らは、マウス実験で、食べ過ぎによる肥満のメカニズムを解明した。 肝臓が糖分を過剰に取り込むと脳がそれを察知し、脂肪を燃やす細胞の働きを弱める。その結果、内臓などに脂肪が溜まるという。 成果は米科学誌セル・メタボリズム(電子版)に掲載。 人には、栄養を取りすぎると脂肪を燃やす褐色細胞が働いて体重が増えないようにする作用があるはずが、実際には肥満者は増える一方。 研究チームは、食物に含まれる糖分を肝臓に取り込む際に働く酵素「グルコキナーゼ」に着目。 グルコキナーゼの遺伝子をマウスに導入し、糖を取り込みやすい肝臓を持つマウスを作製。このマウスに通常カロリーの食事を与えても肝臓のグリコーゲンの量が増え、褐色脂肪細胞の働きが半分以下に弱まった。 内臓脂肪の量も増え、体重も増えた。 マウスの肝臓から脳に伝わる神経の一部を切断すると、褐色脂肪細胞の働きは低下しなかった。 |
| 太りやすい食べ方 |
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| レプチンというホルモン |
| レプチンというホルモンが、体脂肪量の調節において重要な役割を演じている 本来、レプチンは、食欲を抑制してエネルギー消費を増加させることで、体脂肪量を減らす作用を持つ。 一般に、ヒトの肥満者では血中レプチン値が高値を示すことから、ヒトの肥満はレプチンの本来の作用が現れなくなった状態だと考えられている。 レプチンは脂肪組織がら分泌され、脳の視床下部(H)にある受容体に結合する。 レプチンのシグナルは視床下部でいくつかに分かれていく。たとえば、視床下部には、ニューロペプチドYなどの食欲を高める分子がある。また、コルチコトロピン放出ホルモン(CRH)やウロコルチンといった視床下部ホルモンは、食欲を抑制する。 CRHはストレス反応に関与するホルモンとしても知られている。内分泌系の中で、様々なストレスに対して生体を防御するための反応を引き起こす系が、視床下部(H)、下垂体(P)、副腎(A)により構成されている。この系をそれぞれの器官の英語の頭文字をとってHPA系と呼ぶ。 飢餓や絶食、、失恋、対象喪失といった状態は、生体にとっては一種のストレスであるため、このHPA系が活性化され、そのストレスに生体を反応させるべく作用する。その結果、HPA系を構成する視床下部・下垂体・副腎のそれぞれの器官から様々なホルモンが分泌され、食欲の増進や抑制といった生体反応を引き起こすのだ。 HPA系において食欲を高めるホルモンは、副腎からのグルココルチコイドである。一方、食欲を抑制するホルモンの代表はCRHだ。そして、これらのホルモンの産生・分泌は脂肪細胞由来のホルモンであるレプチンによって制御されている。 つまり、肥満とストレスの関係は、HPA系に脂肪細胞(A)を加えた系(HPA・A系)によって調節されている。 |
| オレキシンと肥満 |
| 味わって食べると血糖値の上昇をおさえる 脳の視床下部で働くホルモンであるオレキシンは、オレキシン神経が活性化されると分泌される。 オレキシンは1998年に、柳沢正史・テキサス大学教授が食欲をうながす作用を持つホルモンとして発見したものだ。 さらに、睡眠状態と覚醒作用を制御する作用を持つことでも知られている。 生理学研究所のグループは、マウスの視床下部にオレキシンを投与する実験を行った。すると、筋肉が血中の糖分を取り込んでエネルギー源として利用する効果が促進されることが分かった。 また、マウスの口から糖を摂取させて“味わう”ようにした場合と、腹部に注射器で糖を直接注入した場合とで、30分後の血糖値を比べた。その結果、口から摂取した場合の方が、血糖値が低く抑えられることが分かった。 一方、脳でもオレキシンの働きを阻害する薬を投与してから、同じ実験を行うと、血糖値を抑える効果がほとんど無かった。 糖には、オレキシン神経を活性化させることで、血糖値を抑えることができると考えられる。 又、エネルギー源にならない人工甘味料のサッカリンをマウスに飲ませたところ、オレキシン神経が活性化することが確かめられた。このことは、オレキシン神経の活性化が味覚刺激によって起きることを裏付けている。 オレキシン神経の活性化は、数日間同じ時刻にサッカリンを与え続けることで顕著になった。サッカリン摂取への期待感が、オレキシン神経の活性化を促すと考えられるという。 血糖値を下げるホルモンとしては、膵臓で分泌されるインスリンが有名だ。ただし、インスリンは、筋肉だけでなく、脂肪組織への糖の取り込みも促す。箕越靖彦・生理学研究所教授によると、オレキシンには、筋肉におけるインスリンの働きを増強する効果がある。そのため、オレキシン神経を活性化すると、脂肪組織への糖の取り込みを間接的に抑えられることができ、肥満の予防にもつながるという。 また、オレキシン神経は夜間、とくに睡眠中は活動が抑えられる。 そのため、夜中に何かを食べた後、すぐに寝てしまうと、オレキシンによる筋肉での糖分の利用促進が働かない。その結果、糖分が脂肪組織に蓄えられやすくなり、肥満の原因となってしまうという。 成果は、2009年12/2 Cell Metabolismに掲載。 箕越教授は「マウスでの実験では、甘味の刺激を使いましたが、オレキシン神経は強い動機をもって行動するときにも活性化すると考えられます。人では、甘味以外の味覚、さらにはおいしいと感じること自体もオレキシン神経の働きを促す可能性があります」と語る。 |
| 肥満と食事指導 |
| 肥満を視覚的にとらえると、 <1>お腹の脂肪が目立つ男性型の上半身肥満
<2>おしりや太ももの脂肪がつく、女性型の下半身肥満(洋ナシ型)に分かれる。 洋ナシ型(♀)
リンゴ型(♂)
糖尿病や高血圧などの成人病を合併しやすいのは、上半身肥満だ。 いずれの型かは、ウエスト(W)をヒップ(H)で割った比で判定される。 男性で0.9、女性で0.8あたりを超えると上半身肥満で、要注意とされている。 上半身肥満の代表の代表である力士には、血糖や中性脂肪などの高い人は少ないという。 阪大の松沢祐次教授らによると、腹部の肥満といっても、皮下に脂肪がつく肥満でなく、腸を取り巻く腸間膜などに脂肪がつく内臓型肥満が代謝異常や循環器病と強く関連するとのことだ。 運動量の多い力士の肥満は皮下脂肪型だそうだ。 又、肥満度は正常でも、内臓脂肪がたまっていることがあり、俗に『隠れ肥満』と呼ばれる。前述の女性患者はこのタイプだ。 医師が治療の対象とするのは、こうした「1」内臓脂肪型肥満と、「2」成人病などをすでに合併している肥満だ。そのため、病気を意味する「症」を付け、肥満症と診断している。 治療の基本は食事と運動だ。 特に食事療法は長年にわたる食行動・食習慣の軌道修正であり、その指導はなかなか難しい。私たちの診療所では次のような手順で指導している。 まず患者さんの話や食事記録から食生活を把握して問題点を見つける。 アルコールや菓子類、「早食い」「まとめ食い」「ながら食い」「もったいない食い」「頂き食い」といった空腹感以外がきっかけの食べ方など、あれこれ問題が出る。それらを認識し、減量の重要性を理解し、 <1>カロリー計算を習得してもらう。 <2>体重を常に測定し記録すること、 <3>減量は月に1~2kgが望ましいことなども説明する。 指示カロリーを決めて、いよいよ食事療法が始まる。しかし、減少した体重は休暇や旅行などであっという間に増えてしまう。ついには「しっかり頭で食べてくださいよ!」などということもある。
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| 食事の改善 |
| 武庫川女子大学「ダイエットクリニック」 「肥満の人の食生活は、
食事の献立作りには、難しい計算なしでカロリー調整や栄養バランスをとれるように、独自の『バランス型紙』を使います。 型紙は1食5点(400Kカロリー)の換算表。 ①規定量の肉・魚・乳製品・豆腐などタンパク系食品・・・
②ほとんどの野菜は(たっぷりとっても)・・
③キノコ・海藻類は、(どれだけたべても)・・・
④果物・イモ類(量を決めて)・・・・・・・
⑤ご飯・パン・パスタ(穀類)・・
月1回、4ヶ月間の講座では、毎回自分の食事記録を提出します。 アドバイス→記録の提出→アドバイスを守る→を繰り返す。 結果は“BMIが 30未満の人は、総コレステロール値も中性脂肪も基準値に下がりました”楠智一・生活環境学部教授(栄養学) BMI=体重(kg)÷身長(m×m) たとえば、身長165cm、体重68kgの人は 68÷(1.65×1.65)=2.50 68÷1.65÷1.65=24.97で、上の計算式が良い。 “肥満の目安となるBMIは、日本の中年女性の場合は「23」程度。ところが、「25」になると、総コレステロール値は治療が必要とされる220mg/dl以上になっている場合がほとんど”体脂肪率が25%以上の人も同様です。 |
| よく噛めば脂肪を消費する |
| 2014年、東京工業大学の林直亨教授らは、食事をゆっくり摂取すると、食後に体内の脂肪や糖の消費量が増えることを突き止めた。 同じ量の食品を急いで食べた場合と比べて、ゆっくりよく噛んで食べた場合は食後90分間のエネルギー消費量が約26倍になった。 ゆっくりよく噛んで食べるのは食べ過ぎを防ぎ肥満防止につながるといわれてきたが、エネルギー消費面からも裏付けた。 実験では20代男性10人に300㌔㌍のブロック状の栄養補助食品をを食べてもらい、食事によるエネルギー消費量を測った。 体重60㌔の人に換算すると、
ゆっくり食べると、酸素摂取量や胃腸を通る血管の血流量が増えた。 その結果、消化と吸収に関わる臓器の活動が活発になり、エネルギー消費量が増えたと考えられるという。 |
| 1口100回かみ体重落ちた |
| 「私が主治医と出会ったのは、4月始めだった。3月半ばに急に歩行に支障を来たし、通院中に整形外科から主治医のいる病院へ検査に回された。受診の時、「今なら治る」と言われた。そのときの私の体重は103kgであった。 夜間人間で朝に弱い私は、主治医の早朝回診に驚いた。外来診察の日は、朝7時13分きっかりにドアをノックされ、16分には出て行かれる。なにしろスピードが速い。だから、聞きたいことは前日からメモをして、先生に渡した。不安なところをひとずつ検査して、異常のないことを証明して下さった。 「あとは体重を落とせば健康になれる」と言われ、食事療法を始めた。量は少ないが、食べ方を工夫した。牛乳や果物は残しておいておやつに食べると空腹で苦しまずに済む。カロリーもオーバーしないですむ。 ある日主治医から「一口100回かんでゆっくり食べなさい」と教わった。「噛まないからたくさん食べ、太る」と。今までの私はその通りだった。 それから、一日100回噛むことに専念したところ、少量で満腹を覚え、体重も落ちてきた。 唾液は最良のやせ薬なんですね。 これからも一口100回を守って行こう |
| ダイエットをすると太る?! |
| “美容や健康のためにダイエットをすると、逆に食べ過ぎて太ってしまうことがあるが、その原因は脳内の神経伝達物質にある”という研究結果を、英国オックスフォード大リトルモア病院の研究グループが科学誌『ネイチャー』に発表した。 ダイエットによって血中のトリプトファンが減って、神経間で情報を伝えるセロトニンがあまり作られなくなり、セロトニン受容体の活性が下がる結果、過食・体重増加を招くのではないかと説明している。 |
| むちゃ食い |
| 肥満の人に多く、体重が増えるにつれ、ますますひどくなる。 半分近くが男性だ。 過食症の人は、とにかく食べることでストレスを発散する。 いわば「食事依存症」であるため、衝動買いが止まらなくなる買い物依存症や、アルコール依存症、薬物依存など他の依存症やうつ病に移行する危険性も高い。 むちゃ食いする肥満者の半分は、ウツ状態だという。
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| 適正カロリー |
| 身長×身長×22=標準体重 適正カロリー=標準体重×25(デスクワーク) デスクワークが中心=25 営業・外回りの仕事=30 スポーツマン・宅配=40 たとえば 160cmで事務職であれば
160cmでスポーツマン
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| 力士は肥満? |
| <1>幕内力士の平均体脂肪率=23.5% <2>除脂肪体重=筋肉量。
<3>どうして筋肉をつけているか? 65:00----早朝稽古 611:00---食事(チャンコ)で、普通の成人の 2日分をいっぺんに食べる。 612:30---昼寝。 以上のパターンによって、
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| 食事のタイミング |
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| 夜食べると太る |
| BMAL1(ビーマルワン) =DNAに結合し、体内時計が正常に働くよう調節するタンパク質 日本大学の榛葉繁紀専任講師らは、体のリズムを制御する「体内時計タンパク質」の仲間で夜になると増えるタンパク質の一種に、脂肪を細胞内に溜める働きがあることを発見。2005年9月アカデミー紀要に掲載。 (ビーマルワン) 昼間は体内にほとんど無く、午後12時~午前2時にかけて増えるタンパク質『BMAL1(ビーマルワン)』を調べた。 全身に分布しているが、特に脂肪組織に多いことに着目。 遺伝子操作でこのタンパク質を組み込んだマウスの胎児細胞にインスリンを加えたところ、細胞は1週間後には糖を脂肪に変えてため込むようになった。 BMAL1が無い細胞は、脂肪をため込まなかった。 また、脂肪細胞内のBMALlを増やすと、脂肪量が通常の1.5倍に増えた。 BMAL1の作用で、脂肪やコレステロールを合成する酵素が夜10時頃から活発になることも判明。 「3時のおやつは食べてもそれほど太らない」(榛葉講師) BMAL1は午後3時を底に徐々に増え始め、午後10時~午前2時ごろにピークを迎える。 その格差は肝臓などで20倍~30倍。 つまり、夜があけるにつれ、昼間より20倍も脂肪が付きやすい体に変身する。 その理由は、夜間に増加する体内時計を司っている物質の働きで、エネルギーなどの補充に関わっているとみられる。では、夜遅く寝る生活を続ければ、体内時計が順応し、BMAL1が増減する時間帯も変化するだろうか? 1日でも普通の生活(早寝早起き)をすれば、体内時計は普通に戻ってしまう。 また、肥満のひとほど、昼間に減るはずのBMAL1量が高止まりし、太れば太るほど、脂肪が蓄積しやすくなることが分かった |
| サルコペニア肥満 |
サルコペニア ・・・・筋肉が減ること。
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| スリムに見えるが実は肥満 筋肉が衰えたところに脂肪が蓄積したもので、太ももをMRIで撮影すると分かる。 健康な人は真ん中の丸い部分の大腿骨の周りに黒い筋肉が覆っている。その外側の白い部分が皮下脂肪。 サルコペニア肥満の人は太ももの黒い部分が極端に少ない。 でも太ももの太さは変わらない。 身長や体重が変化しないので、気づきにくい。 |
IMC
食欲が増大する薬物
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| 手術 |
| 日本肥満症学会 2010年、日本肥満学会は高度肥満症(BMI:35以上)の治療として手術を実施する為の基準を公表した。 ○食事療法などで十分な効果がないことが前提。 ○対象患者は
○手術法
○術後の通院
○費用
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| 脂肪吸収を抑制する肥満症薬 |
| 2013年、武田薬品工業は肥満症の治療薬「オブリーン」(一般名:セチリスタット)の国内での製造販売の承認を9/20取得。 オブリーンは消化管や膵臓から分泌される脂肪の分解酵素「リパーゼ」の活動を阻害して、消化管からの脂質の吸収を抑える。
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| 肥満で糖尿病に |
| 2017年、セル・リポーツ(電子版) 東京医科歯科大学の小川佳宏教授らが解明。 肥満にしたマウスでは、白血球が肝臓に侵入して肝細胞に接触すると、糖を多くつくるようになることが分かった。 研究グループは白血球を光らせるように遺伝子改変したマウスで実験。 肝臓を観察すると、肥満のマウスでは白血球が肝臓の血管にくっついて肝臓に入り込み、血糖値が高くなった。 血管の細胞を詳しく調べたところ、白血球を引き寄せる物質を多く作っていた。 さらに、肝臓組織を解析すると、血管内皮細胞の表面と白血球の表面に特定のタンパク質が結合していることを突き止めた。 この結合を妨げる抗体を肥満のマウスに投与したところ、白血球が肝臓に入り込みにくくなり、血糖値も改善した。 九州大学との共同研究成果 |
| 肥満解消に有効な宝石 |
・アンバー
・ジェード
・ジャスパー
・ソーダライト
・タイガーズアイ ・トルコ石 ・めのう
・モスアゲート
・コーラル ・シェル |
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(気虚から肥満)・・・
(痰湿から肥満)・・・
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