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不妊症



HOME ブログ 通 販 価格表 病名(症状) 漢方薬(50音順) 医薬品(一般名・商品名)






不妊症の漢方薬
温経湯
  1. 私はこの方を用いて、うまく妊娠した例を知らない。然し浅田流ではこの方を不妊に用いているので、方と証がうまく的中すれば、妊娠も可能であろうと思う《大塚敬節》
  2. 《金匱要略》に“婦人の下腹が冷えて久しい間妊娠しないのを治しかねて子宮出血を治し、また月経が多すぎる者及びその期になっても来ないものを治する”《大塚敬節》
  3. 桂枝茯苓丸や当帰芍薬湯とともに不妊症に有効である。桂枝茯苓丸は左下腹部圧痛と共に抵抗があり、温経湯にはない。当帰芍薬湯は、皮膚にやや水分の多い感じ、めまいなどがあり下腹直筋の緊張弱く、表層圧痛を認めるが、温経湯は腹直筋緊張良好の違いがある。《矢野敏夫》
  4. 無排卵:証を考慮しない症例集積研究において、8週後のFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、estradiol(エストラジオール)は有意に増加した。12週後までに排卵に至ったのはT度無月経65%、U度無月経23%だった。《EBM》


加味逍遥散
  1. 虚実中間証
  2. 疲労感、不眠、不安、イライラ
  3. 結婚後6年間妊娠しない婦人に、頭痛、肩凝りを目標に用いたところ、3ヶ月で妊娠し、それから連続して3人の子供が産まれ、もういらないと苦情を云われたことがある。《大塚敬節》


加味逍遥散+四物湯


桂枝茯苓丸
  1. 虚実中間証
  2. 赤ら顔、冷え、のぼせ、頭痛、肩こり、めまい、動悸
  3. 28歳、結婚して5年になるが、妊娠しないと云う。色は浅黒く、筋肉の発育もよく、頑丈な体質である。月経はほぼ順調であるが、月経の初日に腰痛がある。婦人科で診察を受けたところ、子宮の発育が良くないと云われた。私はこれに桂枝茯苓丸を与えたが、2ヶ月目から月経時の腰痛がな くなり、8ヶ月目に妊娠し、男子を無事分娩した。《大塚敬節》
  4. 当帰芍薬散:虚弱で疲れやすく、色が白く、筋肉の締まりが悪い。桂枝茯苓丸:筋肉がしまり、血色もよい。
  5. 山梨県から不妊症の患者が引き続いて3人来て3人とも成功した。これらの人々は結婚後4年から8年間、1度も妊娠しないというもので、皆がガッチリした太った体格で、一見女丈夫である。顔色も良く、下腹部、臍傍に抵抗と圧痛があり、かって内膜炎や卵管炎などの既往症があって、充満と認められる者ばかりであった。3人とも桂枝茯苓丸料を1、2ヶ月間服用しているうちに、妊娠した。《矢数道明》


香蘇散
  1. 婦人、気は血より盛んに子泣き所以を治す:「蘇葉茯苓」=抑気散《済世経験良方》


五積散
  1. 虚実中間証
  2. 胃腸が弱い、寒さ・湿気が多いと腰痛、関節痛、下腹部痛


三黄瀉心湯
  1. 心中煩して不眠し、心下痞する者《長沙腹診考》
  2. 頭が冴えてなかなか眠れず、便秘する者
  3. 気分が落ち着かず、つまらない事が気にかかり、便秘して眠れない。
  4. のぼせて、便秘し眠らない
  5. 38歳の女性が頑固な不眠で診を乞うた。
    この患者は、その前々年の9月からめまいが起こり、ビタミンBの注射を続け、その方は軽快したが、いまでも月経時にはめまいがある。それに前年の7月頃から不眠症となり、同時に肩凝り、腰痛なども訴えるようになり、最高血圧が160となった。この不眠はなかなか頑固で、睡眠薬を多量に飲むと僅かに眠れるが、睡眠薬を飲むと胃のぐあいが悪くなって食欲がなくなる。そのためだんだん痩せてきた。尿中のタンパク・糖はともに陰性である。
    この女性は色の白い方で、腹は筋張ったように堅く、大便は秘結気味で、足が冷え、左眼の視力が弱い。
    鍼灸師が鍼とマッサージをしてくれたので、肩の凝りと腰痛はとれたが、不眠は依然として続き、そのため廃人のようで仕事もできない。8月と9月は月経が少なかった。目下ホルモン剤の注射を続けているという。この患者には、三黄瀉心湯に梔子を加え、大黄を0.5として与えたが、これで気持が落ち着いて眠れるようになった。三黄瀉心湯に梔子を加えると、黄連解毒湯の黄柏の代わりに大黄を入れた方剤となる。この患者に黄連解毒湯を用いても、効果はあったと思う。《大塚敬節》


四物湯
  1. 婦人肥えて不妊は「地黄香附子、半夏、貝母」に宜し
  2. 痩せて不妊の者:「八珍湯」に宜し《雑病翼方》


芍薬甘草湯
  1. 腹直筋の緊張
  2. 冷え、月経不順、月経痛


真武湯
  1. 眠ることを得ざるは、皆陽盛んなりと為す。切に温剤を禁ず。惟だ汗吐下の後、虚煩し、脈浮弱なる者は、津液内に竭(=ケツ、つきる)くるに因る。則ち当に権に従い、真武湯を用いて之を温むべし《傷寒諸論》


大黄牡丹皮湯


大柴胡湯


桃核承気湯
  1. 実証
  2. 下腹部に抵抗感があり、おさえると痛み。
  3. のぼせ、月経不順、頭痛、めまい



当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  1. 虚証
  2. 冷え、胃部圧迫感、腰痛


当帰芍薬散
  1. 虚証
  2. 貧血、冷え、めまい、肩こり
  3. 28歳の婦人。
    14歳の時、虫垂炎の手術をした。21歳の時、胆嚢の手術をしたところ、其の跡が癒着した。4年前に結婚したが、妊娠しない。足が冷え肩が凝る、月経は遅れ勝ちで、少し腰が痛む。下痢しやすく、豆類を食べると下痢する。色は白く中肉である。
    私はこれに当帰芍薬散を与えた。その月から月経時の腰痛が減じ、4ヶ月目から月経がとまり、妊娠した。しかも悪阻の状がまったくなく、妊娠中もずっと当帰芍薬散を服用した。出産の少し前に、舌が荒れて、下痢するというので、当帰芍薬散+としたところ、下痢が止み、舌も良くなった。産後、乳汁の分泌が少ないというので、醸乳丸を与えた。《大塚敬節》
  4. 使用する目標は、冷え症で、血色がすぐれす、疲れやすいという点にある。月経は必ずしも不順であるを要せず、また量の多少も問題にしなくてよい。《大塚敬節》
  5. この方を用いて1、2ヶ月で妊娠する者が多く。10ヶ月間、連用しても妊娠しない場合は、妊娠の見込みが非常に薄いとみるべきである。この際は温経湯、加味逍遥散、折衝飲などに変方してみるのもよい。《大塚敬節》


人参湯
  1. 虚証
  2. 冷え症。尿量減少、食欲不振、下痢、腹痛
  3. 男子不眠症


八味地黄丸
  1. 虚証
  2. 疲労倦怠感、冷え、しびれ、口の渇き、
  3. 男子不妊症


補中益気湯
  1. 虚証
  2. 胃腸が弱い、疲れやすい、ねあせ
  3. 頭痛、悪寒、


竜胆瀉肝湯





不妊症の芳香療法
  1. バラ:男女双方にマッサージ。
  2. ゼラニウム
  3. [ベルガモット+クラリセージ+ジャスミン+ネロリ]

注意
不妊症の針灸ツボ
  • “まてしばし子無き婦人もなげくなよ脾兪、腎兪、次クと気海、外陵”







不妊症  sterility
不妊症とは?
  1. 妊娠しないこと。
  2. 妊娠するには適齢期があります。
    • 卵子も老化する。
    • 35歳を超えると卵子の老化が目立つようになる





受精の現象にカルシウムイオンの細胞内放出が欠かせない
1995年、精子が卵子に泳ぎ着き、融合するや否や細胞の分割が始まることを発見したのが、「御子柴細胞制御プロジェクト」で総括責任者を務める御子柴克彦・東京大学医科学研究所教授である。

細胞内のカルシウムイオンのタンクがあり、その水門を『イノシトール3リン酸受容体』というタンパク質が固めているという事実だ。    

たとえば、精子が卵子に潜り込むと、間を置くことなくタンクがカルシウムイオンを放出、これをきっかけに静かだった細胞が動き始める。

同じことは、神経細胞が別の神経細胞から情報を受ける際にも起こることが分かった。神経伝達物質の刺激は、カルシウムイオンタンクの開放を起こすという機構で見る限り、受精と全く変わらない。


調べてみると、筋肉の収縮、免疫系や内分泌系の活性化など、非常に多くの動きが同様の仕組みで進んでいた。
研究グループが現在、注目しているのが脳の病気とカルシウムイオン放出機構との関係である。


これまでに、放出機構を妨害すると小脳の記憶メカニズムが働かなくなることを確認した。

又、タンクに細工をすると実験動物が癲癇<テンカン>のような発作を起こすことを確認している





精子と卵子が正常でも不妊になることが!
  • 2014年、理化学研究所の権藤洋一チームリーダーがマウス実験で突き止めた。30億の塩基が並んだゲノムの中の1つの塩基が違っているだけで、受精できなくなる。
  • 研究グループは、体を形作ったり、ガンの発生に重要な役割を果たすベーターカテニンというタンパク質について、1つの塩基を変化させたマウスを作製し調べた。781個並んだアミノ酸のうち、429番目のアミノ酸で塩基配列に1カ所変化があると、精子と卵子は正常なのに不妊になることが分かった。






クラミジアに感染すると着床しなくなる
クラミジアに感染すると、炎症によって卵管内が狭くなり、受精卵が通過できなくなる。
そのため子宮内への着床は不可能になる






卵胞刺激ホルモン(FSH)と
黄体ホルモン(LH)
月経のある年代の女性では、周期的な性ホルモンの変動と縁が切れない。

脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体ホルモン(LH)は、卵胞が卵巣内で成熟するように働く。

月経周期のほぼ真ん中にある排卵日に卵を放出すると、卵胞の抜け殻は黄体になる。
卵胞からはエストロゲンが、排卵後の黄体からは黄体ホルモン(P4)が分泌される。
エストロゲンは受精卵のベッドになる子宮内膜の厚みを増し、P4はベッドを柔らかくす豊かにする。
受精卵が着床しないと、子宮内膜から出血し、月経が訪れる。

青野敏博・徳島大教授は「不妊で訪れる女性には、全員性ホルモンの検査をする」という。

エストロゲンの一種のエストラジオール(E2)、P4、さらに授乳期などに高くなって排卵を抑えるプロラクチン(PRL)を調べ、その高低から排卵障害がないか。その原因を探る。例えば、E2が低い場合に、FSHとLHも低ければ下垂体に原因があり、FSHとLHが高ければ卵巣に原因があると分かるからだ。

月経開始後5〜7日目での基準値は、いずれも血清1ml中で、
  • <1>FSHが3〜10.2mm国際単位、
    <2>LHが1.4〜7.4mm国際単位、 
    <3>E2が35〜150ピコグラム、
    <4>PRLが1.5〜15ナノグラム。
    <5>P4は月経1週間ぐらいの時期で10ナノグラム以上だ。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが検出されれば「おめでた」。
青野教授は「市販の妊娠検査薬は高感度すぎて、一時的にホルモンは出たものの、妊娠が続かなかったケースまで検出してしまう問題がある」と話している






喫煙が不妊を引き起こす
  • 米マサチューセッツ総合病院の研究グループは、喫煙が不妊を引き起こすのに関与する遺伝子を突き止めた。
  • 卵子の細胞死を引き起こす遺伝子「Bax」で、タバコの煙に含まれる化学物質「PAH」によって発現するという。この遺伝子の働きを抑えれば、女性の出産可能な期間を延ばせる可能性があるとみている





インターフェロン・タウは
着床・妊娠のカギを握る物質
  • 今川和彦・東京大学助教授が、米ミズーリー州立大学教授マイク・ロバーツのもとで研究していた1987年、ヒツジで受精卵から母体に働きかける信号タンパク質の正体を突き止めた。アミノ酸配列と遺伝情報解析に成功、英科学誌ネイチャーに発表、注目を集めた。このタンパク質が抗ウイルス作用を持つインターフェロンの一種であることを突き止め、「インターフェロン・タウ」と名付けた。
    インターフェロン・タウは着床・妊娠のカギを握る物質だ。
  • ウシやヒツジなどの反芻動物において見つかっている。
  • 人間でも之に似た物質が発見されており作用の仕組みの解明が新しい不妊治療につながる可能性がある。女性不妊の1割近くが、子宮内の組織である黄体の機能不全による着床の失敗が原因とみられる。黄体は発情(性)周期に応じて増減するもので、受精卵が着床して妊娠すると一定量を保ち減らなくなる。反芻動物ではインターフェロン・タウは母体(子宮)に妊娠を認識させる役割を担う。信号を受け取った子宮は黄体量を減らさずに維持する。
    インターフェロン・タウを動物に投与すると黄体の量が安定し妊娠時に似た状態となる。逆に受精卵の分泌物からインターフェロン・タウを除くと妊娠していても子宮が黄体維持を出来なくなることが分かっている。着床前後でインターフェロン・タウ遺伝子の働きが通常時の100倍近くに高まるというデータもある






新生児における染色体異常児の
出現頻度は0.8%
  • 染色体異常症候群には常染色体異常と性染色体異常に分けられる。
    常染色体異常は得意な顔貌、知能障害、発育遅滞などを引き起こす。
    性染色体異常は常染色体異常と異なり、知能障害や奇形は見られず、思春期になって二次性徴の欠如を主訴として発見されることが多く、患者の多くは男女ともに不妊症になることが多い。






受精卵に蛍光灯などの光を当てると
出生率が下がる
  • 受精卵に蛍光灯などの光を当てると出生率が下がることを、県立広島大学の堀内俊孝教授らと米ハワイ大学の柳田隆造教授が、マウス実験で確認。
    ほ乳類は、通常の妊娠では受精卵に光が当たることはない。
    だが不妊治療や体外受精で光に当たることが避けられない。
    受精卵に光が当たるとアポトーシスが起こり、一見正常に受精卵の発育が進んでいても、子宮に着床しなかったり、流産する危険が高まる






雄の精子を使わず、メスの卵子だけでマウスの子供を作る
オスの精子を使わず、メスの卵子だけでマウスの子供を作る『単為発生』の実験に、東京農大などのグループが成功した。

は虫類や昆虫では自然に起こる現象だが、ほ乳類で成功したのは初めて。生まれたマウスは正常に発育し、子供を産むことも出来た。研究成果は2004年4/22付けのネイチャーに掲載される。

精子と卵子から子供が出来るという。ほ乳類の生殖についての従来の常識を覆し、基本原理の解明につながる成果。研究グループはすでにブタを使って同じ実験を進めている。
研究グループの河野友宏・東京農大教授は「ほ乳類には単為発生出来ないようにブレーキをかける仕組みがあり、人間はマウスより複雑なうえ、実験操作も技術的に難しい。すぐに人間の生殖に応用できる技術ではない」と語る。

ほ乳類の卵子にはメス特有の、精子にはオス特有の目印があり、受精して双方がそろうと正常に発生する。卵子だけで子供を作ろうとすると、メスの目印だけなので発生しない。そこで研究グループは、卵子になる前の「卵母細胞」の段階で、オスの目印がつくように遺伝子を操作した。この卵母細胞を精子の代わりに使い、別のマウスの卵子に核移植して“受精”させ、子供を産ませた






精子や卵のもとになる生殖幹細胞
  • 2009年、慶応義塾大学の塩見晴彦教授と塩見美喜子准教授らのチームは、精子や卵のもとになる生殖幹細胞を正常に保つメカニズムを解明した。
    成果は10/8のネイチャー電子版に掲載。
    精巣や卵巣では、精子や卵の元になる生殖幹細胞が存在している。『piwi』と呼ぶタンパク質が遺伝子の余計な働きを抑えるなどして、まだ精子や卵にならない生殖幹細胞をそのままに保つが、詳しいメカニズムは不明だった。
    研究チームはショウジョウバエの生殖幹細胞野内部を詳しく調べた。
  • 『Tj 』と呼ぶタンパク質と『piRNA』と呼ぶ小分子が複合体を作って遺伝子に働きかけ、細胞同士をくっつける細胞間接着因子ができる量を一定に調節していた。生殖幹細胞は他の細胞などとくっついて存在しているが、細胞分裂をして離れると精子や卵に成長していく。






子宮内で受精卵を成熟させるのに不可欠なタンパク質
  • 不妊の原因
    2010年、東京大学の宮崎徹教授らは、マウス実験で、不妊の新たなメカニズムを突き止めた。
    特定のタンパク質の働きが子宮内で受精卵を成熟させるのに不可欠で、このタンパク質が無いマウスは妊娠初期で胎児が死に至ることが分かった。
    これまで原因不明とされた不妊の多くに関わっている可能性がある。
    研究チームは細胞の大きさの制御や代謝調節など重要な働きが知られているタンパク質「DEDD」に注目。
    遺伝子制御でDEDDができないようにしたマウスで調べた。その結果、妊娠したメスのマウスでは受精卵が着床しても、妊娠早期にすべての胎児が死亡した。
    妊娠がうまくいかないメスでは着床後に胎児に栄養を供給するなど成長に不可欠な「子宮脱落膜」などが未熟なままだった。
    DEDDが子宮脱落膜を成熟させるのに必要であることが分かった。
    不妊のうち3〜4割は原因不明という。
    その多くは「DEDDの異常のためかもしれない」と宮崎教授はみている





コヒーシンが減少
  • 2014年藤田保健衛生大の堤真紀子助教らのチームは、女性の卵細胞内で染色体をつなぐタンパク質「コヒーシン」が加齢に伴って減少し、不妊や流産のほか、ダウン症 など染色体異常がある子どもの出生につながる。
  • コヒーシンが少ないと排卵時に染色体が均等に分かれず染色体数が通常より多くなったり、少なくなったりする






不妊症に関連するタンパク質
米ハーバード大学のグループは細胞と細胞の結合チャンネルを構成しているタンパク質が、不妊と密接に関係していることを突き止めた。

このタンパク質は『コネキン37』と呼ばれ、雌のマウスで発見した。不妊の解明や治療法の研究に役立ちそうだ。

コネキン37はイオンや代謝物質など信号分子の連絡路に相当する。成熟中の卵細胞にこのタンパク質のないマウスは、周辺の細胞から卵細胞に発生・分化を促す信号を伝えられず、不妊になったという







受精促進タンパク質発見
  • 独協大学と東京大学、慶応大学の共同チームは、ニシンの卵子から受精を促すタンパク質を発見、遺伝子を特定した。精子が近づくとこのタンパク質が放出されて精子の働きを活発にする。人間の卵子にも同様な働きがあると考えられる。
    発見したタンパク質は、分子量8000で、73個のアミノ酸から出来ている。
    精子を活発にするタンパク質は、ウニやヒトデからも見つかっているが、人間に近い脊椎動物では初めて。
    精子はタンパク質を受けると動く早さが10倍以上も向上、受精する確立が高くなるという。また卵殻の細胞から遺伝子を採取してタンパク質を作る遺伝子を特定した






排卵誘発剤の副作用を避ける
「不妊治療のさいに行われる排卵誘発療法によって、この3年間に、死亡例2例を含む重い副作用が30例起きていたことが分かり、厚生省は12日、警告欄の新設や緊急安全情報の配布などをメーカーに指示した。


この治療法は「hMGーhCG療法」と呼ばれ、卵胞の発育を促す「hMG製剤」と、成熟した卵胞の排卵を誘発する「hMG製剤」は年間約
45000人が投与を受けているとみられる。

これまでもこの療法で、血栓症・脳梗塞といった重い副作用が報告されていたが、昨年11月に新たな死亡例があった為、厚生省は調査を指示。その結果、これまで厚生省に報告されていた11件(うち2例は死亡例)の他、さらに19例の重い副作用が起きていることが分かった。

19人全員が卵巣過剰刺激症候群 (OHSS)を起こし、血栓症関連症状を併発した人が5人、卵巣茎捻転関連症状を併発した人も3人いた。回復した人が多いが、後遺症が残った人もいた。


「通常の排卵誘発剤で副作用が起きやすい不妊症患者に対する新しい治療法を、加藤レディスクリニック(東京都新宿区・加藤修院長)が開発した。成果は2005年11/16熊本市で開催された日本不妊学会で発表。

不妊症に多く見られる、一度にたくさんの小さな未成熟卵子ができてしまう『多嚢胞性卵巣症候群』の患者が新しい治療法の対象者。通常の排卵誘発剤を使えば、多くの卵子が成熟するが、一方で卵巣が腫れやすくなり、「腹水」や「胸水」が溜まるなど『卵巣過剰刺激症候群』と呼ばれる副作用が出現しやすい。そのために血栓が出来て死につながる場合もある。

同クリニックは、乳ガンの再発防止に使う治療薬『レトロゾール』に排卵を促す作用があることに着目。

レトロゾールは乳ガン治療では5年間ぐらい服用するが、今回の不妊症治療では生理期間中に1週間だけ使用する。54人の患者の承諾を得て試験したところ、卵巣が腫れる症状もなく、正常に排卵できた。体外受精から作製した『凍結胚』を母胎に戻すと約6割の人が妊娠した。正常な排卵を促すため、自然妊娠が可能な場合もあった。
従来の排卵誘発法は5万円の費用がかかり、しかも毎回通院して注射する必要もあった。今回の手法では約5千円の費用に抑えられ、どこでも飲める錠剤で可能」





自己注射できる排卵誘発剤
2011年、独製薬大手メルク傘下のメルクセローノは皮下注射タイプのペン型排卵誘発剤を開発し、2014年に市場に投入予定。

遺伝子組み換え技術を使ったホルモン製剤のため純度が高い。
既存の筋肉注射タイプと異なり医師の指導の下で患者が自己注射でき、痛みも少ない。







お産で脳性マヒ
補償14件・・・産科医療医療保障制度

2009年1月から始まった制度。2010年10月までに86件に対して補償金の支給が決定。

2010年、出産で脳性麻痺になった場合に補償金を支給する制度が産科医療医療保障制度。日本医療機能評価機構が原因を分析した14件のうち、半数で胎児の心拍の監視が不十分だったことが分かった。


陣痛促進剤の投与方法

出産後の蘇生法などで学会の指針から逸脱する治療などが目立った
  1. 14件のうち7件は、胎児の心拍数を確認するための分娩監視装置を使わないなど、胎児の観察が十分でないと、心拍異常で胎児が脳性マヒにつながる低酸素状態になった場合に対応が遅れる。胎児が低酸素状態になり、仮死状態で生まれても酸素吸入などの蘇生法が適切なら脳性マヒをふせげることがあある。
  2. 陣痛促進剤の投与量が学会指針を上回るケースが5件あった。





早発閉経の女性が出産した
2009年、若い年齢で卵巣が機能しなくなる『早発閉経』の女性(37歳)が、ホルモン剤の投与で卵子を発育させる不妊治療を聖マリアンナ医大で受け、約2900gの男児を出産した。

早発閉経は40歳未満の女性の1%ぐらいが発症するといわれている。この女性は20代で早発閉経と診断された。石塚文平教授は“計画的に卵を育てて、出産に至ったのは例が無く、治療の有効性を示すものだ”と話す。
日本生殖学会で発表。


早発閉経になると卵巣の萎縮が進み、卵子が育つゆりかごとなる『卵胞』ができなくなる。診断後の早い時期には治療せずに出産する女性もごく少数いるが、時間の経過とともに卵胞の自然形成は期待できない。

新たな治療法は、ホルモン剤を使い、通常の1ヶ月前後の月経周期よりも長い120日以上にわたり、卵巣で卵子がつくられる正常なサイクルを再現し、卵胞の形成を促す。
卵胞の中でできた卵子を体外に取りだし、培養液や期間を調整しながら完全に成熟するよう培養。夫の精子と体外受精させて受精卵を作り、子宮に移植する。
聖マリアンナ医大では2008年11月以降、約140人がこの治療を受け、30人が卵胞の形成に成功。13人が卵子の採取、6人が受精卵の作製、凍結まで進んだ。
治療法はIVFなんばクリニック(大阪市)の森本義晴院長らとの共同開発。杉下医師は「成功率を上げる技術も検討している」と話す







早期閉経の女性から卵巣を取り出し不妊治療
2013年、若くして月経が無くなった早発閉経も女性から卵巣を取り出し、休眠状態の卵子を育てる新しい不妊治療で世界初の出産に成功したと、聖マリアンナ医大の石塚文平特任教授らのチームが9/30の米科学科アカデミー紀要に発表。

40才未満で卵巣の機能が衰え排卵しなくなる早発閉経の患者は国内で推定10万人。

治療では、卵巣を腹腔鏡手術で摘出し、いったん組織を凍結保存。


眠った状態の卵子のもとである原始卵胞を目覚めさせる物質を加えて培養、卵管を覆う膜の下に移植する。その後、卵子が成熟したところで採取し、体外受精して子宮に戻す。これまで27人の患者から卵巣を摘出し、13人で原始卵胞が残っていると確認出来た。そのうち5人から卵子が採取でき、受精卵士を子宮に戻しら3人中2人が妊娠、4年間月経が無かった30才の女性が男児を出産した。





初潮前に卵巣を採取
  • 2015年、重い血液の疾患を持った13歳の少女からベルギーの医師が初潮前に卵巣組織を採取し冷凍保存し、後に戻し卵巣機能を回復させて妊娠、無事出産した。27歳。
  • 英科学誌ヒューマン・リプロダクション(電子版)。





生殖細胞のゲノム
トランスポゾンの働きを抑える

2012年、東京大学の濡木理教授、塩見美喜子教授らのグループは、生殖細胞でゲノムの変異が起こらないようになる仕組みを解明した。


タンパク質「ズッキーニ」によって、変異を引き起こすトランスポゾン (動き回る遺伝子)の働きを抑える小さなRNA(リボ核酸)が作られることを突き止めた。

変異が起きると不妊の原因になるとされる。


成果は、ネイチャー(電子版)に掲載。

ショウジョウバエの小さなRNAつくりに関与しているとされるズッキーニを大腸菌に作らせて「Spring-8」で構造を解析した。

RNAを着る部位が存在し、切断する酵素だと分かった。

ズッキーニの遺伝子を一部変えて、ショウジョウバエの生殖細胞に入れると、小さなRNAが作れなくなった。

ショウジョウバエやマウスでズッキーニの機能が無くなると不妊になることは知られていた。





子宮移植・・・サルで成功
2010年、東京大学の三原誠医師らは、サルの子宮を取りだして再び移植する実験に成功した。

慶応義塾大学などとの共同研究成果。2月に、2歳のカニクイザル(メス)に子宮移植を実施した。

先ず子宮を完全に摘出し、その後同じサルに戻した。血管同士を丁寧に合わせて縫う「血管吻合」の技術を確立することで実現した。


移植した子宮からはホルモンが正常に分泌され、生理もあるという。

9月には別のサルから摘出した子宮を移植する「他家移植」を実施の予定。
子宮移植
  • 2015年、子宮が無くても出産を望む女性への「子宮移植」について、日本産婦人科学会が小委員会の設置を決めた。
  • 子宮移植は、最初に子宮の無い女性の卵子を採取し、体外受精させて凍結保存する。
  • 第3者から提供を受けた子宮を女性に移植し、受精卵を戻す。
  • スウェーデンでは2014年、子宮移植を受けた女性による世界初の出産が報告された。
子宮移植
  • 2017年、病気で子宮が無い女性の第三者の子宮を移植する臨床研究を、慶応大が検討中。
  • 生まれつき子宮が無い「ロキタンスキー症候群」の女性が対象。
  • 2013年に慶応大のグループは、一度摘出した子宮を再移植したサルが出産に成功させている。






チェック
卵巣過剰刺激症候群 」「レプチン人工授精肥満」「無月経」「性腺機能低下症」「Stein-Leventhal症候群」「子宮内膜炎」「自己免疫疾患」「鉛中毒」「亜鉛」「ウコン」「アルファルファ」「遺伝子組み換え












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