|
|||
| 病態 | 慢性糸球体腎炎のなかで最も多い。腎生検にてメサンギウム領域がIgAに染まることで診断される。→「難病」 予後は悪く、約30%が末期腎不全に陥る |
| 検査 | 尿検査・・・・・タンパクと潜血 尿タンパク定量・・・・1〜2g/日 24時間Ccr BUN・・・・腎機能を反映 Cr・・・・腎機能を反映 尿酸・・・・腎機能を反映 尿NAG・・・尿細管障害合併の指標 尿β2-ミクログロブリン・・・尿細管障害合併の指標 血清β2-ミクログロブリン・・・糸球体濾過率(GFR)の低下で上昇 血清IgA・・・・・高値(半数で) |
| 原 因 ら し い 菌 |
「慢性腎炎の原因らしい細菌が鈴木亨・福井医大助教授(臨床検査医学)、荒川正昭・恣意型大教授(内科)らの研究から浮かび、専門医の関心を集めている。 この菌は、インフルエンザ菌の仲間のグラム陰性菌「ヘモフィリス・パラインフルエンザ」鈴木さんは日本人の慢性腎炎の半分を占める「IgA腎症」の急性発病者にかぜ症状が多いことから、のどの細菌を調べてみて、ほとんど注目されていなかったこの菌に気付いた。前任の新潟大病院ではIgA腎症患者の91%からこの菌が見つかったのに、ほかの病気の患者では26%だった。福井医大病院でも91%対12%と大きな差がある。又、IgA腎症患者の腎臓や血液に、この菌の細胞膜成分に対する抗体が多いことも分かった。 「大量の菌によって免疫機能が刺激され、増えた免疫グロブリン(IgA)複合体が腎臓にたまって機能を低下させるのではないか」と鈴木さんはみている。 |
| IgA 腎 症 |
●慢性腎炎の一種。 30才の女性。血尿が出るよく為に検査を受けたところ、IgA腎症と診断されました。薬を飲み続け月に一度通院して尿検査を受けていますが、血尿は続いています。今後、妊娠や出産などに影響はないでしょうか? <1>1993年に日本の患者の追跡調査で、IgA腎症と診断されてから20年後に、4割近い人が[重い腎不全]に陥っていることが分かりました。 <2>日本人の慢性腎炎のなかで最も多い病気だと分かりました。腎不全で血液透析が必要になり腎臓の組織検査を受けた人の約3割がIgA腎症という報告があります。 <3>IgAとは? “病原体などから体を守る抗体の一種で、タンパク質で出来ています。IgA腎症は、尿の濾過装置である腎臓の糸球体に本来は体を守るはずのIgAが沈着して害になっているのです” <4>どんな症状が出るのでしょうか? “自覚症状はほとんどありません” “主な症状は、血尿と尿にタンパク質が混じるタンパク尿です” “血尿は目で見て分かることもありますが、尿検査で初めて分かる場合もあります” <5>診断方法を聞かせて下さい。 “まず、24時間分の尿をためて、タンパク質の量や腎機能などを調べます。IgA腎症と断定するには、腎臓に針を刺して組織のごく一部を採取し、顕微鏡で調べる腎生検が欠かせません” <6>原因は? まだ良く分かっていません。 |
| 関連情報 |
「急性腎炎」 「腎炎」 「血尿」 「タンパク尿」 「慢性腎炎」 「扁桃炎」 |