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インフルエンザ






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鳥インフルエンザ
新型インフルエンザ
急性脳症
ウエストナイル熱
白血球減少症






インフルエンザに用いる漢方薬
葛根湯
  1. 体質中等度。急性上気道炎のファーストチョイス。
  2. 胃腸が丈夫な者。
  3. 後頭部から項部のこりが著しい者。
  4. 発熱・悪寒・汗がでにくい、頭痛・脈浮の者。
  5. ノドが痛いときには、+桔梗石膏。

桂枝湯
  1. 胃腸虚弱者に。

香蘇散
  1. 胃腸虚弱者に。

柴葛解肌湯

柴胡桂枝乾姜湯

柴胡桂枝湯
  1. こじれたら。

小柴胡湯
  1. 体質中等度。
  2. 弛張熱、胸部不快感(胸脇苦満)。
  3. リンパの炎症
  4. 炎症が強い時は+桔梗石膏

小青竜湯
  1. 胃腸が丈夫な者。
  2. 鼻水・くしゃみが主な、アレルギー性鼻炎。
  3. 足が冷えてむくみやすい者。

参蘇飲

真武湯
  1. 悪寒が強く、全身倦怠感がある。
  2. 水様性の下痢をする者
  3. 新陳代謝が低下している者。

清上防風湯

大柴胡湯

調胃承気湯

当帰四逆加呉茱萸生姜湯

白虎加人参湯
  1. 藤平健氏は、かって感冒にかかり、葛根湯や小柴胡湯+石膏、小柴胡湯+白虎加人参湯などを用いたが治らず、発病5日目に、次のような症状になった。
    「1/11、うとうとしているうちに、苦しさのため目を覚ます。4時、非常にのどが渇き、コップ1杯の水を飲み干す。心臓部が苦しい。熱はまた40、2℃に上がっている。汗は顔といわず、体といわず沸々として流れ出で、しかも背中は水中にひたっている様にゾクゾクと寒い、心下は痞硬して苦しく、鳩尾から臍にかけて盛り上がった様な自覚があり苦しい。朝5時、夜明けを待ちきれず、奥田先生に“御来診を乞う”の電報を打つ。胸の中が何ともいえず苦しくて、転々反側する。8時、熱依然として39、7℃。ただのかぜか、チフスか、敗血症かと心は迷い乱れる。10時、待ちに待った先生御来着。脈洪大、煩渇、自汗、背微悪寒心下痞硬があって、まさしく三陽の合病。白虎加人参湯証に間違いなしと、精診の後、診断を下される。背微悪寒というと背部の軽微な悪寒と考え勝ちだが、この微は幽微の微で軽微の微ではない。身体の深い所から出てくる悪寒と考えるべきで、従って、このように強く自覚される悪寒が本方証にあっても、チットも差し支えないとお教え下さる。同方を服して、1時間後、先ず悪寒、心下痞塞感は消退し、背中は温まり、鳩尾は軽くなって来た。3時半には体温も37、5℃に下がり、すべての症状が拭うが如くに消え去って、軽い頭痛を残すのみとなった。急に食欲が出てきたので、急いで粥を 作ってもらって食べる。実にうまい。発病以来はじめて快眠をむさぼる。」
    この治験のように、白虎加人参湯の熱には、はげしい悪寒と口渇、多汗、心下痞硬、胸苦しさが伴うことがある。《大塚敬節》

防風通聖散

麻黄細辛附子湯
  1. インフルエンザ:此方はもと表熱を兼ねる者故に、後世の感冒挟陰の証と同じ。
  2. 悪寒・咽頭痛・頭痛・鼻水。
  3. 発熱より悪寒が強い
  4. 暖房していても寒い
  5. こじれたら+桂枝湯

麻黄湯
  1. 小児、熱性病の初起にして、表熱甚だしく、卒然として、人事不省に陥れる者、此方を以て大発汗し、治癒することあり。《奥田謙蔵》
  2. 高熱で悪寒が強い。発汗せず、身体の節々が痛い、腰がうずく者。
  3. 症状が重く、葛根湯で発汗しない者。
  4. インフルエンザのファーストチョイス。
  5. 胃腸が丈夫な者。




インフルエンザの芳香療法
初期:

「ティートリー」
  • 1〜3滴をバスタブに入れて熱い沐浴をすると、発汗させて治療

「ユーカリ+ラベンダー」:
  • 沐浴及び精油バーナーで蒸散噴霧。



回復期:
  1. ベルガモット
  2. ローズマリー


インフルエンザの民間療法
  • 緑茶




かぜ インフルエンザ
ウイルスの種類 ライノウイルス、
アデノウイルス、
エンテロウイルス
インフルエンザウイルスA・B型
感染経路 接触感染 空気感染
症状 鼻水・鼻づまり・せき・発熱 38度以上の高熱、
悪寒や筋肉痛
治療法 有効なものはない 抗ウイルス剤、ワクチン





インフルエンザ
=流行性感冒(流感) 
  1. インフルエンザがウイル病と認定されたのは1933年。
  2. 「感冒(common cold)は徐々に発病するが、インフルエンザ(流行性感冒)は急激に高熱になって発病する。」
    ウイルスが[カモ]→[アヒル]→[鶏]→[ヒト]と移っていく。野生のカモはインフルエンザウイルスのすべての型を持っている。しかもカモは発症しない。カモは越冬するために中国に渡る。そこで、カモが家畜されたアヒルにウイルスが移る。さらに近くにいる鶏に感染が広がる。鶏はウイルスと共存できないので、感染し死に至る。
    →「人獣感染症」の1つ。
  3. 欧米ではインフルエンザを「フルflu」と呼び、エイズ肝炎など特定の病気を起こすウイルスと同様に位置づけ、普通の風邪とは区別している

世界で初めてインフルエンザウイルスを作った
  • のが、河岡義裕・東京大学医科学研究所教授。
  • 2015年、これまでの220倍のスピードでインフルエンザウイルスを増殖させることに成功。ウイルスはワクチンの原料となる。





インフルエンザにかかると
免疫細胞が総動員されます
病状の経過を見れば、免疫の仕組みが良く分かるでしょう”国際免疫学会連合会長の多田富雄・東京大名誉教授はこういう。
会社員Aさんの例を見よう。

冬の朝、満員電車の中で、隣の男性が何度も激しいせきをしていた。Aさんは顔をそむけたが、ウイルスを吸い込んでしまう。2日後、鼻水やクシャミが出始めた時、100万を超えるウイルスが、Aさんの鼻やのどの粘膜細胞で悪さをしていた。
感染した粘膜細胞の表情は、通常時とは少し違ってくる。

そんな変化に[NK細胞]がいち早く気付き、ウイルスの潜む粘膜細胞を殺していく。もちろん、ウイルスの方もどんどん細胞を破壊する。これらの細胞の死骸は、アメーバに似た[マクロファージ](白血球の1種)が食べて掃除する。

4日目、帰宅したAさんの体温は37℃。
死骸を食べたマクロファージが、「ウイルスの味がするぞ」と叫び始めたのだ。
叫び声を聞いた[キラーT細胞 ]は、マクロファージから教わったウイルスの特徴を手がかりに、感染細胞を探しては殺す。
キラーT細胞 も大声を出して仲間を増やすので、Aさんの熱は38℃を超え、せきも激しくなる。高熱は免疫の効率を上げるためだが、Aさんは堪らず会社を休んでしまった。最初の朝から6日目のことである。この一連の反応を『
細胞性免疫』といい、ウイルス感染の際に働くことが多い。

同じ頃、Aさんの体の中では、別の反応も進んでいた。
マクロファージの叫び声を、[ヘルパーT細胞]が聞きつけたのだ。この細胞は免疫の司令官。
キラーT細胞を元気づけるとともに、[B細胞]も指揮することができる。

「ウイルスをたたけ」と命令されたB細胞は、抗体というミサイルを発射する。抗体に取り付かれたウイルスは、感染力が弱まっていく。

抗体が体液の中を流れるため、この反応を『
液性免疫』という。

細胞性免疫と液性免疫の両方が働いたおかげで、ウイルスは体内からいなくなった。7日目の朝、気分良く目覚めたAさんは、“休んだ日に病院でもらった薬が効いた”と考えた。しかし、多田さんは言う。“治ったのは、医師や薬のおかげではありません。あなた自身の免疫力に感謝するべきでしょう”→ 自然免疫





インフルエンザウイルスの炎症
2013年、
東京大学の一戸猛志准教授らは、インフルエンザウイルスに感染した時に起こる炎症反応の仕組みを解明した。


成果は米アカデミー紀要(電子版)に掲載

インフルエンザによる炎症は、細胞がウイルスを認識して炎症物質を作るために起きる。

細胞内にウイルスが入ってくると、「NLRP3」というタンパク質などが集合して炎症物質を作る

しかし、タンパク質がどこで集合体を作るかが不明だった。


研究グループはマウスの免疫細胞内のNLRP3を抗体で集めて、くっついているタンパク質を詳細に調べた。

細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリア表面の「Mfn2」というタンパク質に結合していた。




チェックしましょう
高熱・頭痛・関節痛・・・があればチェックしましょう:
    →(「ツツガ虫病」と鑑別必要)


(要注意の医薬品)
  • 「ボルタレン」「ポンタール」「リツキサン」「リューマトレックス」





スペイン風邪
強毒性のカギを特定

1918年に大流行し、数千万人が死亡したスペイン風邪の強毒性を招いたウイルス部分を東京大学医科学研究所の河岡義祐教授らのチームが特定し、2008年12/29の米科学誌アカデミー紀要に発表。
合計で8種類あるスペイン風邪ウイルスの遺伝子を、単独や複数組み合わせて、現在流行しているAソ連型インフルエンザウイルスに組み込み、実験動物(フェレット)に感染させた。
その結果、『RNAポリメラーゼ』と呼ばれる酵素など計4種類の遺伝子を組み合わせた成分を入れたときに、スペイン風邪ウイルスと同様に肺でも増殖が確認できた。





気道でブロック
新らしい仕組みで作用する抗インフルエンザウイルス薬を佐藤智典・慶應義塾大学教授が開発した口から吸い込んで感染場所となる気道でウイルスを待ちかまえ、体内の細胞内に侵入するのを防ぐ。
感染した細胞からウイルスが出てくる“出口”を抑える従来品と異なり、新しい薬は“入り口”でブロックする。
インフルエンザはウイルスが体内細胞に侵入して増殖し、細胞外へ出て広がっていく。タミフルなどもウイルスの細胞の出口を止める薬。





プレパンデミックワクチン
2008年、新型インフルエンザ向けのプレパンデミック(大流行前)ワクチンを使った厚労省研究班の臨床研究で、接種を受けた5561人のうち8人が接種1ヶ月後までに入院したことが分かった。気管支ぜんそくの既往歴ある人が接種9時間後に高熱を出した例もあった。研究班が懸念するのは心室細動など心臓への異常を思わせる症例が2件あったこと。








全A型の抗体発見
2011年、「H1」や「H3」などの型にかかわらず、すべてのA型インフルエンザウイルスに作用する抗体を、藤田保健衛生大学などのチームが発見した。
成果は米科学誌ジャーナル・オブ・ビロロジーに掲載。

インフルエンザの感染は、ウイルスの表面にあるタンパク質「ヘマグルチニン分子」と人間の細胞にある「シアル酸」が結合することで起きる。人への感染が懸念されるウイルスの型は、ヘマグルチニン分子のアミノ酸配列の違いで、「H1、H2、H5」と「H3、H7」の2グループに分けられる。
一度免疫ができて抗体が結合を阻害しても、ヘマグルチニンのアミノ酸配列を変異させ、抗体の“攻撃”を避けるようになるため、2つのグループに同時に作用する抗体は無いとされてきた





ヒト細胞で実験
2014年、京都府立医科大学の中家隆明教授と大道寺智助教らは、人間の肺の奥にある細胞を遺伝子操作しインフルエンザウイルスに感染しやすい細胞を作った。

インフルエンザウイルスは表面にある様々な突起が鼻の粘膜や気管支、肺などに細胞にくっついて感染する。細胞の表面にある「シアル酸」に結びつく。

シアル酸の測定で感染の有無を調べる。 人間の細胞を使うと7〜8回分裂すると死んでしまう。そこで、増殖能力を高める遺伝子を導入し、100回以上分裂しても死なない細胞を作った。





診断キットで誤判定
ノドの奥を数回こすって、用意して置いた溶液に綿棒を浸した後、液をインフルエンザウイルスの型を判定するキットに数滴垂らす。待つこと約10分。キットに赤や青の腺が浮かび上がればウイルスに感染していることになる。
この迅速診断キットはインフルエンザ対策の強い味方の1つだ。
ところが、
「インフルエンザの感染の有無を迅速に診断する検査試薬の一部に、間違った検査結果を表示する可能性があることが2003年7/4日分かった。大阪府公衆衛生研究所の調査によると、誤判定が出たのは以下の2製品。
  1. ニチレイの『ジースタットフルーA&Bキット』
    • 感染している患者の6割近くを陰性と判定
  2. 三菱化学ヤトロンの『プロラストチェックFiuA&B』
    • 感染している患者の5割近くを陰性と判定

赤血球の代わりに微粒子で検出
  • 2016年、慶應義塾大学の佐藤智典教授らは、インフルエンザウイルスを赤血球を使わずに検出する技術を開発した。
  • 人工的に合成した糖鎖を表面につけた微粒子を使う。




商品名 投与方法 治療期間
タミフル 経口 1日2回、5日間
リレンザ 吸入
イナビル 吸入 1回
ラピアクタ 点滴 1回



タミフル
  1. タミフルで死亡
    2005年11/17,FDA(米食品医薬品局)は、鳥インフルエンザの治療薬として期待されている抗ウイルス剤「タミフル」の副作用で2000年以降日本で12人の子供が死んだ疑いがあると発表。
    欧米を含め他の国では死亡例がない。
    米メディアによると、内訳は自殺1人、突然死4人、心停止4人など。
  2. タミフルで精神症状
    服用後に異常行動などの精神症状が出た事例が32例あり、このうち31例が日本で起きた
  3. 耐性ウイルス
    ベトナムで2005年2月に見つかった高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)患者から、強力なインフルエンザ治療薬『タミフル』に耐性を持つウイルスが検出されたことが、東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らの研究でわかった。“特効薬”とされるタミフルへの耐性が見つかったのは初めて。
    河岡教授は「今のところ耐性ウイルスが世界中に広まる可能性はほとんど無いが、慎重な監視が重要」と話している。
    成果はネイチャーに掲載。
    H5N1型はアジアを中心に流行。患者死亡率が60%と高い。
    高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に感染して死亡したベトナムの患者2人から、抗ウイルス薬タミフルへの耐性を持つウイルスが検出されたことが2005年12/22分かった。耐性ウイルスによる死亡は初めてとみられている。ベトナムや米国の研究チームが12/22付けの米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。
    耐性ウイルスが見つかったのは13歳と18歳の少女。いずれも1月に入院、タミフルによる治療を受けたが、それぞれ8日目と20日目に死亡
  4. 国内9県で耐性ウイルス
    2008年、全国の地方衛生研究所を通して採取したAソ連型ウイルス(H1N1)1713株を調べた結果、山形・栃木・神奈川・長野・愛知・兵庫・鳥取・島根の計44株が、遺伝子の一部が変異し、タミフルが効かなくなっていた。
  5. タミフル&リレンザ
    子供への薬効に差がない
    けいゆう病院の菅谷憲夫小児科部長や河岡義裕・東京大学教授らのチームは2008年、比較試験で確認し、米医学誌に発表した。
    4〜15歳の患者約350名を対象に熱が出ていた期間を発症後と投与後に分けて調べた。
    A香港型(H3N2型)
    Aソ連型(H1N1型)
    B型
    の3タイプについて比較した。いずれも効果に差がなかった





エリトラン
2013年、感染後6日後に投与しても症状が改善した。エーザイが細菌感染で起きる重症の敗血症治療で臨床試験中の「エリトラン」は、細菌から出る毒素が細胞表面にある「TLR4」という免疫に関わる受容体に結合するのを阻害することで炎症を抑える。

米メリーランド大学のチームが致死量のインフルエンザウイルスに感染させたマウス10〜15匹のグループで実験。


エリトランを投与しなかったグループでは感染の14日後に10%しか生き残らなかった。

感染から2日後に投与したグループは90%
4日後の投与では53%
6日後では33%が生き残った。




インフルエンザで悪化
人喰いバクテリアと呼ばれる劇症型のA群溶血性連鎖球菌も、インフルエンザウイルスと同時に感染すると致死率が一気に上がることが、大阪大学歯学部の川端忠助教授らのマウスの実験で分かった。

A群連鎖球菌、インフルエンザの単独感染では致死率はともに10%以下なのに、インフルエンザ感染の2日後にA群溶血性連鎖球菌を投与すると、90%以上が数日で死んだ





ワクチン
インフルエンザワクチンは感染自体を防ぐことはできない
  1. “インフルエンザワクチンは感染自体を防ぐことはできない”(神谷斉・国立病院機構三重病院名誉院長)。接種すると血液中にウイスルを攻撃する抗体ができるが、ウイルスは目鼻やノドから侵入する。血中に抗体があっても感染は防げない。ただ、神谷名誉院長らが実施した研究によると、季節性インフルエンザのワクチン接種で65歳以上の発症を34〜55%予防し、脂肪は82%減らす効果があった。
  2. 季節性のワクチンの有効率は年によって約20〜80%の幅があるという
    (日本臨床内科医会)

水銀たっぷり

1998年〜2003年4月にかけてインフルエンザワクチン接種を受けた9人が肝機能障害を発症し、うち2人が死亡していたことが分かり、2003年8/28、厚生労働省は医薬品・医療用具等安全情報を出して、医療機関に注意を呼びかけた。死亡したのは70代と80代の男性。さらに、喘息発作の副作用も11例報告された。
ギランバレー症候群


2002年度にインフルエンザワクチン接種による副作用で1歳女児が死亡していたことが判明。主治医の報告では死因は急性脳症」
予防接種ワクチンの接種を受けても死亡率はあまり下がらない

65歳以上の高齢者がインフルエンザの予防接種ワクチンの接種を受けても、未接種の人に比べて死亡率はあまり下がらない可能性があるとする論文を2005年2/14、米厚生省傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の研究グループが米内科学会誌に発表した。
その論文によると、1980年には20%だった米高齢者のワクチン接種率は2001年に65%に上昇したが、この間インフルエンザが直接・間接の死亡原因になった高齢者の割合には毎年変化が無かったという。

鼻からスプレー(経鼻ワクチン)

2008年、聖マリアンナ医科大学のC野研一郎・准教授らは、新型インフルエンザの予防ワクチンを開発した。開発したワクチンは、ベトナムで採取された「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスをもとに作製した。免疫効果を高めるために「カイメン」から発見された化合物を補助剤として加えた。
鼻の免疫に投与すると、体内の免疫細胞が活性化されて粘膜にウイルスへの抗体ができ、感染を防止する。
マウスにあらかじめこのワクチンを投与しておくと、ワクチンの元となったベトナムのウイルスへの感染を100%防止できた。
香港で採取された別系統のH5N1型ウイルスに対しても100%の予防効果を確認した。



2015年9月、第一三共が導入したのが「フルミスト」という噴霧型ワクチン。欧米で子供向けに使われている。
5N1型とH1N1型の両方に効くワクチン

2013年、東京医学総合研究所の小原道法プロジェクトリーダーらが開発。

インフルエンザウイルスはウイルス表面にある「ヘマグルチニン」と呼ぶタンパク質がノドや鼻の粘膜細胞にとりついて感染する。開発したワクチンは天然痘ワクチンに使うワクシニアウイルスに、ヘマグルチニン遺伝子を組み込んだ。

遺伝子操作したワクニシアウイルスを投与すると、病原体から身を守る免疫がウイルスを認識し、攻撃する抗体を作る。抗体がヘマグルチニンを働かないようにいし、細胞に侵入するのを防ぐため、感染が広がらない。
男性ホルモンが影響する

2013年、男性ホルモン「テストステロン」の血中濃度が高い男性は、インフルエンザの予防接種ワクチンに対する免疫反応が弱い可能性があることを、米スタンフォード大学のチームが12/29の米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載。

テストステロンは骨格や筋肉を発達させて攻撃的な気持ちにさせる。

一般に若い男性は女性に比べ、細菌やkウイルスに感染しやすい。 研究チームによると、人類の進化過程で男性の方が狩猟や争いなどで負傷しやすすく、病原体に過剰な免疫反応を起こすとかえって危険なため、弱めに調節されている可能性があるという。

チームはA型のH1N1亜型とH3N2亜型、B型のインフルエンザの予防接種を受けた20〜80代の男性34人、女性53人を調査。抗体を作るなどの免疫藩王を調べたところ、H3N2亜型とB型は男性の方が弱かった。

テストステロン濃度が高い男性ほど免疫反応が弱く、四肢との代謝を担う遺伝子群が関与していた。





解熱剤で悪化
ボルタレン

東北大学大学院医学研究科の船渡忠男助教授らは、インフルエンザ患者に使うと脳炎や脳症の重症化をもたらすとして投与が禁忌になった解熱剤の遺伝的メカニズムを解明する研究を開始する。

個人による遺伝子の微妙な違いであるSNP(一塩基多型)を調べ、解熱剤を分解しにくい体質を突き止める。
ニワトリ実験などを通じ、2〜3年後をメドに明らかにしたいとしている。

非ステロイド系の解熱剤であるジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)などは脳炎・脳症の重症カや患者の死亡と関係が深いとして2000年11月インフルエンザには禁忌となった。
重症患者の2/3がボルタレンを処方されており、子供や高齢者で重症患者が多かった。
しかし、同薬を同じ用法・用量で投与しても薬に対する反応には個人がある。研究グループは、体内で薬剤を分解する酵素であるチトクロームP450の仲間のうち、CYP2C9が関係しているとみて研究を進める。
健常者30人の血液を採取し、DNA(デオキシリボ核酸)からSNPを解析したところ、CYP2C9には3種類あることが分かった。
このうち1つの型を持つタイプでは、肝臓での酵素の働きが低く、ジクロフェナクナトリウムを投与しても分解スピードが通常より遅れ、血中での濃度が高くなると見ている。この結果、血管内皮が壊れやすくなり出血することが考えられるという」 


発熱時に使うと急性脳症を引き起こす恐れがある


として2001年〜2000年にかけて、インフルエンザの子供への投与が禁止された2種類の解熱剤が、その後もインフルエンザ以外の子供に使われ続けていることが、2002年12月14日、大阪府立公衆衛生研究所の調査で判明。
調査した同研究所の奥野良信ウイルス課長は「脳症に至るまでの時間が短く、診断が難しいことを考えると、インフルエンザでなくてもこれらの薬は使うべきではない。家庭にあった薬での死亡例も出ているので、使い残しの薬などは医師に相談してから使ってほしい」と話している。
2つの解熱剤は、インフルエンザ・水ぼうそうなどウイルス性疾患の子供の対する投与が原則禁止された『ジクロフェナクナトリウム』(商品名:ボルタレン)とインフルエンザの子供に限って使用が中止された『メフェナム酸』(商品名:ポンタール)。
2001年12月〜2002年1月にかけて、大阪府内の医師に使用状況を質問し、小児科医213人とそれ以外の医師146人の計359人が回答した。
インフルエンザによる子供の発熱時には、小児科医の84.5%、それ以外の医師の80.9%が「別の解熱剤を使用している」と答え、「一切の解熱剤を使用しない」と含めると大半の医師が使用中止の措置を守っていた。しかし、「インフルエンザでない場合、発熱した子供にこれらの解熱剤を使う」と答えた小児科医が1.4%(小児科医以外:16.3%)いた


解熱剤を使用して無理をするとこじらせる


インフルエンザウイルスは閉鎖した空間でくしゃみや咳で飛び散った飛沫の中のウイルスで空気感染する。
ウイルスは冷たい場所でよく増え、高温では増殖できなくなる。

真冬に流行するのはこのためだ。流行時には寒い所を避けることだ。
電車や教室内でマスクをすることは、空中に飛散したウイルスを含む粒子が鼻や口に直接入るのを妨げ、ノドを冷やさないように出来るので、意味があるかもしれない。クズ湯を飲むと良いと言うのは、ノドや体を暖めるからだろう。
治療には解熱剤を使わない方がよい。頭痛がひどくて眠れない場合にだけアセトアモノフェンを少量使う程度にして、解熱剤を使わず安静にしている方が早く治る。解熱剤を使用して無理をするとこじらせる元になる。日本ではインフルエンザワクチンは効果がないとして学童への集団摂取が中止された





うがいの効果は、多くの専門家が懐疑的

ウイルスはノドの粘膜に付着すると数分で細胞に取り込まれてしまう
感染者がマスクをするのは・・・有効
手洗い・・・・指先から手首まで入念にあらいましょう

消毒薬を、机や衣類などの表面に長期間固定

2009年、広島大学の二川浩樹教授らは、9/17、インフルエンザウイルスなど病原体に対する消毒薬を、机や衣類などの表面に長期間固定できる化合物を開発したと発表。
実験室レベルでは半年以上も効果が持続した。
化学メーカーの○○と共同開発した。開発した化合物はエタノールなどを材料にした「エトキシシラン系」の液体成分。医療用の消毒薬に含まれる「4級アンモニウム塩」と結合した構造をしている。水やエタノールなどで薄めて木材や繊維、金属などの表面に噴霧すると、消毒薬の成分が物質の表面に固定される。
人が多く集まる公共スペースでも、1〜2週間に1回程度の消毒で済む。
「H5N3」型の鳥インフルエンザや黄色ブドウ球菌など複数の病原体で効果を実証した





ウイルスをチューブで取り除く
2017/02、中央大学と慶応大学はインフルエンザなどのウイルスを除去できるたんぱく質の微小チューブを開発した。

開発したチューブは唾液などに含まれるインフルエンザウイルスを取り込む。インフルエンザウイルス約25万個を含んだ0.5_gお水に、開発したチューブを0.6_c混ぜたところ、1〜2秒でウイルスをほぼ100%取り除くことができた。

人が咳をした時に出る唾液などの飛沫には、約5万個のウイルスが含まれている。マスクに0.6cのチューブを埋め込めば5000回のセキではき出した飛沫中のウイルスをすべて取り込めるという。
チューブの太さは約1万分の6_bで、長さが約40分の1_b。
タンパク質などを層状に重ねたチューブの内側に、ウイルスをとらえるシアル酸を含んだタンパク質をつけた。
シアル酸が、ウイルス表面に突き出たタンパク質と結合する。



関連情報 インフルエンザの漢方薬
鳥インフルエンザ
新型インフルエンザ
急性脳症
ウエストナイル熱
白血球減少症
かぜ
毒素性ショック症候群
傷寒
肺炎
中耳炎
SNP
筋肉痛
関節痛
人喰いバクテリア
ギランバレー症候群





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