イボの漢方薬 |
イボ |
*HPV(ヒト乳頭腫ウイルス)が原因になるイボのほかに
*別のウイルスによって起こる子どもに多い『水イボ』 *ウイルスとは関係のない『老人性のイボ』などがあります
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タコ(胼胝) |
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顔に多数できる平らなイボ |
青年性扁平疣贅 顔に多数できる平らなイボは、『青年性扁平疣贅』と呼ばれています。ウイルスによって起こり、20歳前後の女性に多く見られます。 顔のほか手の甲にも出来やすく、米粒より小さくて普通の皮膚の色か淡い褐色をしています。 よく似た症状が現れる病気に 汗の出る管が増殖する『汗管腫』 がありますが、見分けるには皮膚科の医師の診断が必要です。 ◇どういうウイルスですか? ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)といいます。HPVには様々な型があって、きちんと分かっているだけで80くらいあります、このうち扁平疣贅を起こすのは一部の型です。発症するまでに数ヶ月かかるので、どこから感染したのかは良く分からないことがほとんどです。他にも、子どもの手足に比較的大きめのイボが出来る『尋常性疣贅』や性感染症の1つで外陰部にトリの鶏冠(トサカ)のようなイボが出来る『尖圭コンジローム』などがHPVに関係しています。型はそれぞれ違います。 ◇治りにくいのでしょうか? 残念ながら直ぐには治りません。インフルエンザのように激しい症状を起こすウイルスと違って、細胞と共存していつまでも体の中に残ろうとする性質があります。しかし、発症してから数ヶ月、数年経つと、自然に治ることが多いようです。治りかたに特徴があって、突然赤みが出てきてかゆくなり、その後数週間で一斉に治ってしまいます。何がキッカケなのかはよく分かりませんが、免疫機構が突然働きだして治ります。一度治ってしまえば、同じ型のウイルスによる再発はありません。 ◇自然に治るのを待つしか手がないのでしょうか? 抗ウイルス剤やワクチンは無く、今のところ確実な方法はありません。自然に消えるのを手助けします。相談の方のように、ヨクイニンという漢方薬を使って免疫を活性化させるようにします。ニキビに使うイオウを含んだローションなどで人工的な刺激を与えて治ることもあります。自然に治ると言っても治療をした方が治りは早くなります。 ◇取り除くことは出来ませんか? 『尋常性疣贅』や『尖圭コンジローム』ならば液体窒素で凍らせて取り去る方法ありますが、 『扁平疣贅』には原則として使いません。色素が沈着したり跡が残ったりするので、顔に多数出来ている場合には適さないのです。そのまま放置していても、ガンになるなどの心配はないので安心してください。目立たない場所なら、液体窒素を使うこともあります。それが炎症のキッカケになって、周りが治り始めることもあります。 ◇他人に移らないのでしょうか? 患部をひっかいた手で他人の皮膚に触れたりすると、移してしまう恐れはあります。ただ、感染力は強くないので、直接の接触を避ければ、それほど神経質になる必要はありません。 ◇どんなことに注意したら良いでしょう? なかなか治らずに悩む人も多いと思いますが、発症から数年以内に80%以上の確立で治ります。興味深いことに、イボが取れるという暗示療法で効果が見られたとの報告もあります。なぜかは分かりませんが、免疫の働きに関係があるのかも知れません。あきらめずに、いずれ治ると信じて治療を続けることが大切です |
イボの民間療法 |
*アオギリ・なめくじ・ハトムギ
*扁平状のイボ:
*突起状のイボ:イボの根もとを、糸でくくる |
イボの芳香療法 |
*レモン油を1滴だけ稀釈しないで、爪楊枝につけて、イボの中心に落とします。そして、イボの上に乾いた絆創膏を当てて覆っておきます。イボが縮ん で取れてしまうまで、毎日繰り返す。 比較的短期間に、多数のイボが出来たとき。 「これはウイルスに対する抵抗性が低下していることを示します。」 *ガーリックのカプセルを服用(3~6回/1日) *ローズマリー・ゼラニウム・ジュニパーの各精油またはこれらをブレンドしてリンパマッサージに使う。 *ビタミンEを適切レベルに保つ イボの異常発生が、交通事故や人との死別といった精神的外傷を受けた後に起こることがあります。この場合にはそれに応じた治療方法を選択します。 |
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