地黄(じおう) |
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| 関連情報 |
「熟地黄」「生地黄」 |
| 【基原】 | 中国原産で、栽培される多年草。 ゴマノハグサ科の多年草ジオの根。 l(酒浸)して汁を絞り、9回蒸して9回晒したのを=「熟地黄」陰干ししたものを=「生乾地黄」という。 m新鮮な地黄を炙って乾かし、外皮が硬くなり、全茎が軟らかくなったものを 「乾地黄」or「生地黄」という。 生地黄に黄酒を加えて蒸したり晒したりを繰り返し、内外ともに黒くなって表面にシワが出るようになり、素質が柔らかく粘り着くようになったものを「熟地黄」という。 <1>熟地黄は滋腎・補血・寳ク・益髄に、(滋陰・補血) <2>生乾は精・血の補強に効く。(補陰・清熱・涼血・止血)丸薬、酒に浸したものいずれも良い。 |
| 【成分】 | アミノ酸 iridoid配糖体:catalpol phytosterol 糖類 |
| 【薬理作用】 | <1>血糖降下作用 <2>強心利尿作用 <3>抗菌作用 |
| 地黄の薬能&出典 | ||
| 《神農本草経》 | ||
| “折跌絶筋、傷中を主り、血痺を逐い、骨髄を填じ、肌肉を長じ、湯と作して寒熱積聚を除き、痺を除く” | ||
| 《薬性提要》 | ||
| “生地黄:火を瀉し、血逆を治す” | ||
| “乾地黄:血を生じ、血を涼し、経を調え胎を安ず” | ||
| 《古方薬品考》 | ||
| “生地黄:滋補、熱を解し、を消す” | ||
| “生地黄汁:血腑を清涼にする” | ||
| “乾地黄:主として血を滋し、虚を補う” | ||
| “熟地黄:膚を潤し、腎気の虚を補う” | ||
| 《重校薬徴》 | ||
| “血証及び水病を主治す” “仲景氏の地黄を用うるや、唯四方のみにして、血証及び水病を治するや断然として明らかなり。且治を施すの法、血と水を別にせざること亦明らかなり。水と血とは素と類を同うするなり。唯赤きときは則ち之を血と謂い、白き時は則ち水というのみ。余嘗て内径を読むに、曰く、汗は血の余りなりと、問うて曰く、血の余にして汗白きは何ぞや。答えて曰く、肺は皮毛を主り、肺の色白きなり。故に汗白きなりと、此れ五臓配当の論にして疾医の言に非ざるなり。夫れ汗の白く、血の赤き、其の然り所以のものは得て知る可からざるなり。刃の触るる所其の創浅しと雖も血必ず出ずるなり。暑熱の酷、衣被厚きときは汗必ず出ずるなり。皆身中より出て或いは汗となり、或いは血となる。孰れか其の理を知らんや。知る可からず。置いて論ぜず。唯其の毒の在る所を視て治を致す。是れ疾医の道なり” |
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| 「血証」=出血・貧血など血の方からくる証《大塚敬節》 | ||
| “李時珍曰く、熟地黄は乃ち後人の復た蒸晒する者にして諸家本草は皆乾地黄を指して、熟地黄と為すと。按ずるに本邦の薬舗は、乾地黄を以て生地黄と為す亦非なり。乾は乾燥の謂なり。乾姜の如き是れなり。生とは新鮮の名にして生姜の如き是れなり。故に古人の所謂生地黄は新鮮にして汁有るなり。仲景氏の用うる所、特に乾地黄一品のみ。其の熱と云うは後世の好なり。用うべからず。” | ||
| 《中薬大辞典》 | ||
| “干地黄:滋陰、養血。陰虚発熱、消渇、衂血、血崩、月経不順、胎動不安、陰傷の便秘を治す” | ||
| “熟地黄:滋陰、補血。陰虚血少、腰膝痿弱、労嗽骨蒸、遺精、崩漏、月経不順、消渇溲風、耳聾、目昏” | ||
| 【薬対】 | 『乾地黄+黄U』 『乾地黄+m葉』 『熟地黄+山薬』 『熟地黄+当帰』 |
| 配合 処方 |
<1>熟地黄 金水六君煎 四物湯 都気丸 八珍湯 六味地黄丸 <2>乾地黄 黄土湯 T帰膠m湯 三物黄U湯 八味地黄丸 |
| 地黄(じおう)の効能効果 | |
| 健康長寿 | 常用すると健康長寿を保てる。 「根をきれいに洗って汁を絞りだして煮る、そして白蜜を入れて又煮て膏をつくって梧子大の丸剤。 空腹時に温酒で30丸づつ、1日3回服用。ニンニク・大根・鉄器を避ける。」 |
| 髪黒く | 熟・乾ともに、丸・醸酒服。 |
| 地黄酒方 | 「糯米1斗を100回洗って地黄(生)3斤を粉末にして混ぜて蒸す。この後適当に麹を入れて醸造する。」《医学入門》 |
| 生血・潤液 | 生・熟とも、すべて生血・潤液させる。 |
| 五労・七傷 | 五労・七傷を治し、気力を充実させ、虚損を補う。 「酒を作って飲んでも、作丸して常服しても良い。」 |
| 産褥 | 「産褥には、とかく地黄剤の証が多く出るものである。産褥熱、腎盂炎、肺結核などで体温が高くて、口舌がひどく乾燥し、手足に煩熱の状があれば、三物黄U湯、小柴胡湯加地黄、炙甘草湯などの地黄剤の証でないかよく診察するがよい。冷たいものに足を当てると気持が良いと言う。これは血熱のためだと古人は説明している。この手足の煩熱は地黄剤を用いる大切な目標である。」《大塚敬節》 |