肥満 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 関連情報 |
「ダイエット」「メタボリックシンドローム」「仮面うつ病」「肺塞栓症」「睡眠時無呼吸症候群」「心筋梗塞」「ダウン症」「Laurence-Moon-Biedl症候群」「痛風」「多嚢胞性卵巣症候群」「体温が低い」「乳ガン」「大腸ガン」「Prader-Wailli症候群」「尿もれ」「更年期障害」「冠状動脈硬化症」「SNP」「長寿」「1型糖尿病」「橋本病」「逆流性食道炎」「栄養補助食品」「コンドロイチン」 |
| 副作用で肥満になる・・・・医薬品 | |
| 「コントミン」「プレドニン」「ルジオミール」ジプレキサ」 | |
| 肥満 | ||
| 肥満とは? | ||
| 標準体重を20%以上こえたものを肥満といいます。 皮下脂肪のつき方はいろいろで、 脂肪異栄養症(lipodystrophy)のなかには、上半身はやせているのに下半身のみが脂肪で太っていたり、また、 クッシング症候群では顔面・頚部・体幹部が太って、手足は細くなっていることがあります |
||
| 肥満は体脂肪計だけでは分からない | ||
| 内臓脂肪の測定が大切。 高血圧や 糖尿病 などの生活習慣病は内臓脂肪との関連性が高い。 |
||
内臓脂肪は腹部CT検査で測定
|
||
| 体重増加 | ||
| ・・・・・ |
||
| 肥満が原因の疾患 | ||
| 肥満が原因になる代謝性疾患は女性より男性の方がなりやすい。 腹部に内臓脂肪が蓄積し、それが門脈内の遊離脂肪酸(FFA)濃度を高める。 その結果、インスリン抵抗性・高インスリン血症・高血圧や糖尿病などを発症させ、冠状動脈疾患で死亡することになる。 |
||
| ガンになりやすい3大原因の1つ。 | ||
| 肥満とは? |
「脂肪細胞の数が増えたり、細胞自体が大きくなる状態。」 「脂肪組織を作っている脂肪組織には、食べ過ぎによる余分なカロリーを脂肪として蓄積する『白色脂肪細胞』とエネルギーを放出する働きがある『褐色脂肪細胞』がある。 肥満に関係するのは白色脂肪細胞で、この細胞は <1>前身である前駆脂肪細胞が分裂、増殖して脂肪細胞に変身し、脂肪滴をため込むようになる。 <2>脂肪滴が大きくなっても細胞が膨れ上がり、分裂・増殖が止まる!・ ・とされてきた。 ところが。佐賀医科大の杉原甫教授(病理学)らの脂肪細胞の培養研究で、脂肪をため込んだ脂肪細胞自体も分裂・増殖することが分かってきた。この中には、分裂して前駆脂肪細胞も同時に生み出すタイプもあった。ネズミの実験では、老齢化したもの以外でこの現象が見られた。人間の場合は、全身の脂肪細胞の数は通常2~3億個だが、太った人は1000億以上にもなり、体積が100倍以上になる細胞もあると言う。杉原教授は“若い頃に肥満になると早くから脂肪細胞の数が増え、その後の肥満の素地になるとみられる”と話す。 こうした変化が起こるメカニズムの研究も進んで来た。京大農学部の河田照雄助教授(栄養化学)らは、食事のカロリーが増えるのに伴って、脂肪細胞が、全身の前駆脂肪細胞を増やす働きのあるタンパク質『前駆脂肪細胞増殖因子』を分泌することを確かめた。カロリーが増えるにつれ、脂肪を貯めるタンクである脂肪細胞がさらに、その予備軍を雪だるま式に増やす。 このタンクが十分に脂肪をため込む性能を持つには、生理活性物質の『プロスタグランジン』や脂肪酸などいくつもの因子が関係していることも明らかになってきた。特に『脂肪酸』はタンクに貯まる脂肪の原料となるだけでなく、タンク自体を増やすシグナルにもなっていることが分かって来た。 一方、『ビタミンA』『ビタミンD』には、タンクがより多くの脂肪を貯めるように変身するのを、抑える働きがあることも明らかになってきた。和牛の生産農家では、ビタミンAが不足気味の飼料を与えると「霜降り肉」が出来やすいことを経験的に知っているが、“これが細胞レベルでも解明できてきた”と河田さん。 米国の研究で最近、食欲や脂肪の代謝に関係するとみられる『肥満遺伝子』がネズミや人間で見つかり、ネズミに場合、この遺伝子に変異があって肥満になっていることが明らかになった。米国ではこの遺伝子が作り出すタンパク質を『やせ薬』にしようという研究が活発化している。 |
| かくれ 肥満 |
正常体重肥満 今の若い女性は将来、現在の中年女性より太る可能性がある・・・・山口県立大学栄養学科の守口覚虚位温清飲寿らが、18~22歳の女子学生491人の体脂肪率と、肥満度の指標である体格指数(BMI)を調べ、そんな結果が出た。 女子学生を「肥満」「隠れ肥満」「標準」「やせ」に分けたところ、近年のダイエットブームにかかわらず、BMIは標準だが体脂肪率が高い「隠れ肥満」が約21%を占めた。BMIが同じ場合に、女子学生と40~50代の中年女性を比較すると、女子学生の方が中年女性より体脂肪率が高かったことから、将来、今の中年女性より肥満体型になると推定した。 「隠れ肥満」のグループは朝食を食べなかったり、食事時間が不規則だったりする学生が多かった。また、母親のみが太っている場合に多く見られた。 森口教授は「遺伝的要因に不規則な食習慣が加わって、隠れ肥満になったのではないか」とみており、肥満に伴う生活習慣病の増加も懸念する。 ●新しい指標 ウエストの数値を身長で割った値が0.5以上なら動脈硬化になる危険が高い・・・・。虎の門病院や独協医科大学などのグループが、生活習慣病になり安さを見分けるこんな指標を考案した。他の指標に比べ計算が簡単で、高コレステロールや中性脂肪が高い日値を検出しやすいと言う。 同病院の謝勲東医師、度胸医科大学の武藤孝司教授らが発案した。人間ドックを受けた約6000人のデータを分析したところ、従来の指標で肥満と判定されず生活習慣病になりにくいとされる人でも、新しい指標が0.5以上の場合は「糖尿病などの生活習慣病につながる危険因子が高い」(謝医師)ことが分かった。 現在、指標としては、体重(kg)を身長(m)の二乗で割った体格指数(BMI)がある。男女とも22が標準で、25以上が肥満に分類される。この指数は、生活習慣病を招きやすい内臓周辺に脂肪がつく「かくれ肥満」を見逃す可能性があると言われている。 |
| 体脂肪率 で 判断? |
「標準体重」 の計算法として、(身長(cm)-100)×0.9=体重(kg)を求める方法が普及した。だがこの方法は身長が低い人には厳しく、高い人に甘いという欠点があった。専門医らで作る日本肥満学会が肥満の判定基準としているのが、BMI(ボディ・マス・インデックス)という指標だ。 体重(kg)を身長(m)の2乗で割る。 例えば、70kgで170cmの人は、70÷1.7÷1.7=24になる。 BMI“22”を標準として、それより20%以上、つまり26.4以上が一応、肥満と判定される。但し、体脂肪率や体格などを参考に総合的に判定する。 体脂肪率にはまだ標準値がない。東京慈恵会医科大講師の大野誠さんは、約2000人の献金結果をもとに体脂肪率が高い上位約15%の範囲になるところで線を引き、男性で体脂肪率25%、女性で同30%以上を肥満の目安にしている。 大野さんは、あるエステサロンの減量コースに参加を希望した若い女性の体脂肪率を測って驚いた。平均年齢22才の25人をBMIで見ると平均22.5と「肥満」ではなかった。しかし体脂肪率では平均32%で「肥満」領域に入っていた。「これは隠れ肥満です。自己流ダイエットを繰り返した結果、筋肉が落ちて脂肪が増えた。つまり体重の割に脂肪が多い体になってしまった」という。 インピーダンス法 <1>インピーダンスは交流電流の通りにくさを示す。直流での抵抗にあたる。体に弱い交流電流を流すと、脂肪分は電気を通しにくいが水分は通しやすいので、インピーダンスから体の水分量を推定できる。 <2>筋肉や骨などに相当する重さは水分量に比例すると想定し、体重からこれらを引いて脂肪の量を計算する。 <3>ただし、直接脂肪を測っているわけではないので、汗をたくさんかいた後や、ビールを飲み過ぎた後は表示される数値が変わる。脂肪が増減し た訳ではなく、体の水分が変動した為だ。 <4>インピーダンス法は、運動の効果などを見るために個人の脂肪率の変化を継続して追うには有効だ。しかし、機器を変えると同じ人でも値が変わるので要注意。 体脂肪計では皮下脂肪しか分からない 脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。内蔵脂肪は腸管の周辺に脂肪が蓄積したもので、糖尿病や高血圧症・高脂血症・心筋梗塞・脳梗塞が発症しやすい。生活習慣病の多くが内臓脂肪からくるものが多い。 女性は男性より皮下脂肪が10%ぐらい多い。体脂肪計ではかれるのは皮下脂肪で、しかもその数値は朝と夕方では変動する。 内臓脂肪は男性の場合、加齢とともに増えるが、女性は更年期まではほとんどたまらない。更年期を過ぎると急激に貯まりやすい。運動しても皮下脂肪は減りにくいが、内臓脂肪は運動で減っていく |
| 内臓脂肪 |
|
|
|
|
| 脂肪細胞 | 白色脂肪細胞 | 褐色脂肪細胞 |
| 分布 | 白色脂肪は全身のあらゆるところにあり、とくに
体重がそれほど多くなくても、下腹部やお尻、太ももなどの太さが気になる人が多いのは、これらの部分に白色脂肪細胞が多いためです。 |
|
| 働き | 体内に入った余分なカロリーを中性脂肪の形で蓄積する働きがあります | 体内に蓄積された余分なカロリーを熱に替え、放出させる働きがあります。 褐色脂肪細胞の働きが活発な人はエネルギーをたくさん消費し、活発でない人は、エネルギーの消費も少い。 |
| 増減 | 母親の体内にいる胎児の時、生後一年間、思春期などにとくに増えますが、これらの時期以外でも食べ過ぎが続くことによって増えます | 成長期に入ると少しずつ減り、生まれたばかりの時に約100gあったものが、成人になると40g程度に減ってしまいます |
|
||
|
||
|
||
|
||
| 白色脂肪細胞が体内に放出する物質 | |||
| PAIー1(プラスミノゲンアクチベータインヒビター-1)=パイワン | |||
| ・血液を固める性質を持つタンパク質。 ・PAIー1が過剰になると血管がつまりやすくなり、[狭心症]などの心臓病を引き起こす。 ・太れば太るほど増える。 |
|||
| TNF-α | |||
| ・TNF-αが増えすぎると、血糖を低下させるインスリンの働きが弱まる。 ・太れば太るほど増える。 |
|||
| TNFαは 免疫細胞が分泌するタンパク質で、細菌などに対する防御反応を担っている。クローン病や関節リウマチといった自己免疫疾患はTNFαが過剰になり、炎症を引き起こす。 これを抑えるのが「抗TNFα薬」。 抗TNFα薬には、[エンブレル][レミケード][ヒュミラ][シムジア]などがある。 |
|||
| アディポネクチン | |||
| ・全身の血管内を駆けめぐって、傷ついたヶ所を修復してくれる。 ・内臓脂肪が溜まるほど減少する。 ・体重を1kg減らせば、分泌量が2倍になる。 |
|||
| レプチン | |||
| エストロゲン | |||
| エネルギー源 | |
|---|---|
| 炭水化物 | 炭水化物(1g)を燃やすには・・・・・酸素800ml必要で、4kcalのエネルギーを出す。 ガソリンのように燃えやすく、完全燃焼して炭酸ガスと水になる。 激しい運動の直前にはご飯・うどん・パン・イモなどの炭水化物性食物が勧められる。 |
| 脂肪 | 脂肪(1g)は酸素2000mlを消費して、9kcalのエネルギーを出す。 (火付き)が悪く、完全燃焼させるには炭水化物よりも多量の酸素が必要だ。いったん火がつくと、灯油のように長く燃え続ける。 持久性や耐寒性が要求される時は脂っこい食事が望ましい。 |
| タンパク質 | タンパク質(1g)は酸素900mlを消費して、4kcalのエネルギーを出す。 ただし、完全燃焼せず尿素という燃えカスが出る。本来、タンパク質の働きは筋肉や臓器をつくるための建設資材だ。質が悪かったり、過剰だったりすると薪(まき)として燃やされる分が増える。 タンパク食品に頼ると“煙”や“スス”で体内環境が汚染される。 |
| アルコール | もう1つのエネルギー源として無視出来ないのがアルコール。 アルコール(1g])は7kcalで、日本酒銚子なら4本、ビール大ビンなら3本で1日のエネルギーの1/3が賄える勘定だ。しかし、総エネルギーを一定にして、食事の一部を酒類で置き換えると体重が減る。一方、食事量は同じで酒類の分だけ上乗せしても体重増ははっきりしない。どうやら酒類のエネルギー転換効率は非常に悪いらしい。だから、アルコールは肥満とは結びつかない。そのかわり、肝臓での脂肪合成が盛んになって、[脂肪肝]になりやすくなる。 また、アルコールを先に分解するために肝臓が働くため、脂肪の分解が遅れ、結果的に肥満につながる |
| エネルギー源になる栄養素には炭水化物(糖質)、脂肪、タンパク質がある。 燃料としてはそれぞれガソリン・灯油・薪(まき)にたとえられる。 |
|
| 食べ方 | 太りやすい食べ方 ・[早食い]
|
| 肥満 と 食事指導 |
肥満を視覚的にとらえると、 <1>お腹の脂肪が目立つ男性型の上半身肥満(リンゴ型)と、 <2>おしりや太ももの脂肪がつく、女性型の下半身肥満(洋ナシ型)に分かれる。 糖尿病や高血圧などの成人病を合併しやすいのは、上半身肥満だ。 いずれの型かは、ウエスト(W)をヒップ(H)で割った比で判定される。 男性で0.9、女性で0.8あたりを超えると上半身肥満で、要注意とされている。 上半身肥満の代表の代表である力士には、血糖や中性脂肪などの高い人は少ないという。阪大の松沢祐次教授らによると、腹部の肥満といっても、皮下に脂肪がつく肥満でなく、腸を取り巻く腸間膜などに脂肪がつく内臓型肥満が代謝異常や循環器病と強く関連するとのことだ。運動量の多い力士の肥満は皮下脂肪型がそうだ。 又、肥満度は正常でも、内臓脂肪がたまっていることがあり、俗に『隠れ肥満』と呼ばれる。前述の女性患者はこのタイプだ。 医師が治療の対象とするのは、こうした[1]内臓脂肪型肥満と、[2]成人病などをすでに合併している肥満だ。そのため、病気を意味する「症」を付け、肥満症と診断している。 治療の基本は食事と運動だ。特に食事療法は長年にわたる食行動・食習慣の軌道修正であり、その指導はなかなか難しい。私たちの診療所では次のような手順で指導している。 まず患者さんの話や食事記録から食生活を把握して問題点を見つける。 アルコールや菓子類、「早食い」「まとめ食い」「ながら食い」「もったいない食い」「頂き食い」といった空腹感以外がきっかけの食べ方など、あれこれ問題が出る。それらを認識し、減量の重要性を理解し、 <1>カロリー計算を習得してもらう。 <2>体重を常に測定し記録すること、 <3>減量は月に1~2kgが望ましいことなども説明する。 指示カロリーを決めて、いよいよ食事療法が始まる。しかし、減少した体重は休暇や旅行などであっという間に増えてしまう。ついには「しっかり頭で食べてくださいよ!」などということもある。肥満症の治療は減量に成功した時から始まるといっても良い |
| 食事 の 改善 |
ー武庫川女子大学「ダイエットクリニック」ー 「肥満の人の食生活は、
食事の献立作りには、難しい計算なしでカロリー調整や栄養バランスをとれるように、独自の『バランス型紙』を使います。 型紙は1食5点(400Kカロリー)の換算表。 イ)規定量の肉・魚・乳製品・豆腐などタンパク系食品・・・2点 ロ)ほとんどの野菜は(たっぷりとっても)・・・・・・・・0.5点 ハ)キノコ・海藻類は、(どれだけたべても)・・・・・・・・0点 ニ)果物・イモ類(量を決めて)・・・・・・・・・・・・・0.5点 ホ)ご飯・パン・パスタ(穀類)・・中性脂肪になり肥満の元なので食べ過ぎないよう、穀類の点数は厳しくなっている。 月1回、4ヶ月間の講座では、毎回自分の食事記録を提出します。 アドバイス→記録の提出→アドバイスを守る→を繰り返す。結果は“BMIが 30未満の人は、総コレステロール値も中性脂肪も基準値に下がりました”楠智一・生活環境学部教授(栄養学) BMI=体重(kg)÷身長(m×m) たとえば、身長165cm、体重68kgの人は 68÷(1.65×1.65)=2.50 68÷1.65÷1.65=24.97で、上の計算式が良い。 “肥満の目安となるBMIは、日本の中年女性の場合は「23」程度。ところが、「25」になると、総コレステロール値は治療が必要とされる220mg/dl以上になっている場合がほとんど”体脂肪率が25%以上の人も同様です。 1口100回かみ体重落ちた 「私が主治医と出会ったのは、4月始めだった。3月半ばに急に歩行に支障を来たし、通院中に整形外科から主治医のいる病院へ検査に回された。受診の時、「今なら治る」と言われた。そのときの私の体重は103kgであった。 夜間人間で朝に弱い私は、主治医の早朝回診に驚いた。外来診察の日は、朝7時13分きっかりにドアをノックされ、16分には出て行かれる。なにしろスピードが速い。だから、聞きたいことは前日からメモをした、先生に渡した。不安なところをひとずつ検査して、異常のないことを証明して下さった。 「あとは体重を落とせば健康になれる」と言われ、食事療法を始めた。量は少ないが、食べ方を工夫した。牛乳や果物は残しておいておやつに食べると空腹で苦しまずに済む。カロリーもオーバーしないですむ。 ある日主治医から「一口100回かんでゆっくり食べなさい」と教わった。「噛まないからたくさん食べ、太る」と。今までの私はその通りだった。 それから、一日100回噛むことに専念したところ、少量で満腹を覚え、体重も落ちてきた。唾液は最良のやせ薬なんですね。これからも一口100回を守って行こう |
| セロトニン | ダイエットをすると太る?! 「“美容や健康のためにダイエットをすると、逆に食べ過ぎて太ってしまうことがあるが、その原因は脳内の神経伝達物質にある”という研究結果を、英国オックスフォード大リトルモア病院の研究グループが科学誌『ネイチャー』に発表した。 ダイエットによって血中のトリプトファンが減って、神経間で情報を伝えるセロトニンがあまり作られなくなり、セロトニン受容体の活性が下がる結果、過食・体重増加を招くのではないかと説明している。 |
| むちゃ食い | 肥満の人に多く、体重が増えるにつれ、ますますひどくなる。半分近くが男性だ。過食症の人は、とにかく食べることでストレスを発散する。いわば「食事依存症」であるため、衝動買いが止まらなくなる買い物依存症や、アルコール依存症、薬物依存など他の依存症やうつ病に移行する危険性も高い。むちゃ食いする肥満者の半分は、ウツ状態だという。(東嶋和子著「死因事典」p158~) ●力士は肥満? <1>幕内力士の平均体脂肪率=23.5% <2>除脂肪体重=筋肉量。無双山--110kg。 100kg以上の筋肉がある格闘技は他には存在しない。 <3>どうして筋肉をつけているか? 65:00----早朝稽古 611:00---食事(チャンコ)で、普通の成人の 2日分をいっぺんに食べる。 612:30---昼寝。 以上のパターンによって、力士の強靱な筋肉質の体格が出来上がる。力士は25 才くらいまで骨が成長し身長が伸びる。 食事のタイミング <1>1日2000カロリーを1週間続ける。 イ)朝食だけで・・・・全員減量した。 ロ)夕食だけで・・・・全員肥満した。 <2>ドイツのタクシー運転手の調査。 1日の食事回数の少ない人ほど・・・成人病率が高い。 <3>長い空腹時間の後では、肝臓や脂肪組織での脂肪やコレステロールの合成が高まる。 夜食べると太る 日本大学の榛葉繁紀専任講師らは、体のリズムを制御する「体内時計タンパク質」の仲間で夜になると増えるタンパク質の一種に、脂肪を細胞内に溜める働きがあることを発見。2005年9月アカデミー紀要に掲載。 昼間は体内にほとんど無く、午後12時~午前2時にかけて増えるタンパク質『BMAL1(ビーマルワン)』を調べた。全身に分布しているが、特に脂肪組織に多いことに着目。 遺伝子操作でこのタンパク質を組み込んだマウスの胎児細胞にインスリンを加えたところ、細胞は1週間後には糖を脂肪に変えてため込むようになった。BMAL1が無い細胞は、脂肪をため込まなかった。また、脂肪細胞内のBMALlを増やすと、脂肪量が通常の1.5倍に増えた。 BMAL1の作用で、脂肪やコレステロールを合成する酵素が夜10時頃から活発になることも判明。 「3時のおやつは食べてもそれほど太らない」(榛葉講師) BMAL1は午後3時を底に徐々に増え始め、午後10時~午前2時ごろにピークを迎える。その格差は肝臓などで20倍~30倍。 つまり、夜があけるにつれ、昼間より20倍も脂肪が付きやすい体に変身する。 その理由は、夜間に増加する体内時計を司っている物質の働きで、エネルギーなどの補充に関わっているとみられる。では、夜遅く寝る生活を続ければ、体内時計が順応し、BMAL1が増減する時間帯も変化するだろうか? 1日でも普通の生活(早寝早起き)をすれば、体内時計は普通に戻ってしまう。 また、肥満のひとほど、昼間に減るはずのBMAL1量が高止まりし、太れば太るほど、脂肪が蓄積しやすくなることが分かった。 |
| 適正カロリー | 身長×身長×22=標準体重 適正カロリー=標準体重×25(デスクワーク) デスクワークが中心=25 営業・外回りの仕事=30 スポーツマン・宅配=40 たとえば160cmで事務職であれば →1.60×1.60×22×25=1400kcalが適正な1日の摂取カロリー 160cmでスポーツマン →1.60×1.60×22×40=2252kcal |
| IMC | 頸動脈内膜中膜複合体肥満度→「動脈硬化症」 |
| 食欲 | 食欲が増大する薬物 アルコール インスリン ステロイド 甲状腺ホルモン スルホニル尿素 向精神薬の一部 抗ヒスタミン剤 |
| 脂肪蓄積 |
内蔵への脂肪蓄積が問題 「肥満とは体の脂肪が過剰に増加したことを言い、筋肉などで体重が増える場合とは区別する。また、肥満症とは肥満に起因した合併症や精神障害があり、減量による予防や治療が必要となる病的な状態をいう。 肥満を表すには標準体重に対する比率を体重度として求め、脂肪組織の体重を加味する。国際的には体格指数で肥満を表現する。この指数は体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値で、19~23を健常、26以上を肥満とする。Mさんの場合、身長168m・体重72kg・標準体重が62kgで体重度が+16%であり、体格指数は26.2と肥満の域に達している。 実はMさんが来院する契機となったのは、検診で肝機能に異常が見つかり、肥満が原因と言われたためだ。米国の28年間に及ぶ研究では、肥満者はそうでない人に比べて心筋梗塞・狭心症・脳血管障害が1.4~1.9倍多い。別の研究でも比較的若年者では高血圧が5.6倍、糖尿病が3.8倍、高脂血症が2.1倍である。 しかし、肥満であればすべて悪いかどうかは別の問題だ。体脂肪の蓄積分布により代謝病にかかる割合に差があるからだ。ヒップに対するウエストの比で0.85以上の上半身肥満では下半身肥満より糖尿病や高血圧が多い。コンピューター断層画像からの内臓と皮下の脂肪比率で診断する大阪大学の松沢祐次教授らによると、内臓脂肪型肥満は皮下脂肪型に比べて高血圧・糖尿病・高脂血症が多い。 このような成人病の合併の肥満はいわゆる中年太りのおなかの出るタイプで、医学的にはインスリンの感受性が低いのが特徴である。 |
| 飲酒 | 飲酒と肥満 「ビール腹などに象徴されるように、酒を飲むと太るという印象が強い。肥満はエネルギー(カロリー)の過剰摂取により起こるもので、確かにアルコールはボンベカロリーメーターという食物のエネルギーを測定する機械で測るとエチルアルコール1ccにつき7.1kcalのエネルギーを有する。大量飲酒者は1日の摂取エネルギーの50%以上をアルコールから摂る場合も出てくる。 しかし、 1.食事摂取量を減少させ、減少したエネルギー分をアルコールを与えることで補充しても、体重低下が起こることが明らかにされた。 2.次に、食事のエネルギーを一定に保ち、途中からアルコールを飲ませた実験では、アルコールのエネルギーが加わったのに体重の増加はあまり起こらなかった。 3.これに対し、アルコールの代わりに同じエネルギーのチョコレートと食べさせると体重の増加が明らかに認められた。 この一連の研究はアルコールはボンベカロリーメーターで測定した等量のエネルギーを有する食事に比較して体重を増加させる作用が低いことを示している。すなわち、アルコールの肥満効果は計算されるほど大きくないことが証明されたのである。 ●なぜ、このようになるのか、以下の2つの説明が出来る。 「アルコールは種々の経路で代謝分解されるが、エネルギーを産生しない経路もあり、その経路を通ればエネルギーにならない。」 「アルコール摂取により代謝が亢進し、エネルギー消費が増加する。」 |
| バランス | 食事と運動のバランス 「肥満は万病のもと」といわれる。太りすぎに注意をすれば生活習慣病を未然に防ぐことも出来る。そのポイントはよく指摘されるように食事と運動である。言い換えれば体へのエネルギー補給の抑制とエネルギーの消費による肥満の防止である。摂取エネルギーの制限というとすぐにダイエットという言葉を思い出す。もともとダイエットは、体重調節を考えた食事療法や食養生という意味で、食事制限や減食ではない。 米国で行われた動物実験では、食事制限したラットは一時的に体重が減少するが、運動しないと消費エネルギーも減り、少ない食事で元の肥満に戻る。むしろ食事制限による栄養不足が、感染症などの防御力低下や骨の発育不全を招く危険を指摘する医師は多い。 必要なことは、自分の体にとって適正なエネルギー量を把握することである。これは簡単な計算で求められる。 [毎日必要な総エネルギー量] =その人の標準体重×年齢や妊娠の有無、労働量などを考慮した体重1kg当たりのエネルギー量。 例えば、 1.事務職の成人や未出産婦: 体重1kg当たり25~30kcal 2.肥満者や高齢者:25kcal 3.建設作業員など激しい労働をする人は逆に大きい。 4.妊娠している人や乳児・発育盛りの子供も大きい
170cmの人の体重が65kgだったら、まず標準的で問題はない。しかし、もし75kgあったら10kgほど過剰である。その人の労働内容を考慮しなければならないが、エネルギー摂取を抑えて標準体重に近づけることが必要だ。 肥満を防ぐか改善するには、体内に蓄積されている脂肪を燃焼してエネルギーを消費することが大切だ。運動した時に体内における糖と脂肪の消費を調べると、運動を始めてから10分くらいまでは糖と脂肪が6:4の割合で使われる。lこれが30分後には5:5になり、その後は逆転する。運動開始1時間後にはほぼ3:7になる。最近流行のウォーキングも30分以上っっすると良いと言われるのはこうした理由だ。 もちろん、運動も質を考慮しなければならない。のんびり運動するときと、激しい運動をする場合では消費する糖と脂肪の割合も変わってくるからだ。自分にあっった運動を気軽に相談できるアドバイザーが欲しいものである。」 |
| 小太り | 「小太り」と言えるような軽度の肥満に関係していると思われる遺伝子を群馬大生体調節研究所の武田純教授らが発見した。糖尿病などの生活習慣病の予防や、肥満を避ける食生活の指導などに役立つと期待される。研究成果は16日付けの米科学アカデミー紀要に掲載される。 武田教授らは、糖尿病の家系の人の遺伝子を調べていて、肥満の人に共通する「SHP」という遺伝子の変異を見つけた。同教授らは、この遺伝子の変異が、肥満に関連するどうか検証するため、大人と比べて、より環境の影響を受けない15歳以下の子供の遺伝子を分析した。 その結果、肥満の目安とされる指標「BMI」の数値が25を超える187人のうち12人からSHP遺伝子の変異を見つけたが、痩せている203人からは1人も見つからなかった。 肥満に関する遺伝子では欧米で5種類見つかっているが、いずれもBMIが30を超える重度の肥満に関連している。 日本人に多い、BMI25~30程度の軽度の肥満に関連する遺伝子は分かっていなかった。 |
| 幼児の肥満 | 「日本家族計画協会が計算尺を改良」03-3269-4727 ◎幼児肥満度: 1.カウプ指数 2.成長度判定曲線: 「1990に1歳~5歳の幼児約12500人を調査し、身長と体重で肥満度が判るようにグラフ化した。」 |
| 過食 | マウスの肥満プロセス解明 「米オレゴン保健科学大学のR・コーエン博士らの研究グループは、オオテンジクネズミという遺伝的な肥満モデルマウスが肥満になる仕組みを解明した。肥満モデルマウスは4種類あるが、その中でオオテンジクマウスは最も人間の肥満に似ているとされる。 コーン博士らの研究によると、オオテンジクネズミは「メラノコルチンー4」という脳内の神経ペプチドと、メラノコルチンー4の受容体タンパク質がうまく結合できないことが肥満をもたらす原因という。 メラノコルチンー4の受容体を活性化する物質をネズミに投与するとネズミの食欲がなくなり、過食しなくなった |
| 運動 | 肥満を解消するには1回8分以上の運動を、1日30分以上続けることで効果があります。」(1996年、アメリカ国立栄養研究所) 従来は1回に20分以上の運動を続けないと、脂肪が燃焼しないと言われてきたが、種々のデータより、ダイエットにはトータルの運動量が関係し、時間とは無関係であることが分かった。 ●1日60分、毎日歩いていた人が歩くのを止めると <1>1週間後には、体脂肪が(女性=92g、男性=105g)増える。 <2>持久力が、2~3%低下する。 <3>骨量が低下し、イライラするようになる。 <4>1日の心拍出量が低下する。そのために栄養や酸素が体の隅々まで十分に行き渡らない。 <5>心拍数が上昇する。その結果無駄なエネルギーを消耗する。 <6>92gの体脂肪を減らすには、以下の運動が必要になる。 ウォーキングなら・・・・・・・6時間58分必要 ジョギング・・・・・・・・・・・・・2時間22分 水泳・・・・・・・・・・・・・・・・・2時間31分 ゴルフ・・・・・・・・・・・・・・・・8時間。 ●歩く 「池大雅38歳のとき(1759年)、6月17日に京をたって白山、立山、戸隠、浅間をへて、8月中旬に江戸に入り、富士山の8合目まで行って、9月中旬に帰京した。驚くべき健脚である。」 ●無意識に体を動かせば 「食べ過ぎても太らない人は、日常生活の中で無意識に体を動かす頻度を増やしてカロリーを消費しているらしいと、米メイヨークリニックのジェームズ・レビンは博士らが7日、米科学誌サイエンスに発表した。 太りやすい人は、食べた後でも牛のように寝てしまわないで、頻繁に姿勢を変えたり手足を動かすなど体の動きを増やすように心掛けると肥満防止になるかもしれない、と博士らは助言している |
| 人間の脂肪1kgは約7200kcalに相当する。フルマラソンで消費するカロリーは約2400kcal。体脂肪1kg減らすにはフルマラソン3回走る必要がある。 | |
| タンパク質 | 肥満防止効果のタンパク質発見 「徳島大学薬学部の寺田弘教授と大塚製薬の共同チームは、肥満防止に効果が期待されるタンパク質をラットの体内から発見した。周囲の温度が低いときに、エネルギーを細胞内で積極的に消費して、体温を維持する働きがある。ほ乳類の体内には脂肪を分解する「褐色脂肪組織(BAT)」と脂肪を貯蔵する「白色脂肪組織(WAT)」という2種類の組織があり、このバランスで体重が決まる。 今回発見した脂肪酸結合タンパク質(HーFABP)はBAT内にあり、BATの働きを活発にして肥満を抑制する効果が期待されている。 室温で生活していたラットを4℃の冷蔵庫内に入れて肩胛骨の周囲にあるBATのHーFABPの量を調べたところ、約100倍に増加していた。 Wnt5a 「2007年、東京大学の分子細胞学研究所の加藤茂明教授らは、[骨]と[脂肪]の量をタンパク質が決定していることを明らかにした。成果は10/21のネイチャー・セル・バイオロジー(電子版)で発表。 骨を作る骨芽細胞や脂肪細胞は、骨髄にある間葉系幹細胞が分化してできる。[老化]したり[肥満状態]になると『PPARγ』と呼ぶタンパク質が活性化して、骨芽細胞より脂肪細胞への分化が活発になることが分かっているが、ただ、詳しい仕組みは未解明だった。 研究チームはマウス細胞を使い、PPARγを抑制する酵素などを探索した。その結果、『Wnt5a』というタンパク質が、間葉系幹細胞の外から作用すると、PPARγの働きが最終的に抑制され、Wnt5aが欠損したマウスでは、骨髄中の脂肪細胞が増えていることを確認した。 Dok1 このタンパク質の働きを抑えると、肉など脂質が多い物を食べても肥満を抑制し、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を予防できることを、神戸大学の春日雅人教授と野口哲也助教授、東京医科歯科大学の山梨祐司教授らのチームが見つけた。 成果は、2008年1/20つけのネイチャーメディシン電子版で掲載。 |
| 酵素 | 2009年、東京大学の酒井寿郎教授らと京都大学のチームは、肥満や生活習慣病の原因になる酵素を発見した。 この酵素が作れないマウスは正常なマウスに比べて、体温をうまく調節できず体重が増えた。 この酵素は生活環境の変化に応じて働くという。・・・食生活や生活環境などが原因の肥満や生活習慣病の原因解明と治療法の開発につながる成果。 発見したのは『JHDM2A』という酵素。この酵素は生まれた後に遺伝情報が変化するDNAのメチル化と呼ぶ状態から、元のDNAの状態に戻す働きがある。 実験では、この酵素を作れないマウスと正常なマウスに同量の食事を与えてテスト。 ①酵素を作れないマウスは正常稲マウスよりも5ヶ月間で体重が3割増えた。 ②酵素を作れないマウスは高脂血症や高インスリン血症などの人間のメタボリック症候群に似た症状が現れた。 肥満の原因は遺伝性の要因が7割を占めるとされる。 DNAのメチル化は環境の変化に応じて起こることから、今回の成果は環境が原因の肥満の解明につながる。 |
| SNP | 京都府立医科大学の吉田俊秀助教授らは、遺伝子のわずかな違いから太りやすい体質は判定したうえで食事指導すると、減量の成功率が高まることを証明した。一塩基多型(SNP)と呼ぶ遺伝子のわずかな違いをもとに1日に摂取してよいカロリーを肥満症患者1人1人に指導した結果、半数近くが3ヶ月で8kg以上減量できた。 吉田助教授らが調べたのは、肥満に関連した3種類の遺伝子。これらの遺伝子は誰でも持っているが、遺伝子に塩基という物質で書き込まれた“文字”が1つだけ異なっている人がいる。ベータ(β)3アドレナリン受容体と、UCP1という遺伝子に異常がある人は、安静時に消費する1日のエネルギーが正常な人に比べて、それぞれ200Kcal、100Kcal少なく、太りやすい。一方、β2アドレナリン受容体という遺伝子に異常がある人は正常な人に比べて、消費するエネルギーが100Kcal多く、やせやすい。 吉田助教授らは、患者760人の遺伝子を同意を得た上で、太りやすい体質か否かを判定し、個人ごとに1日の摂取カロリーを産出、食事指導した。全体の47%強にあたる約360人が、3ヶ月で8~9kg減量するという目標を達成することができた。これまでの食事療法は、女性が一律に1200Kcal、男性が一律1500Kcalと摂取カロリーを決めて指導していたが、成功者は全体の3割程度にとどまっていた。 病気のなりやすさといった個人の体質はSNPの違いによると考えられている。SNPを分析することにより、個人の体質に基づいたテーラーメード医療が可能になる |
| ホルモン | ■肥満関与の神経ペプチド発見 1996、米ワシントン大学の研究グループは神経ペプチドY(NPY)と呼ばれる物質が肥満症に関係していることを突き止めた。これまで、レプチンというホルモンが分泌されなくなると肥満症になることが分かっていた。今回、研究グループはレプチンが分泌されないマウスの脳でNPYが過剰につくられていることに着目。レプチンだけが分泌されないマウスとNPYの双方が欠落しているマウスを使って、肥満度を比較した。 レプチンとNPYの双方がないマウスの方が、レプチンだけがないマウスより太る度合いが少なく、NPYに肥満症を促進する効果があると断定した。 ■食欲抑制ホルモン・・・・肥満招く 2007年、米ジョージタウン大学の研究チームは、脳に働きかけて食欲を抑制することで知られるホルモン『NPY』『Y2R』が、ストレスに反応して脂肪に働きかけ肥満を引き起こすことを突き止めた。 ネズミの実験で、NPYやY2Rを抑制する薬を投与した部分の脂肪が減ることを確認した。 またネズミの腹部に薬を投与したところ、腹や内臓の脂肪が少なくなった。 サルを使った実験でも効果を確認。 人でも同じ効果が期待できるという。 |
| 糖尿病と肥満 | |
|
| 病気の肥満 | ||||||||||||||
| 肥満症 |
(病態)体脂肪の過剰蓄積状態。 肥満を伴う合併症を有するもの→食物依存症 肥満症とは・・・肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するが、その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする病態をいい、疾患単位として扱う。 (1)単純性肥満(simple obesity) (2)症候性肥満(symptomatic obesity)・・・肥満全体の1~2%。 <1>内分泌疾患: ①Cushing症候群: 「顔面・背・体幹は極度に肥満し、手足は細い。」 ②Frohlich症候群(生殖腺萎縮性肥満症): ③Laurence-Moon-Biedl症候群: ④Stein-Leventhal症候群: ⑤性腺機能不全(去勢を含む) ⑥糖尿病 ⑦インスリン分泌過剰症 ⑧脳性肥満症 ⑨甲状腺機能低下症: 「真の肥満でなく、ムチン体を含んだ水分の貯留による粘液水腫である」 ⑩経口避妊薬服用 <2>神経疾患:満腹中枢の障害 ●「肥満症」には胃の手術 「米医療機関のメイヨ・クリニックは、激しい肥満症の中高年の患者には、胃の手術が安全で有効という報告をまとめた。50歳以上の肥満症患者に対し、胃にバイパスを取り付ける手術をした場合、3年後には体重が58%減少した。胃の成形手術を施した場合には体重は33%減少した。 手術を受けた患者の81%は手術結果に満足していると言う。糖尿病・関節炎などの薬を飲む量も、手術後は減ったと報告している。 ●運動量の増加とカロリー減が必要 「単なる『肥満』と、病気としての『肥満症』はどう違うのだろうか?。肥満症診断の基準づくりで、中心となった大阪大学第2内科の松沢裕次教授はこう説明する。 「相撲取りは非常に太っていますが、よく運動する限りは健康を保っています。彼らは肥満であっても肥満症ではない。私たちのねらいは、危険な肥満の人を早く見つけ生活習慣を改めてもらい、病気を予防すること。そのための診断基準なのです」 診断の出発点は、痩せているか太っているかを表す「ボディ・マス・インデックス(BMI)」という指標の計算だ。体重(Kg)を身長(m)の二乗で割ったもので、、太っているほど値は大きい。 これまでの研究で、BMIがほぼ22のときに病気の数が最も少ない、その前後で増えると分かっている。今回の基準では、BMIが25以上の人は肥満とされる。 肥満と診断された上、糖尿病や高脂血症・高血圧などを合併していたり、おへその位置で腹をコンピューター断層撮影(CT)で輪切りにして見る検査で、皮下脂肪に比べ生活習慣病を招きやすい内臓脂肪が断面の一定面積以上を占めていたりしたら、肥満症と診断される。 従来の基準では、BMIが26.4以上を肥満としていた。25まで引き上げられたため。数字だけからみると基準が厳しくなった。松沢教授は「肥満の程度を切りのいい数字で区切る国際基準に合わせただけで、その変更に深い意味はない。むしろBMIだけで肥満症の診断は出来ないことこそ理解して欲しい」と話す。 実は記者(37)もかなり太っている。身長170cm、体重85kg、BMIは29.4gだあ、人間ドックの血液検査では合併症は見つからず、肥満症では無いと思っていた。取材のため腹部にCT検査を受けた。結果は、内臓脂肪の面積が基準の100cm²を大幅に上回る192cm²だった。 これで記者も立派な肥満症。松沢教授に「症状が無いからと肥満は放っておくと、将来、生活習慣病になるリスクは9割」と警告された。 では生活をどのように改めたらいいのか?。肥満治療の両輪は、運動量を増やすことと、食事のカロリーを減らすこと。エネルギー消費は、自転車に乗る時間を増やし、エレベーターを止めて階段を使うことで取り組む。つらいのはカロリー減らしだ。以前、体重を落とそうと、天ぷらなど油ものを一切止めようとしたこともあったが、1週間続かなかった。 減量に詳しい大分医科大学第一内科の坂田利家教授は“無理な食事制限は、『食べたい』という本能を抑えつけてしまう。いつかは必ず本能に負けて失敗する”という。飯台病院栄養管理室の石井和子室長も“いったん減量できても、理想体重近くで維持できる人は半分ぐらい”坂田教授はこうアドバイスする。 「肥満の人は、満腹感や空腹感が分からなくなり“眼に前にあるから”というだけで食べ続ける。食いしんぼがいけない。食事の時間帯を決め、ゆっくり噛む。満腹感がよみがえったら、それを無視しないで食事を止める。減量ではなく、体重を維持する暗いの気構えで」 一言で言えば、「出来ることを少しずつ習慣に」 日本人は欧米人に比べて、極端でない肥満でも健康を害しやすい。日本肥満学会は、病気としての肥満症の定着をはかり、肥満治療に対する保険適用も訴えていくことにしている。」 |
|||||||||||||
| 肥満症の 検査 |
||||||||||||||
| 肥満症 の 診断基準 |
BMI(Body Mass Index)を指標に判定する。 BMI≧25のとき「肥満」である。 ・BMIが25以上で、次の[A]または[B]のような状態であれば「肥満症」と診断される [A]肥満による健康障害
この指数22をもって標準体重の算出法とすることが日本肥満学会により提言されている。
BMI25のうち以下のいずれかの条件を満たすもの ①肥満に関連し、減量を要する健康障害を有するもの。 ②健康障害を伴いやすいハイリスク肥満(内臓脂肪型肥満) |
|||||||||||||
| 肥満低換気症候群 | |
| 難病の1つ。 |
| 大柴胡湯 通導散 当帰芍薬湯 防已黄蓍湯 防風通聖散 防風通聖散+アミノ酸 防風通聖散+アミノ酸+Q10 防風通聖散+亜鉛+イソフラボン 防風通聖散+紅参+アミノ酸 |
|
| [アミノ酸][コンドロイチン][Q10][ギムネマ][胎盤エキス][ルイボス][チョウ葉エキス][黒酢][ベニコウジ] | |
| 宝石 | ●肥満解消に有効な宝石 「アンバー」:ダイエット中の活力をサポートしてくれます。 「ジェード」:貴女が正しいものを食べるようにサポートしてくれます。 「ジャスパー」:貴女の感情と体の支えになります。 ダイエットを積極的に支えてくれます。 「ソーダライト」:積極的ダイエットしようとする貴女をサポートします 「タイガーズアイ」 「トルコ石」 「めのう」:ダイエットを応援してくれます。 「モスアゲート」:言い訳をしなくてもすむように。 「コーラル」 「シェル」 |
| 【芳香療法】 | <1>フェンネル <2>ローズマリー: <3>ゼラニウム:ホルモンバランスが悪い肥満 <4>ガーリック:代謝が低い肥満。 <5>オニオン <6>ベルガモット |
| 【色彩療法】 | <1>レモン色 <2>オレンジ色 <3>緑色 <4>緋色 |
| 肥満呼ぶ遺伝子 | ||
|