胃潰瘍
トップへ戻る病名・症状>胃潰瘍/消化性潰瘍peptic ulcer
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関連情報
潰瘍」「消化性潰瘍」「十二指腸潰瘍」「慢性胃腸病横隔膜下膿瘍診療ガイドライン」「喫煙」「心身症」「乳房が大きくなる」「ステロイドの副作用」「ウコン」「田七紅参

胃潰瘍 ⇒胃が空のときは[pH1]の酸性であるが、食べ物が入るとpHが7の中性近くなったり様々に変化する。ストレスが溜まると胃液の分泌が止まったり、逆に過剰に分泌されたりする。
胃液に含まれている食べ物のタンパク質分解酵素[ペプシン]は[pH3.5]で最も よく働くので、胃酸が少なくても、又多すぎても作用しなくなり、消化不良下痢腹痛の原因となる。
胃液が出過ぎると、胃の粘膜を侵し、消化性の潰瘍となる。
(副作用で胃潰瘍になる)
原因 ◎潰瘍が出来る原因については、
<1>心配事・不安などの精神的ストレス。「心身症
<2>ピロリ菌
症状 ◎潰瘍の主な症状としては、
<1>みぞおち(鳩尾)を中心とした胃部の痛み吐血胃酸過多で、
<2>一般に、
胃潰瘍では・・・・・・・・・・・食後に、
十二指腸潰瘍では・・・・・空腹時に痛むことが多いと されています。
<3>また、痛みの他に胃部圧迫感・胸やけげっぷなどの症状もありますが、全く自覚症状の無い場合もあります
うつ病
A子さんは胃潰瘍で入院、退院してからもスッキリしない日を送っていた。家族のすすめで病院に行くと、「うつ病」と診断された。薬を飲み始めたら、ずいぶん楽になった。
  眠れない、
  食欲がない、
  やる気が起きない、
  食事を作る事が出来ない、
  何をしても楽しくない、
  死を考える・・・。
他の病気がないのに、2週間以上こんな状態が続き、生活や仕事に支障が出るようなら、受診しよう
→「うつ病
【時間医学】 「夜中から朝にかけて発症しやすい。その理由は、胃酸の分泌が夜多く、朝少ないからです。」(田村康二著「病気の時刻表」p21)
男に多い
男に多く、40才代に最も多い。
胃潰瘍と十二指腸潰瘍は、発生する場所は違いますが、その症状などにおいて共通するところが多く、両方が同時に存在することもあります。
欧米では十二指腸潰瘍が圧倒的に多いのに、日本では胃潰瘍が非常に多い。
なぜこのような差があるのかよく分かっていない。
胃潰瘍は・・・酸の関与が比較的少なく、
十二指腸潰瘍は・・・酸の関与がより大きいというのが、定説だが
H2ブロッカー
副作用で12人死亡
「胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療薬、『ヒスタミンH2受容体拮抗剤』(H2ブロッカー)の副作用で、重い血液障害を起こす例が相次いで報告されていることから、厚生省は27日、医薬品副作用情報に記載し、医師らに対し改めて注意するように呼びかけた。94年9月以降、同省に報告された副作用例は136件にのぼり、内12例が死亡している。
ただ、死亡した患者の大半は肝障害など重い疾患を持ちその上に胃潰瘍などを併発していた。
H2ブロッカーは胃酸分泌を抑制する作用を持つ胃潰瘍治療で柱になる薬。81年にシメチジンが承認されたのを始め、塩酸ラニチジン・ファモチジン・塩酸ロキサチジンアセタート・ニザチジンの5薬が製造され、年間出荷額は薬価ベースで計約1613億円。同薬の使用対象となる患者は全国で約216万人いる

H2ブロッカー
「胃には食事だけでなく、細菌など病原微生物も入ってくる。胃液は病原体も攻撃し、病気から体を守る感染防御機構を兼ねている。ただし胃液が出過ぎると胃の粘膜も攻撃する為、胃潰瘍が出来やすく、また治りにくくなる。
H2ブロッカーは血中に入って作用し、胃酸の分泌を抑えて胃潰瘍の治りをよくする。Hはヒスタミンの意味。
通常の抗ヒスタミン剤はH1を抑制し、花粉症のクシャミや鼻水を止める。
逆に、H2ブロッカーで胃酸の濃度が下がると、胃中の細菌が増えて感染も増えるという問題がある。又、他の感染防御機構、例えば白血球を作り出す骨髄や、免疫で重要な役割をしているリンパ球の働きも抑えてしまう。
だから腎臓や肝臓が悪くて抵抗力が弱っている人は副作用が出やすい。
病原性大腸菌O-157などによる腸炎でも胃の痛みから始まるが、これにH2ブロッカーを使用すると腸炎が重くなる危険がある。
高齢者では痴ほう症状が、ケイレンの素質がある人はそれが起きやすくなり、一般薬としては問題があると考える
ピロリ菌 ピロリ菌除菌に保険適用
「厚生省の中央社会保険医療協議会は27日、胃潰瘍などの原因となる細菌のヘリコバクター・ピロリの感染の診断と薬剤による除菌治療を11月1日から保険適用することを決めた」
ピロリ菌に差
北海道大学遺伝子病研究所の畠山昌則教授、東秀明助手らは、胃の中に住むヘリコバクター・ピロリ菌に胃ガンをもたらす危険性の高いタイプと低いタイプがいる可能性が高いことを突き止め、12/14付けのサイエンスで発表した。
ピロリ菌はCagAと呼ばれるタンパク質を胃の細胞内に送り込むが、これがリン酸化という作用を受けると、細胞増殖・分化に関連したタンパク質SHP-2の働きを通常の5倍以上に高めることが分かった。この結果、細胞の異常増殖やガン化が起こると考えられるという。CagAはピロリ菌のタイプによって分子構造が微妙に異なり、SHP-2と結合する力に差を生んでいる

長期感染
2007年10月、ピロリ菌が胃の粘膜に長期間にわたって感染し続ける仕組みを東京大学医科学研究所などが突き止めた。ピロリ菌が胃の細胞に特殊なタンパク質を注入することで新陳代謝が鈍り、菌を排除できなくなるという。
ピロリ菌の先祖
熱水が吹き出す深海底に生息する細菌『イプシロンプロテオバクテリア』がピロリ菌の先祖だった。沖縄本島沖の水深1000mに生息する細菌。
この微生物は熱水に含まれる硫化水素などを栄養源にしており、病原性は無いが、貝類などと共生する能力が高い細菌であることが分かった。この菌の感染性に関する遺伝子がピロリ菌と共通していた。
中澤晶子・釜口大学名誉教授らのグループは、ピロリ菌が人間の血液型を巧に利用して進化していることを明らかにした。胃の粘膜には糖鎖が異なるABOが他物質が存在する。一方、ピロリ菌は胃の粘膜にとりつくための「接着因子」を持っている。この接着因子が胃の粘膜の血液型物質に付着していた。中澤名誉教授らは、採取した373株のピロリ菌について、ABO血液型物質との付着状況を調べたところ、欧州や日本で分離されたピロリ菌は95%がABOのどの血液型物質にも付着する万能タイプだった。人口の多くがO型の血液型で占められているペルーなど南米で分離された菌は、62%がほぼO型血液型物質にのみ付着するタイプだった。
梅干し
「2005年、和歌山県立医科大学の宇都宮洋才講師と近畿大学のグループは、梅干しの成分から胃潰瘍の原因とされるヘリコバクターピロリ菌の活動を抑える物質を発見した。
発見した物質は植物に特有の抗酸化物質『リグナン』の一種で、『シリンガレシノール』と呼ぶ。有機化学が専門の宮沢三雄・近大理工学部教授が梅加工品中の中から精製した。梅干し1個にはこの物質が11µg(µ=1/100万)前後含まれているという。
この物質をピロリ菌の培養液1ml当たり50µg加えると、約半数のピロリ菌の活性が鈍り泳ぎを止めた。同500µgを加えると、すべての菌が泳ぎを止めた。
和歌山医大ではこれまで1600人を対象にした疫学調査で、梅干しを食べる習慣があると胃炎や胃潰瘍が起きにくくなることを発見している。
この予防効果はシリンガレシノールの作用が大きいとみている
胃粘膜の萎縮性で
「ピロリ菌の感染と胃ガンの発症リスクの関連は。胃粘膜の萎縮に左右されるという疫学調査を厚生労働省研究班がまとめた。
研究班の立道昌幸・昭和大学准教授は、全国の40〜69歳の男女4万人を12年間にわたって追跡した。その期間中に350人が胃ガンを発症。
胃粘膜の萎縮によって起こる[分化型]と、萎縮に関係しない[未分化型]に分けると、242人が分化型で108人が未分化型だった。
胃ガンにならなかった350人を加え、合計700人でピロリ菌の感染と発症リスクの関連を癌のタイプ別に分析した。その結果、
・未分化型・・・ピロリ菌が多いほど発症リスク・・・高かった
・分化型・・・・・・ピロリ菌が少ないほど発症リスク・・・高かった。
ピロリ菌
除菌
食道炎招く
1994年にWHOがピロリ菌を胃ガンの原因物質と特定、米国立衛生研究所(NIH)は「ピロリ菌陽性の胃潰瘍には除菌すべきだ」という勧告を出したことか、潰瘍の症状もないのに感染しているだけで除菌を求める人が多発。
ところがここにきて「ピロリ菌は思ったほど悪玉ではない」という見方が専門家の間で出てきた。大阪医科大学の島本史夫講師らが兵庫県五色町の住民薬1000人を対象に調べたところ、胃の病気にかかっている人と健康な人の間で感染率に差はないという結果が出た。
ピロリ菌だけが悪者ではないということを示唆している。
島本講師は「これまで患者だけのデータから判断していた点に問題があったのではないか?」と指摘する。
また米国の研究チームが除菌の成功後に十二指腸潰瘍が再発した率を詳しく調査した結果、6ヶ月後に約20%が再発していた
「カルパイン8」
「カルパイン9」
酵素で予防
2010年、東京都臨床医学総合研究所などのチームは、胃の中で胃潰瘍や胃のただれなどを予防する酵素を発見した。
アルコールや塩分、ストレスなどで胃の粘膜が傷ついても修復する。
この酵素の働きには個人差がある。
研究チームは、人の体で胃だけに見つかる[カルパイン8][カルパイン9]という酵素に注目。これらの酵素を作れなくしたネズミに、アルコール濃度を40%に高めた溶液を飲ませた。胃の様子を観察したところ、胃の粘膜が剥がれ、胃壁の組織が壊れて出血、胃潰瘍のような状態になっていた。
一方、酵素を普通に作れるネズミは、高濃度のアルコール溶液を飲ませても、胃はほぼ正常だった。
「カルパイン8」「カルパイン9」がアルコールなどで傷ついた粘膜を修復している可能性が高いという。
両酵素を作る遺伝子配列は個人によって微妙に異なる。酵素の効き方の弱い人と強い人と考えられる。都臨床医学研の反町洋之参事研究員は「酵素の効き方を検査して胃潰瘍になりやすさを診断できる可能性がある」という。
成果はプロス・ジェネリックス(電子版)に7/30掲載。
喫煙
喫煙が再発招く
「嗜好品と潰瘍には深い関係がある。
私たちの研究では、喫煙は明らかに胃粘膜血流を低下させる。このため、少なくとも急性胃粘膜病変の直接的な原因になりうる。
また、十二指腸潰瘍が治癒した後に、喫煙者と非喫煙者にそれぞれH2-ブロッカーと偽薬を投与して、再発率を調べた疫学的調査では、当然ながら非喫煙者でH2-ブロッカーを投与された群が最も再発率が低く、喫煙者で偽薬を投与された群の再発率が最も高かった。さらに喫煙により再発抑制効果が打ち消されるという結果になっている。潰瘍の患者さんは喫煙を控えるべきである。
私たちの調査では、胃潰瘍と喫煙、ピロリ菌との関係では、ピロリ除菌により再発は約1/10に低下するが、このうち再発したのは喫煙している人が圧倒的に多かった。完全に再発を防止するには、除菌した後に禁煙する必要がある。」
(川野淳・大阪大学医学部保険学科・病態生体情報学教授)サイアス99/8p48
たばこ吸う人は・・・感染・・・続きやすい
「胃潰瘍や胃ガンとの関係が注目されている細菌『ヘリコバクター・ピロリ』は、タバコを吸っている人の胃のなかで細菌感染しやすいことが愛知県がんセンター研究所疫学部の浜島信之室長らの調査で分かった。10日から横浜市で始まった日本癌学会で発表した。従来、喫煙者は非喫煙者に比べて胃ガンの死亡率がやや高いと指摘されており、ピロリ菌と胃ガンとの関係が改めて論議を呼びそうだ。
浜島室長らは同センターの受信者を対象に、ピロリ菌の抗体検査とともに食事など生活習慣に関するアンケートを実施。50代・60代を中心にした男性63人から結果が得られた。
その結果、タバコを吸っている人27人のうちピロリ菌感染者は26人(96%)、吸っていない36人のうち感染者は26人(72%)で、喫煙者は感染率が高かった。食生活や飲酒とピロリ菌感染率との関係も調べたが、はっきりした結果が出たのは喫煙だった。女性では喫煙者数が少なくて比較出来なかった。
ピロリ菌は子供の頃に経口感染して大人になっても感染が続くとされる。浜島室長は「子供の時に感染しても、その後、抗生物質などで細菌が死ぬこともある。子供の時は非感染者も同様に感染していたと考えられ、喫煙者は感染が持続しやすいことを示しているのではないか」と話している。
胃潰瘍患者はピロリ菌を除菌すると再発防止に役立つという報告がある。胃ガンとの関係では、患者はピロリ菌の感染率が高いといいう報告があるものの因果関係はまだはっきりしない。ただ、国立がんセンターなど疫学調査で喫煙者の胃ガンの死亡率(男性)は非喫煙者の約1.45倍という報告があり、浜島室長は「ピロリ菌は関係を解く糸口になるのではないか」とみている
硝酸塩 口内細菌
「スウェーデンのウプサラ大学は、ある種の口内細菌が胃潰瘍の予防に役立っていると報告。この細菌は食事で野菜を食べたときに『硝酸塩』という植物成分を有用な物質に替える働きをしているという。
[ハツカダイコン]や[カブ]の一種に含まれる硝酸塩が口内細菌の作用で亜硝酸塩という物質に変わる。唾液に含まれた亜硝酸塩と胃液が混じることで胃の粘膜を保護する」
口腔洗浄剤の多用はよくないようだ。
診療
ガイドライン
胃潰瘍は最近の研究で、ヘリコバクター・ピロリ菌や一部の鎮痛薬の副作用で発症することが多いことが明らかになってきた。ガイドラインは「傷ついた胃壁を修復する」として国内で広く使われている約20種類の薬について、3種類以外は「効果を示す明確な根拠がない」として否定、これに代わる治療手段として「ピロリ菌の除菌」を採用した。
今までは医師のさじ加減で、有効性に疑問がある薬が使われるなど、国際的に確立された“根拠のある治療法”からかけ離れていた

うそ発見器 胃の筋電図
2005年、米テキサス大学の研究官らは、胃の働きに伴う微弱な電気を計測する筋電図を使って、その人が嘘を言っているかどうか判断できることを発見した。
心電図などを使った既存のポリグラフに胃の筋電図を加えれば、精度を高められる。
16人の健常者に、胃の筋電図と心電図を同時に取りながら質問に答えてもらった。ウソとつくときは心拍数が増えると共に、胃の筋電図にも明確な変化が見られた。
ストレスを感じると中枢神経系が腸壁神経系に作用し、消化器官に影響を与えるためと診られている。

ヘリコバクター・ピロリ菌の感染と除菌
検査法 胃潰瘍または十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者のうちヘリコバクター・ピロリの感染が疑われる場合に
右の検査法のいずれかを行う
[迅速ウレアーゼ試験]
[鏡検法]
[培養法]
[抗体測定]
[尿素呼気試験]
除菌療法 ランソプラゾール・アモキシシリン・クラリスロマイシンの3剤療法
以下の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与。
ランソプラゾール [タケプロンOD] 30mg
アモキシシリン [アモリン][サワシリン][バセトシン] 750mg
クラリスロマイシン [クラリス][クラリシッド] 200mg(上限400mg)
(一般名) (商品名) (1回使用量)


胃潰瘍の西洋薬
ファモチジン
(H2ブロッカー)
ガスター
テプレノン 「アンタゴスチン」「アントベックス」「イナノニン」「エクペック」「クラーレン」「コバルノン」「セピマン」「セフタック」「セループ」「セルテプノン」「セルベックス」「デムナロン」「テルプレン」「テルペナ」「テルペノン」「テレベス」「テレベックス」「テンベロール」「ピクリール」「ヒシテロール」「フォルテイックス」マイザック」
シメチジン 「アストロフェン」「アスメジン」「アムイサン」「アルカメット」「アルキオーネ」「イクロール」「イシメット」「エスメラルダ」「カイロック」「ガスチリン」「ガストロメット」ガスフェロン」「シメチジン」「シメチラン」「シメユンジン」「シメロン」「シルカゼット」「スターセル」「ストマチジン」「タカミジンC」タガメットダンカート」「チーカプト」「チスタメット」「トーガスト」「ファルジン」「ラフセジン」「ロイアンC」
飲み合わせ
「胃潰瘍の薬シメチジンには、カフェインの解毒作用を止める働きがある。
コーヒーと一緒に飲むと、吐き気がしたり、気分が悪くなったりする。
塩酸ラニチジン ザンタック
アズレンスルホン酸ナトリウム アズクレニンS」「アズノール」「アズノールST」「アズノール・ガーグル」「アズプロ」「アズレミック」「アズレミン」」「含嗽用アテネレン」「水溶性アズレン」「アズレン」「含嗽用アズレン」「アズレンG」「アズレン・グルタミン」「アズレンS」「アズレンゾル」「アズレンゾルG」「アテネレン」「アルサズレン」「含嗽用AZ」「ウルクゾール」「エフモント」「エマーゲンG」「ガイサール」「カズミランG」「グリクラミン」「グリマック」「グロリアミン」「セダガズトン」「テイサマック」「トーワズレン」「含嗽用ハチアズレ」「ヒズレンS」「フルメント」「ノズレン」「含嗽用パウロ」「ファルテガード」「ポドニンS」「マーズレンS」「マグレスト」「マジスターG」「マドカロン」「マナミンGA」「マズレニンG」「メサドリン-S」「ヨウズレンG」「ヨウズレンS」「ルフレン」
スルピリド アビリット」「オンベラン」「クールスパン」「ケイチール」「シーグル」「スカノーゼン」「スタマクリット」「スプロチン」「スペサニール」「スルピリド」「セルネピン」「トーピロド」「ドグマチール」「ニチマール」「ピリカップル」「ペタマックT」「ミラドール」「ヨウマチール」「リタモチール」
塩酸セトラキサート 「アクアレン」「アミエルミン」「エルケー」「シオメイスン」「セエルサート」「ノイエル」「ノイエルS」「ラクマーゼ」「レザニール」「レスラート」
ランソプラゾール タケブロン
オメプラゾール
(プロトンポンプ阻害剤)
オメプラール」「オメブラゾン」



【芳香療法】 ◎胃の内壁は精油類で容易に損傷を受けます。精油はたとえ希釈したものであても、それを経口的に摂ることは止めましょう。精油は皮膚から吸収させるほうがより効果的です
【色彩療法】 <1>レモン色
<2>藍色
【民間療法】 ○アイ・アカメガシワ・アマドコロ・イワタバコ・ウシ・オオイヌタデ・カニ・キンミズヒキ・クサノオウ・ゲンノショウコ・サルノコシカケ・ジャガイモ・ジュズダマ・ジュンサイ・シラン・スベリヒユ・タケニグサ・タラノキ・タンポポ・ツルナ・トロロアオイ・ナスビ・ノビル・ハス・ホウセンカ・ヨモギ・ワレモコウコウジン(紅参)
漢方治療 漢方治療では、胃潰瘍と十二指腸潰瘍の区別を必要としない(漢方診療医典)

胃潰瘍(消化性潰瘍)の漢方薬
漢方薬
  1. 安中散
    1. 本患者は3年前にもしばしば胃痙攣を繰り返し、毎月1回1週間ぐらい臥床することが半年ほど続いた。右臍傍に拇指頭大の硬結様抵抗を触れ、家族歴に胃ガンや子宮ガンが数人出ているので3回レ線検査を受け、わずかに幽門部の通過障害があり、胃液検査の結果、酸欠乏症を起こしているので充分癌腫の疑いがあるので、試験開腹を勧められていた。当時私は五積散や香砂六君子湯などを与え、服薬3月ほどで 痙攣もなくなる。体重が10kgも減少したのを完全に取り戻し得た。このたびの初診時の訴えは約10日ほど前から再び心下部疼痛が始まったが、以前のように七転八倒する痛みではない。朝起きる頃や、食後1時間ぐらいに痛むという。疼痛は左臍傍に、絞め付けられるように痛み、30分ぐらいジットして耐えて寝ていると解消する。
      診候、体格は普通。栄養はやや衰え、顔色はそれほど悪くはないが元気なく、顔貌苦悶状である。皮膚筋肉弛緩し軟弱、心下水分の辺りから左臍傍天枢穴の辺りにかけて著明な動悸を触れ、左臍傍において動悸の処を按すと痛む。疼痛もこの場所に起こるという。疼痛が起こると左の背及び腰にも波及する。食欲は悪くはないが、食後の苦しみが予想され、恐ろしくて摂れない。大便1行で、ヲ吐も恷Gもない。胃内停水を認める。
      経過、脈状や腹候によれば脾胃の虚、停痰の症である。現代病名では慢性胃炎か胃潰瘍であろう。小野寺氏圧痛点は陽性で膝の下まで放散する。前回にならって五積散や加味平胃散、次いで香砂六君子湯を与えたが効果がない。このような虚証の慢性胃潰瘍の痛みに苓桂甘棗湯の有効だったことを思い出してこの方に変えたところ、やや好転したが、即効とまではゆかない。そこで安中散L茯苓に転方すると10日の服薬で痛みの大半が消失した。引き続き1ヶ月の服薬でほとんど全治廃薬した。《矢数道明》
    2. 胃痛があり、口に水が上ってきたり、胸やけがしたりするものに用いる。患者は冷え症で、腹に力なく、臍部で動悸が亢進し、脈にも力のない者を目標とする。本方を用いてよい患者には、甘味を好むものが多い。(漢方診療医典)
  2. 黄連湯
  3. 加味逍遥散
  4. 甘草湯
  5. 五苓散
  6. 柴胡桂枝乾姜湯
  7. 柴胡桂枝湯
  8. 三黄瀉心湯
  9. 四逆散
  10. 四君子湯
    1. 50歳あまりの男子で、
      2ヶ月ほど前から胃潰瘍の診断で治療を受けているが、いまだに少量ずつの出血が止まず、食欲もなく、次第に体力も衰え、歩行にも困難を感じるようになった。私が往診した時は、顔は青ざめ、下肢には浮腫が有り、舌は米粥を塗ったように白く、脈は遅弱で、1分間に52至という状態である。腹部は軟弱で陥没し、臍部で動悸をふれる。腹部には自発痛はないが、心下部にやや抵抗があり、軽い圧痛がある。大便は3日〜4日に自然便があり、軟い。肉眼では、それとは見えないが、潜血を証明する。5月だというのに、足が冷たく湯たんぽを入れている。起きあがろうとすると、めまいがくる。
      こんな状態だから、私は胃ガンを疑った。そして予後を心配しながら、四君子湯を与えた。ところが、ころを飲み始めると、食欲が出る、浮腫が去る。元気が出る。出血もなくなる。そして2ヶ月後には外来として電車で1時間あまりのところから通院出来るようになった《大塚敬節》
  11. 梔子甘草黄連湯
  12. 小建中湯
  13. 清熱解欝湯
  14. 旋覆花代赭石湯
  15. 大柴胡湯
  16. 大黄甘草湯
  17. 当帰湯
    1. 冷え症で、血色悪く、腹壁の緊張が弱く、脈も遅弱の患者で、痛みが心下部から胸に放散し、それが背にまで透ような者によい。
      肋間神経痛とか、狭心症というような病名がつけられている患者に本方で治るものがある(漢方診療医典)
  18. 桃核承気湯
  19. 当帰湯
    半夏瀉心湯
  20. 平胃散
  21. 六君子湯