痔瘻(じろう)
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クローン病」「痔核」「痔出血」「脱肛」「病気」「食道静脈瘤」「静脈瘤」「イボ痔

(じろう)
痔瘻
肛門の周囲にあるポケット状の組織に便が入り込み、大腸菌などが感染して起きる痔瘻。肛門近くに孔が開く痔で、下痢することが多い男性によく見られる。あな痔とも呼ばれる。痔瘻は30歳代までの若い人によく見られます。また、痔核(いぼ痔)は一般に長い期間をかけてできるのですが、痔瘻は突然現れる急性のものです
子供の痔瘻、
大半は
手術不要
「生後2ヶ月のS君。肛門のすぐ横が腫れてきたといって、母親が驚いて外来に連れてこられた。おしりをふこうとすると痛がった泣くという。
見ると、肛門の右横が2cmほどの大きさに赤く腫れ上がっており、さわると痛がる、肛門周囲膿瘍という、膿がたまった状態であった。
肛門周囲膿瘍といった肛門の病気は、大人の病気と思われがちだが、赤ちゃんもよくかかる。肛門陰窩という、肛門のすぐ上のくぼみからばい菌が入り込み、肛門のすぐ横の皮膚の裏に膿がたまった状態である。ほとんどが男の子に起こり、生後1ヶ月から3ヶ月の間に発症のピークがある。
また、母乳栄養児や、排便回数の多い場合に起こりやすいといわれている。熱が出ることは少なく、全身状態は良好である。放置すると、自然に破れて膿が出てくるが、その前に気付くことが多い。
注射針で皮膚に小さな穴を開け、膿を逃がしてやり、肛門の周りを清潔に保つことで多くの場合は治ってしまう。肛門陰窩と皮膚の間に膿の流れる菅が完成されてしまった状態を痔瘻といい、繰り返し腫れて膿が出てくることも多いが、1、2歳頃までには腫れなくなってくる。
大人の痔瘻との多きな違いは、ほとんどの場合、手術をしなくても治ってしまうことである。しかし、1、2歳を過ぎても膿が出続けると、手術が必要なことがある
【民間療法】 ○ケイトウ・ドクダミ・ニワトリ・ニンニク・フキ・ワタ・ワレモコウ


痔瘻の漢方薬
漢方薬あれこれ
  1. 黄蓍建中湯
  2. 荊芥連翹湯
  3. 桂枝加芍薬湯
  4. 桂枝加朮附湯
  5. 四君子湯
    1. ○○氏痔を患う多年、肛門潰爛し、時に膿血を出し、臭比なし。面色萎黄、肢体倦怠、諸薬無効なり。四君子湯黄蓍・槐角を以て100余剤与え服し、全く癒える。《方読便覧》
  6. 十全大補湯
  7. 秦艽防風湯
    1. 便秘の傾向があって、排便の時に疼痛を発し、ときどき膿がたまって、しかも体力は相当に充実している者によい。
      痔瘻ばかりでなく、痔核で痛み出血するものによい。通じの具合で大黄は加減する(漢方診療医典)
  8. 排膿散及湯
  9. 排膿散料
  10. 八味地黄丸
  11. 竜胆瀉肝湯
  12. 六味丸


肛門周囲膿瘍の漢方薬
漢方薬あれこれ
  1. 黄蓍建中湯(慢性化)
  2. 桂枝加朮附湯(慢性化)
  3. 桂枝茯苓丸(裏熱、血)
  4. 十全大補湯(慢性化)
  5. 十味敗毒湯
  6. 大黄牡丹皮湯(裏熱、血)
    1. 本方は初期に局所の腫脹疼痛が著しく、高熱を発し、便秘していて腫れ・痛みとともに尿閉を起こしているといような緊迫している時に用いされる。
      本方で便通がつくと腫脹疼痛がすみやかに去って、切開の必要がないことが多い。大黄と芒硝は各6.0gくらい多い方がよい。
      本方は実証で、下部に緊張性の炎症や化膿症があり、腫脹、疼痛、発熱があり、便秘して下腹部に腫瘤または堅塊があり、体力の充実しているときによい。それゆえ、体質の虚弱な者には用いられない。
      大塚氏は肛門周囲炎で便閉と尿閉を起こした57歳の男性が、激痛のため眠れず、腹が裂けそうだと苦しみ呻っているのに導尿したあと、本方を用いたところ、3~4回下痢のあと、膿汁を多量に下し、諸症すみやかに軽快したという(漢方診療医典)
  7. 托裏消毒飲
    1. 体質虚弱で大黄牡丹皮湯や騰竜湯が用いられず、もしくは排膿後、慢性に経過して痔瘻を残し、稀膿の止まないものに用いる。伯州散を兼用する(漢方診療医典)
  8. 腸癰湯(裏熱、血)
  9. 騰竜湯
    1. 本方は大黄牡丹皮湯に苡仁、朮、甘草を加えたもので、だいたい同じような場合に使われるが、やや病状が緩慢で、あるいは日数を経過して、慢性に移行する徴候がある場合によい。便通のぐあいによっては、大黄、芒硝を加減する(漢方診療医典)
  10. 排膿散及湯