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| KI | 経穴名 | 適応する症状・病名 |
| KI-1 | 湧泉 |
(ユウセン) 腎臓病による水腫。 尿毒症、脳溢血時の昏睡、腰髄麻痺による下肢の運動障碍と麻痺感。 頭頂痛、小児ひきつけ・昏迷。ヒステリ、テンカン。 古方では、子宮脱、小児ケイレン。 ショック・テンカン・ヒステリー・小児驚風・熱中症。 ●通関・開竅・安神・鎮静の作用がある。 「湧」=水が底から噴水のようにわき出してくる様子。 少陰腎経の井穴。 腎経の脈気がわき出ることから名づけられた。 足心陥中。足を屈め、指を捲いて宛宛たる中に在り。 斜刺0.1~0.3寸 |
| KI-2 | 然谷 |
(ネンコク) 膀胱炎、月経不順、糖尿病、咽喉腫痛。 ●滋陰補腎・清熱利湿の作用がある。 男女の精気が満ちあふれているのに、子供が出来ない時に用いる。 「龍淵」とも呼ばれる。淵に龍が潜んでいる様子。 足の少陰腎経の榮穴 “然谷は乃ち腎の溜る所の榮穴なり。陰の榮は火穴を為し、坎中に一陽無根の少火能く気を生ずる有り”《子午流注説難》 足の内踝の前、大骨の下陥中にあり。 直刺0.3~0.5寸 |
| KI-3 | 太谿![]() |
(タイケイ) 澤田流は[照海KI-6]を使う。 腎臓疾患、膀胱炎、咽喉痛、扁桃炎、気管支炎、骨膜炎、中耳炎、脚気、足附関節痛、足の冷え、胸部腎経の疼痛、遺尿、月経不順、下肢マヒ。 吐血、血痰、心臓衰弱。 ●調補腎気・通利三焦の作用がある。 咽頭の乾燥感・歯痛・耳鳴り・頭暈・不眠 喀血・気喘・消渇 月経不順・遺精・陽萎(インポテンツ) 小便頻数 腰背部痛 内踝の真後ろの深い陥凹部にある。湧泉から出て然谷を通った腎水の流れがここで1つにまとまる 腎経の兪穴 足の内踝の後ろ、跟骨(跟=くびす)の上、動脉陥中にあり。 内踝とアキレス腱の間にとる。 直刺0.3~0.5寸 |
| KI-4 | 大鐘 |
(ダイショウ) 神経衰弱、ヒステリー、咳血、哮喘、小便不利。 ●滋腎清肺の作用がある。 喀血・気喘・二便不利・痴呆 かかとの痛み・腰背部のこわばり 「鐘」=天から賦与されているもの。“大”=全身。 全身の精気の粋なるものが集まっているので大鐘の名がある。 足の跟の後ろ、衝中にあり。 (衝はあたる、跟と踝の中央にあたる処を指す) 大鐘は太谿の直下にあらず、太谿の後下にとる。 腎経の絡穴 太谿KI-3の下5分で踵骨上縁、アキレス腱の前縁にとる。 直刺0.3~0.5寸 |
| KI-5 | 水泉 |
(スイセン) 自然に湧き出る泉のように、遺尿・尿失禁を治す。 頻尿、尿意過剰、早すぎる閉経。 月経不調、子宮脱、小便不利、近視。 ●調補肝腎の作用がある。 水の源が深いところからあふれ出てくるので水泉の名がある。 腎経の (取穴) 太谿KI-3の下1寸、内踝の下にあり。踵骨隆起の前の陥凹部にとる。 直刺0.3~0.5寸 |
| KI-6 | 照海 |
(ショウカイ) 澤田流[太谿] 月経不順、子宮脱、扁桃炎、神経衰弱、テンカン。 ●滋陰補腎・清熱利湿の作用がある。 陰挺・陰部の掻痒感・小便頻数・閉・便秘・癇症・不眠・赤白帯下 「照」は光で照らす意味。「海」はたくさんの川が1つになる深い場所。 陰脈の気が生じるところで、八脈交会穴の1つ。 奇経八脉の陰脈はここより始まり、内眼角で陽脈と合流する。 足の内踝の下にあり。
直刺0.5~0.8寸 |
| KI-7 | 復溜 |
(フクリュウ) 腎炎、膀胱炎、盗汗、腰痛、泄瀉。 ●培補腎気の作用がある。 浮腫・腹脹・泄瀉・腹鳴・盗汗・自汗・ 足の筋萎縮 熱病で汗が出ない 「復」は再び戻ってくる意味。 “其れ太谿は正経の直上の脈、復た内踝従り稍後ろ、2寸にして此に溜す”《子午流注説難》 足の内踝の上2寸、動脉陥中にあり。 直刺0.5~1寸 |
| KI-8 | 交信 |
(コウシン) 生理を正常にさせる。 胎毒、月経不順、崩漏、泄瀉、便秘、睾丸腫痛 ●調補肝腎の作用がある。 月経痛・月経不順・崩漏・陰挺・睾丸の腫れ痛み 腎経の脈はこの経穴から出て、脾経の[三陰交]と交わる。 “陰脈の “交”=交代、 “信”=メンス 足の内踝の上2寸、少陰の前(復溜の前の意味)、太陰(脾経)の後ろにあり。 直刺0.5~1寸 |
| KI-9 | 築賓 |
(チクヒン) 「すべての体内に吸収された毒物の解毒作用あり。」 梅毒、薬毒、化学毒。 「他人の家で楽器をメチャクチャに演奏する精神状態・精神異常を治す」。 おびえ・ノイローゼからくる症状に用いる。 こむらがえり、テンカン、精神病。 ●調補肝腎・清熱利湿の作用がある。 癲狂・疝痛 膝蓋骨から下の疾患を治すことができる。 “築”=楽器、杵を使い土台を築くこと。 “賓”=賓客。膝蓋骨のこと。 “陰維脈の 足の少陰腎経と陰維脈の交会穴。 足の内顆の上、腨(ふくらはぎ)分中にあり。 直刺0.5~1寸 |
| KI-10 | 陰谷 |
(インコク) 「精力に自信がない人のツボ」 ![]() 勃起不全、排尿時に疼痛、子宮出血、疝痛。 膝痛、下腹部脹痛、生殖器系疾患。 ●滋腎清熱の作用がある。 陽萎・疝痛・崩漏・小便不利・癲狂 足の少陰腎経の合穴。 膝の内輔骨の後ろ、大筋の下、小筋の上にあり。これを按せば手に応じる。膝を屈めて乃ちこれを得る。 (輔=たすける、ほおぼね) 直刺0.8~1寸 |
| KI-11 | 横骨 |
(オウコツ) 膀胱カタル、淋疾、小便不利、疝痛、遺尿、 尿道カタル、陰痿、遺精。 ●調補肝腎の作用がある。 少腹脹滿、小便不利、遺尿、遺精、陰部の痛み 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 直刺0.8~1.5寸 |
| KI-12 | 大赫 |
(ダイカク) 陰部痛、遺精、白帯、インポテンス、 ●調補肝腎の作用がある。 「赫」=盛ん、ハッキリ現れる。 真下に子宮があり、妊娠時にここが大きく膨らむ。 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 陰気が盛んで、精気が大いに集まる穴。 直刺0.8~1.5寸 |
| KI-13 | 気穴 |
(キケツ) 月経不順、下痢(泄瀉)、通経、小便不利、 ●調補肝腎、温経散寒の作用がある。 腎気が集まる所。ここに気を集めて養生する。 足の少陰腎経と衝脈の交会穴 (取穴) 肓兪の下3寸、関元(CV-4)の外5分に取る 直刺0.8~1.5寸 |
| KI-14 | 四満 |
(シマン) 崩漏、産後腹痛、下痢。 腸辟切痛、積聚、臍中切痛、血痛の4症を治す。 ●理気導疝・調経種子の作用。 (取穴) 肓兪の下2寸、石門CV-5の外5分にとる 直刺0.8~1.5寸 |
| KI-15 | 中注 |
(チュウチュウ) 月経不順、小腹痛、便秘。 腎の精気ががあつまり、胞中に注ぎ込まれる。 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 ![]() 直刺0.8~1.5寸 |
| KI-16 | 肓兪 |
(コウユ) 腸カタル、胃痙攣、腸疝痛、腹膜炎、腸閉塞、腎臓病、ケイレン性便秘。 黄疸、胃痛、生理痛 腎の脈はここから深く肓膜に向かって入って行く 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 「膏」と「肓」は古代の病名。 横隔膜を境にして、上は膏、下は肓である。 膀胱経の膏肓兪は4胸椎で、肓門、胞肓は腰椎、仙骨にあることをも説明できる (取穴) 神闕CV-8(臍)の外5分にとる。 ![]() 直刺0.5~1.5寸 |
| KI-17 | 商曲 |
(ショウキョク) 胃痛、疝痛、腹膜炎、食欲不振 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 (取穴) 肓兪の上2寸、下CV-10の外5分にとる 直刺0.5~0.8寸 |
| KI-18 | 石関 |
(セキカン) 胃痛、シャックリ、便秘、産後腹痛。 大便不通、不妊症、腹痛、気結腸満。 調理腸胃の作用。 「石」=頑固な疾病。 「関」=物が通らないこと。 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 直刺0.5~0.8寸 |
| KI-19 | 陰都 |
(イント) 胃カタル、胃アトニー、腹鳴、腹痛、便秘、嘔吐。 心悸亢進、喘息、咳嗽。 別名(食宮)。胃腑の両側にある陽明胃経と交わる。 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 直刺0.5~0.8寸 |
| KI-20 | 腹通谷 |
(ハラノツウコク) 嘔吐、下痢、腹部膨満、腹痛。 脾胃の疾患を治す要穴。 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 “谷の道は脾に通ず”《内経》 直刺0.5~0.8寸 |
| KI-21 | 幽門 |
(ユウモン) 胸痛、ゲップ、嘔吐、下痢。 調理胃腸の作用。 「幽」=暗い、隠す。 胃の上口(幽門)にあるので。 足の少陰腎経の脈気がここから腹に流れ込んでゆく。 足の少陰腎経と衝脈の交会穴。 斜刺0.5~0.8寸 |
| KI-22 | 歩廊 |
(ホロウ) 肋間神経痛、胸膜炎、気管支炎。 咳嗽、気喘、嘔吐、胸脇部の腸満感。 宣肺理気の作用。 「歩」=ゆっくり進む。 「廊」=ぐるぐる廻る通路。 足の少陰腎経の脈気はこの経穴からゆっくりまわりながら、胸中に入っていく。 横刺0.5~0.8寸 |
| KI-23 | 神封 |
(シンポウ) 肋間神経痛、胸膜炎、気管支炎、乳腺炎。 宣肺理気、寧心安神の作用。 心痛、咳嗽、気喘、乳癰、胸脇部の脹満感。 「封」=領界、境界線で区切られた世界の意味。 胸の正中の脇にあり、心に近い 心臓が体表に投影する部位は第2肋間~第4肋間までの間。心は神を蔵すので、「神」「霊」などの字をつけた。 (取穴) 第4肋間、中CV-17の外2寸にとる。 横刺0.5~0.8寸 |
| KI-24 | 霊墟 |
(レイキョ) 脇肋痛、咳喘、嘔吐、乳腺炎。 宣肺理気、寧心安神の作用。 心痛、咳嗽、気喘 横刺0.5~0.8寸 |
| KI-25 | 神蔵 |
(シンゾウ) 気管支カタル、喘息、肋膜炎、狭心症、肋間神経痛。 寬胸順気、降逆定喘の作用 咳嗽、気喘、煩悶、嘔吐、食欲不振 (取穴) 第2肋間、紫宮CV-19の外2寸にとる。 ![]() 横刺0.5~0.8寸 |
| KI-26 | 中 |
(イクチュウ) 咳喘、胸痛、嘔吐。 横刺0.5~0.8寸 |
| KI-27 | 兪府 |
(ユフ)![]() 喘息、気管支カタル、 咽喉カタル、甲状腺腫。 横刺0.5~0.8寸 |
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足の少陰腎経は、 足の第5趾下から起こり、足の裏を通って内くるぶし(内踝)の後方から下肢内側を上行する。恥骨上縁から臍のかたわらを通って、器官、ノドを経て舌に入る。 分枝は肺から心臓をめぐり胸の中央で心包経に交わる 足の少陰腎経は、 膀胱経の分かれを受けて、足の小指の下から起こり、足の裏を通ったうえ、足の内側面を上りて背中を貫いて腎に帰属し、膀胱にまとう。1つは腎より上って肝、横隔膜を貫いて肺に入り、気管、喉頭、舌根などへ行き、また1つは肺から出て心をまとい、胸の中に注ぐようになっている。 |
| 十四発揮 |
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